
「毎月、ロキソプロフェン(ロキソニン®など)を飲んでものたうち回るほど生理痛がひどい」
「MRI検査で子宮内膜症(チョコレート嚢胞)と言われ、手術になるのではと怖い」
「ディナゲストを飲んでいるけれど、更年期のようなほてりや気分の落ち込みが辛い…」
鎮痛剤が効かないほどの激しい下腹部痛や腰痛、そしてレバーのような血の塊が出る過多月経。
婦人科のエコー検査やMRIで「子宮内膜症」や「子宮腺筋症」と診断され、先の見えない治療に不安を抱えていませんか?
病院で処方されるホルモン剤(ディナゲストやレルミナなど)は、生理を止めて病巣の進行を抑える強力な治療法です。
しかし、それに伴う「偽更年期症状(うつ・ほてり・不正出血)」などの副作用に耐えきれず、
「できれば薬をやめたい」
「でも、やめたらまた激痛が再発して、最終的には子宮全摘手術になるのでは…」
と葛藤されている女性も多くいらっしゃいます。
今回は、薬の副作用に苦しんでいる方、どうしても体にメスを入れたくない方へ向けて、漢方で「癒着の対処や痛みの原因(ドロドロ血)」を改善するアプローチについてお話しします。
婦人科での一般的な治療と、突き当たる「壁」
子宮内膜症や腺筋症は、本来なら子宮の内側にあるはずの内膜組織が、卵巣(チョコレート嚢胞)や骨盤内の別の場所で増殖し、毎月出血と癒着(ゆちゃく)を繰り返す病気です。
病院(西洋医学)では、主に以下の3つのアプローチが行われますが、それぞれにジレンマを抱える患者様が多くいらっしゃいます。
1. 痛みを抑え込む(鎮痛剤・低用量ピル)
初期の治療では、痛みの物質をブロックする「ロキソプロフェン(ロキソニン®など)」や「ジクロフェナクナトリウム(ボルタレン®など)」が処方されたり、「ルナベル」などの低用量ピルで月経を軽くしたりします。しかし、これらはあくまで対症療法であり、進行すると薬が全く効かなくなってしまいます。
2. 生理を止めて、病巣を萎縮させる(ホルモン療法)
進行を抑えるため、「ディナゲスト(黄体ホルモン剤)」や「レルミナ」といった強力なお薬で、人工的に女性ホルモンを下げ、生理を止めます。
【突き当たる「壁」】
生理が止まるため痛みは消えますが、体が「更年期」と同じ状態になるため、異常なほてり(ホットフラッシュ)、激しい気分の落ち込み、頭痛、骨密度の低下といった辛い副作用が現れやすく、日常生活に支障をきたす方が少なくありません。
3. 病巣を取り除く(手術)
チョコレート嚢胞が大きくなった場合や、癒着がひどい場合は、腹腔鏡手術での「嚢胞摘出術」や、最終手段としての「子宮全摘手術」が提案されます。
しかし、「将来妊娠したい」「体にメスを入れたくない」という強い思いから、決断できずに苦しむ方が多いのが現状です。
【薬剤師 石川の視点】
「薬の副作用」と「手術への恐怖」で板挟みになっていませんか?
これまで多くの女性のご相談に乗ってきましたが、内膜症や腺筋症の方は「毎月の激痛」に耐えるか、「ホルモン剤の副作用(うつ状態や不正出血)」に耐えるかという、究極の選択を迫られて心身ともにボロボロになっている方が本当に多いです。
「生理痛がひどいのは私の我慢が足りないから」とPMSの頃から痛みを放置してしまい、気づいた時には重症化していた…と自分を責める方もいらっしゃいます。
でも、もう一人で我慢しないでください。ホルモンを強制的に止めるのではなく、あなた自身の「血の巡り」を整えることで、痛みのない穏やかな体を取り戻す方法はあります。
漢方で紐解く、子宮内膜症・腺筋症の正体
西洋医学では「ホルモン剤で生理を止める」か「手術で切る」かの二択になりがちですが、東洋医学(漢方)では全く異なる視点で治療を行います。
漢方では、子宮内膜症や腺筋症の最大の原因を、骨盤内にヘドロのように溜まった古い血、「瘀血(おけつ)」だと考えます。
1. 「冷え」が血流をドロドロにする
ストレスや慢性的な冷えによって骨盤内の血流が悪くなると、毎月の生理で排出すべき経血がスッキリと外に出きらず、体内に残ってしまいます。これが「瘀血(ドロドロ血)」です。
2. 溜まった瘀血が「しこり」や「癒着」に変わる
行き場を失った瘀血が骨盤内や卵巣に長期間へばりつくと、それが「しこり(チョコレート嚢胞や腺筋症)」になり、周囲の臓器と癒着を起こします。この癒着が引っ張られることで、ロキソニンも効かない激しい痛みや、排便痛・性交痛を引き起こすのです。

【薬剤師 前原の視点】
「血流を止める」のではなく、「掃除して流す」という根本治療
病院のホルモン剤(ディナゲスト等)は、生理を止めて「これ以上、内膜を増殖させない」という点では非常に優れています。しかし、それは水道の蛇口をキュッと締めただけで、すでに骨盤内に溜まっている「瘀血や癒着」を綺麗に掃除してくれているわけではありません。
漢方の最大の強みは、この溜まってしまった「ドロドロな血」を物理的に溶かし、体外へ排出させる力を持っていることです。根本を取り除くからこそ、薬をやめても痛みが再発しない体を作ることができるのです。
比較表:病院の治療(西洋薬)と漢方のアプローチの違い
| 治療の目的・特徴 | 病院での一般的なお薬・治療 | 太陽堂の漢方アプローチ |
| 痛みのコントロール | ロキソプロフェン(ロキソニン®など)、ジクロフェナクナトリウム(ボルタレン®など) 痛みの信号を神経でブロックする(一時しのぎ) | 「血(瘀血)」を流す漢方 痛みの原因である「骨盤内のうっ血と冷え」を取り除く |
| 病巣へのアプローチ | ディナゲスト、レルミナ等 自前のホルモンを止め、人工的に閉経状態にして萎縮させる | 滞りを溶かし、排出する漢方 すでに溜まったドロドロ血(しこり・癒着)を柔らかくして外へ出す |
| 副作用・体への負担 | 偽更年期症状(ほてり、うつ)、骨密度の低下、不正出血 | 自然なホルモン分泌は止めないため、体に優しく更年期症状も出ない |
| 最終的な手段 | 手術(腹腔鏡、全摘出など) 物理的にメスを入れて切り取る | 自己治癒力の向上 自らの力で子宮・卵巣環境をクリーンに保てる体質を作る |
【改善実例】ディナゲストの副作用に限界…手術を回避した子宮内膜症
「副作用のうつ状態から抜け出し、毎月の激痛も消えました」
(昭和58年生 女性)
●ご相談内容
20代後半から重い生理痛に悩み、30代でMRI検査を受け「子宮内膜症(右卵巣に4cmのチョコレート嚢胞)」と診断。
進行を抑えるためにディナゲストを処方されましたが、服用開始から数ヶ月で「激しい気分の落ち込み(うつ状態)、ホットフラッシュ、毎日のダラダラとした不正出血」に悩まされるように。
耐えきれず主治医に相談したところ「薬をやめるなら手術で卵巣を取るしかない」と言われ、絶望的な気持ちで太陽堂にご相談に来られました。
●漢方服用の経過
- 漢方薬: 骨盤内のドロドロ血(瘀血)を流す漢方薬と、副作用による自律神経の乱れを整える漢方薬を組み合わせて処方。
- 2ヶ月後: 漢方を併用しながら、主治医と相談してディナゲストを一旦中止。薬をやめたことで精神的な落ち込みやほてりはすぐに改善しました。「次の生理の痛みが怖い」と不安がられていましたが、漢方のおかげか、以前のようなのたうち回る激痛は起きませんでした(ロキソニンを1回飲めば生活できるレベル)。
- 6ヶ月後: 生理のたびに経血に混じっていた「レバーのような血の塊」が出なくなり、サラサラの赤い血に変化。ロキソニンも不要になりました。
- 10ヶ月後: 病院の定期検診(エコー検査)で、4cmあったチョコレート嚢胞が「2cm」に縮小していることが確認されました!医師も驚いていたとのことです。
- 1年2ヶ月後: 手術の必要はなくなり、日常生活を痛みなく送れるようになったため、漢方服用も無事に卒業されました。
担当薬剤師より
ホルモン剤の副作用に苦しむ方は本当に多いです。漢方で「瘀血」という根本原因をしっかり掃除したことで、手術を回避し、卵巣を残すことができた素晴らしい症例です。
Q&A(よくある質問)
今、病院でディナゲスト(またはレルミナ、ピル)を飲んでいますが、漢方と一緒に飲めますか?
はい、併用していただけます。
現在飲まれているホルモン剤を、ご自身の判断で急にやめる必要はありません。
まずは併用しながら漢方で「瘀血を流す体づくり」を始め、体の冷えや重だるさが改善してきたのを確認しながら、少しずつ西洋薬を減らしていくステップにしていければと思います。
副作用の「ほてり」や「気分の落ち込み」を和らげる漢方を組み合わせることも可能です。
エコーで「チョコレート嚢胞がある」と言われました。漢方で消えますか?
漢方で小さくなる(吸収される)ケースは数多くあります。
漢方には、古くなって固まった血(しこり)を柔らかくし、少しずつ溶かして体外へ排出(または体内に吸収)させる働きを持つ生薬があります。
完全にゼロにすることは難しくても、「これ以上大きくさせない」「手術適応のサイズから小さくする」「癒着による激痛を取る」という目標であれば、漢方服用は非常に有効です。
過多月経で血の塊がたくさん出て、貧血(鉄剤を服用)でフラフラです…。
ドロドロ血が改善すれば、出血量も正常に戻っていきます。
子宮腺筋症などで子宮の筋肉が分厚くなると、経血量が異常に増え(過多月経)、レバー状の塊が出ます。
漢方で子宮の過剰な熱やうっ血を取り除いていくと、徐々にサラサラの経血になり、塊も減っていきます。同時に「血(栄養)」を補う漢方を使うことで、貧血によるフラフラ感や疲労感も一緒に改善していきます。
まとめ:手術や薬の副作用で、ボロボロになる前に
「この激痛を止めるには、手術で子宮や卵巣を取るしかないのだろうか」
「ディナゲストの副作用が辛いけれど、やめたらまた痛みが襲ってくる…」
そんな風に、出口の見えないトンネルの中で一人で泣いていませんか?
子宮内膜症や腺筋症は、決して「治らない病気」ではありません。
ホルモンを無理やり止める西洋医学の治療に行き詰まったら、次は「あなた自身の血流を整え、子宮をフカフカに温める」という東洋医学のアプローチに目を向けてみてください。
「体にメスを入れたくない」「薬漬けの生活から抜け出したい」と強く願う方は、ぜひ一度、新宿の漢方薬局「太陽堂」にご相談ください。
同じ女性の辛さが分かる石川先生や、婦人科疾患も担当されている前原先生が、体と心にしっかり寄り添い、サポートいたします。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
記事作成者 薬剤師 石川 満理奈

得意な疾患:胃腸疾患・耳鼻咽喉疾患・不妊症・婦人科・肝臓・腎臓
開業医だった父の影響で小さい頃から医療は身近に。
薬学部を卒業後、調剤薬局に勤務。
自分自身の胃腸の不調も漢方薬により改善。
よりご来局頂いた方の体質に沿った治療の選択をできるようになりたいという思いから「漢方の道」へ。
記事作成者 薬剤師 前原 信太郎

実績:伝統漢方研究会 2017年・2021年・2025年 学術発表
沖縄で開業医をしていた祖父と薬の話しをしていた事から薬剤師の道を目指すように。
調剤薬局の薬剤師として6年間勤務。
漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。
調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。










