今回ご紹介する漢方薬は「夜尿症」・「寝汗」・「頻尿」などに使う事の多い「小建中湯」です。
「小建中湯」は「体質改善薬」と言われている漢方薬になります。
簡単に説明すると「食事は食べれるのに太れない」という方に使っていくのが「小建中湯」です。
そんな体質改善に使われる漢方薬「小建中湯」の解説していきますね~
「小建中湯」てどんな漢方薬?
「小建中湯」は、
〇桂皮(ケイヒ)
〇芍薬(シャクヤク)
〇生姜(ショウキョウ)
〇大棗(タイソウ)
〇甘草(カンゾウ)
〇膠飴(コウイ)
の6種類からなる漢方薬です。
「腹痛」や「腹満」、「下痢」などに使う「桂枝加芍薬湯」に「膠飴」を追加。
「膠飴」を追加する事で脾虚を改善する作用を強め「筋肉が弱い方」や「虚証の方」に使いやすくしています。
中の生薬を軽く説明していくと「大棗」・「生姜」・「桂皮」により「温める効果」を。
「芍薬」・「甘草」により筋肉を緩める働きをしています。(「芍薬」の量は他の漢方薬と比べても多いです。)
「筋肉をつけ身体を強くしてくれる小建中湯」
どの調べ方をしても「体力をつけ」・「虚弱体質を改善して」と書かれている事が多いですが、正直わかりづらいと思ってしまいました…(笑)
前に師匠に教えてもらった時に、
「筋トレをイメージしてもらうとわかると思うけど、ただ筋肉をつけるだけではダメ。プロテインなどのたんぱく質を食べる事で筋肉も大きくなりやすくなる。そのプロテインみたいなものかな」
と言っていました。(多少わかりやすく書き直しています。(笑))
胃の内臓筋も筋肉なのでその働きを助け、身体を強くしてくれるのが「小建中湯」なんです。
私自身スポーツをしていたので、この説明でわかりやすい~と思いました。(わからないよって方ごめんなさい…)
「夜尿症や頻尿を改善する小建中湯」
「小建中湯」は先ほどの説明でもお話ししましたように筋肉を強める作用があり、内臓筋を強くする働きが。
内臓筋が強くなる事で、膀胱の筋肉も強くなり「夜尿症」や「頻尿」の改善に繋がっています。
胃だけではなく「腸」や「膀胱」の筋肉も強めるってすごいですよね~
実際「小建中湯」を飲んで筋肉質な身体になったという方もいます。
ちなみに小学生の女の子なのですが、腹筋が割れてきたと言う子もいました。(良い事かはわからないですが…)
「小建中湯」 まとめ
「小建中湯」についてご説明させて頂きました。
「体質改善薬」として使われる「小建中湯」になります。
基本的な作用としては筋肉を強める事で「虚弱体質」や「頻尿」・「夜尿症」などの症状に使う事が多いです。
今回ご紹介しました「夜尿症」・「過活動性膀胱(頻尿)」に関しては、ホームページでお話ししています。
ぜひ参考にされてみて下さい。
太陽堂ホームページ 「夜尿症」
太陽堂ホームページ 「過活動性膀胱(頻尿)」
※症状や効果効能は個人差があります。同等の効果を保証するものではないので、ご了承ください。