
「妊娠検査薬で陽性が出たのに、喜ぶどころか『またダメだったらどうしよう』と震えが止まらない」
「病院で『今回は運が悪かっただけ(染色体の問題)』と言われたけれど、何度も続くと自分を責めてしまう…」
「トイレに行くたびに、出血していないかペーパーを確認しては生きた心地がしない」
新しい命を授かった喜びの直後に訪れる、突然の別れ。流産(不育症・習慣性流産)の悲しみとトラウマは、経験した女性にしか絶対に分からないほど深く、心身をえぐるようなダメージを残します。
病院で不育症の検査を受けても「原因不明」とされるケースは非常に多く、「私の生活がいけなかったのか」「冷え性だからダメなのか」と、ご自身を責め続けている方が多いと思います。
東洋医学(漢方)では、原因不明の流産を「運が悪かった」では片付けません。妊娠(着床)はできるのに継続できないのは、お母さんの体に「赤ちゃんを最後まで包み込んで育てるためのエネルギー」が少しだけ足りなくなっているサインだと考えます。
今回は、繰り返す悲しみに終止符を打ち、赤ちゃんをしっかりと守り抜く「丈夫なカゴ」を作る漢方(安胎:あんたい)のアプローチについてお話しします。
漢方で紐解く不育症。「ベッド」はあるのに「カゴ」がもろい状態
不妊治療ではよく「子宮内膜をフカフカのベッドにする」という表現を使います。不育症でお悩みの方は、妊娠反応は出るため、この「ベッド(着床する力)」は十分に備わっている状態です。
しかし、東洋医学では、着床した後に「赤ちゃんが落ちないように支え、育てる力」が別で必要だと考えます。例えるなら、赤ちゃんを入れる「カゴ」です。
流産を繰り返してしまうのは、この「カゴ」の底が抜けやすくなっていたり、カゴを吊るす紐が細く弱くなっていたりすることが原因です。漢方では、以下の2つのエネルギー不足が「もろいカゴ」を作ると考えます。
1. 「腎(じん)」の不足:赤ちゃんを成長させる生命力の枯渇
東洋医学における「腎」は、生殖能力や生命力の源(バッテリー)です。
年齢の経過や過去の流産の手術、極度の疲労などによってこの「腎」のエネルギーが減っていると(腎虚:じんきょ)、お腹の赤ちゃんに細胞分裂を促す十分なパワーを送れず、途中で成長が止まってしまいます。
2. 「気(き)」の不足:赤ちゃんを上に「引き上げる力」の低下
「気」は目に見えないエネルギーですが、内臓や胎児を「正しい位置に保持する(下に落ちないように引き上げる)」という重要な役割を持っています。
胃下垂や脱肛なども気の不足が原因ですが、妊娠中において「気」が不足する(気虚:ききょ)と、赤ちゃんを子宮内に留めておく力が弱まり、出血や流産を引き起こしやすくなります。
【薬剤師 前原の視点】
病院の薬は「外敵を弾く盾」、漢方は「カゴ自体の強化」
不育症の治療で病院から「バイアスピリン」などが処方されることがあります。これは、血栓(血の塊)という外敵から赤ちゃんを守る「盾」のような役割です。非常に重要ですが、これだけでは「カゴ自体(母体の育む力)」を強くすることはできません。
漢方薬(安胎薬)は、不足した「腎」と「気」をたっぷりと補い、赤ちゃんを入れるカゴを太く丈夫に編み直す役割を果たします。「盾(西洋薬)」と「丈夫なカゴ(漢方)」を組み合わせることで、原因不明の流産に対しても非常に強力なサポート体制を作ることができます。
【薬剤師 石川の視点】
「私のせいだ」という自責の念が、一番の敵になります
「また出血するかも」という恐怖や、「私の体が悪いんだ」という強いストレスは、交感神経を刺激して子宮の血管をギュッと収縮させ、赤ちゃんへの血流を悪化させてしまいます(気滞:きたい)。つまり、ご自身を責める心が、さらなる流産のリスクを生んでしまうのです。
だからこそ、どうかご自身を責めないでください。漢方には、張り詰めた神経を緩め、心と子宮の緊張を解きほぐすお薬もあります。不安で押しつぶされそうな時は、いつでも私たちにお話しくださいね。一緒に恐怖を乗り越えましょう。
比較表:病院の治療と太陽堂の漢方(安胎)アプローチの違い
| 治療の役割 | 病院(不育症外来など) | 太陽堂の漢方アプローチ(安胎) |
| 主な目的 | 「阻害要因(外敵)」を取り除く | 「母体の育む力(土台)」を底上げする |
| 具体的な方法 | バイアスピリン等で血栓を防ぐ、免疫抑制剤で過剰な攻撃を抑える | 「腎」と「気・血」を補い、赤ちゃんを包み込んで落とさない「丈夫なカゴ」を作る |
| 「原因不明」への対応 | 対症療法が難しく、「経過観察」や「運(染色体)」と言われやすい | 原因不明であっても、母体のエネルギー不足と捉え、体質改善からアプローチ可能 |
| 心へのアプローチ | 身体的な検査・投薬が中心 | 極度の恐怖やプレッシャー(ストレス)を緩和し、子宮の血流と心の緊張を緩める |
7回の流産を乗り越え、無事に出産された実例はこちら
「原因不明と言われたのに、漢方で本当に変わるの?」
「妊娠してから出血してしまった場合の緊急対応はどうするの?」
という方は、以下の「習慣性流産・不育症」専門ページをご覧ください。
より詳しい自己免疫疾患(抗リン脂質抗体症候群)への漢方アプローチや、実際に7回の悲しい流産を経験された後、漢方で体質を立て直し、無事に元気な赤ちゃんを出産された方の実例を詳しくご紹介しています。
▼ 繰り返す悲しみを断ち切り、我が子を抱きしめたい方はこちら
不育症・繰り返す流産と漢方についてのQ&A
病院の不育症検査で「すべて異常なし(原因不明)」と言われました。漢方で改善できる余地はあるのでしょうか?
はい、十分にあります。むしろ漢方が最も得意とする分野です。
西洋医学の検査は「病気や明確な異常」を見つけるのが得意ですが、東洋医学では「病気ではないけれど、命を育むエネルギー(気・血・腎)が不足している状態」に着目します。
検査で異常がないということは、決して絶望ではなく「あと一歩、育むエネルギーを補えば『丈夫なカゴ』が完成する」という前向きなサインです。安心してご相談ください。
医師から「今回は染色体の問題だから防げなかった」と言われました。漢方を飲んでいれば結果は違ったのでしょうか?
ご自身を責めないでください。まずは傷ついた心と体を休ませることが最優先です。
確かに染色体の問題による初期流産は一定の確率で起こります。しかし、漢方で母体のエネルギー(カゴの強さ)を底上げしておくことで、育つ力を持った命を「絶対に落とさない体制」を作っておくことは可能です。
また、漢方で子宮の血流や「腎」を養うことは、これから育つ卵自体の質の向上にも繋がります。
「また流産するかも」という恐怖が強く、次の妊娠に向けて前向きになれません。
無理に前向きになる必要は全くありません。まずは心身の回復を待ちましょう。
そのお気持ち、痛いほど分かります。無理にポジティブになろうとするプレッシャーも、子宮を緊張させてしまいます。
まずは漢方で、流産で傷ついた体と、悲しみで消耗した心(気と血)を優しく満たしてあげましょう。
体が温まり、整ってくると、自然と「また頑張ってみようかな」という心のエネルギーも湧いてきます。不安な道のりは、私たちが一緒に伴走いたします。
まとめ:もう一人で怯えないで。「育つ力」を根本から育てましょう
「陽性判定が出たのに、不安で泣いてしまう」
「次の妊娠に向けて前向きになれない」
そんな葛藤を抱えながら、毎日体温計と睨めっこし、トイレに行くたびに恐怖と戦う日々は、本当に辛かったですよね。
病院で「異常なし」「原因不明」と言われたなら、それは決して絶望ではありません。「病気や決定的な欠陥があるわけではなく、ただ少し、赤ちゃんを支えるエネルギー(カゴの丈夫さ)が足りていないだけ」という前向きなサインです。
西洋医学の検査をすり抜けてしまう「命を育むエネルギーの不足」を補うことこそ、東洋医学(漢方)の最も得意とする分野です。
「次こそは絶対に、元気な赤ちゃんの産声を聞きたい」と強く願う方は、ぜひ一度、新宿の漢方薬局「太陽堂」にご相談ください。
私たちがあなたのこれまでの悲しみと恐怖をすべて受け止め、心身を温めながら、赤ちゃんをしっかりと守り抜く「丈夫なカゴ(母体)」を作るお手伝いを全力でさせていただきます。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
記事作成者 薬剤師 石川 満理奈

得意な疾患:胃腸疾患・耳鼻咽喉疾患・不妊症・婦人科・肝臓・腎臓
開業医だった父の影響で小さい頃から医療は身近に。
薬学部を卒業後、調剤薬局に勤務。
自分自身の胃腸の不調も漢方薬により改善。
よりご来局頂いた方の体質に沿った治療の選択をできるようになりたいという思いから「漢方の道」へ。
記事作成者 薬剤師 前原 信太郎

実績:伝統漢方研究会 2017年・2021年・2025年 学術発表
沖縄で開業医をしていた祖父と薬の話しをしていた事から薬剤師の道を目指すように。
調剤薬局の薬剤師として6年間勤務。
漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。
調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。














