非結核性抗酸菌症(肺MAC症)

非結核性抗酸菌症(肺MAC症)の方が多くご来局頂いています。

非結核性抗酸菌症(肺MAC症)は、病院のお薬では治療は出来ないと言われています。
 
漢方では、漢方独自の抗生物質が何種類かあり、その中の一つが非結核性抗酸菌(肺MAC症菌)に特異的に作用しました。
 
また、非結核性抗酸菌症(肺MAC症)や他の病気で肺に炎症があると肺に繊維化がおこる事があります。
 
驚くべきことに、肺の繊維化も漢方にて改善が可能です。ぜひ一度ご相談下さい。
 
※※呼吸器の年間相談数、500件と皆さまからご支持をいただいております※※

 

非結核性抗酸菌症(肺MAC症)の漢方薬

基本の漢方薬としては「菌を除去する漢方薬」「免疫を上げる漢方薬」を併用して菌の除去をしていきます。(「菌を除去する漢方薬」で菌を直接叩き、「免疫を上げる漢方薬」で菌を排除する力を高める。)
 
また症状に関して太陽堂では、

咳や痰
血痰・喀血
体重減少・食欲不振

の3つに分けて漢方薬を選んでいます。
 
・咳や痰が酷い方は「肺の炎症を取る漢方薬」「排膿作用のある漢方薬」を中心に。
 
・血痰や喀血をされている方は「血の巡りを調節する漢方薬」で出血を防ぎます。
 
・だるさや微熱が続く方は「体力をつける漢方薬(脾虚を改善する漢方薬)」を。(脾虚とは身体の疲れのことです。脾虚がおこると微熱・体重減少・食欲低下・疲れなどが起こります。)
 
ある程度改善が見られた時に「線維化」の治療をして肺をきれいな状態に戻していきます。

非結核性抗酸菌症(肺MAC症)とは

 
結核菌以外の抗酸菌が起こす病気で「アビウム菌」「イントラセルラーレ菌」という二種類の菌による肺の慢性感染症です。
肺結核と違い、人から人に直接感染しづらいというのが特徴で、酸に非常に強い菌になります。
 
病院では結核菌と同じ「クラリスロマイシン」「リファンピシン」「エタンブトール」「ストレプトマイシン」などを用いますが、副作用が強いうえにあまり効果がなく病院側でも治療方法がない状態です。
 
抗酸菌の多くは川や池・土・空気中のほこり・お風呂の残り水などの「環境因子」と過労や手術後、過度なストレスなどによる「免疫の低下」が原因になります。
 
非結核性抗酸菌症(肺MAC症)の患者さんの95%は「40歳以上の中高年女性」になり年間に約8,000人の新規患者の発生が報告されています。
 
症状としては感染初期の殆どが「無症状」です。
 
高解像度CTにより早期発見のケースも増えていますが、その他にも「突然の血痰」に驚き病院に行った所「非結核性抗酸菌症(肺MAC症)」と診断される事も。
 
進行した場合「咳」「身体のだるさ」から始まり次第に「息切れ」「熱」「喀血」などの症状が表れます。

この内容以外にも「太陽堂が考える非結核性抗酸菌症(肺MAC症)」についてお話しを書いています。どうぞ参考にされて下さい。
太陽堂が考える非結核性抗酸菌症(肺MAC症)

 

非結核性抗酸菌症(肺MAC症)の症例

 

症例①(昭和37年生 女性)

元々結核を患っていた為、定期検診に病院に行った所、新しい影が出来ていたとの事。
CTなどを撮り詳しく検査をした所、非結核性抗酸菌症(肺MAC症)と診断されたそうです。
 
症状としては「咳」「喉のイガイガ」「息苦しさ」などが気になるとの事。
息苦しさはスポーツをしている時に特に酷くなるとの事でした。
 
漢方の種類としては、
 
①線維化を治す漢方
②菌を除去する漢方
③免疫を上げる漢方
 
の3種類を出させて頂きました。
 
漢方服用開始から2ヶ月、CT検査にて、病変の影がすっかりなくなり病院の先生が驚いていたとの事でした。
病院からも影がないからこなくても大丈夫と言われたそうです。
 
漢方服用開始から11ヶ月、喉のイガイガ・息苦しさも改善してるとの事。
菌を除去する漢方薬と免疫を上げる漢方薬を1日1回に減らし、肺を潤す煎じ薬を出させて頂きました。
 
漢方服用開始から1年6ヶ月、漢方を飲み始めてから体力がつき、疲れにくくなっているとの事。
咳は全く出ていないとので、菌を除去する漢方と免疫を上げる漢方を2日に1回で飲んで頂くように調節しました。
 
漢方服用開始から1年10ヶ月、咳や痰・息苦しさなどの症状も全く出ていないとの事。
病院での検査も異常なしとの事で今回の漢方薬で治療を終了とさせて頂きました。
 
症状・影どちらも早期での改善が見られた方になります。
 

症例②(昭和42年生 女性)

体調が気になり病院に行った所、「非結核性抗酸菌症(肺MAC症)」・「気管支拡張症」と診断。
1年間病院で治療をしたが改善が見られないので、こちらにご相談に来られました。
 
症状としては1日中出る咳濃い黄色の痰
咳に関しては朝方が一番酷いとの事でした。
 
漢方の種類としては、
 
①菌を除去する粉薬
②免疫を上げる粉薬
 
の2種類の漢方薬を出させて頂きました。
 
漢方服用開始から1ヶ月、少し良いかなという感じはあるけどまだ咳が気になるとの事。
仕事場での咳がきついとの事で「肺を潤す作用のある煎じ薬」を追加させて頂きました。
 
漢方服用開始から3ヶ月、定期検査のレントゲンを撮りに行った所「影が薄くなっていた」との事。
症状的にも咳・痰共に改善してきました。
 
漢方服用開始から6ヶ月、咳も朝方少し出るか出ないかくらいまで減少。仕事中は出る事なく快適に過ごしているとおっしゃっていました。
肺を潤す作用のある煎じ薬も最初の頃の半分まで減らす事が出来ました。
 
漢方服用開始から1年4ヶ月、病院にレントゲンを撮りに行った所、ほとんどの影が消えていると言われたそうです。
 
漢方服用開始から1年11ヶ月、冬にさしかかると調子が悪いことが多いとおっしゃっていましたが、今年はそれがないとの事。
調子も良い状態が続いているとの事で非結核性抗酸菌症の漢方薬(①菌を除去する粉薬、②免疫を上げる粉薬)は今回のお薬で治療終了となりました。
 
漢方服用開始から2年4ヶ月、咳や痰もほとんど出ていないとの事。
調子良く過ごしている為、今回の漢方薬で気管支拡張の漢方薬も服用終了となりました。
 
最初にお越し頂いた時にはお話しの途中にも咳をされていましたが、治療終了時には咳をする所も全く見なくなりました。
気管支拡張症に関しては、一旦止めてみて様子を見ようという事にな経過観察中になります。
 

患者さんの声に他の患者様の症例ものっています。 どうぞ参考にされて下さい。
患者さんの声 非結核性抗酸菌症(肺MAC症)

 

 
Q&A(良くある質問)
 
特にお問い合わせの多い内容を「担当薬剤師の林」がお答えいたします
 
Q.菌を除去する漢方薬(漢方薬での抗生剤)があるのでしょうか?
 
A.菌を除去する漢方薬としては、今の所「7種類」あり疾患により使い分けをしています。
「ピロリ菌」や「アスペルギルス菌」・「ニキビ」などにも使う事が多い生薬です。
 
Q.病院のお薬と併用しても大丈夫ですか?
 
A.病院のお薬と併用して頂く事は問題ありません。
ただし病院のお薬は副作用が強い為、注意が必要です。
今までの経験からどのようにしていけば良いかご相談にのれますので、一緒に考えていきましょう。
 
Q.このまま放っておくとどうなるの?
 
A.すぐに症状は出ないですが、徐々に進行していく病気になります。
進行していくと咳や痰が止まらなくなるなどの諸症状で苦しまれている方も多いです。
その為、早めに対応していく事が重要になってきます。
 
Q.血を見るのが怖くて…血痰や喀血は改善していきますか?
 
A.ご安心ください。血痰や喀血も改善が見られる事は多いですよ。
その方に合った症状によって漢方薬を使い分ける事により改善していきます。
その他にも疑問に思ったことがあればお気軽にお問い合わせください。
東京新宿の漢方薬局太陽堂のお問合せ
 

 

 
※関係性の深い病気;ご相談も多数いただいております
気管支拡張症
 
肺アスペルギルス症
 
肺膿瘍(肺化膿症)
 
慢性下気道感染症
 

 

 
太陽堂の特徴
 
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
 
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
 
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
 
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
 
「担当薬剤師」 林 泰太郎
 
「学術発表 実績」 2015年 2016年 2017年 2019年 2020年学術発表
 
調剤薬局で三年、漢方薬局で三年働き「漢方薬局 太陽堂」を開局しました。
調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。
病気のお話し、漢方のお話しどんな事でもご相談下さい。
 

 

※症状や効果効能は個人差があります。同等の効果を保証するものではないので、ご了承ください。