肺アスペルギルス症を治す事は可能です。

 
難治性の疾患と言われている肺アスペルギルス症。
 
抗真菌薬も効かない「アスペルギルス菌」もいます。

肺が悪くなる前に・症状が悪化する前に、改善していく事が大事になってきます。
 
「肺アスペルギルス症は治ります。」
 
ぜひ一度ご相談下さい。

肺アスペルギルス症とは

「アスペルギルス菌」が何らかの原因で増殖することにより起こる病気を「肺アスペルギルス症」と言います。
 
アスペルギルス菌は「糸状真菌」で、「常在菌」の一種です。
 
「常在菌」とは多くの人の体内に共通して存在し、普段は病気を起こさない微生物になります。
 
大きく分けると
 
①慢性肺アスペルギルス症(肺に基礎疾患がある)
②侵襲性肺アスペルギルス症(全身の免疫機能が著しく低下している)
③アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)(アレルギー反応を起こしている)
 
3つに大別する事が出来ます。
 
こちらでは「慢性肺アスペルギルス症」について書いていきますので、「侵襲性肺アスペルギルス症」と「アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)」はそちらのページをご覧ください。
 

 

慢性肺アスペルギルス症の原因

 
他の肺疾患の基礎疾患があり、併発してしまう肺アスペルギルス症を「慢性肺アスペルギルス症」と言います。
 
基礎疾患としては、
 

 
などです。
 
基礎疾患により肺に「炎症がおきたり」「肺に空洞化が出来る」事で菌が入りこみ繁殖してしまいます。
 

慢性肺アスペルギルス症の症状

症状としては
 
○痰や咳
○息苦しさ
○体重減少・食欲不振
○発熱
○血痰・喀血
 
などになります。
 
特徴としては「膿性の痰」の事が多く、「痰を出す為の咳」をします。
 
「痰を出す為の咳」は横になると出やすい為、酷い時は睡眠の妨げになり、体力の低下に繋がってしまいます。
 
ただ上記の症状は基礎疾患でもおこることが多い為、「慢性肺アスペルギルス症」からきているかはわからない事が多いです。
 

慢性肺アスペルギルス症の漢方薬

基本の漢方薬としては「菌を除去する漢方薬」を使用していきます。
 
病院では、非結核性抗酸菌症(肺マック症)のお薬「クラリス」「アゾール系抗真菌薬」は併用できません。
 
ただ漢方薬では「どちらの治療も並行して行う事が可能」です。
 
それ以外は症状により変わってきます。
 

咳や痰が酷い方

咳や痰の種類として「膿痰」の事が多いです。
 
「膿痰」は東洋学的には「乾燥の咳」という部類になります。
 
「乾燥の咳」の場合、「肺を潤す煎じ薬」を出させて頂く事が多いです。
 

発熱・疲れが酷い方

発熱は東洋学的には、「疲れ」からくる事が多いです。
 
その為、疲れを取る「脾虚に対する煎じ薬」を出していく事で改善が見られていきます。
 
脾虚とは身体の疲れになり、微熱・体重減少・食欲低下などに症状に繋がります。
 
その他「呼吸困難」「胸痛」などの症状がありますが、原因を特定して漢方薬を服用して頂く事が重要になってきます。
 

血痰・喀血が酷い方

血流の流れが悪くなり、諸症状がおきている可能性が高いです。
 
状況に応じながら「血流を良くする漢方薬」「止血の漢方薬」を使っていきます。
 
基本的には「血流を良くする漢方薬」を使い、血痰・喀血が出ている時は「止血の漢方薬」を使います。

肺アスペルギルス症(肺真菌症)の症例

症例(昭和40年生 女性)

20年ほど前に気管支拡張症、非結核性抗酸菌症と診断。
調子が悪くなかったので暫くは経過観察をしていましたが、半年前に調子が悪くなった為病院に行った所、「肺アスペルギルス症(肺真菌症)」と診断、こちらにご相談に来られました。
 
症状としては、朝方や横になると酷くなる咳や痰との事。
病院ではブイフェンド(ボリコナゾール)と言われる抗真菌薬を出され飲んでいたが、症状に変わりがないとおっしゃっていました。
 
漢方の種類としては、
 
①菌を除去する漢方薬(抗真菌の効果がある漢方薬と非結核性抗酸菌症に効果がある漢方薬2種類)
②免疫を上げる漢方薬
③肺を潤す煎じ薬
 
の4種類を組み合わせて出させて頂きました。
 
漢方服用開始から1ヶ月、痰の量も減り・咳の数も半分くらいまでになっているとの事。
効いている感じはあるとおっしゃって頂けました。
 
漢方服用開始から6ヶ月、咳・痰ともに最初の1/5ぐらいまで減っているとおっしゃって頂けました。
全くでないという事はないが、大分楽になっているとの事。
 
漢方服用開始から9ヶ月、この1年間で一番調子が良いとの事でした。
咳も痰もほとんど出ていないとの事。
 
体調良く過ごされているようで安心いたしました。
最初気にされていた緑色の痰もほとんど出る事がなくなり食欲も増えているとの事。
引き続き今の調子で過ごせると何よりですね。
今も根治に向け治療中です。