不眠症(睡眠障害)は、自分に合う漢方薬を飲む事が大事になってきます。

 
「睡眠薬」を飲まないと中々眠れなくて…
 
途中で目が覚めると眠れなくなる。
 
眠りが浅くて寝た気がしない…
 
眠れないのは疲れがたまる一番の原因になってしまいます。
 
「眠れる生活を目指して漢方薬を試してみませんか?」
 
原因は1つだけではなく、その方々によって違ってきます。
 
自身に合う「不眠症」の原因を探してみましょう。
 

 

不眠症(睡眠障害)とは

「睡眠障害」とは、
 
・寝る時間に眠れない
・日中にも眠い状態が続く
・睡眠中に意識のないまま起きてしまう
 
など睡眠に関する様々な症状になります。
 
この色々ある「睡眠障害」の症状の1つが「不眠症」です。
 
男性よりも女性に多く、近年では「約5人に1人」が不眠と言われています。
 
20~30歳代に始まり加齢とともに増加、40代以降急激に眠れなくなる方が多いです。
 

不眠症(睡眠障害)の原因

色々な原因が考えられますが、
 
・不安やストレス
・体内時計の乱れ
・間違った睡眠習慣
・クスリの副作用
・性ホルモンの乱れ
 
などが要因として挙げられます。
 
中でも「不安」「体内時計の乱れ」が不眠の原因になる事が多いです。
 
また「男女比」「年齢(生理が止まる、更年期症状など)」などは「性ホルモン」が大きく関係しています。

「不安」が「不眠」に繋がるのはなぜ?

皆さんも「次の日に大事な用事があって眠れない」という経験をした事はあるのではないでしょうか?
 
子供が次の日に遊園地に行く事を楽しみにして眠れないように、大人でも色々気になって眠れない事は多いと思います。
 
不眠症の方は「眠れない事にも不安を感じている」事が多いです。
 
眠れない事に不安を感じて「どうにか眠ろうと行っている習慣」が更に不眠を悪化させています。
 
例えば「休日の寝だめ」・「長時間の昼寝」などは「体内時計の乱れ」に繋がり、不眠症を更に悪化させる事が多いです。
 

「体内時計の乱れ」について。

近年では仕事の都合上、休みぐらいはと生活リズムが崩れ「昼夜逆転の生活」をしている方も多いです。
 
「1日くらい…」・「1週間くらい…」と思っていたのが、少しずつ生活リズムが崩れ「体内時計の乱れ」に繋がってしまいます。
 
先程も出てきた「休日の寝だめ」・「長時間の昼寝」は「体内時計の乱れ」に繋がり、身体自体の勘違いがおこる事が多いです。(海外に行った時の時差ボケのようなものです。)
 
朝は「朝日をあびて」「昼寝は30分以内」にしましょう。
 
朝日をあびる理由としても「睡眠ホルモン」の「メラトニン」が関係してきます。
 

「メラトニン」の作用とは?

「朝日をあびる」と体内時計からの指令で「メラトニン」の分泌が止まります。
 
「メラトニン」は目覚めてから14〜16時間ぐらい経過すると体内時計からの指令によって再び分泌され、深部体温が低下し休息に適した状態へと導かれ、睡眠を促進してくれます。
 
この「睡眠ホルモン」の「メラトニン」は脳の松果体から出ている為、「自律神経の調節」が不眠症には一番大切になってきます。
 

不眠症(睡眠障害)の症状と漢方薬

漢方薬を考えていくうえで一番大切なのが「どんな不眠で悩んでいるか」です。
 
不眠症にも色々あり
 
・ずっと夢を見ていて寝た気がしない。
・寝つきが悪くて中々眠りにつけない。
・途中で目が覚めると眠れなくなる。
 
などになります。
 
症状としては色々ありますが、大きく2つに分けると、
 
・寝つきが悪い・寝たけど寝た気がしない「入眠障害」「熟眠障害」の方
 
・途中で起きてしまう「中途覚醒」「早朝覚醒」の方
 
です。
 
この2つに分けて説明していきますね。
 

「入眠障害」・「熟眠障害」の方の漢方薬

「入眠障害」・「熟眠障害」の方は「気の発散不足」「水の滞り」などが原因で「自律神経の乱れ」がおこっている事が多いです。
 
「今後の不安」「過去のトラウマ」などがフラッシュバックしてきてしまい眠れず、人によっては「気になる出来事の夢を見る」事もあります。
 
そんな「入眠障害」・「熟眠障害」の方の場合は、
 
「気の発散を助けてくれる漢方薬」
「気の滞りを改善する漢方薬」
「水の巡りを良くする漢方薬」
 
などを使う事が多いです。
 

「中途覚醒」・「早朝覚醒」の方の漢方薬

「中途覚醒」・「早朝覚醒」の方は「血毒症状(血の巡りとはまた違った症状です。)」が原因で「自律神経の乱れ」がおこっている事が多いです。
 
これからどうしていこうか・何か解決策はないかなど「物事を理論的に考えすぎる」傾向にあります。
 
そんな「中途覚醒」・「早朝覚醒」の方の場合は、
 
「血毒を改善する漢方薬」
 
を使う事が多いです。
 
大きく2つに分けましたがこれ以外の症状も多々あります。(トイレに何度も目が覚めて眠れないなど)
 
不眠症の漢方薬は1つだけではないので、どのような原因があって「自律神経が乱れているか」考えていく事が重要になってきますね。
 

不眠症(睡眠障害)の症例

症例①(昭和59年生、女性) 「入眠障害」

1年半ほど前から寝つきが悪くなり病院に行き睡眠薬を飲み始めたとの事。
睡眠薬を何度かやめようと試みるが眠れない為やはり飲んでしまう。
 
何とか睡眠薬なしでも眠れるようになれればとこちらにご相談に来られました。
 
寝つきが悪い「入眠障害」で悩まれていたので、
 
気の発散を助けてくれる漢方薬
水の巡りを良くする漢方薬
 
の2種類を組み合わせて出させて頂きました。
 
漢方服用開始から2ヶ月、最大2錠まで増えていた睡眠薬の量を半錠まで減らす事が出来たとの事。
少しずつ眠りの調子が改善してきているとの事。
 
漢方服用開始から4ヶ月、この1ヶ月は、1錠も睡眠薬を飲んでいないとの事。
こんなに早く睡眠薬が抜ける事もないので私自身もビックリしました。
 
漢方服用開始から6ヶ月、睡眠薬を抜いてから2ヶ月が経つのでそろそろ妊活を始めるとおっしゃっていました。
妊娠検査薬で陽性が出て病院に行った所、妊娠が確認。
 
本当は体質改善も含めてもう少し漢方を飲んで頂きたかったのですが、妊娠が確認出来た為ここで治療終了。
出産した後お子様のお顔を見せにご来局してくれたのですが、睡眠で悩む事もなくなったそうで元気に過ごされているとの事で安心しました。

症例②(昭和22年生、女性) 「中途覚醒」

2ヶ月前位より不眠症に悩みこちらにご相談に来られました。
病院で睡眠薬(マイスリー)をもらっているが改善が見られないとの事。
 
入眠障害・中途覚醒どちらもあるが、途中で起きてしまう「中途覚醒」の方が気になるとの事でした。
原因としてはストレスで眠れなくなったとの事。
 
漢方の種類としては、
 
血毒を改善する漢方薬
身体を楽にする漢方薬
 
の2種類を組み合わせて出させて頂きました。
 
漢方服用開始から1ヶ月、寝つきも良くなり起きる回数も減っているとの事。
身体も楽になっているような気がするとおっしゃっていました。
 
漢方服用開始から2ヶ月、この1ヶ月でマイスリーは1回使った程度。
ほとんど使う事なく眠れるようになったとの事。
 
漢方服用開始から4ヶ月、マイスリーを使う事なく眠れるようになったとの事。
順調に改善が見られているのでご本人の希望により治療終了とさせて頂きました。
 
本来であればもう少しお時間を頂き治療終了までいくのですが、早くに改善が見られた為ここで治療終了とさせて頂きました。
再発が少し心配ですが、引き続きこの調子で悪くなる事なく過ごせると何よりですね。
 

 
症例・漢方治療歴に他の患者様の症例ものっています。 どうぞ参考にされて下さい。
症例・漢方治療歴 不眠症(睡眠障害)