乾癬とは

炎症性角化症といわれる疾患の一種です。
皮膚から少し盛り上がった赤い発疹の上に、銀白色のフケのようなもの [鱗屑(りんせつ)] が付着し、ポロポロとはがれ落ちる皮膚の病気です。

国内の患者数は10万人(1000人に1人)以上といわれ、男性では30代、女性では10代および50代での発症が多いようです。
男女比としては、2対1で男性に多いと言われています。

乾癬の原因

原因はまだはっきり分かってはいませんが、遺伝的な要因がその発症に関与していると考えられていました。
しかし、最近は

ストレス
・氣候
食事
生活習慣

などの環境因子が一番の原因と言われています。

一番気を付けるのは食生活

近年油もの白砂糖を使った食事が大変増えてきています。

ハンバーガーや唐揚げなどの油もの。

チョコレートやケーキなどの油・砂糖が多く入っているおやつ。

この様な食事が一番の原因になっているそうです。

また、肉(特に牛肉)は身体に熱を与える為、乾癬を悪化させると言われています。

このような食事は極力気を付ける様にしましょう。

尋常性乾癬の種類

尋常性乾癬

乾癬の患者さんの90%が尋常性乾癬になります。
発疹は、髪際部、肘、膝、腰などのこすれる場所を主にどこにでも出る事があり、かゆみは約50%の患者さんにみられます

膿疱性乾癬

急な発熱とともに、急性に通常の皮膚から膿疱(黄色っぽい膿汁が中に詰まっている水疱)や落屑(皮膚の粉のようなもの)を伴う紅斑が多発します。

関節症性乾癬

関節炎を伴う乾癬です。
関節リウマチに似ていますが、血液検査でリウマチ反応が陰性の場合がほとんどです。

滴状乾癬

細菌感染やウイルス感染に伴い、突然体のいたる箇所に滴状の乾癬の皮疹が多発します。

乾癬性紅皮症

乾癬の紅斑が地図上に融合して、健常な皮膚を残さずにほぼすべての皮膚が紅斑で真っ赤に覆われた状態です。
見た目だけでは中々判断がつきにくい乾癬になります。

乾癬の漢方薬

使っていく漢方薬の種類としては、

解毒
オ血
清熱

の漢方を組み合わせて治療していきます。

上記にもお書きしましたが、乾癬の患者さんは油ものの食事をされている方が多いです。
油の代謝が上手くいかず乾癬の原因の一つになっていると考え解毒をしていきます。

またオ血とは、血の巡りの悪さを指します。
血の巡りを良くする漢方薬清熱作用のある漢方薬で持続性の炎症を抑えていきます。

・通導散
・防風通聖散
・竜胆瀉肝湯
・温清飲
・荊芥連翹湯

紹介している漢方薬は、一部になりその方々に合わせて漢方薬をお作り致します。

尋常性乾癬の症例

昭和24年生、女性

1年ほど前より肘や膝に発疹が出た為、病院に行った所、乾癬という診断。

病院では、ステロイドや飲み薬を出されたが中々改善しないのでご相談に来られました。

原因に解毒オ血があると考えこの2種類の漢方薬にて治療を開始しました。(左の画像→スマホの場合は、一番上)

漢方治療開始から1ヶ月半、症状的には大分良くなっていて赤味も引いてきているとの事。(真ん中の画像→スマホの場合は、真ん中)

漢方治療開始から3ヶ月、後は残っているが見た目ではほぼわからなくなっているので順調に来ているとの事。(右の画像→スマホの場合は、一番下)

治療開始から3ヶ月ほどでほぼ症状が出なくなっていました。
根本治療に向けて今も治療中ですが、非常に早い段階での改善だったので大変驚いています。

(画像は、クリックすると大きくなります。小さくて見えずらい方はクリックして下さい。)

2015061820150806IMG_2222