
「お風呂で体を洗っている時、ピンポン玉のようなものが下に触れて驚いた…」
「夕方になると、何かが下がってくるような違和感や重だるさが強くなる…」
「尿が出にくかったり、もれたりして、外出が不安…」
「恥ずかしくて家族にも言えず、病院にも行きづらい…」
骨盤の底で内臓を支えている筋肉や靭帯がゆるみ、子宮や膀胱、直腸が下がってくる状態を「骨盤臓器脱」と呼びます。
子宮が下がるものが「子宮脱」です。出産を経験した女性や、更年期以降の女性には、めずらしくないお悩みです。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、婦人科での診察や治療と併用しながら、内臓を支えて持ち上げる体の力を、内側から養うお手伝いをいたします。
【この記事の結論:「子宮脱・骨盤臓器脱」に対する漢方の考え方】
- 不調の正体(原因):西洋医学では「出産や加齢などで、骨盤の底の筋肉や靭帯がゆるむこと」とされます。漢方では、内臓を上に支えるエネルギーの不足や、年齢による土台の力の低下ととらえます。
- 漢方の考え方:体操や器具、手術といった治療を土台に、持ち上げる力と土台の力を補い、下がる感じや疲れやすさを和らげます。
- 対象となる主なお悩み:下がってくる違和感、夕方や立ち仕事のあとに強まる不快感、尿もれ・尿の出にくさ、疲れやすさ。
子宮脱・骨盤臓器脱とは?西洋医学の原因と病院での治療
骨盤の底には、ハンモックのように子宮や膀胱、直腸を支える筋肉と靭帯(骨盤底筋群)があります。
この支えがゆるむと、子宮や膀胱、直腸が下がり、腟から出てくることがあります。下がる場所によって「子宮脱」「膀胱瘤(ぼうこうりゅう)」「直腸瘤(ちょくちょうりゅう)」と呼ばれ、同時に起こることも少なくありません。
主な症状
- 何かが下がってくる感じ、股に物がはさまった感じ
- 入浴時や排便時に、ピンポン玉のような丸いものが触れる
- 朝は軽く、夕方や立ち仕事のあとに強まる
- 尿がもれる、出にくい、トイレが近い
- 便が出にくい、残った感じがする
起こりやすくなること
- 出産(とくに回数が多い、赤ちゃんが大きかった場合)
- 加齢、閉経による女性ホルモンの低下
- 肥満、慢性の便秘、長引く咳(お腹に圧がかかること)
- 重い物を持つ仕事、長時間の立ち仕事
※尿がまったく出ない、出ている部分がこすれて出血する・ただれて強く痛む、指で押しても戻らないといった場合は、すぐに医療機関(婦人科・女性泌尿器科)を受診してください。
病院での治療
婦人科や女性泌尿器科で診察を受けます。
軽い場合は、骨盤の底の筋肉をきたえる体操(骨盤底筋体操)が基本です。
進んでいる場合は、腟の中にリング状の器具を入れて支える方法(ペッサリー)や、手術が検討されます。いずれも、下がった臓器を支えるための大切な治療です。
恥ずかしさから受診が遅れがちですが、治療の方法がある病気ですので、まずは婦人科でご相談ください。
漢方での考え方|「支えて持ち上げる力」を養う
漢方では、内臓をあるべき位置に保つのは「気(き)」の働きと考えます。
気が足りなくなると、内臓を上に支えきれず、下がりやすくなります。
朝は楽なのに、疲れた夕方に症状が強まるのは、1日の中で気を使い切ってしまうためととらえます。
| 漢方のとらえ方 | あなたの主な症状・体質 | 太陽堂の漢方アプローチ(働き) |
| 持ち上げる力の不足 「中気下陥(ちゅうきかかん)」 | 夕方や疲れた時に下がる感じが強まる。疲れやすい、声に力がない、食後に眠くなる。 | 【気を補い、持ち上げる力を養う漢方薬】 胃腸の働きを助けてエネルギーを補い、内臓を支える力を養います。 |
| 土台の力の低下 「腎虚(じんきょ)」 | 閉経後から気になりだした。足腰のだるさ、夜中のトイレ、咳やくしゃみでの尿もれ。 | 【土台の力を補う漢方薬】 年齢とともに弱りやすい体の土台を養います。 |
| 余分な水と冷え 「水毒(すいどく)」 | 下半身が冷える、むくみやすい、おりものが多い。 | 【体を温め、余分な水をさばく漢方薬】 下半身の冷えとむくみを整え、重だるさを和らげます。 |
| 便秘といきみの負担 | 便が硬く、強くいきむことが多い。お腹が張る。 | 【お通じを整える漢方薬】 いきまずに出せる状態を目指し、骨盤の底への負担を減らします。 |
※漢方薬はお一人おひとりの体質に合わせてお作りします。ご相談のうえで最適な組み合わせをご提案いたします。
【薬剤師コラム①】体操や器具の治療と、漢方の役割は違います
担当薬剤師:前原(調剤薬局での勤務経験あり)
ご相談の最初に、正直にお伝えしていることがあります。下がってしまった臓器を、漢方薬だけで元の位置に戻すことはむずかしいと考えています。ここは、体操や器具、手術といった病院の治療が受け持つところです。
漢方が受け持つのは、内臓を支えるエネルギーを補い、疲れやすさや下がる感じ、尿のトラブルを和らげる側です。
とくに、夕方になるとつらい、疲れると悪化するという方は、体のエネルギーが不足しているサインと考えます。
まずは婦人科で状態を確認していただき、そのうえで体の側を一緒に整えていきましょう。
【薬剤師コラム②】一人で抱え込まないでください
担当薬剤師:石川(調剤薬局での勤務経験あり)
デリケートな場所のお悩みは、ご家族にも話しにくく、一人で抱え込んでしまいがちです。
ですが、骨盤臓器脱は、出産を経験した女性にはめずらしくない、治療の方法がある病気です。恥ずかしいことではありません。
外出や旅行、趣味の時間をあきらめてしまう前に、まず婦人科で相談してみてください。
そのうえで、疲れやすさや冷え、お通じ、尿のトラブルなど、体全体の調子を整えるお手伝いができればと思います。
患者さんの声に他の患者様の症例ものっています。(患者さんの声 不妊症・婦人科疾患) どうぞ参考にされて下さい。
自宅でできるセルフケア・食養生
漢方薬の服用と併せて、次の点に気をつけると、骨盤の底への負担を減らせます。
- 骨盤底筋体操を毎日の習慣に: やり方は、婦人科や専門の理学療法士に教わると安心です。毎日コツコツ続けることが大切です。
- 便秘を防ぎ、強くいきまない: 強くいきむことは、骨盤の底の大きな負担になります。水分と食物繊維をとり、便をやわらかく保ちましょう。
- 重い物を持つ時の工夫: 息を止めず、「ふーっ」と吐きながら持ち上げるように意識します。
- 体重が増えすぎないように: 体重の増えすぎはお腹の圧を高め、臓器を下へ押す原因になります。
- つらい時は横になる: 立ちっぱなしで違和感が強くなった時は、無理をせず横になって骨盤の底を休ませましょう。
よくあるご質問(FAQ)
婦人科でペッサリーや体操の指導を受けていますが、漢方薬は併用できますか?
はい、併用していただけます。
病院の治療はそのまま続けてください。お薬手帳など、今の治療内容が分かるものをお持ちいただけると、飲み合わせを確認したうえでご提案できます。
漢方薬を飲み始めて、どのくらいの期間で変化を感じられますか?
疲れやすさや夕方のつらさ、お通じなどの変化は、早い方で1〜3ヶ月程度で感じられることがあります。
体を支える力を養うには時間がかかるため、体操とあわせて、3〜6ヶ月の単位で見ていきます。下がりの程度そのものは、婦人科で定期的に確認してもらいましょう。
どのような時に病院を受診すべきですか?
尿がまったく出ない、出ている部分から出血する・ただれて痛む、押しても戻らない時は、早めに婦人科を受診してください。
下がってくる感じに気づいたら、恥ずかしがらずに、程度が軽いうちに一度、婦人科や女性泌尿器科で診察を受けておくと安心です。
費用はどのくらいかかりますか?
目安として、1週間あたり5,000円前後〜(1ヶ月で2万円前後から)とお考えください。相談料は無料です。
体質や組み合わせる漢方の内容によって変わるため、お作りする前に必ず金額をはっきりお伝えし、ご納得いただいてからスタートします。ご予算のご希望も遠慮なくお聞かせください。
まとめ|病院の治療と、支える力を養う体づくりを
子宮脱・骨盤臓器脱は、人に言いにくく、我慢してしまいやすいお悩みです。
婦人科の治療を土台にしながら、内臓を支える力と体の土台を、漢方で内側から養っていく。それが漢方の役割だと考えています。
どうぞお気軽にご相談ください。
その他にも疑問に思ったことがあればお気軽にお問い合わせください。

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太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
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そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
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「煎じ薬」をお勧めしております。
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お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。




