高プロラクチン血症とは

文字通りプロラクチンが正常値以上になってしまっている状態になります。(正常値は15ng/ml以下。)
二人目不妊の一番の原因が「高プロラクチン血症」になります。
二人目不妊とは、文字通り「一人目は妊娠・出産できたのに、二人目をなかなか妊娠できない」という不妊症になります。
ここ何年かで二人目不妊の相談が6%から16%まで増えてきているそうです。

高プロラクチン血症の原因

プロラクチンは脳下垂体から分泌されるホルモンで、生殖排卵妊娠授乳などと深い関係があります。
特に授乳に大きく関係しているホルモンになり、プロラクチンが乳腺を刺激する事で乳汁の分泌を促します。
また、授乳期に排卵を抑制し次の妊娠を抑えるのも、プロラクチンの働きによるものです。

高プロラクチン血症が原因の二人目不妊は、一人目の子供の授乳によりプロラクチンが高くなり、そのままプロラクチンの値が落ちないという事が原因になってきます。

他にも

・ピルや抗うつ剤などのドーパミンを抑える薬を長期間服用する事での薬剤性高プロラクチン血症

・ストレスなどが原因によるホルモンの乱れからくる機能性高プロラクチン血症

・プロラクチンが出る脳下垂体に腫瘍が出来る事による腫瘍性高プロラクチン血症

などがあります。

高プロラクチン血症になると

・妊娠していないのに乳汁が出る。
・不妊(稀発月経、無排卵月経・無月経・無排卵等)
・流産

などの症状が起こる可能性があります。
高プロラクチン血症は、排卵障害の原因の約20%を占めるといわれています。

高プロラクチン血症の漢方薬

基本的には、
 
「プロラクチンを調節する漢方薬」
「オ血を改善する漢方薬」
 
の2種類を組み合わせて使う事で改善する事が多いです。
 
オ血とは血液の巡りの悪さになり、そこが改善すると「プロラクチン」も正常に戻りやすくなります。

高プロラクチン血症の症例

症例(昭和48年生 女性(当時30代後半))

結婚して3年になるが、中々子宝に恵まれないとの事。
病院でホルモン検査をした所、高プロラクチン血症が見つかりこちらにご相談に来られました。
 
漢方の種類としては
 
①オ血を改善する漢方薬
②プロラクチンを調節する漢方薬
③血虚を改善する漢方薬
 
の3種類を組み合わせて出させて頂きました。(③は不妊体質に向けての漢方薬になります。)
 
漢方服用開始から3ヶ月、プロラクチンが正常値まで改善が見られたとの事。
体調も全体的に良くなっているとの事でした。
 
漢方服用開始から5ヶ月、生理前の不調が改善、調子が良い日が増えたとの事でした。
プロラクチンは引き続き正常値を維持出来ているとの事。
 
漢方服用開始から7ヶ月、生理予定日になっても生理が来ない為病院に行った所、妊娠を確認。
流産防止に安胎薬を出させて頂きました。
 
流産経験もあったので心配されていましたが、安胎薬を飲んでいた事もあり順調に成長。
無事に出産したとご報告も頂けました。
 

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「担当薬剤師」 前原 信太郎
 
「学術発表 実績」 2017年 2021年 学術発表
 
調剤薬局の薬剤師として6年間勤めました。
漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。
調剤薬局も経験している為、西洋学と東洋学、双方の良いところを踏まえたサポートを心掛けています。

お客様から「ツライ生理痛が改善されたよ」「無事に赤ちゃんに会えました」というお言葉をいただくことが、毎日の励みになっています。

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