
「冬場や冷たい水に触れると、指先が真っ白(または紫)になり、じんじんと痛む…」
「指の皮膚が張って硬くなり、曲げづらくなってきた…」
「指先に潰瘍(傷)ができて治りにくく、悪化しないか不安だ…」
「病院で『強皮症(全身性硬化症)』と言われたが、根本的な治療法がないと言われて戸惑っている…」
「間質性肺炎など、内臓への影響がないか将来が心配…」
冷たい刺激や緊張をきっかけに、指先の血流が一時的に途絶えて白や紫に変色する「レイノー現象」。これは、皮膚や内臓が徐々に硬くなる自己免疫疾患「強皮症(全身性硬化症)」の初期に、最も多く見られるサインの一つです。
日本には約3万人の患者さんがおり、特に30〜50代の女性に多く発症します。
病院では、血管を広げるお薬や、炎症を抑えるステロイドなどが処方されますが、「薬を飲んでも、冬になるとレイノー現象が辛い」「皮膚の硬化を止める決定的な薬がない」という現実に直面し、不安を抱えながら生活されている方が非常に多い領域です。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、「なぜ免疫が乱れ、指先の血流が途絶えてしまうのか」という根本的な『冷えと血行不良(寒凝血瘀)』や『免疫の過緊張(気滞)』に着目し、体の内側から血の巡りを整え、皮膚や細胞に栄養を届ける体づくりを漢方で優しくサポートいたします。
強皮症(レイノー現象)とは?原因と西洋医学の対応
【太陽堂における強皮症(レイノー現象)の漢方サポートまとめ】
- 原因: 西洋医学では「自己免疫の異常による血管障害と組織の線維化(硬化)」とされるが、漢方では根本原因を、極度の冷えによる血流障害「寒凝血瘀(かんぎょうけつお)」や、自己免疫の乱れによる熱「湿熱(しつねつ)」と捉える。
- アプローチ: 体を芯から温めて滞った血流を強力に促す「活血化瘀(かっけつかお)」の生薬や、自己免疫のバランスを整える生薬を用いた煎じ薬で、根本的な体質改善を目指す。
- 目安期間: 症状の深さ(潰瘍の有無など)によるが、早い方で数ヶ月で「レイノー現象の頻度や時間が減った」と感じ、年単位でじっくりと「皮膚の柔軟性の維持・潰瘍の予防」を目指していくケースが多い。
強皮症(全身性硬化症)とは
強皮症は、コラーゲンなどの線維成分が過剰に作られ、皮膚や内臓が硬くなっていく(線維化する)病気です。
半数以上の方に、病気の初期サインとして「レイノー現象」が現れます。冷たいものを触った時や寒い場所、あるいは緊張した時に、「指先が突然白や紫、そして赤へと変色する症状」が出ます。
これは、自己免疫の異常によって指先の細い血管がダメージを受け、けいれんして血流が途絶えてしまう「血流障害」が原因です。血流が極端に悪くなると、指先は凍傷のような状態になり、「壊疽(えそ)」や「潰瘍(傷が治らない状態)」に繋がることがあります。
また、強皮症は皮膚だけでなく内臓にも影響を及ぼし、以下のような病気を併発しやすい特徴があります。
- 間質性肺炎、肺高血圧症
- 心不全・腎機能障害
- 逆流性食道炎などの消化管障害
- リウマチなどの関節のこわばりや痛み
- シェーグレン症候群(目や口の乾き)
「その他の膠原病」や「単なる冷え性」との違い
指先が冷えたり、関節が痛む疾患は他にもありますが、特徴が異なります。
| 疾患名 | 主な症状と特徴 | 強皮症との違い・関係性 |
| 強皮症 (全身性硬化症) | レイノー現象、指先の皮膚が硬くつまめない、指のむくみ(ソーセージ様)。 | 皮膚の「硬化(線維化)」と血管障害が特徴です。(※このページで解説しています) |
| 関節リウマチ | 手足の小さな関節が対称的に腫れて痛む。朝のこわばり。 | 関節の破壊が主症状です。皮膚が硬くなることはありません。 |
| 全身性エリテマトーデス (SLE) | 蝶形紅斑(顔の赤い発疹)、関節痛、発熱。 | 若い女性に多く、レイノー現象を伴うこともあります。 |
| 単なる冷え性 | 手足が冷たい。 | 指先が白→紫→赤と明確に変色する「レイノー現象」は起きません。 |
【西洋医学(病院)での一般的な治療】
病院では、レイノー現象や血流障害に対して、血管を広げるお薬(プロスタグランジン製剤、カルシウム拮抗薬など)が処方されます。また、間質性肺炎などの内臓病変や皮膚の硬化が進行する場合には、ステロイド薬や免疫抑制剤が使用されます。
これらは症状の進行を抑えるために重要なお薬です。そのうえで、「血管拡張薬を飲んでも冬場の痛みが取れない」「潰瘍がなかなか治らない」というお悩みから、ご自身の「血を巡らせる力」と「細胞を修復する力」を漢方で底上げしたいとご来局される方が多くいらっしゃいます。
【薬剤師コラム①】「レイノー現象」は体からのSOSサイン
担当薬剤師:前原 信太郎(調剤薬局での勤務経験あり)
「指先が白くなるだけだから、手袋をして温めれば大丈夫ですよね?」と、レイノー現象を単なる冷え性と同じように考えてしまう方がいらっしゃいます。
しかし、強皮症に伴うレイノー現象は、一時的な冷えではなく「血管の構造自体がダメージを受けて狭くなっている」という体からのSOSサインです。血流が途絶えている間、指先の細胞は「酸欠」と「栄養不足」に陥っています。この状態が続くと、潰瘍や壊疽につながってしまうことがあります。
東洋医学(漢方)の役割は、外から手袋で温めるだけでなく、「心臓から指先の毛細血管まで、温かい血液を力強く送り届けるエンジン(陽気)を立て直すこと」です。根本から血流が整ってくれば、レイノー現象が起きる頻度を減らし、潰瘍を予防する大きな力となります。
太陽堂の漢方アプローチ|「血流」を促し、「細胞」を養う
東洋医学(漢方)では、強皮症の根本原因を、自己免疫の乱れや冷えによる極度の血流障害「寒凝血瘀(かんぎょうけつお)」、細胞に栄養が行き届かない「気血両虚(きけつりょうきょ)」、そして自己免疫反応による熱や毒素の停滞「湿熱毒(しつねつどく)」と捉え、症状の進行度に合わせてアプローチを変化させます。
太陽堂では、以下の原因や状態を考え、漢方薬を選んでいきます。
- 自己免疫反応
- 皮膚の硬化(線維化)による血流の障害
- 血流が悪くなることによる壊疽・潰瘍
| お悩みの段階 | 漢方的な見立て | 太陽堂の漢方アプローチ(働き) |
| 【初期】 レイノー現象が出る 指先がむくむ・こわばる | 自己免疫の乱れと冷え(気滞・寒凝血瘀) 自己免疫反応によって血管が緊張し、寒さの刺激で血流がピタッと止まってしまう状態。 | 【自己免疫を調節し、血流を良くする漢方】 自律神経と免疫のバランスを整え、体を芯から温めて血管の緊張をほぐし、レイノー現象の頻度を減らします。 |
| 【進行期】 皮膚が硬く突っ張る 指先が常に冷たく痛む | 深刻な血行不良と栄養不足(気滞血瘀・気血両虚) 皮膚の線維化が進み、血液が末端まで届かなくなり、細胞が慢性的な栄養不足に陥っている状態。 | 【血流を強力に促し、皮膚を養う漢方】 滞った古い血(瘀血)を流し、新しい血液(栄養)を末端まで強力に送り届けることで、皮膚の柔軟性の維持を助けます。 |
| 【合併症・潰瘍】 指先に傷(潰瘍)ができた 間質性肺炎など内臓の不調 | 組織の破壊と炎症の波及(湿熱・毒素) 血流途絶による細胞の壊死(潰瘍)や、肺・関節など全身に炎症が広がっている状態。 | 【細胞の再生を助け、炎症を取る漢方】 血流改善に加え、潰瘍部分の細胞の修復を助ける漢方を使用。また、間質性肺炎には「肺の炎症を取る漢方」、関節痛には「関節の炎症を取る漢方」などを併用します。 |
【薬剤師コラム②】病院の薬との「併用」が最大の力を発揮する
担当薬剤師:林 泰太郎(調剤薬局・漢方専門薬局での勤務経験あり)
「病院の血管拡張薬を飲んでいますが、漢方薬も一緒に飲んでいいのでしょうか?」というご質問は非常に多いです。
結論から申し上げますと、「ぜひ併用してください」とお伝えしています。強皮症の治療において、西洋薬は「今起きている免疫の暴走を抑える」「血管を直接広げる」という非常に重要な役割を担っています。しかし、自己免疫疾患は「体質」が大きく関わる病気です。
西洋薬で症状の進行を抑えつつ、漢方薬で「血液の質を良くする」「冷えにくい体を作る」「胃腸を元気にして細胞の材料を作る」という、西洋薬がカバーしきれない「体質の底上げ」を行う。この両輪のアプローチこそが、潰瘍を防ぎ、生活の質(QOL)を保つための最善の道だと考えています。
強皮症(レイノー現象)のお悩みを和らげる漢方の症例
「潰瘍ができてしまった」「レイノー現象が辛い」という方が、漢方を取り入れることで「血流が良くなり、落ち着いた日常」を取り戻された事例をご紹介します。
症例①(70代女性)|レイノー現象から潰瘍・壊疽へ進行した状態
5年ほど前に病院にて強皮症と診断。最近になり悪化してきたので、こちらにご相談に来られました。初期の症状としては「レイノー現象」のみだったが、症状が悪化して「壊疽」や「潰瘍」まで出来てきたとのこと。壊疽が広がらないように、定期的に皮膚を削る処置を行っているという深刻な状態でした。
- お悩み: 進行したレイノー現象、指先の潰瘍・壊疽。
- サポート内容: 極度の血行不良と細胞の修復力低下と見立て、①血流を良くする漢方薬、②冷えを改善する漢方薬、③細胞の再生を助ける漢方薬の3種類を出させて頂きました。
- 経過:
- 3ヶ月後: 血流が良くなり、レイノー現象が出る時間が少なくなっているとのこと。潰瘍・壊疽の進行も止まっているとのことでした。
- 8ヶ月後: 寒い時期はレイノー現象が酷くなったが、暖かくなり楽になっているとのこと。引き続き壊疽の進行も止まっている状態を維持できていました。
- 2年後: 最も懸念されていた「寒い時期」でも、レイノー現象が酷くなることなく過ごせているとのこと。現在も調子が維持できるように漢方薬を服用中です。
症例②(60代女性)|手のむくみとレイノー現象
3年ほど前に「強皮症」と診断。最近になり症状が出るようになってきたため、ご相談に来られました。症状としては「手の浮腫み」と「レイノー現象」。まだ潰瘍は出来ていないが、寒い場所に行くとうっ血して紫色になるとのことでした。
- お悩み: 手のむくみ、レイノー現象(寒冷刺激での変色)。
- サポート内容: 水分の停滞と初期の血流障害と見立て、①血流を良くする漢方薬、②冷えを改善する漢方薬、③自己免疫を調節する漢方薬の3種類を出させて頂きました。
- 経過:
- 4ヶ月後: 血流も良くなり、レイノー現象はほとんど出なくなっているとのこと。手の浮腫みも減り、生活が楽になったとのことでした。
- 1年1ヶ月後: 冬を越してもレイノー現象が落ち着いているとのことで、漢方薬の分量を半分まで落としました。調子が良い状態を維持できていました。
- 2年後: 調子が良い状態を安定して維持できているとのことで、今回で服用終了となりました。引き続きレイノー現象もなく過ごせているとのことでした。
※効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。
患者さんの声に他の患者様の症例ものっています。(患者さんの声 強皮症)
どうぞ参考にされて下さい。
強皮症・漢方サポートについてのよくある質問(Q&A)
強皮症で壊疽・潰瘍まで出来ていますが、改善は見込めますか?
壊疽・潰瘍まで進んでいる方でも、漢方を取り入れることで良い変化(進行が止まる、痛みが和らぐなど)が見られている方はいらっしゃいます。
症状が出てからの期間が短い方のほうが変化は早い傾向にありますが、長い方でも変化は見られています。細胞の再生を助ける漢方薬は選択肢の1つとして、試す価値は大きいと思います。
病院の治療(血管拡張薬など)を続けていますが、なかなか改善が見られません。漢方薬で変化はありますか?
病院の治療を続けながら漢方薬を併用いただくことで、変化(温かさを感じる、白くなる頻度が減るなど)を感じられる方は多いですよ。
漢方は、自己免疫や血流、冷えといった「体質の側」から根本的に整えていくアプローチで、病院の治療とは役割が異なります。病院のお薬は自己判断で中止せず、併用しながら試していただくことをおすすめします。
本当に漢方薬で治りますか?
「元のまっさらな皮膚に完全に戻る」とお約束できるものではありません。
強皮症は長く付き合っていく必要のある病気であり、病院での治療の継続が大前提です。しかし、漢方で血流を整えることで「潰瘍ができるのを防ぐ」「レイノー現象の辛さを減らす」「大分改善が見られました」と言っていただけることは多いです。時間はかかるかもしれませんが、進行を防ぎ、生活の質を保つために長い目で一緒に見ていきましょう。
漢方薬のお値段はどのくらいですか?
ご希望される生薬や状態によって異なりますが、1週間あたり5000円前後が目安になっております。
その他にも疑問に思ったことがあれば、お気軽にお問い合わせください。

関係性の深い病気;ご相談も多数いただいております。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。





