
「咳と痰がひどく、症状が続いてしまう…」
「胸の痛みや血痰が出てしまう…」
「体重減少や寝汗が続く…」
「ステロイドを減らしたら再発してしまった…」
好酸球性肺炎は、アレルギーに関わる白血球「好酸球」が肺に集まって炎症を起こす病気です。ステロイドで良くなりやすい一方、減らすと再発しやすく、喘息やアレルギー性鼻炎、好酸球性副鼻腔炎を併せ持つ方が多いのが特徴です。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、呼吸器内科での治療(ステロイド・吸入薬など)と併用しながら、アレルギー反応が起きにくい体と、咳と痰・血痰・体力の落ち込みを体の側から整えるご相談を受けています。
【この記事の結論:「好酸球性肺炎」に対する漢方の考え方】
- 不調の正体(原因):西洋医学では「好酸球が肺に集まり、アレルギー性の炎症を起こすこと。原因は特定できないことが多い」とされます。漢方では、アレルギーを起こしやすい体質に、肺にこもった炎症、菌の関わり、体力の消耗が重なった状態と考えます。
- 漢方の考え方:肺の炎症を鎮める漢方薬を基本に、痰の色を手がかりに菌への対応かアレルギーへの対応かを見極め、血痰・微熱・息切れといった症状に合わせた漢方薬を組み合わせて、再発をくり返しにくい体を目指します。
- 対象となる主なお悩み:咳と痰が続く、胸痛や血痰、微熱・体重減少・寝汗、ステロイドを減らすと再発する、手術後の再発。
※太陽堂では、好酸球が関わる病気のご相談を多くいただいています(アレルギー全般・肺・胃腸・心臓の病気など)。該当する方はこのページからお問い合わせください。
好酸球性肺炎とは?西洋医学の原因と病院での治療
好酸球は、白血球の一種で、アレルギーを起こしたときに増える免疫の細胞です。この好酸球が肺に集まって炎症を起こすと、好酸球性肺炎になります。30〜50代の女性に起こりやすく、気管支喘息やアレルギー性鼻炎を併せ持つ方が多くいます。
急性と慢性
- 急性好酸球性肺炎:たばこを吸い始めた直後などに、急な発熱と息苦しさで発症します。
- 慢性好酸球性肺炎:数週間から数か月かけて、咳・痰・発熱・体重減少・寝汗が続きます。喘息のある中年の女性に多いタイプです。
主な症状
- 咳と痰:痰の色が手がかりになります。黄色い痰は菌の感染が重なっているサイン、透明から白い痰はアレルギーの炎症が中心と考えます。
- 発熱・体重減少・寝汗:炎症が長引くと体力を消耗します。
- 胸痛・血痰・喀血:炎症が強い時期に出ることがあります。
- 進むと:肺が硬くなる線維化が起こり、息切れが強くなることがあります。
病院での検査とお薬の分類
血液検査で好酸球の増加を確認し、胸部CTで肺の外側に広がる炎症の影を見ます。気管支鏡で肺を洗った液(BAL)に好酸球が多いことで診断がつきます。原因は特定できないことが多く、お薬・喫煙・寄生虫などが誘因になることがあります。
治療はステロイドの内服が中心で、よく効く一方、減量や中止で再発しやすいのが難しいところです。喘息を伴う方には吸入薬、近年は注射の生物学的製剤(抗IL-5抗体など)が使われることもあります。
一方で、「ステロイドを減らすとまた咳が出る」「副作用で体重が増えてだるい」「鼻の手術をしたのに再発した」といった声も多く聞きます。病院の治療は続けたうえで、体の側から支える方法を探してご相談に来られる方が増えています。
※息苦しさが急に強まった、高い熱が続く、まとまった量の血痰が出た、という場合はすぐに医療機関を受診してください。
漢方での考え方|「肺の炎症」を鎮め、「痰の色」で菌かアレルギーかを見極める
漢方では、好酸球性肺炎を「アレルギーを起こしやすい体質」「肺にこもった炎症」「菌の関わり」「体力の消耗」が重なった状態と考えます。太陽堂では、過敏反応(アレルギー)・肺の炎症・菌の感染の3つを原因と考え、肺の炎症を鎮める漢方薬を基本にしています。
このとき大切なのが痰の状態です。黄色い痰なら菌の感染が重なっていると見て菌に働きかける漢方薬を、透明から白い痰ならアレルギーの炎症が中心と見てアレルギー反応を鎮める漢方薬を合わせます。そのうえで、血痰・喀血には血管を守り血の巡りを整える漢方薬、微熱・体重減少には体力をつける漢方薬、息切れには呼吸を楽にする漢方薬を使います。
| 漢方の見立て | 主な自覚症状と体質 | 太陽堂の漢方アプローチ(働き) |
| アレルギーの炎症 「肺熱(はいねつ)」 | 透明から白い痰、乾いた咳、喘息や鼻炎を併せ持つ、季節で悪化する。 | 【肺の炎症を鎮める漢方薬】と【アレルギー反応を鎮める漢方薬】を中心に組み立てます。 |
| 菌の感染が重なる 「痰熱(たんねつ)」 | 黄色い痰、痰を出すための咳、発熱をくり返す。 | 肺の炎症を鎮める漢方薬に【菌に働きかける漢方薬】と膿を出す働きの漢方薬を合わせます。 |
| 体力の消耗と血の滞り 「気虚(ききょ)・瘀血(おけつ)」 | 微熱、体重減少、寝汗、息切れ、血痰や喀血。 | 【体力をつける漢方薬】と【血管を守り血の巡りを整える漢方薬】を加えます。 |
※漢方薬はお一人おひとりの体質に合わせてお作りします。病院でのお薬の内容をうかがったうえで、最適な組み合わせをご提案いたします。
この内容以外にも「太陽堂が考える肺疾患」についてお話しを書いています。どうぞ参考にされて下さい。
【薬剤師コラム①】痰の色が、組み立てを決めます
担当薬剤師:林(調剤薬局・漢方専門薬局での勤務経験あり)
好酸球性肺炎のご相談で、最初にお伺いするのは痰の色です。黄色なら菌の関わり、透明や白ならアレルギーの炎症が中心と見て、使う漢方薬の軸を決めます。同じ病名でも、ここで組み立てが変わります。
鼻茸や好酸球性副鼻腔炎、喘息を併せ持つ方がとても多いので、鼻とのどの症状も一緒にお伺いします。鼻の炎症を放っておくと、肺の炎症もくり返しやすくなります。
ステロイドの減量で再発した方は、減らす前の体づくりが大切です。検査結果とお薬手帳をお持ちのうえ、お気軽にご相談ください。
【改善実例】太陽堂での体質改善エピソード
ここでは、好酸球性肺炎で咳と痰、血痰、微熱に悩まれていた方が、漢方で体質から見直された実例をご紹介します。
60代・女性|黄色い痰と、たまに出る血痰
- ご相談時の状態:5年ほど前から調子が悪く、最近さらに悪くなったため病院へ行ったところ「好酸球性肺炎」と診断。病院のお薬でも変化が見られないため、ご相談に来られました。咳・痰・血痰があり、痰の色は黄色で、たまに血痰が出てしまうとのことでした。
- 漢方薬によるアプローチ:肺の炎症を鎮める漢方薬、膿を出す働きの漢方薬、血の巡りを整える漢方薬の3種類を組み合わせてご提案しました。
経過:
- 服用開始から2ヶ月:咳・痰ともに出る量が減っているとのこと。血痰も出ることなく過ごせているとのことでした。
- 服用開始から4ヶ月:痰の色も良くなり、黄色の痰は出なくなっているとのこと。調子の良い日が増えていました。
- 服用開始から1年:咳・痰も半分以下になり、調子の良い日が続いているとのこと。だいぶ楽になっているとのことでした。
- 服用開始から2年:症状もほとんど出なくなり、調子が良いとのことで今回で服用終了。体調良く過ごせているとのことでした。
70代・女性|微熱・体重減少・咳、鼻茸も多数
- ご相談時の状態:10年ほど前から症状が気になり、病院で「好酸球性肺炎」と診断。最近になって症状が気になるとのことで、ご相談に来られました。微熱・体重減少・咳が気になり、鼻茸も多数できているとのことでした。
- 漢方薬によるアプローチ:鼻の炎症を鎮める漢方薬と、体力をつける漢方薬の2種類をご提案しました。
経過:
- 服用開始から8ヶ月:咳も減り、体調の良い日が増えているとのこと。微熱も出なくなったとのことでした。
- 服用開始から1年4ヶ月:咳もほとんど出ていないとのこと。微熱・体重減少も落ち着いてきているとのことでした。
- 服用開始から2年2ヶ月:調子が良いとのことで今回で服用終了とさせていただきました。症状もなく過ごせているとのことです。
※効果には個人差があります。体調の変化を感じるまでの期間は、早い方で1〜3ヶ月程度が目安です。
【薬剤師コラム②】ステロイドを減らす前に、再発しにくい体を
担当薬剤師:椙田(病院での勤務経験あり)
好酸球性肺炎は、ステロイドがよく効く分、減らす途中で再発しやすい病気です。「早くやめたい」というお気持ちはよく分かりますが、減らす速さは主治医と決めることで、自己判断で減らしたりやめたりしないでください。
漢方が受け持つのは、減らしていく途中で体調を崩しにくい体づくりです。鼻の炎症、風邪のひきやすさ、食欲と体力が整っていると、再発のきっかけが減ります。鼻の手術をされた方も、手術後の再発を防ぐ体づくりからご相談いただけます。
息苦しさが急に強まったとき、高い熱が続くときは、漢方の出番ではなく受診のタイミングです。落ち着いている時期に、体づくりをご相談ください。
自宅でできるセルフケア・食養生
漢方薬の服用と併せて、アレルギー反応を起こしにくい・体力を落とさない生活を心がけましょう。
- 鼻とのどのケアを一緒に:鼻うがいや加湿で鼻の炎症を抑え、後鼻漏があれば早めに相談を。鼻の炎症は肺の炎症をくり返すきっかけになります。
- たばこと煙を避ける:喫煙の開始が急性の発症のきっかけになることがあります。受動喫煙も避けましょう。
- カビとほこりを減らす:寝具の洗濯、浴室・エアコンの掃除。掃除のときはマスクを。
- 体力を落とさない食事:たんぱく質を意識し、冷たいもの・脂っこいもの・甘いものは控えめに。
- 寝汗・体重・痰の色を記録:変化をメモしておくと、病院でも店頭でも状態を正確に伝えられます。
よくあるご質問(FAQ)
病院のお薬で良くならなかったのですが、漢方で良くなりますか?
「良くなります」とはお約束できません。ただ、店頭では、その方の症状に合った漢方薬を続けることで、咳と痰が減り、再発の間隔が延びた方が多くいらっしゃいます。
病院の治療を続けながら、再発をくり返しにくい体を目標にご提案します。
一度手術をしているのですが、相談できますか?
はい。鼻茸や副鼻腔の手術のあとに再発した方のご相談も多くいただいています。手術後の再発を防ぐ体づくりから組み立てます。
いろいろな症状が出ているのですが、全部良くなりますか?
一度に全部の症状が良くなることは難しいですが、少しずつ整えていきます。優先したい症状があれば、そちらを優先に漢方薬を考えていきます。
病院のステロイドや吸入薬と併用しても大丈夫ですか?
はい、病院のお薬と併用して問題ありません。
病院のお薬で炎症を抑えながら、漢方でアレルギー反応・痰・体力の側を整えていく役割分担です。お薬手帳をお持ちください。
どのくらいの期間で変化を感じられますか?
咳や痰の量、痰の色の変化は、早い方で1〜3ヶ月程度で感じられることがあります。再発しにくくなることや微熱・体重の変化は、半年から1年ほどかけて見ていきます。
費用はどのくらいかかりますか?
目安として、1週間あたり5,000円前後〜(1ヶ月で2万円前後から)とお考えください。相談料は無料です。
体質や組み合わせる漢方の内容によって変わるため、お作りする前に必ず金額をはっきりお伝えし、ご納得いただいてからスタートします。ご予算のご希望も遠慮なくお伝えください。
漢方では、好酸球の数値を下げることを目指すのですか?
数値だけでなく、「症状が出ず、悪くならない状態を保つこと」をいちばん大切に考えています。
店頭では、コップに水をためるたとえでお伝えしています。水があふれる前までは症状は出ませんが、一度あふれると症状として出てきます。体の負担を減らし、あふれにくい状態を目指すのが漢方の考え方です。
好酸球の数値が下がって落ち着く方もいれば、数値は高めでも体が安定していく方もいます。どれくらい数値が下がるかは、やってみないと分からないところもあるため、血液検査の結果を見ながら一緒に判断していきます。ステロイドなど病院のお薬は、自己判断で減らしたりやめたりせず、主治医の先生とご相談ください。
まとめ|再発をくり返しにくい体を、病院の治療と一緒に作る
好酸球性肺炎は、ステロイドで良くなりやすい一方、減らすと再発しやすい病気です。だからこそ、炎症を抑える病院の治療と、再発しにくい体を作ることの両方が大切になります。
病院の治療で炎症を抑えながら、漢方で肺の炎症・アレルギー反応・菌への対応・体力を整える。
この両面からのアプローチで、咳と痰・血痰の不安を減らし、再発をくり返しにくい体を作っていきましょう。
一人で悩まず、新宿の漢方薬局「太陽堂」へどうぞお気軽にご相談ください。

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太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。




