アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)

アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)とは

「アスペルギルス菌」に対してアレルギーの起こった状態をアレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)と言います。
 
アスペルギルス菌は「糸状真菌」で、「常在菌」の一種です。
 
「常在菌」とは多くの人の体内に共通して存在し、普段は病気を起こさない微生物になります。
 
アレルギーの反応で上がる「好酸球の増加」「血清総IgE値の上昇」がみられ、即時型皮膚反応が陽性でアレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)と診断されます。
 

アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)の原因

 
多くの場合、「気管支喘息」の患者さんがかかりやすい病気です。
 
「気管支喘息」の20人に1人がアレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)になっています。
 
その原因としては、炎症を止める為の「ステロイド剤」にあると言われています。
 
「アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)」の方は、「気管支喘息」の中でも「ステロイド依存性喘息」の方が多いです。
 
「ステロイド剤」は炎症を取る力が強いですが副作用が強く、特に吸入剤は「口腔内のカビ」の副作用がある為、真菌感染を起こしやすい薬剤になっています。
 
「気管支喘息」の方はステロイドの吸入剤を使っている事から「アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)」になりやすくなっています。
 

アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)の症状

症状としては、
 
○ゼーゼーという呼吸音
○息苦しさ
○咳・痰が出る
 
などと言った喘息症状が出やすくなっています。
 
「気管支喘息」との違いは「痰の色」になり、黄色の痰が出ている事が多いです。
 
「気管支喘息」場合は透明の痰の事が多い為、色の違いは確認しておく事の1つになります。
 

疑問点となる病院の治療方法

 
病院の治療としては、
 
○アレルギーを止める為に「抗アレルギー剤」
○炎症を止める為の「ステロイド剤」
○菌を除去する「抗真菌薬」
 
などを使っていく事が多いです。
 
特に「ステロイド剤」を使う事をおススメしている病院が多いですが、前述しているように「ステロイドの吸入剤」により起こっている可能性も十分考えられます。
 
「ステロイド剤」は根本治療ではなく対処療法になってしまう為、改善していくのは中々難しいと考えられます。
 

アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)の漢方薬

「アレルギーを止める漢方薬」「菌を除去する漢方薬」を中心に治療をしていきます。
 
症状に合わせての漢方薬に関しては、肺アスペルギルス症(肺真菌症)のページに詳しく書いていますのでそちらをご覧ください。
 

 

 
Q&A(良くある質問)
 
特にお問い合わせの多い内容を「担当薬剤師の林」がお答えいたします
 
Q.菌を除去する漢方薬(漢方薬での抗生剤)があるのでしょうか?
 
A.菌を除去する漢方薬としては、今の所「7種類」あり疾患により使い分けをしています。
「ピロリ菌」や「肺マック菌」・「ニキビ」などにも使う事が多い生薬です。
 
Q.病院のお薬と併用しても大丈夫ですか?
 
A.病院のお薬と併用して頂く事は問題ありません。
ただし病院のお薬は副作用が強い為、注意が必要です。
今までの経験からどのようにしていけば良いかご相談にのれますので、一緒に考えていきましょう。
 
Q.このまま放っておくとどうなるの?
 
A.すぐに症状は出ないですが、徐々に進行していく病気になります。
進行していくと咳や痰が止まらなくなるなどの諸症状で苦しまれている方も多いです。
その為、早めに対応していく事が重要になってきます。
 
Q.血を見るのが怖くて…血痰や喀血は改善していきますか?
 
A.ご安心ください。血痰や喀血も改善が見られる事は多いですよ。
その方に合った症状によって漢方薬を使い分ける事により改善していきます。
 
その他にも疑問に思ったことがあればお気軽にお問い合わせください。
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「担当薬剤師」 林 泰太郎
 
「学術発表 実績」 2015年 2016年 2017年 学術発表
 
調剤薬局で三年、漢方薬局で三年働き「漢方薬局 太陽堂」を開局しました。
調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。
病気のお話し、漢方のお話しどんな事でもご相談下さい。
 

 

※症状や効果効能は個人差があります。同等の効果を保証するものではないので、ご了承ください。