間質性肺炎を治す漢方薬

 
難病指定にもなっている「間質性肺炎」(特発性間質性肺炎)。
 
一度硬くなってしまった肺は元に戻らないと言われています。
 
「線維化を治す漢方薬」で硬くなった肺を元に戻しましょう。

 

間質性肺炎とは

なんらかの原因で「肺の間質や肺胞の壁に炎症」がおこり、線維成分が増えて「線維化」が進んでいく病気になります。
 
肺は「実質」「間質」という2つに別れ、
 
「実質」が酸素と二酸化炭素を交換する場所
 
「間質」がその間を繋ぐ場所
 
になります。

「線維化」が進む事で肺全体が柔軟さを失って硬化し、肺が十分に膨らまなくなる事で「酸素の交換」が上手くいかなくなります。
 
原因不明の場合が多く原因不明の「間質性肺炎」を「特発性間質性肺炎」と言います。
 

間質性肺炎の原因

一般的な肺炎の原因は、細菌やウイルスです。
 
「間質性肺炎」の場合、原因が特定出来ない事が多く特定できるのは4割くらいと言われています。
 
特定できる原因としては、「ウイルス・細菌」「膠原病」「ほこりやペットの毛などのアレルゲン」「喫煙」「薬」などです。
 
それ以外の原因は不明となっていて「特発性間質性肺炎」と言われています。
 

意外に多い?薬での副作用で「間質性肺炎」。

「免疫抑制剤」や「抗がん剤」の副作用で「間質性肺炎」と書かれている事が多いです。
 
薬の副作用でおこる「間質性肺炎」を「薬剤性間質性肺炎」と言います。
 
「薬剤性間質性肺炎」は、漢方薬でも出た事のある副作用です。
 
問題視されている漢方薬は「小柴胡湯」ですが、「小柴胡湯」は肺にも使う漢方薬になっているのです。
 
その「小柴胡湯」の中の「黄ゴン」が問題と言われています。
 
ただ野生品の質の良い「黄ゴン」であれば「間質性肺炎になる事はなく、太陽堂では「薬剤性間質性肺炎」は一人も出したことはありません。

特発性間質性肺炎の種類

 
特発性間質性肺炎は大きく分けると6種類に分ける事が出来ます。

○特発性肺線維症(IPF)
○特発性非特異性間質性肺炎(INSIP)
○呼吸細気管支炎関連間質性肺疾患(RB-ILD)
○剥離性間質性肺炎(DIP)
○特発性器質化肺炎(COP)
○急性間質性肺炎(AIP)
 
最も多いのが「特発性肺線維症(IPF)」になり、「特発性間質性肺炎」の半分は「特発性肺線維症(IPF)」です。
 
「特発性肺線維症(IPF)」は、基本的には「間質の線維化」が徐々に悪化していく病気になりますが、呼吸の機能が急激に悪化する事もあります。
 
急激に悪化する時に死亡率が上がるので気を付けないといけません。
 

間質性肺炎の症状

一般的な症状としては、
 
・乾いた咳(痰が絡まない咳)
・息苦しさ
・薄い痰
 
と言われています。
 
「息苦しさ」に関しては、肺が硬くなり肺の機能が失われる為起こる可能性が高いです。
 
ただ咳に関してはその方々によって違うのかなと思います。
 
東洋学的に「乾咳」「濃い痰」の事が多く、薄い痰が出るわけではありません。
 
一概に症状は特定できないと思っています。 

間質性肺炎の漢方薬

 
基本の漢方薬としては
 
「野ブドウ製剤」
 
「肺の炎症を止める漢方薬」
 
の2種類を使っていきます。
 
「野ブドウ製剤」は線維化を治す漢方薬ではありますが、炎症を止めないと線維化はどんどん進んでしまいます。
 
炎症を止める為にはその方の「症状にあった漢方薬」(咳が酷いのか息苦しさが酷いのか)を服用する事が大事になってきます。
 

息苦しさが酷い場合

「呼吸を楽にする漢方薬」を使っていく事が多いです。
 
「肺」と「心臓」は密接に関係している為、「肺と心臓を改善する漢方薬」を使っていきます。
 

乾いた咳(痰が絡まない咳)の場合

「肺の熱を取る漢方薬」を使っていく事が多いです。
 
肺に熱がこもっている為、咳が出ている状態です。
 
熱を取る事で咳を止めていきます。
 

膿痰が出る咳の場合

「膿性痰(濃い緑色の痰)」「痰を出す為の咳」で苦しまれている方は、「排膿作用」「去痰作用」が強い「肺を潤す漢方薬」を使わせて頂きます。
 
東洋学的には空咳の場合は、多量の膿性痰(濃い緑色の痰)で苦しまれる事が多いです。

間質性肺炎の症例

症例①(昭和25年生 女性)

咳が出ていた為、病院に行った所、間質性肺炎と診断。
 
そんなに激しい症状はないが、良くなればという事でご相談に来られました。
 
症状としては咳になり、特に昼間が一番出やすいとおっしゃっていました。
 
漢方の種類としては、
 
①肺の炎症を取る漢方薬
②肺の線維化を治す錠剤
 
の2種類を併用して出させて頂きました。
 
漢方服用開始から4ヶ月、4ヶ月前に1620だったKL-6の数値が530まで下がっていたとの事。
咳も改善が見られてきているとおっしゃって頂けました。
 
漢方服用開始から11ヶ月、一時期調子が悪くなりKL-6の数値が1600まで戻ってしまいましたが、今は調子良く過ごされているとの事でした。
 
漢方服用開始から1年3ヶ月、咳の調子も良くほとんど出ていないとおっしゃって頂けました。
 
引き続き根治に向け漢方服用中になります。
 

症例②(昭和38年生 男性)

5年ほど前に病院の検査で間質性肺炎と診断。
 
風邪後の咳が続いてしまい、痰も絡むとの事でご相談に来られました。
 
医大の検査でKL-6が1000を超えていたとの事。
 
咳や痰も出てしまい身体がきついとおっしゃっていました。
 
漢方の種類としては、
 
①肺の炎症を取る漢方薬
②肺の線維化を治す錠剤
 
の2種類を併用して出させて頂きました。
 
漢方服用開始から2ヶ月、咳が少し少なくなっているとの事。
改善が見られてきているとおっしゃって頂けました。
 
漢方服用開始から6ヶ月、咳が減ってきているとの事。
調子は良いとおっしゃって頂けました。
 
引き続き根治に向け漢方服用中になります。
 

症例③(昭和25年生 女性)

1年ほど前に調子が悪くなり病院に行った所、検査入院になり気管支カメラなどにより「間質性肺炎」と診断。
 
ステロイド療法で治療を始めていましたが、漢方薬での治療も併用したいとの事でご相談に来られました。
 
漢方の種類としては、
 
①肺の炎症を取る漢方薬
②肺の線維化を治す錠剤
 
の2種類を併用して出させて頂きました。
 
漢方服用開始から1ヶ月、症状も落ち着きステロイドも減量になったとの事。
順調にきているとおっしゃって頂けました。
 
漢方服用開始から5ヶ月、体調も安定しているとの事で身体も動かし始めているとの事。
順調に来ているとおっしゃって頂けました。
 
引き続き根治に向け漢方服用中になります。