
「まだ30代なのに、急に顔が熱くなることがある」
「生理前でもないのに、イライラが止まらない」
「生理の周期が乱れてきた…」
病院に行くほどではないけれど、なんとなく調子が悪い。
それはもしかすると、「プレ更年期(若年性更年期障害)」のサインかもしれません。
本来なら40代後半から始まる更年期のような症状が、20代〜30代で現れてしまうこの状態。放置すると、将来の本当の更年期が重くなってしまうこともあります。
今回は、プレ更年期の原因と、漢方で本来のバランスを取り戻す方法について、専門家の視点から解説します。
漢方で整えるプレ更年期(若年性更年期)のアプローチ
漢方では、ホルモン剤で足りないものを補充するのではなく、「自力でホルモンを整える力」を回復させることを目指します。
太陽堂ではプレ更年期(若年性更年期)を
・ホルモンバランスの乱れ
・精神的ストレス
・血流の流れの悪さ
の3つが原因として考えていきます。
ホルモンバランスの乱れと血流の二つを一緒に説明していくと、「血虚」と「オ血」に分けて考えていきます。
栄養不足でフラフラ型(血虚:けっきょ)
- 特徴: 生理周期が早い、経血量が少ない、貧血、めまいなどの「血不足」。
- 漢方のアプローチ: 「血の補充をする漢方薬」をベースに使っていきます。
血の巡りが悪いドロドロ型(瘀血:おけつ)
- 特徴: 生理が長め、レバー状の塊が出る、冷えのぼせ、生理少し前からの不調などの「血流の流れの悪さ」。
- 漢方のアプローチ: 「血流を良くする漢方薬」を使っていきます。
精神的ストレスがかかっている時
特徴: 生理周期がバラバラ、情緒不安定、不安になる事が多い。
漢方のアプローチ: 「自律神経を整える漢方薬」を使っていきます。
太陽堂の「見立て」で原因を特定する
プレ更年期は「病気」というよりは、「少し無理をしすぎていますよ」という体からのSOSです。
同じ「生理不順」や「ほてり」でも、その原因がストレスにあるのか、栄養不足(血)にあるのかによって、飲むべき漢方は全く異なります。
早めに対処することで、将来迎える更年期を穏やかに過ごすための準備にもなります。
若年性更年期障害(プレ更年期)とは?
一般的に更年期は閉経前後の10年間(45歳〜55歳頃)を指しますが、プレ更年期はそれよりも若い20代〜30代、40代前半で更年期のような不調が現れる状態です。
医学的に「卵巣機能が完全に停止している(閉経)」わけではありませんが、ストレスや過度なダイエットなどが引き金となり、ホルモンバランスが一時的に大きく乱れている状態と言えます。
30代でなぜ?プレ更年期を引き起こす3つの原因
なぜ、まだ若いのにホルモンバランスが崩れてしまうのでしょうか。主な原因は以下の3つが考えられます。
1. 「卵巣疲れ」とストレス
仕事や育児、人間関係のストレスは、脳の「視床下部」という場所を直撃します。
視床下部はホルモン分泌の司令塔ですが、ストレスでパニックを起こすと、卵巣へ正しい指令が出せなくなってしまいます。
2. 無理なダイエット・栄養不足
ホルモンの材料は、食事から摂る栄養です。
極端な食事制限や糖質制限を行うと、体が「今は妊娠できる状態ではない」と判断し、生殖機能をセーブしてしまいます。
3. 自律神経の乱れ
スマホの長時間使用や睡眠不足により、自律神経(交感神経)が高ぶり続けると、ホルモンバランスも連動して乱れてしまいます。
「プレ更年期」と「PMS」の違いチェックリスト
「これってPMS(月経前症候群)?それともプレ更年期?」
そう迷われる方のために、違いを整理しました。
| チェック項目 | PMS(月経前症候群)の特徴 | プレ更年期(若年性更年期)の特徴 |
| 症状が出る時期 | 生理の3日〜10日前 | 生理周期に関係なく続く |
| 生理が始まると | スッと治る・楽になる | 不調が続く・スッキリしない |
| 月経周期 | ほぼ規則的 | 短くなった・飛ぶ・量が減った |
| 主な症状 | 胸の張り・腹痛・イライラ | ほてり・大量の汗・不眠・動悸 |
PMSだと思ってケアしていたけれど良くならない場合、プレ更年期の可能性を疑ってみる必要があります。
プレ更年期の症状は「ホットフラッシュ」だけではありません。一見関係なさそうな不調も、ホルモンバランスの乱れが原因の場合があります。
- 生理の変化: 周期が25日以下になった、経血量が減った、ダラダラ続く
- 体の不調: 急な脇汗・寝汗、頑固な肩こり、ふわふわするめまい、動悸
- 心の不調: わけもなく悲しくなる、イライラが抑えられない、仕事の集中力が続かない
「最近、以前の自分と違う気がする…」と感じたら、それは体が休息を求めているサインかもしれません。
更年期障害の症例
症例①(昭和60年生 女性)
最近生理周期が短くなり、動悸が止まらない事があるとこちらに相談に来られました。
症状としては、「生理周期の乱れ」・「動悸」・「貧血」などが気になるとの事。
昔に過度のダイエットはしたことがあるとの事でした。
漢方の種類としては
①「血の補充をする漢方薬」
②「自律神経を整える漢方薬」
の2種類を出させて頂きました。
漢方服用開始から3ヶ月、生理周期も落ち着き、動悸もしなくなったとの事。
調子の良い日が増えたとの事でした。
漢方服用開始から1年、引き続き生理周期も落ち着いていて、動悸もしていないとの事。
体調も良いので今回で服用終了とさせて頂きました。
症例②(昭和55年生 女性)
最近「更年期様症状」が気になるとの事でご相談を受けました。
症状としては、「汗が止まらない」・「生理周期の乱れ」などの症状が気になるとの事。
漢方の種類としては、「自律神経を整える漢方薬」を1種類出させて頂きました。
漢方服用開始から4ヶ月、異常な汗も出なくなり、生理周期も整ってきたとの事。
調子良い日が増えているとの事でした。
漢方服用開始から10ヶ月、引き続き気になる症状もなくなったとの事で、今回で服用終了。
体調良く過ごせているとの事でした。
患者さんの声に他の患者様の症例ものっています。(患者さんの声 更年期症状))
どうぞ参考にされて下さい。
プレ更年期(若年性更年期)に関するよくある質問(FAQ)
お問い合わせの内容を「担当薬剤師の石川先生」がお答えいたします。
ピルを飲んでいますが、漢方と併用できますか?
はい、可能です。ピルで周期をコントロールしながら、漢方で体質改善(冷えやストレスケア)を行い、最終的にピルを卒業される方も多くいらっしゃいます。
病院の検査では「数値は正常」と言われましたが辛いです。
病院の検査は「病気かどうか」を判断するものですが、漢方は「バランスの乱れ」を見ます。数値に現れない不調(未病)こそ、漢方の得意分野です。ぜひご相談ください。
漢方を飲むと、どれくらいで効果が出ますか?
個人差はありますが、睡眠やイライラなどの精神症状は2週間〜1ヶ月ほどで変化を感じる方が多いです。ホルモンバランスや周期の安定には、細胞が入れ替わる3ヶ月〜半年を目安にじっくり取り組むことをおすすめしています。
まとめ:未来の笑顔のために、今できるケアを
「まだ若いから大丈夫」
「みんな我慢しているから」
そう思って無理を重ねてしまうと、心と体のバランスはさらに崩れてしまいます。プレ更年期は、自分自身をいたわるための大切なサインです。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、あなたのお悩みにじっくりと耳を傾け、体質にぴったりのオーダーメイドな漢方をご提案します。
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お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。




