
「眼圧がなかなか下がらず、点眼が1本、2本と増えてきた…」
「視野の欠けが少しずつ広がってきている気がして怖い…」
「眼の痛みや重み、かすみがつらい…」
「病院で『経過を見ましょう』と言われたけれど、ただ待つだけでいいの?…」
「ストレスが多いと、目の調子まで悪くなる気がする…」
眼圧が正常範囲を越えて視神経が傷み、視野が少しずつ欠けていくのが「眼圧上昇型の緑内障」です。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、眼圧上昇型の緑内障は、漢方の体質ケアで改善の手応えを感じやすいタイプと考えています(実際の症例はこのページの後半でご紹介します)。
眼科の点眼治療と並走しながら、「なぜ眼圧が上がってしまうのか」という根本的な『眼房水(水の流れ)』『自律神経の乱れ(ストレス)』『内臓や眼の疲れ』に着目し、眼圧が上がりにくい身体づくりを漢方で優しくサポートいたします。
眼圧上昇型緑内障とは?原因と西洋医学の対応
【太陽堂における眼圧上昇型緑内障の漢方サポートまとめ】
- 原因: 西洋医学では「眼房水の分泌と排出のバランスの崩れによる眼圧の上昇」とされるが、漢方ではその背景に「自律神経の乱れ(気滞)」「水の滞り(水毒)」「内臓や眼の疲れ(肝虚・熱)」の乱れがあると捉える。
- アプローチ: 点眼治療は必ず続けていただいたうえで、ストレスを除く漢方薬、水の流れを良くする漢方薬、眼の炎症や内臓の疲れを取る漢方薬を用いた煎じ薬で根本的な体質改善を目指す。
- 目安期間: 体質によるが、早い方で1〜3ヶ月で「眼の疲れ・かすみ」「眼圧の数値」に変化を感じ、そこから数ヶ月〜年単位で「視野の欠けを進めない・眼圧を安定させる」状態をじっくり育てていくケースが多い。
眼圧上昇型緑内障とは
眼圧(目の中の圧力)が正常範囲(10~21mmHg)を越えていて、緑内障を発症しているのが「眼圧上昇型の緑内障」です。
緑内障では「視神経乳頭(ししんけいにゅうとう)」の「陥凹(かんおう:へこみのこと)」が進み、「視神経線維」の数が減ってくる事が多いです。
「高眼圧症」や「正常眼圧緑内障」との違い
目の状態によって、診断名が異なります。
| 疾患・状態 | 眼圧の数値 | 視神経(視野)の異常 |
| 眼圧上昇型緑内障 | 高い(21mmHg超) | 異常あり(視野欠損) (※このページで解説しています) |
| 高眼圧症 | 高い(21mmHg超) | 異常なし |
| 正常眼圧緑内障 | 正常範囲内(10〜21mmHg) | 異常あり(視野欠損) ▶ 正常眼圧緑内障の専門ページへ |
眼圧上昇型緑内障の原因
主な原因としては、
・眼房水の流れの悪さ
・食生活の変化
・パソコンなど目を酷使する事が増えた事
・コンタクトレンズの着用
・ストレス
などです。この中でも「眼房水(がんぼうすい)」の滞りが大きな原因と言われています。(眼房水は、角膜・水晶体・硝子体など血管のない組織に栄養を与える役割があります。)目を使う機会が多くなる事で、房水の分泌と排出のバランスが崩れて眼圧が高くなる場合が多いです。
太陽堂が考える「眼圧上昇型緑内障」の傾向
多くの「眼圧上昇型緑内障」の方に漢方薬を出させて頂きましたが、
・ストレスが多い
・白目が濁っている(若干「黄色」に近い)
という特徴の方が多い傾向にあります。
①「自律神経の乱れ(ストレス)」:ストレスが多いと、血圧が上がる事と同じく眼圧も上がりやすい傾向があります(※血圧と眼圧は完全に連動するわけではありません)。
②「白目が濁っている」:内臓(特に肝臓や胆のう)の疲れや、眼の筋肉の疲れ・眼の炎症が出ている方が多くなってきます。これらの症状は目の疲れに繋がり、目の状態が悪化するという方が多い傾向です。
眼圧上昇型緑内障の症状
症状としては、
・視野欠損(視野の一部が欠けて見えにくくなる)
・視野の欠けが広がっていく可能性
・視力の低下
などになります。その他にも「眼の痛み」「眼の重み」「眼の硬さ」などが気になる方も多いです。視神経は一度障害されると元には戻らないので、進行する前のケアが何より大事になってきます。
【西洋医学(病院)での一般的な治療】
眼科での治療の柱は、「眼圧を下げる点眼薬(プロスタグランジン関連薬など)」です。効果が足りなければ点眼の種類が1本、2本と増えていき、それでも眼圧が下がらない場合はレーザー治療や手術が検討されます。そして数ヶ月ごとの「視野検査」で、前回の結果と比べて視野の欠けが進んでいないかを確認していきます。
点眼は目を守る大切な治療です。ただ、「点眼で一度下がったのに、また上がってきて本数が増えていく」という繰り返しに悩まれ、当薬局へご相談に来られる方が少なくありません。
【薬剤師コラム①】「点眼で下がっても、また上がってくる」のはなぜ?
担当薬剤師:前原 信太郎(調剤薬局での勤務経験あり)
「点眼で眼圧は一度下がったのに、しばらくするとまた上がってきて、気づけば点眼の本数だけが増えていくんです」というご相談を、店頭で本当によくお受けします。
点眼薬は眼圧を直接下げてくれる、治療の柱となる大切なお薬です。必ず続けてください。ただ、点眼が働きかけているのは「目」だけで、眼圧を押し上げている「身体の側の要因」——ストレスによる自律神経の乱れ、水の流れの滞り、内臓や眼の疲れ——はそのまま残っています。ここが整わないままだと、眼圧がまた上がりやすい状態が続いてしまうのです。
だからこそ太陽堂では、点眼と並走しながら、「眼圧が上がりにくい身体の土台」を漢方で整えることをご提案しています。目だけでなく、身体ごと整える。これが体質ケアの受け持ちです。
太陽堂の漢方アプローチ|「水の流れ」と「ストレス」から眼圧を考える
原因の部分でも書きましたが、「自律神経の乱れ(ストレス)」「眼の筋肉の疲れ」「眼の炎症」「内臓の疲れ」が眼圧上昇に繋がります。そのため、原因に合わせた漢方薬を選定していく事が大事です。お一人おひとりの体質に合わせて、主に以下の3つのタイプからアプローチします。
| お悩みのタイプ | 漢方的な見立て | 太陽堂の漢方アプローチ(働き) |
| ストレスが多い 肩こり・首こりが強い、イライラしやすい | 自律神経の乱れ(ストレス) ストレスが多いと、血圧が上がるのと同じように眼圧も上がりやすい傾向があります。目の周りの筋肉の緊張にもつながります。 | 【ストレスを除く漢方・眼の筋肉を緩める漢方】 自律神経の緊張をゆるめ、目に余計な圧がかかりにくい状態を整えます。 |
| むくみやすい 雨の日や低気圧で不調が出やすい | 水の流れの滞り(眼房水) 眼房水の分泌と排出のバランスが崩れ、目の中の水はけが悪くなって眼圧が上がっている状態。 | 【水の流れを良くする漢方】 身体全体の水分代謝を整え、目の中の水が滞りにくい環境を目指します。 |
| 白目が濁っている(黄色っぽい) 眼の疲れ・炎症、身体の疲れが抜けない | 内臓(肝臓・胆のう)と眼の疲れ・炎症 内臓の疲れや眼の炎症が目の疲れに繋がり、目の状態を悪化させている状態。白目の濁りはそのサインです。 | 【内臓の疲れを取る漢方・眼の炎症を改善する漢方】 身体の内側の疲れと炎症を取り、目が回復しやすい土台を作ります。 |
この中の何種類かを併用して出す事が多いです。その方々の体質に合わせてオーダーメイドの漢方薬をお作り致します。
【薬剤師コラム②】「悪化した気がする」と「進行」は、同じではありません
担当薬剤師:林 泰太郎(調剤薬局・漢方専門薬局での勤務経験あり)
目のご相談で、私がすべての患者さまに共通してお伝えしている鉄則があります。それは、「目は『良くする』ことよりも、『これ以上悪化させない』ことが何より大事」だということです。緑内障はまさに、この考え方で向き合う病気です。
そしてもう一つ、不安をやわらげる大切なお話を。「最近、前より見えにくくなっている気がする」という自覚と、緑内障の進行は、必ずしもイコールではありません。見えにくさの自覚には年齢による白内障や老眼の変化も混ざるため、視野検査で「前回と変わっていない」のであれば、緑内障そのものは悪化していない可能性が高いのです。
だからこそ、視野検査や眼圧の結果用紙は捨てずに保管して、「前回との比較」をご自身でも追えるようにしておきましょう。ご相談の際にお持ちいただければ、漢方を組み立てる大切な手がかりにもなります。
この内容以外にも「太陽堂が考える眼科疾患」についてお話しを書いています。どうぞ参考にされて下さい。
眼圧上昇型緑内障の症例
症例①(昭和39年生、女性)|眼圧17〜20が下がり、視野狭窄も進まず1年で治療終了
- 【ご相談時の状態】眼圧が17~20と正常値範囲内ですが、最近になり眼圧が上昇してきているとのこと。1年ほど前から視野狭窄も出てきているので改善が見られればとご相談に来られました。視野狭窄は右目の視野が狭くなっており、最近病院で「眼圧上昇型の緑内障」と診断されたそうです。ドライアイも気になるとの事で並行して出させて頂く事に。
- 【太陽堂の提案】①ストレスを除く漢方薬、②ドライアイの漢方薬(目を潤す作用のある漢方薬)の2種類を出させて頂きました。
- 【経過】
- 1ヶ月後: 眼圧が13まで下がったとの事。ドライアイも少しですが改善を見せていました。
- 6ヶ月後: 病院に行くと緊張することもあり眼圧は16程になってしまっていましたが、ここより上がる事はなく視野狭窄も進んでいませんでした。
- 10ヶ月後: 前の月に血圧も下げる漢方薬を追加した事もあり、眼圧が14まで低下。ドライアイもほぼなくなってきたとの事でした。
- 1年後: 調子も良いのでご本人の希望により一度治療終了とさせて頂きました。眼圧も安定しているとの事。順調に改善が見られたので引き続きこの調子で過ごせると何よりですね。
症例②(昭和37年生、男性)|眼圧24が15〜17へ、視野の欠損部分も減少
- 【ご相談時の状態】何年か前に病院の検診で「緑内障(高眼圧)」と診断。症状が気になるようになってきた為ご相談に来られました。症状としては「視野欠損」と「左眼のかすみ」が気になるとの事。眼圧は「右眼24・左眼24」になり少しずつ見えない部分が出てきているとの事でした。
- 【太陽堂の提案】①ストレスを除く漢方薬、②眼の水の流れを良くする錠剤、③炎症を取る漢方薬の3種類を組み合わせて出させて頂きました。
- 【経過】
- 1ヶ月後: 眼のかすみに関してはまだ出ているが、体調がすごく良くなったとの事。身体も元気になっているとの事でした。
- 2ヶ月後: 炎症を取る漢方薬を微調整した所、眼のかすみも改善しているとの事。前回同様調子も悪くないとの事でした。
- 3ヶ月後: 先日眼圧を測った所、「右眼15・左眼17」まで改善が見られていたとの事。右眼の3つあった欠損部分が1つまで減っていました。
- 4ヶ月後: 疲れ目はあるが、眼圧も「右眼17・左眼16」と安定しているとの事。少しの上下はあるものの調子自体は良いとの事でした。現在も体質改善に向け漢方薬服用中になります。
※効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。
患者さんの声に他の患者様の症例ものっています。(患者さんの声 高眼圧症・緑内障)
どうぞ参考にされて下さい。
眼圧上昇型緑内障・漢方サポートについてのよくある質問(Q&A)
眼科の点眼薬と一緒に漢方薬を飲んでも大丈夫ですか?
はい、もちろん併用可能です。というより、点眼を続けることが大前提です。
点眼薬が眼圧を直接管理して目を守り、漢方薬が「眼圧を押し上げている身体の側の要因」を内側から整える——という役割分担で並走します。点眼を自己判断でやめたり減らしたりすることは、絶対にしないでください。お薬手帳をお持ちいただければ、詳しく飲み合わせを確認いたします。
このまま視野が欠けていかないか怖いです。放っておくとどうなりますか?
緑内障は進行すると「視野狭窄」や「視野欠損」が広がり、日常生活に大きな支障が出る可能性のある病気です。自然治癒する事も難しいと思います。
そして、一度障害された視神経は元に戻りません。だからこそ「これ以上進行させない」ための早めのケア——点眼と定期検査の継続、そして身体の側の土台づくり——が何より大事になります。
漢方薬が目に効くイメージが持てないのですが…
漢方薬は内側から治していくものになります。
特に「眼圧上昇型緑内障」は「自律神経の乱れ(ストレス)」が原因の事も多いので、対症療法よりも体質から治していく事が大事です。実際の症例のように、眼圧の数値の変化として現れてくる方も多くいらっしゃいます。
漢方薬のお値段はどのくらいですか?
ご希望される生薬や状態によって異なりますが、1週間あたり5000円前後が目安になっております。
その他にも疑問に思ったことがあればお気軽にお問い合わせください。

関係性の深い病気;ご相談も多数いただいております。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。





