バセドウ病(甲状腺機能亢進症)

バセドウ病(甲状腺機能亢進症)の方が多くご来局頂いています。

顏のほてりや大量の汗が突然出てきて気になる…
 
動悸や手の震えが続いてて辛い…
 
眼球が出てきて人前に出たくない…
 
場合によっては日常生活にも支障をきたす
 
辛い症状に悩まれている「バセドウ病(甲状腺機能亢進症)」の方が多くご来局頂いております。
 

バセドウ病(甲状腺機能亢進症)の漢方薬

太陽堂ではバセドウ病(甲状腺機能亢進症)の原因を
 
自己免疫の過剰反応
環境などの変化によるホルモン分泌の乱れ
 
と考えており、
 
自己免疫の過剰反応が考えられる場合は「免疫機能を整える漢方薬」を。
 
環境などの変化によるホルモン分泌の乱れが考えられる場合は「ホルモン分泌を整える漢方薬」を選別していきます。
 
また、甲状腺腫や眼球突出を伴う場合は「腫瘍(腫れ)を鎮めていく漢方薬」を合わせてお組みします。
 
腫瘍」という言葉に驚かれると思いますが、漢方薬をしっかり服用していくことで鎮めていけるケースもあります。
 
西洋薬では甲状腺ホルモンの過剰な分泌を抑える薬(チアマゾールなど)の服用が基本となります。
 
長期で服用していくと腎臓や肺などの機能障害や血管炎を発症することも。

胎盤や母乳を介して胎児に移行、または流産などの可能性もありますので、授乳中・妊娠中(希望の方も含めて)は服用を避けた方が望ましいです。
 
放射線によって甲状腺を破壊し、甲状腺ホルモンの分泌を抑える「放射性ヨウ素内用療法(アイソトープ治療)」は効果も実証されていますが、「甲状腺機能低下症」の副作用を伴う可能性があります。

手術や西洋薬の前に一度ご相談くださいね。

バセドウ病(甲状腺機能亢進症)とは

バセドウ病とは甲状腺が極めて活発に働き、甲状腺ホルモンが過剰に作られることで発生する諸症状の疾患を指します。
 
20~40歳代の女性が発症する割合が高く、男女の比率は1:5ほどです。
 
バセドウ病(甲状腺機能亢進症)の症状は
 
・手の震え
・過剰な発汗、首より上のほてり
・下痢
 
などがありますが、慢性になると
 
・不眠
・焦り、落ち着きのなさ
・疲労感
 
といった精神的症状も伴います。
 
その他にバセドウ病では特徴的な3つの症状があります。
 
・眼球突出
・甲状腺腫(喉仏あたりの腫れが出てくる)
・頻脈
 
このようにかなり多くの症状がありますが、太陽堂では一人一人の症状に合わせて漢方薬を選定していきます。

バセドウ病(甲状腺機能亢進症)と妊娠の相関性

バセドウ病により血液中の甲状腺ホルモン値が高い状態では、流産早産妊娠腎(妊娠中毒症)などのリスクが高まると言われています。 
 
そのため、妊娠を希望される方は甲状腺ホルモンの数値をコントロールする必要があります。
 
太陽堂ではバセドウ病を治療中の方でも「流産のリスクを下げる漢方薬(安胎薬)」のご提案が可能です。
 
婦人科疾患や子宝相談も合わせて行っていますので、詳しくはご相談ください。

バセドウ病(甲状腺機能亢進症)の症例

症例(平成3年生 女性)

半年前から体の不調を感じ、病院で検査した所「バセドウ病」と診断。
お薬(メルカゾール®など)を服用中だが症状が強くなっているため、太陽堂にご相談に来られました。
 
症状は「眼球突出」「まぶたの腫れ」「下痢」が気になるとのこと。
最近ではまぶたの腫れが強く、まつ毛が眼球に触れて痛みがあるとのでした。
 
【お渡しした漢方薬】
①腫れを鎮める漢方薬
②ホルモン分泌を整える漢方薬
 
その結果、漢方薬服用開始して下記のような経過を辿られました。
 
【2か月目】
まぶたの腫れが少し引いてきたとのご報告。
 
【4か月目】
眼球突出が少し改善されたとのこと、まつ毛が眼球に触れなくなってきたとのことでした。
 
漢方服用から悩まれていた症状の鎮静が見られて安心しました。

Q&A(良くある質問)
 
特にお問い合わせの多い内容を「担当薬剤師の前原」がお答えいたします
 
Q.震えや動悸の他にイライラや不安もあります、全て漢方薬で良くなるのでしょうか?
 
A.震えや動悸の身体的症状、イライラや不安にあたる精神的症状、どちらも漢方薬で良くなる方は多いですよ。
一人一人の症状に合わせて漢方薬を選定していきます。
 
Q.病院のお薬との併用は可能ですか?
 
A.基本的には時間をずらして服用して頂ければ問題ありません。
その他にも気になることがありましたらご相談ください。
 
Q.妊娠を考えています、漢方薬は妊娠中でも服用できますか?
 
A.妊娠をご希望、または妊娠中の方でも「流産のリスクを下げる漢方薬(安胎薬)」をお組みしています。
詳しくはご相談くださいね。
 
Q.漢方薬のお値段はどのくらいですか?
 
A.その方の症状や使われる漢方によって異なりますが、1週間あたり5000円前後からが目安となっております。
 
その他にも疑問に思ったことがあればお気軽にお問い合わせください。
東京新宿の漢方薬局太陽堂のお問合せ
太陽堂の特徴
 
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
 
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
 
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
 
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
 
「担当薬剤師」 前原 信太郎
 
「学術発表 実績」 2017年 2021年 学術発表
 
調剤薬局の薬剤師として6年間勤めました。
漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。
調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。
 

 

※症状や効果効能は個人差があります。同等の効果を保証するものではないので、ご了承ください。