
「白血病の治療中に、肺にカビが見つかった…」
「抗がん剤で免疫が落ちていると言われ、肺炎が心配…」
「治療は終わったけれど、体力がなかなか戻らない…」
侵襲性肺アスペルギルス症(IA)は、免疫が強く落ちている方に、カビの一種「アスペルギルス」が肺の中で急速に広がる病気です。進行が速い病気なので、疑ったらすぐに病院で診断と治療を受けることが大切です。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、病院の治療(点滴や内服の抗真菌薬)と併用しながら、治療と並走する体力づくり、治療後の回復期の体づくりのご相談を受けています。
【この記事の結論:「侵襲性肺アスペルギルス症」に対する漢方の考え方】
- 不調の正体(原因):西洋医学では「白血病や抗がん剤、移植、長期のステロイドなどで体を守る白血球(好中球)が減り、吸い込んだアスペルギルスを除去できずに肺の中で増えること」とされます。漢方では、体を守る力(気)が極端に落ちた状態に菌がつけ込んだものと考えます。
- 漢方の考え方:病院の抗真菌薬と併用できます。漢方が受け持つのは、治療中の食欲・体力・胃腸を支えること、治療後に体力を取り戻すこと、再び感染しにくい体を作ることです。
- 対象となる主なお悩み:抗がん剤や治療で食欲と体力が落ちている、退院後に息切れとだるさが続く、また感染するのではという不安。
侵襲性肺アスペルギルス症(IA)とは?西洋医学の原因と病院での治療
アスペルギルスは身の回りに広くいるカビで、健康な方の肺では病気を起こしません。しかし白血病の治療中や抗がん剤の使用中、臓器や骨髄の移植後、長期にステロイドや免疫抑制薬を使っている方は、真菌や細菌から体を守る白血球の一種「好中球」が減っています。そのため、吸い込んだアスペルギルスを除去できず、肺の中で急速に増えてしまいます。
感染を防ぐために抗菌薬や抗真菌薬を前もって使う「予防投与」が行われますが、薬が効きにくい菌や、予防でカバーしきれない菌によって感染することがあります。
主な症状
- 発熱:抗菌薬を使っても下がらない熱が続きます。
- 胸痛・咳・痰:胸の痛み、乾いた咳や痰が出ます。
- 血痰・喀血:菌が血管を傷つけて出血することがあります。
- 息苦しさ:肺の広い範囲に炎症が及ぶと息切れが強くなります。
ほかのアスペルギルス症と症状は似ていますが、進行が速く、発症から数週間で急速に悪化することがあるのが大きな違いです。
病院での検査とお薬の分類
胸部CTと、血液の抗原検査(ガラクトマンナン抗原など)、痰や気管支鏡での検査で早期に診断します。治療は、点滴や内服の抗真菌薬(ボリコナゾールなどのアゾール系、アムホテリシンB製剤など)が中心で、免疫が戻るまで続けます。
治療が難しい病気のため、早く見つけて早く治療を始めることがいちばんの鍵になります。免疫が落ちている時期に発熱や咳が出たら、様子を見ずにすぐ主治医に連絡してください。
漢方での考え方|病院の治療と「並走する体力づくり」
漢方では、IAを「体を守る力(気)が極端に落ちた状態に菌がつけ込んだもの」と考えます。太陽堂では、菌に働きかける漢方薬を中心に考えつつ、免疫が落ちていることが多いため、体を守る力を支える漢方薬が必ず必要と考えています。
病院の抗真菌薬と併用しながら、治療中の体を支える場面と、治療が一段落してからの回復期で漢方が受け持てる範囲が広がります。入院中や治療中の服用は、主治医に確認のうえで進めます。症状に合わせた漢方薬(咳と痰・血痰・だるさ)の考え方は、肺アスペルギルス症のページに詳しく書いています。
| 段階 | 主なお悩み | 太陽堂の漢方アプローチ(働き) |
| 治療中(主治医に確認のうえ) | 食欲がない、吐き気、だるさ、口内炎、眠れない。 | 【胃腸を整え、食べる力と体力を支える漢方薬】で、治療を続けられる体を保ちます。 |
| 回復期(治療が一段落したあと) | 退院しても体力が戻らない、息切れ、汗をかきやすい、風邪をひきやすい。 | 【体を守る力(免疫)を補い、肺の働きを支える漢方薬】で、少しずつ体力を取り戻します。 |
| 再発への備え | 次の治療が控えている、感染をくり返したくない。 | 【菌に働きかける漢方薬】と体を守る力を支える漢方薬で、感染しにくい土台を作ります。 |
※漢方薬はお一人おひとりの体質に合わせてお作りします。免疫が落ちている時期は、主治医に確認のうえで服用を始めます。病院でのお薬の内容をうかがったうえで、最適な組み合わせをご提案いたします。
▼ 症状別の漢方の考え方は、肺アスペルギルス症(肺真菌症)のページをご覧ください。
この内容以外にも「太陽堂が考える肺疾患」についてお話しを書いています。どうぞ参考にされて下さい。
【薬剤師コラム①】ご家族からのご相談が多い病気です
担当薬剤師:林(調剤薬局・漢方専門薬局での勤務経験あり)
侵襲性肺アスペルギルス症は、ご本人が入院中で、ご家族から「何かできることはないか」とご相談いただくことが多い病気です。まずお伝えするのは、病院の抗真菌薬と漢方は併用できるということです。
主治医に確認のうえで、食欲と体力を支える漢方薬をご提案します。食べられる体に戻ることが、長い治療を乗り切る土台になります。退院後に「体力が戻らない」「また感染しないか不安」という段階からのご相談も多く、そこからは漢方が受け持てる範囲が広がります。
入院先の治療内容と検査結果をお持ちのうえ、ご家族だけでもお気軽にご相談ください。
【薬剤師コラム②】免疫が落ちている時期の服用は、必ず主治医に確認を
担当薬剤師:椙田(病院での勤務経験あり)
抗がん剤や免疫抑制薬の治療中は、お薬同士の影響や感染管理の面で、飲むものに注意が必要な時期です。漢方薬も例外ではなく、服用してよいか・いつからかは必ず主治医に確認してください。
太陽堂では、治療内容をうかがってから、飲んでよい時期と組み立てをご提案します。退院後の回復期は、食欲・睡眠・体力を順に整えていくと、次の治療への備えにもなります。
発熱・咳・胸の痛みが出たときは、漢方で様子を見ずに、すぐ病院へ連絡してください。
患者さんの声に他の患者様の症例ものっています。(患者さんの声 アスペルギルス症)どうぞ参考にされて下さい。
自宅でできるセルフケア・食養生(回復期)
主治医の指示を守ったうえで、感染を防ぎ、体力を取り戻す生活を心がけましょう。
- カビとほこりを避ける:掃除・庭仕事・工事現場の近くではマスクを。加湿器やエアコンは清潔に保ちましょう。
- 手洗い・うがい・人混みを避ける:免疫が戻るまでは、感染予防をいちばんに。
- 食事は加熱したものを中心に:生ものを避け、たんぱく質を意識して、少量を回数多く食べましょう。
- 体力は少しずつ:無理をせず、短い散歩から。息切れや発熱があれば中止して主治医へ。
- 体温と体調の記録:熱・咳・息切れをメモしておくと、受診のタイミングを逃しません。
よくあるご質問(FAQ)
入院中や抗がん剤の治療中でも、漢方薬を飲めますか?
はい、病院の治療と併用できます。お薬同士の影響や感染管理の面で、飲んでよい時期を主治医に確認してから始めます。
太陽堂では、治療内容をうかがったうえで、飲んでよい時期と組み立てをご提案します。ご家族からのご相談も受けています。
病院の抗真菌薬と併用しても大丈夫ですか?
はい、病院のお薬と併用して問題ありません。
病院のお薬で菌を抑えながら、漢方で食欲・体力・体を守る力の側を支えていく役割分担です。お薬手帳をお持ちください。
退院後、いつから相談できますか?
治療が一段落して主治医から日常生活の許可が出た段階から、ご相談いただけます。「体力が戻らない」「息切れが続く」という回復期のお悩みから始める方が多いです。
どのくらいの期間で変化を感じられますか?
食欲やだるさの変化は、早い方で1〜3ヶ月程度で感じられることがあります。体力の回復は、病院の検査の経過に合わせて半年ほどかけて見ていきます。
費用はどのくらいかかりますか?
目安として、1週間あたり5,000円前後〜(1ヶ月で2万円前後から)とお考えください。相談料は無料です。
体質や組み合わせる漢方の内容によって変わるため、お作りする前に必ず金額をはっきりお伝えし、ご納得いただいてからスタートします。ご予算のご希望も遠慮なくお伝えください。
まとめ|病院の治療と併用しながら、体力を支える
侵襲性肺アスペルギルス症は、進行が速く、早い診断と病院の治療が大切な病気です。
病院の抗真菌薬で菌を抑えながら、漢方で食欲・体力・体を守る力を支える。
治療が一段落したら、体力を取り戻し、再び感染しにくい体を作っていきましょう。
ご本人でもご家族でも、新宿の漢方薬局「太陽堂」へどうぞお気軽にご相談ください。

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太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。




