掌蹠膿疱症とは

掌蹠膿疱症は、ウミが溜まった膿疱と呼ばれる皮疹が手のひら(手掌)足の裏(足蹠)に数多くみられる病気です。
進行していくと境界がはっきりした紅斑 落屑らくせつ局面に多数の膿疱をもちます。
菌やウイルスに感染している訳ではないので他の方に移る事はありません。

掌蹠膿疱症の原因

原因は喫煙、慢性扁桃腺炎、虫歯、歯肉炎、金属アレルギー(歯)、ビオチンの欠乏などが原因になる事が多いと言われていますが、はっきりとはわかっていません。
年齢・性別では、更年期以降の女性に多いので「女性ホルモンが関係している」とも言われています。

インプラント手術をした後に掌蹠膿疱症になった方も…

金属アレルギーが原因の一つにあげられるように、インプラント手術をしたあと掌踵膿泡症になったという方もいらっしゃいます。
近年、インプラント手術をしている方も多いですが掌蹠膿疱症にならないかが心配ですね…

掌蹠膿疱症の漢方薬

掌蹠膿疱症は、何が原因かを見極めて漢方薬を出させて頂きます。

①解毒症タイプ(解毒能力が低下している人)
解毒能力が落ちている事で症状が出ています。
肝臓の機能を高めたり、油の分解を手助けしてあげる漢方薬を出して治療をしていきます。

②臓毒症タイプ
解毒症タイプとは少し違い、便秘や肥満などの体内に熱がこもっている方が多いです。
上手く体内の熱を逃がしてあげる事で治療をしていきます。

③女性ホルモンタイプ
前述しましたが女性ホルモンが影響している可能性が十分考えられます。
女性で掌蹠膿疱症の方は、このタイプが多いです。

使用する漢方薬。

・温清飲
・防風通聖散
・温経湯

紹介している漢方薬は、一部になりその方々に合わせて漢方薬をお作り致します。

掌蹠膿疱症の症例

昭和31年生、男性

4年ほど前に水泡が出来始め病院に行った所、掌踵膿泡症と診断。
ステロイドを色々試したが、中々改善されない為相談に来られました。
症状としては、指の先、両手のひら、両足の裏及び指に水疱が出きては治るの繰り返し。
禁煙後に多少サイクルは伸びたが、完全に良くなる事はないとの事でした。

漢方の種類は、原因に解毒があると考え

解毒を助けてくれる粉薬2種類

を出させて頂きました。

漢方治療開始から5ヶ月、足の裏の水泡はほとんどなくなったそうです。
手の部分の水泡は多少良くなったが、まだ治りが悪いとの事。

漢方治療開始から1年、足の裏・手の部分の水泡共にほとんどなくなってきたとの事。まだ波はあるが最初に比べるとわからない位少なくなっているとおっしゃっていました。

漢方治療1年半くらいでご本人の希望により治療終了。
治療開始から1年ほどでほとんどの水泡が改善されたので漢方薬が良く効いた患者さんでした。