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アトピー性皮膚炎を漢方で|繰り返す痒み・ステロイドへの不安に

2026 6/23
皮膚疾患
2026年3月1日2026年6月23日
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  3. アトピー性皮膚炎を漢方で|繰り返す痒み・ステロイドへの不安に

「幼少期からアトピーがあり、大人になっても良くなったり悪くなったりを繰り返している…」
「皮膚科でステロイドをもらって塗っているが、だんだん皮膚が薄くなってきた気がする…」
「抗アレルギー薬を飲んでいるが、日中に強い眠気が出て仕事や勉強に支障が出る…」
「ジュクジュクとカサカサが混ざっており、どんなスキンケアをすれば良いか分からない…」

強い痒みを伴う湿疹が、良くなったり悪くなったりを長期間繰り返す「アトピー性皮膚炎」。

かつては「乳幼児期特有の病気で、大人になれば自然に落ち着く」と言われていましたが、近年では一度良くなっても成人してから再発してしまう患者さんが非常に増えています。

「一生ステロイドを塗り続けなければいけないのか」と、終わりの見えないスキンケアに深い不安とストレスを抱えられている方が多い疾患です。

新宿の漢方薬局「太陽堂」では、強いお薬で無理やり表面の炎症を抑え込むだけでなく、「なぜ皮膚のバリア機能が壊れ、アレルギー反応が暴走してしまうのか」という根本的な『胃腸の弱り』や『体内にこもった熱と湿気(老廃物)』に着目し、お薬に依存せず、内側から潤いのある健やかな肌を取り戻すための体づくりを漢方で優しくサポートいたします。

目次

アトピー性皮膚炎とは?西洋医学的な原因と他疾患との違い

アトピー性皮膚炎は、現在20歳以下のおよそ10人に1人が発症していると推測されています。

主な原因は、ご家族からの遺伝による「アトピー素因(アレルギーを起こしやすい体質)」と、皮膚の水分が不足する「ドライスキン(乾燥しやすい素因)」です。このデリケートな土台に、ダニやホコリ、ストレスなどの環境要因が重なることで発症すると考えられています。

「他の皮膚炎」や「蕁麻疹」との違い・見分け方

痒みを伴う疾患はいくつかありますが、アトピーは「湿疹の出方」と「慢性化」に特徴があります。

疾患名症状と見た目の特徴アトピーとの違い・関係性
アトピー性皮膚炎左右対称にできる、カサカサ・ジュクジュクした慢性的な湿疹。単なる乾燥ではなく、「アレルギー体質」が根底にあります。(※このページで解説しています)
自家感作性皮膚炎一つの傷や湿疹から、急激に全身に細かいブツブツが広がる。アトピーの炎症をこじらせた結果、自家感作性皮膚炎を併発してしまうケースが多く見られます。
結節性痒疹ドーム状の「硬いしこり(イボ)」が多発し、強烈に痒い。アトピーを長年掻きむしり続けた結果、皮膚が硬くなって移行してしまうことがあります。
蕁麻疹(じんましん)蚊に刺されたような膨らみ。数時間で跡形もなく消える。アトピーの湿疹は「すぐに消える」ことはなく、長期間肌に留まります。
結節性痒疹
蕁麻疹(じんましん)
自家感作性皮膚炎

【西洋医学(病院)での一般的な治療】

病院(皮膚科)では、過剰な免疫反応を抑えるために「ステロイド外用薬(塗り薬)」や、ステロイドではない免疫抑制剤(プロトピック軟膏など)がメインで使われます。

痒みに対しては「抗アレルギー剤(飲み薬)」が処方されます。近年では、重症の方に対してアレルギーの原因物質を直接ブロックする「生物学的製剤(デュピクセント等の注射薬)」も使われるようになっています。

【薬剤師コラム①】ステロイドの長期連用と「ロキソニン」の影響

担当薬剤師:石川 満理奈(調剤薬局での勤務経験あり)

「ステロイドを長年塗り続けていたら、皮膚が薄くなって赤みが出やすくなりました」というご相談をよくお受けします。ステロイドは優れた抗炎症作用を持つ一方で、「細胞の増殖を抑える作用」もあります。

そのため、長く塗り続けると新しい皮膚が作られにくくなり、皮膚がどんどん薄くなってバリア機能が低下し、細菌などに感染しやすいデリケートな状態になってしまうことがあるのです。

また、頭痛などで「ロキソニン」等の痛み止め(NSAIDs)をよく飲まれる方は注意が必要です。痛み止めは胃腸の粘膜を荒らしやすく、東洋医学では「胃腸(腸内環境)の荒れは、アレルギーの暴走や皮膚のバリア低下に直結する」と考えます。

漢方では、外から無理に抑え込むのではなく、内側から「胃腸を整えて丈夫な皮膚を作り出す力」を育てるアプローチをご提案しています。

太陽堂の漢方アプローチ|「燥(カサカサ)」と「湿(ジュクジュク)」を見極める

東洋医学(漢方)では、アトピー性皮膚炎の症状を大きく「燥(そう:乾燥)」と「湿(しつ:ジュクジュク)」の2つのタイプに分けて考え、季節や時期による悪化のしやすさも踏まえて細かくアプローチを調整します。

アトピーのタイプ漢方的な見立て・特徴太陽堂の漢方アプローチ(働き)
【湿のタイプ】
ジュクジュクして痒い
夏場・梅雨に悪化しやすい
熱と水分の停滞(湿熱・熱毒)
体内に余分な水分と熱(炎症)がこもり、皮膚の表面にジュクジュクとした浸出液となって溢れ出している状態。あせも(汗疹)もこのタイプです。
【熱を冷まし、湿気を追い出す漢方】
こもった過剰な熱をマイルドに冷まし、余分な水分を尿としてスッキリ排出させます。細菌が繁殖しにくい清潔な肌環境を整えます。
【燥のタイプ】
粉を吹き、カサカサする
冬場・乾燥期に悪化しやすい
皮膚の潤いと栄養不足(血虚・陰虚)
ドライスキンがベースにあり、肌をみずみずしく保つための栄養や水分(血・津液)が枯渇して、バリア機能が低下している状態。
【皮膚を潤し、バリアを育てる漢方】
体内に質の良い栄養(血)をたっぷりと補給して皮膚の末端まで届け、乾燥を防いで内側から丈夫な皮膚細胞を育てます。
季節の変わり目に悪化する
胃腸が弱く、疲れやすい
免疫の土台の弱り(脾虚・気虚)
胃腸が弱いため、食べ物から「体を守るエネルギー」を作り出せず、アレルギー反応を起こしやすい状態。
【胃腸を整え、根本的な体質を助ける漢方】
胃腸を芯から温めて働きを助け、トラブルに負けない「免疫の土台」をどっしりと育てます。

【薬剤師コラム②】「甘いもの」とアトピーの深い関係

担当薬剤師:前原 信太郎(調剤薬局での勤務経験あり)

アトピー性皮膚炎の悪化には、「食生活」が非常に深く関わっています。特に注意していただきたいのが「甘いもの(白砂糖)」や「脂っこいもの」の摂りすぎです。

東洋医学では、これらを過剰に摂取すると、体内に「湿熱(ドロドロとした熱を伴う老廃物)」が生み出され、それが皮膚から溢れ出て激しい痒みやジュクジュクを引き起こすと考えます。お母様が妊娠中(胎児がお腹にいる時)に甘いものを多く摂りすぎることも、赤ちゃんのアトピー素因に影響すると言われています。

太陽堂では、単に漢方薬をお渡しするだけでなく、その方の体質に合った「食養生(食べて良いもの・控えるべきもの)」も一緒にお伝えし、二人三脚で根本からの体質づくりをサポートさせていただきます。

アトピー性皮膚炎のお悩みを和らげる漢方サポートの症例

ステロイドが手放せず長年苦しまれていた方が、漢方を取り入れることで「お薬に頼らない穏やかな日常」を取り戻された事例をご紹介します。

事例① 昭和57年生まれ 女性|幼少期からのアトピーと「産後の悪化」

小さい頃から全身に痒みがあり、幼少期からステロイドを使用していました。高校生くらいに一度状態が落ち着きましたが、20代から手の痒みがひどくなり、出産を機に症状がさらに悪化してご相談に来られました。

  • お悩み: 産後の悪化、全身の痒み、ステロイドの長期使用。
  • サポート内容: お客様の体質を細かく確認し、出産で失われた潤い(血虚)を補いながら、皮膚の炎症と痒みをマイルドに鎮める漢方薬をご提案しました。
  • 経過:
    • 7ヶ月後: 時間はかかりましたが、痒みが徐々に落ち着き、夜も眠れるようになってきました。
    • 1年後: 良くなったり悪くなったり(波)を繰り返しましたが、季節に合わせて漢方薬の微調整を行ったことで、大分落ち着きが見られるようになりました。
    • 現在: 最初に比べると湿疹が引き、肌がとても綺麗になってきています。さらにトラブルに負けない体質を目指し、現在も前向きに服用を継続されています。

事例② 昭和60年生まれ 女性|大人になってからの再発と「全身の強い熱感」

5年前から皮膚に症状が出始め、病院で「アトピー性皮膚炎」と診断されました。ステロイド等でコントロールしていましたが、全身の乾燥や湿疹、激しい痒みが強くなりご来局されました。掻きこわした部分は熱を持って腫れている状態でした。

  • お悩み: 成人後の再発、激しい痒み、掻きこわしによる皮膚の熱感と腫れ。
  • サポート内容: 体内にこもった過剰な熱と老廃物(湿熱・熱毒)と見立て、①体に溜まった熱と毒素の排出(解毒)を助ける漢方薬、②痒みや湿疹を穏やかに鎮める漢方薬をご提案しました。
  • 経過:
    • 2ヶ月後: 気になっていた皮膚の熱感(ほてり)がなくなり、痒みがスッと引いてきました。
    • 3ヶ月後: 赤みはまだ残るものの、狂いそうだった痒みがかなり落ち着き、ご自身でも鎮静を実感されました。
    • 2年後: じっくりと体質から向き合った結果、ステロイドを手放しても乾燥や湿疹がぶり返さない丈夫な肌環境が定着し、無事に服用終了(卒業)となりました。

患者さんの声に他の患者様の症例ものっています。(患者さんの声 皮膚疾患)
どうぞ参考にされて下さい。

症例-皮膚疾患 | 新宿の漢方薬局【太陽堂】
蕁麻疹、アトピー性皮膚炎、掌踵膿泡症、尋常性乾癬、にきび(尋常性ざ瘡)・吹き出物などの症例になります。
新宿の漢方薬局【太陽堂】

アトピー性皮膚炎・漢方サポートについてのよくある質問(Q&A)

病院のステロイド軟膏や抗アレルギー薬(飲み薬)と一緒に漢方薬を使っても大丈夫ですか?

はい、もちろん併用可能です。

まずは病院のお薬で今ある激しい炎症や痒みをしっかりとブロックし、日常生活のストレスを減らすことが最優先です。

それと並行して漢方薬で「お薬に頼らなくても潤いを保てる体質づくり」を行うことで、結果的にステロイドを弱いものに変えたり、塗る回数を減らしたりしていくことが期待できます。

大人になってから再発したアトピーでも、体質は変わりますか?

はい、変わる可能性は十分にあります。

成人後のアトピーは、ストレスや過労、食生活の乱れが引き金になっていることが多いため、漢方でそれらの「根本原因(胃腸の弱りや自律神経の乱れ)」を整えることで、穏やかな肌環境を取り戻されている方は数多くいらっしゃいます。

漢方薬を飲み始めて、どのくらいで肌の調子に変化を感じられますか?

炎症の強さやステロイドの使用歴によりますが、早い方であれば1~3ヶ月程度で「夜中に痒くて起きる回数が減った」「皮膚の熱っぽさがマシになった」といった変化を感じられる方が多いです。

薄くなった皮膚がしっかりとターンオーバーで入れ替わり、丈夫なバリア機能を取り戻すには、年単位でじっくりと腰を据えて取り組むことをお勧めしています。

その他にも疑問に思ったことがあればお気軽にお問い合わせください。わせください。

関連するお悩み(皮膚・免疫のトラブル)

アトピー性皮膚炎は、アレルギー体質やストレスなど全身のバランスと深く関わっています。ご自身の症状に近いページもぜひご参照ください。

老人性(乾燥性)皮膚掻痒症
自家感作性皮膚炎
結節性痒疹
蕁麻疹(じんましん)

太陽堂の特徴

”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”

特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)

特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。

特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。

薬剤師紹介

「担当薬剤師」 前原 信太郎

「学術発表 実績」 
2017年 2021年 2025年 学術発表

調剤薬局の薬剤師として6年間勤めました。

漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。

調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。

薬剤師紹介

「担当薬剤師」 石川 満理奈

薬学部を卒業後、調剤薬局に勤務。

より患者さんの体質に沿った治療の選択をできるようになりたいという思いから「漢方の道」へ入りました。

少しでもお力添えできるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。

皮膚疾患
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許可番号:薬局開設許可番号 7新保衛薬第158号

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