ベーチェット病

ベーチェット病の方が多くご来局頂いています。

湿疹や口内炎がよくでてきて…
 
陰部にも潰瘍があり、とても悩んでいる…
 
良くなってもまた発症してしまう…
 
再発を繰り返すため長い間悩まれることの多い「ベーチェット病」
 

ベーチェット病の漢方薬

はっきりと原因は分かっていませんが、「免疫バランス」「生活環境」が関与していると言われています。
 
免疫バランスが原因の場合は「免疫を整える漢方薬」を。
 
また、主に炎症性疾患であるため「炎症を抑える(熱を鎮める)漢方薬」を選別していきます。
 
後ほどお話しますが、その方の体質に合わせて「血を補う漢方薬」を使っていくこともあります。

ベーチェット病とは

全身の至る所に繰り返し炎症潰瘍が生じる疾患です。
 
発症しやすい部位として
 
口腔粘膜

外陰部
皮膚
 
などがあり、症状が長期にわたって出たり治まったりを繰り返します。
 
主に30~50代の方に多く、女性の発症率が割合高いです。

ベーチェット病の原因

現代医学でも原因ははっきりと分かっていませんが、「遺伝による免疫バランス」が「環境要因」と絡まることで発症すると考えられてます。
 
東洋学的な観点からみると、太陽堂では以下の原因があると考えています。
 
胃熱、肺熱
血熱
血虚
 
分かりやすく言いますと胃熱や肺熱、血熱は「血液や内臓の熱」を指し、その熱が体内にこもると炎症や潰瘍などの症状に繋がります。
 
血虚は「血の不足」を指し、血の巡りが上手くいかなくなると炎症などの症状が出てきます。
 
そのため、症状や体質に合わせて「熱を鎮める漢方薬」「血を補う漢方薬」も使っていきます。
 
他にも感染症や、病院の薬によって発症すると考えられています。 

ベーチェット病の症例

症例(昭和19年生 女性)

数年前より身体の所々に症状が出ていたため、病院で診察を受けた所「ベーチェット病」との診断。
 
病院の薬で様子を見ていたが改善が見られなかったため、太陽堂にご相談に来られました。
 
症状は「口内炎」「肋骨、足首の化膿や炎症」が気になるとのこと。
 
軽いうつを患っていたこともあり、より症状が辛く感じるとのことでした。
 
漢方の種類は、
 
①免疫を整える漢方薬
②炎症を抑える(熱を鎮める)漢方薬
 
を出させて頂きました。
 
漢方服用開始から4ヶ月、炎症はあるが化膿は少なくなってきたとのこと。
 
漢方服用開始から10ヶ月、当初に比べて炎症が少なくなってきたとのことでした。
 
漢方服用開始から2年、症状がほぼ出なくなったとのこと。
漢方量を減らして様子をみていくとのことでした。
 
悩まれていた症状に改善が見られてなによりです。
この調子で鎮静していくと良いですね。

Q&A(良くある質問)
 
特にお問い合わせの多い内容を「担当薬剤師の前原」がお答えいたします
 
Q.病院のお薬で治らなかったのに漢方薬で良くなりますか?
 
A.漢方薬にて症状の改善が見られている方もいらっしゃいます。
体質を改善していくことで再発予防も可能ですよ。
 
Q.遺伝的なものと言われて原因がはっきりしませんが、それでも大丈夫ですか?
 
A.お身体の状態やヒアリングシートの内容から漢方薬を選んでいきます。
こちらで症状に合いそうな漢方薬を選ぶので安心してください。
 
Q.良くなっても漢方薬をやめることで、再発してしまいますか?
 
A.体質改善も踏まえて漢方薬を服用していくことで、中止後も再発を防いでいる方もいらっしゃいます。
詳しくはご相談ください。
 
Q.漢方薬のお値段はどのくらいですか?
 
A.ご希望される生薬や状態によって異なりますが、1週間あたり5000円前後が目安になっております。
 
その他にも疑問に思ったことがあればお気軽にお問い合わせください。
東京新宿の漢方薬局太陽堂のお問合せ
太陽堂の特徴
 
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
 
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
 
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
 
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
 
「担当薬剤師」 前原 信太郎
 
「学術発表 実績」 2017年 2021年 学術発表
 
調剤薬局の薬剤師として6年間勤めました。
漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。
調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。
 

 

※症状や効果効能は個人差があります。同等の効果を保証するものではないので、ご了承ください。