
「鼻が完全に詰まってしまい、食事をしても全く匂いや味がわからない…」
「ドロドロ・ネバネバの鼻水が出続け、喉の奥にへばりついて(後鼻漏)息苦しい…」
「病院で『好酸球性副鼻腔炎』と診断され、ステロイドを勧められたが副作用が怖い…」
「手術をしてポリープ(鼻茸)を取ったのに、数ヶ月でまた再発してしまった…」
「喘息(気管支喘息)も持っていて、鼻の調子が悪いと咳までひどくなる…」
一般的な蓄膿症(副鼻腔炎)とは異なり、免疫細胞の一種である「好酸球(こうさんきゅう)」が副鼻腔の粘膜に異常に集まり、激しい炎症と多数のポリープ(鼻茸)を引き起こす指定難病「好酸球性副鼻腔炎」。
嗅覚障害(においが分からない)が早期から現れることが多く、気管支喘息を合併しやすいという厄介な特徴を持っています。
病院では、炎症を強力に抑えるステロイドの内服や点鼻、あるいは内視鏡によるポリープ切除手術が行われます。近年ではデュピルマブ(デュピクセント)などの生物学的製剤も登場していますが、「手術をしてもすぐに再発する」「ステロイドを飲み続けるのは長期的には不安だ」という現実に直面し、お薬に依存せずご自身の「免疫バランス」と「粘膜の修復力」を根本から整えたいと漢方薬局へとご相談に来られる方が後を絶たない領域です。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、単に一時的に炎症を押さえつけるのではなく、「なぜ好酸球が異常に集まり、ポリープ(塊)を作り出してしまうのか」という根本的な『奥にこもった激しい熱(湿熱)』や『血と水のドロドロとした停滞(瘀血・痰結)』に着目し、体の内側から不要なものを流し出し、鼻の通りと嗅覚を取り戻すための体づくりを漢方でサポートいたします。
好酸球性副鼻腔炎とは?西洋医学の限界と他疾患との違い
【太陽堂における好酸球性副鼻腔炎の漢方サポートまとめ】
- 原因: 西洋医学では「好酸球(免疫細胞)の異常集積による慢性炎症と鼻茸の多発」とされるが、漢方では根本原因を、粘膜の奥にこもった激しい熱「湿熱(しつねつ)」や、その熱で体液がドロドロに固まった塊「痰結・瘀血(たんけつ・おけつ)」と捉える。
- アプローチ: 鼻の奥の熱を強力に冷まし、鼻茸(ポリープ)という物理的な「塊」を穏やかに散らして流し出す生薬を用いた煎じ薬で、根本的な体質改善を目指す。
- 目安期間: 症状の深さや罹患期間によるが、早い方で1〜3ヶ月で「鼻の通りが良くなった」「少し匂いを感じる時がある」と感じ、半年〜年単位でじっくりと、ポリープが小さくなり嗅覚が戻る穏やかな状態を育てていくケースが多い。
好酸球性副鼻腔炎は、成人に発症することが多く、原因は完全には特定されていません。単なる細菌感染ではなく、体質の根幹に関わる免疫異常がベースにあります。
「一般的な副鼻腔炎(蓄膿症)」や「アレルギー性鼻炎」との違い
鼻づまりや鼻水を引き起こす疾患は他にもありますが、原因と現れる症状が大きく異なります。
| 疾患名 | 主な症状と特徴 | 好酸球性副鼻腔炎との違い・関係性 |
| 好酸球性副鼻腔炎 | 強い嗅覚障害、多発する鼻茸(ポリープ)、粘り気の強い鼻水。喘息の合併。 | ステロイドや手術でも**非常に再発しやすい(難治性)**のが特徴です。(※このページで解説しています) |
| 一般的な副鼻腔炎 (蓄膿症) | 黄色や緑色の膿のような鼻水、頬や額の痛み、嫌なニオイ。 | 主に「細菌感染」が原因で、マクロライド系抗生物質などが有効です。 ▶︎ [副鼻腔炎・蓄膿症の漢方サポート詳細へ](※内部リンク) |
| アレルギー性鼻炎 (花粉症など) | 透明でサラサラの鼻水、くしゃみの連発、目のかゆみ。 | ポリープが多発したり、完全に匂いが分からなくなることは少ないです。 ▶︎ [花粉症・アレルギー性鼻炎の漢方サポートへ](※内部リンク) |
| 後鼻漏 (こうびろう) | 鼻水が喉の奥に流れ落ち、咳払いや痰が絡む。 | 好酸球性副鼻腔炎が原因で引き起こされる「非常に不快な状態」のことです。 ▶︎ [後鼻漏の漢方サポート詳細へ](※内部リンク) |
【西洋医学(病院)での一般的な治療】
病院での治療は、ステロイド薬(プレドニゾロンなど)の内服や点鼻が中心となります。一般的な副鼻腔炎で使われる抗生物質はほとんど効果がありません。鼻茸が充満して息苦しい場合は内視鏡による鼻茸切除手術が行われますが、手術後も数年以内に再発する確率が非常に高く、長くお付き合いすることの多い疾患です。近年は注射薬(デュピクセント)も使われますが、高額な医療費や通院の負担があります。
治療方針については主治医の先生とご相談いただくことが大前提ですが、「手術の再発ループから抜け出したい」「ステロイドを減らしていける土台を作りたい」と、漢方の併用をご希望される方が多くいらっしゃいます。
【薬剤師コラム①】手術で「塊」を取っても再発する理由
担当薬剤師:石川(調剤薬局での勤務経験あり)
「手術でポリープ(鼻茸)を綺麗に取ってもらったのに、半年でまた鼻が詰まり出して匂いが分からなくなりました」と、絶望的なお気持ちでご相談に来られる方が本当に多いです。
好酸球性副鼻腔炎における鼻茸は、ただの「おでき」ではありません。体の中で暴走している免疫(好酸球)が、粘膜で激しい炎症を起こし続けた『結果』として生まれたものです。
手術で物理的に鼻茸を切り取っても、「なぜそこに好酸球が集まり、炎症を起こすのか」という体質(東洋医学でいう『湿熱』や『痰結』)がそのままであれば、雑草の根が残っているのと同じで、すぐにまた新しい鼻茸が生えてきてしまいます。
漢方薬の役割は、メスで切り取るのではなく、「鼻茸を育てる土壌(炎症の熱とドロドロの血流)を綺麗に洗い流し、塊を内側から穏やかに散らしていくこと」です。これが、手術後の再発を防ぐための最大の鍵となります。
太陽堂の漢方アプローチ|「炎症の熱」を冷まし、「塊(ポリープ)」を散らす
東洋医学(漢方)では、好酸球性副鼻腔炎の根本原因を、粘膜の奥にこもった激しい熱「湿熱(しつねつ)」、その熱によって体液が煮詰まってできたゼリー状の老廃物「痰結(たんけつ:これが鼻茸の正体と考えます)」、そして免疫異常を引き起こす体質の偏りと捉え、お一人おひとりの鼻水の色や症状に合わせてアプローチします。
太陽堂では、以下の3つが大きな原因と考え、漢方薬を選んでいきます。
- 鼻茸(ポリープ)の存在
- 鼻の激しい炎症(好酸球の浸潤)
- アレルギー(免疫)の異常や菌の二次感染
| お悩みのタイプ | 漢方的な見立て | 太陽堂の漢方アプローチ(働き) |
| 鼻が完全に詰まっている 匂いが全く分からない | 老廃物の塊と血行不良(痰結・瘀血) 長引く炎症によって粘膜が腫れ上がり、ポリープ(鼻茸)という物理的な「塊」を作って嗅裂(匂いを感じる部分)を塞いでいる状態。 | 【塊(ポリープ)を取り、粘膜の腫れを引かせる漢方】 「塊を取る漢方薬(化痰散結・活血)」を用いて滞った血流を促し、鼻の中に多発する鼻茸を穏やかに散らして小さくし、嗅覚への通り道を開きます。 |
| 黄色〜緑色のドロドロした鼻水 喉にネバネバへばりつく(後鼻漏) | 奥にこもった熱と膿(湿熱・二次感染) 好酸球の炎症に加え、細菌の二次感染などが起き、ドロドロとした熱(膿)がこもって喉へ流れ落ちている状態。 | 【熱を冷まし、鼻の炎症(膿)を取る漢方】 「膿を除く漢方薬(清熱解毒)」で奥にこもった不自然な熱を強力に冷まし、膿をサラサラにして排出させます。菌感染がある場合は「菌を除去する漢方薬」を併用します。 |
| 透明〜白色の粘り気のある鼻水 喘息の症状も出やすい | 免疫バランスの乱れと水分の停滞(肺気虚・水毒) アレルギー反応がベースにあり、免疫(好酸球)が過敏になっている状態。透明な鼻水は「冷え(水毒)」も絡んでいます。 | 【免疫を整え、アレルギーを抑える漢方】 「アレルギーを整える漢方薬」を使用し、肺や胃腸の働きを助けて免疫バランスを正常化し、気管支や鼻粘膜の過敏性を鎮めます。 |
※この内容以外にも「太陽堂が考える鼻疾患」についてお話しを書いています。どうぞ参考にされて下さい。
▶︎ [太陽堂が考える鼻疾患 ~病名ではなく「今の症状」と向き合う~ | 新宿の漢方薬局【太陽堂】](※内部リンクを設定)
【薬剤師コラム②】「嗅覚障害(においが分からない)」は諦めないで
担当薬剤師:林(調剤薬局・漢方専門薬局での勤務経験あり)
「もう何年も食事の味がわからず、料理をしていても焦げた匂いすら気づけなくて危険です」という、嗅覚障害による生活の質の著しい低下は、好酸球性副鼻腔炎の最も辛い症状の一つです。
「もう神経が死んでしまっているから治らない」と諦めている方も多いですが、好酸球性副鼻腔炎による嗅覚障害の多くは、神経そのものが死んだわけではなく、「多発した鼻茸(ポリープ)や粘膜の強烈な腫れが、匂いの成分をキャッチするセンサー(嗅裂)に蓋をしてしまっている」ために起こります。
つまり、漢方で炎症の熱を取り、鼻茸という「蓋」を穏やかに散らして空気の通り道を開けてあげれば、何年越しであっても再び匂いを感じられるようになる可能性は十分にあります。「昨日、ふとコーヒーの匂いがわかって涙が出ました」という喜びの声をいただく瞬間が、私たちにとっても何より嬉しい時です。
好酸球性副鼻腔炎のお悩みを和らげる漢方の症例
「手術しても再発した」「匂いが全くわからなかった」という方が、漢方を取り入れることで「鼻づまりが解消し、嗅覚を取り戻された」事例をご紹介します。
症例①(50代女性)|20年来の不調、鼻づまりと後鼻漏による咳
20年ほど前から調子が悪く、ここ最近更に調子が悪くなったため病院に行った所、「好酸球性副鼻腔炎」と診断。病院の治療で様子を見ていましたが、症状が続いていたためご相談に来られました。
症状としては「鼻づまり」「鼻水」「嗅覚障害」とのこと。後鼻漏もあり、それが原因で咳も出ているというお辛い状態でした。
- お悩み: 20年来の不調、頑固な鼻づまり、嗅覚障害、後鼻漏による咳。
- サポート内容: 粘膜の激しい炎症と、慢性化したポリープの存在と見立て、①鼻の炎症を取る漢方薬、②塊を取る漢方薬、③菌を除去する漢方薬の3種類を組み合わせて出させて頂きました。
- 経過:
- 2ヶ月後: 鼻詰まりが良くなり、調子の改善が見られているとのこと。鼻水もまだ出ますが、量は少なくなってきました。
- 4ヶ月後: 匂いもするようになり、鼻の詰まりもさらに良くなっています。引き続き鼻水も減少傾向でした。
- 1年後: 鼻詰まり・鼻水・嗅覚障害ともに調子が良いとのこと。「大分楽になりました」と実感されました。
- 2年後: 症状もほとんど出なくなり、調子が良いとの事で今回で服用終了(卒業)。20年来の症状でも、体質から整えることでしっかりと改善できました。
症例②(50代女性)|10年来の嗅覚障害と多数の鼻茸(ポリープ)
10年ほど前から症状が気になり、病院で「好酸球性副鼻腔炎」と診断されていました。最近になり症状が気になるとの事でご相談に来られました。
症状としては「嗅覚障害」「後鼻漏」「鼻づまり」が気になるとのこと。病院で「鼻たけも多数出来ている」と言われたそうです。
- お悩み: 10年来の嗅覚障害、多発する鼻茸、後鼻漏、鼻づまり。
- サポート内容: 鼻茸による物理的な閉塞と、こもった熱(湿熱)と見立て、①鼻の炎症を取る漢方薬、②塊を取る漢方薬、③菌を除去する漢方薬を組み合わせて出させて頂きました。
- 経過:
- 1ヶ月後: 鼻詰まりが良くなり、嗅覚を感じる時も出てきたとのこと。調子の良い日が増えてきました。
- 8ヶ月後: 嗅覚が大分戻ってきました。「匂いがなく味がしなかったのに、食事の味がするようになった」と大変喜ばれました。
- 1年4ヶ月後: 後鼻漏も良くなり、出ていた咳も治まってきました。体調の良い日が定着しています。
- 2年2ヶ月後: 調子が良い状態が続いているため、今回で服用終了とさせて頂きました。症状もなく快適に過ごされています。
※効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。
患者さんの声に他の患者様の症例ものっています。(患者さんの声 鼻疾患(鼻炎・花粉症・蓄膿症))
どうぞ参考にされて下さい。
▶︎ [鼻疾患(鼻炎・花粉症・蓄膿症)の患者様の声 | 新宿の漢方薬局【太陽堂】](※内部リンクを設定)
好酸球性副鼻腔炎・漢方サポートについてのよくある質問(Q&A)
特にお問い合わせの多い内容を、担当薬剤師の林・石川がお答えいたします。
Q. 病院の治療(ステロイド等)を続けていますが、なかなか良くなりません。漢方薬で変化はありますか?
A. はい、病院の治療と併用しながら漢方薬を取り入れることで、改善が見られる方は非常に多いです。ステロイドで過剰な炎症を強力に抑えつつ、漢方で「そもそも炎症を起こしにくい体質(免疫バランス)」へと根本から整えることで、徐々にステロイドの量を減らしていけたり、再発を防いだりするサポートを目指します。病院のお薬は自己判断で中止しないでください。
Q. 一度(あるいは複数回)手術をしているのですが、漢方を飲んでも問題ないですか?
A. 全く問題ありません。むしろ、好酸球性副鼻腔炎は手術後の再発率が非常に高いため、手術後の再発防止目的で多くのご相談をいただいております。手術で物理的にポリープを取った後、漢方で「ポリープができにくい粘膜の環境」を作ることが、長期間良い状態を維持するための最大の鍵となります。
Q. 鼻水は出ることなく、鼻詰まり(鼻閉)のみなのですが大丈夫ですか?
A. はい、大丈夫です。鼻づまりがメインの場合は、粘膜の強烈な腫れや、多発する「鼻茸(ポリープ)」が原因と考えます。鼻水が出るタイプ(水毒や膿)とは異なる漢方薬(塊を取る漢方や、血流を良くする漢方)をしっかりと使い分けますので、ご安心ください。最近は後鼻漏(鼻水が後ろに流れる)の方も多く、前に鼻水が出ていない方のご相談も多数お受けしています。
Q. 漢方薬のお値段はどのくらいですか?
A. ご希望される生薬や状態によって異なりますが、1週間あたり5000円前後が目安になっております。
その他にも疑問に思ったことがあれば、お気軽にお問い合わせください。
関係性の深い病気;ご相談も多数いただいております。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。





