
「レントゲンを見たら、腰の骨がズレていました(折れていました)」
「このままズレが大きくなると歩けなくなるから、手術してボルトで固定するしかないと言われました…」
病院で「腰椎すべり症」や「分離症」と診断され、手術という言葉に目の前が真っ暗になってしまった方もいるかもしれません。
でも、どうか絶望しないでください。 実は、骨がズレていても、痛みやしびれがなく元気に走り回っている人は世の中にたくさんいます。
なぜ、ズレていても痛くない人がいるのか? それは、「骨のズレ」そのものが痛みの直接原因ではないことが多いからです。
今回は、手術を決断する前に知ってほしい「痛みの正体」と、体にメスを入れずに回復を目指す漢方の考え方について解説します。
【薬剤師 前原の視点】
「骨のズレ = 痛み」とは限りません
こんにちは、薬剤師の前原です。
「骨がズレているから痛いんだ」と思われがちですが、実はレントゲンを撮ると、ご高齢の方の多くに骨のズレ(すべり)が見つかります。
しかし、その全員が腰痛かというと、全く痛みのない方も大勢いらっしゃるんです。
逆に、手術で骨をボルトで固定して形を綺麗に戻しても、痛みが残ってしまう方もいます。これは
「痛みの原因は、骨の形ではない場所(筋肉や神経の炎症)にある」という何よりの証拠です。
そもそも「すべり症・分離症」とは?
簡単に言うと、腰の骨が「不安定(グラグラ)」になっている状態です。
- 分離症(ぶんりしょう): 主に成長期のスポーツなどが原因で、腰椎の一部が疲労骨折して離れてしまった状態。「骨のヒビ」に近いイメージです。
- すべり症: 分離症が進行したり、加齢で椎間板(クッション)が弱ったりして、骨が前方へツルッと滑り出してしまった状態。

なぜ痛む人と、痛まない人がいるの?
骨がズレてグラグラしていると、その周りの筋肉や靭帯が「これ以上ズレないように!」と必死に踏ん張ります。
- 痛まない人: 支える筋肉(インナーマッスル)が十分に強く、柔軟性があるため、骨のズレをカバーできている。
- 痛む人: 支える筋肉が疲労困憊でカチコチになり、炎症を起こしている。または、支えきれずに神経が引っ張られている。
つまり、治療すべきは「ズレた骨を戻すこと(手術)」ではなく、「骨を支える筋肉を復活させること」なのです。
※もちろん並行して骨を強くする事も大事になってきます。
【薬剤師 椙田の視点】
手術は「最終手段」で良いと思います
薬剤師の椙田です。
病院勤務時代、手術で背中にボルトを入れた方を見てきました。
もちろん手術が必要なケースもありますが、一度手術をすると、体の動きが制限されたり、数年後に隣の骨に負担がかかったりすることもあります。
「排尿障害(おしっこが出ない)」や「足に力が入らず転倒する」といった危険な症状がない限り、まずは漢方などの保存療法で「自分の筋肉を天然のコルセットにする」を試してみる価値は十分にあります。
漢方で「天然のコルセット」を作る
太陽堂では、すべり症・分離症に対して2つのアプローチを行います。
- 筋肉の強化: 弱って支えきれなくなった筋肉に栄養を送り、弾力のある強い筋肉を取り戻します。これが「天然のコルセット」となり、グラグラする骨をガッチリ支えます。
- 骨の栄養補給: 漢方には「ミネラルを補充する漢方薬」があります。
骨や軟骨のすり減りを防ぎ、骨密度を高める方法です。
これ以上ズレが進行しないように、内側から土台を固めます。
【改善実例】すべり症による激痛と足のしびれ(昭和32年生 女性)
「手術と言われた腰」が、1年でスタスタ歩けるように
●ご相談内容 病院で「腰椎すべり症(第5腰椎)」と診断された女性です。
家事をするために少し立っているだけで、腰から太ももの裏にかけて激痛が走り、台所に椅子を置いて座りながら料理をしている状態でした。 医師からは「ズレが大きいから手術した方がいい」と勧められていましたが、どうしても手術は避けたいと、太陽堂にご相談に来られました。
●漢方治療の経過
- 処方: 「ミネラルを補充する漢方薬」・「骨を丈夫にする漢方薬」・「筋肉をつける漢方薬」の3種類を使用。
- 1ヶ月後: 「台所に立っていられる時間が10分から30分に伸びた」と報告をいただく。痛みのピークが下がってきた。
- 6ヶ月後: 痺れはまだ少しあるが、腰の激痛は消失。近所のスーパーまで休憩なしで歩けるようになった。
- 1年後: 日常生活で痛みを感じることはほぼ無くなり、ご本人の希望で服用終了。「手術しなくて本当に良かった」と涙ぐんで喜ばれていました。
担当薬剤師より この方は、骨のズレそのものは治っていません(一度ズレた骨は戻りません)。
しかし、漢方で「周りの筋肉を強化」し、「ミネラルを補充」する事で改善する事ができました。レントゲン上の見た目と、実際の痛みは別物だという良い例です。
Q&A(良くある質問)
運動はした方がいいですか?
痛みが強い時は安静ですが、落ち着いたら必要です。
腹筋や背筋は、骨を支える重要なサポーターです。
ただし、無理に腰を反らす運動(背筋運動など)は逆効果になりやすいので、まずは「ドローイン(お腹をへこませる運動)」など、腰に負担のかからない体幹トレーニングから始めましょう。
コルセットはずっと着けていた方がいいですか?
痛い時だけにしましょう。
コルセットは楽になりますが、24時間つけっぱなしにすると、自分の筋肉が「サボる」ことを覚えてしまい、筋力が落ちてさらにズレやすくなってしまいます。
「重い物を持つ時」「長時間歩く時」など、ポイントを絞って使うのがおすすめです。
まとめ:骨は戻らなくても、痛みは取れます
「骨がズレている」という事実は変えられませんが、「痛くて辛い」という現実は変えられます。
手術を迷っている方、もう歳だからと諦めている方。 あなたの腰には、まだ回復する力が残っています。 一度、太陽堂にご相談ください。あなたの骨を支える力を、漢方で呼び覚ましましょう。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
記事作成者 薬剤師 前原 信太郎

実績:伝統漢方研究会 2017年・2021年・2025年 学術発表
沖縄で開業医をしていた祖父と薬の話しをしていた事から薬剤師の道を目指すように。
調剤薬局の薬剤師として6年間勤務。
漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。
調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。
記事作成者 薬剤師 椙田 彩純

担当疾患;循環器、身体の痛み
薬学部を卒業後、病院に勤務。
より患者さんの体質に沿った治療の選択をできるようになりたいという思いから「漢方の道」へ入りました。
少しでもお力添えできるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。











