便秘や生理痛(月経困難症)に効果の高い「桃核承気湯」。
生理痛と言っても痛みが出る時期や痛み方はその方によって違ってきます。
「桃核承気湯」は生理痛や便秘以外にも使う事出来る漢方薬です。
「桃核承気湯」の説明していきますね~
「桃核承気湯」てどんな漢方薬?
「桃核承気湯」の中身は、
〇大黄(ダイオウ)
〇芒硝(ボウショウ)
〇桃仁(トウニン)
〇桂皮(ケイヒ)
〇甘草(カンゾウ)
の5種類で比較的生薬の種類は少ない漢方薬です。
オ血と言われる血の滞りを改善する事を目的として「桃仁」と「大黄」が入っています。
オ血の症状としては「月経異常」や「お腹の痛み」などです。
オ血に関しては「桂枝茯苓丸」のご紹介の時に詳しく書いていますのでそちらを参考にして見て下さいね。
「桂枝茯苓丸」
次に「桂枝」と「甘草」を組み合わせる事で「気の上衝」に使えます。
「のぼせ」や「動悸」などが「気の上衝」になりますね。
オ血を改善する生薬の「大黄」は大腸を刺激する事で。
「芒硝」は腸内に水を呼ぶ事で便秘を改善していきます。
オ血の漢方薬「桃核承気湯」と「桂枝茯苓丸」の違いは?
「桃核承気湯」は「実証」に使う事が多いと言われています。
「実証」=身体が大きい人というイメージがあるかもしれませんがそんな事はありません。
身体がそんなに大きくない方でも「桃核承気湯」を使う事はあります。
一番の違いは「桂枝」と「甘草」がある「桃核承気湯」と「桂枝」しかない「桂枝茯苓丸」です。
「桃核承気湯」は「気の上衝」がある方(パニック症状などの精神的な症状)にも使う事が出来る漢方薬になっています。
どんな生理痛に「桃核承気湯」は使えるのでしょうか?
「桃核承気湯」はオ血の漢方薬になるので血を巡らせる作用があります。
「生理前~生理2日目辺り」の血が一番滞る時期に出る生理症状に「桃核承気湯」は使いやすいです。
「桃核承気湯」は便秘にも使える為、生理が近づくと便秘する方にも合っています。
「桃核承気湯」のまとめ
「桃核承気湯」は生理や便秘に使えるのはもちろんの事、精神的な症状にも使える漢方薬になっています。
近年では脂物の食事が増えている為、血が滞る方が多いです。
その為太陽堂では精神症状にも使う事が多いですよ~
今回ご紹介しました「生理痛(月経困難症)」に関しては、ホームページでお話ししています。
ぜひ参考にされてみて下さい。
太陽堂ホームページ 生理痛(月経困難症)
※症状や効果効能は個人差があります。同等の効果を保証するものではないので、ご了承ください。