
「突然、胸にチクッとした痛みと息苦しさを感じて病院に行ったら『気胸』と言われた…」
「背が高く痩せ型で、『体質だから予防法はない』と医師に言われ、再発に怯えている…」
「ドレーン(管)を入れる治療や、胸腔鏡下手術(VATS)をしたのに、また穴が開いてしまった…」
「COPD(肺気腫)などの持病があり、続発性気胸を起こして呼吸がずっと苦しい…」
「手術をするほどではない『軽度』と言われ経過観察になったが、いつ悪化するか不安だ…」
肺の表面にできた「ブラ(のう胞・風船のような弱い部分)」が破れ、漏れ出した空気が肺を圧迫して縮んでしまう「気胸」。
特に10代〜30代の背が高く痩せ型の男性に多い「原発性自然気胸」や、中高年で肺に持病がある方に起こる「続発性気胸」などがあります。
病院では、軽度であれば「安静にして自然治癒を待つ」、空気が多く漏れていれば「胸から管を入れて空気を抜く(ドレナージ)」、何度も繰り返す場合は「胸腔鏡で穴を塞ぐ手術」が行われます。
しかし、これらはあくまで「今開いてしまった穴を塞ぎ、空気を抜くための対症療法」であり、「なぜ肺の表面に弱い風船(ブラ)ができてしまうのか」という根本原因を治すものではありません。そのため再発率が非常に高く、「またいつ胸が痛くなるか分からない」という恐怖を抱えながら生活している方が非常に多い領域です。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、ただ不安なまま安静にするのではなく、「なぜ肺の組織が薄く脆くなってしまったのか」という根本的な『栄養を吸収する力(脾気虚)』や『肺の潤い不足(肺陰虚)』に着目し、体の内側から組織の材料を補い、弾力のある丈夫な肺を取り戻すための体づくりを漢方でサポートいたします。
気胸とは?西洋医学の限界と他疾患との違い
【太陽堂における気胸(自然気胸など)の漢方サポートまとめ】
- 原因: 西洋医学では「肺表面のブラ(のう胞)の破裂」とされるが、漢方では根本原因を、肺の潤いや弾力が不足した「肺陰虚(はいいんきょ)」や、栄養を吸収して組織を丈夫にする力が弱い「脾気虚(ひききょ)」と捉える。
- アプローチ: 胃腸を丈夫にして組織を作る材料を補い、肺にたっぷりと潤いを与える生薬を用いた煎じ薬で、再発しにくい(ブラができにくい)根本的な体質改善を目指す。
- 目安期間: 退院後や経過観察中の状態によるが、早い方で1~3ヶ月程度で「息苦しさが減った」「疲れにくくなった」と感じ、数ヶ月〜年単位でじっくりと、再発不安が少ない穏やかな丈夫な状態を育てていくケースが多い。
気胸は、何らかの理由で肺の表面の膜が脆くなり、そこに圧力がかかることで破裂して空気が漏れる病気です。
「肺気腫(COPD)」や「非結核性抗酸菌症」との違い
呼吸器に症状が出る疾患は他にもありますが、原因とアプローチが明確に異なります。
| 疾患名 | 主な症状と特徴 | 気胸との違い・関係性 |
| 気胸 (自然気胸など) | 突然の胸の痛み、息苦しさ、空咳。 | 肺に「物理的な穴」が開いた状態です。若い痩せ型男性に多いのが特徴です。 |
| 肺気腫(COPD) | 慢性的な息切れ、痰、咳。喫煙歴がある高齢者に多い。 | 肺の細胞が壊れてスカスカになる病気です。これが原因で気胸(続発性気胸)を起こすことが多々あります。 |
| 非結核性抗酸菌症 (NTM) | 長引く咳、血痰、微熱、だるさ。中高年の女性に多い。 | 菌の感染による慢性的な炎症です。気胸とは原因が全く異なります。 |
| 気管支喘息 | ヒューヒュー、ゼーゼーという呼吸音(喘鳴)、夜間〜明け方の咳。 | 気道(空気の通り道)のアレルギー性炎症であり、肺に穴が開くわけではありません。 |
【西洋医学(病院)での一般的な対応】
気胸を発症した場合、西洋医学の治療は「漏れた空気を抜くこと」に特化しています。軽度なら経過観察、中等度以上なら「トロッカーカテーテル(胸腔ドレナージ)」による脱気、それでも空気が漏れ続ける場合や再発を繰り返す場合は、「胸腔鏡下手術(VATS)」でブラを切り取ったり、「癒着療法」で肺と胸壁をくっつけたりします。
これらは命を守り、社会復帰するために絶対に必要な処置です。しかし、「退院後にまた別の場所にブラができたらどうしよう」という再発予防に対して、西洋医学では有効な予防薬がありません。そのため、「自分でできる体質改善をしたい」と漢方アプローチを求めてご来局される方が後を絶たないのです。
【薬剤師コラム①】「手術したからもう安心」ではない気胸の怖さ
担当薬剤師:林(調剤薬局・漢方専門薬局での勤務経験あり)
「手術で穴の開いた部分を切り取ったのに、半年後に逆の肺が気胸になってしまいました。もう手術は嫌です」というご相談を非常によくお受けします。
気胸は、手術をしても再発率が比較的高い疾患として知られています。なぜなら、手術は「今にも破れそうな風船(ブラ)」を見つけて切り取ることはできても、「肺全体が薄く、脆い風船になりやすい体質」そのものを治したわけではないからです。
東洋医学(漢方)の役割は、西洋医学(手術やドレーン)で危機を脱した後に、「肺の細胞一つひとつに潤いと栄養を届け、分厚く弾力のある丈夫な肺(破れにくい風船)を作ること」です。病院の治療と漢方を組み合わせることは、再発の恐怖から抜け出すための非常に理にかなったアプローチと言えます。
太陽堂の漢方アプローチ|胃腸を立て直し、肺を「潤す」
東洋医学(漢方)では、気胸を繰り返しやすい根本原因を、
肺の細胞を瑞々しく保つための冷却水が干上がった「肺陰虚(はいいんきょ)」
食べたものから筋肉や組織を作る力が弱い「脾気虚(ひききょ)」
ストレスや緊張で胸の巡りが滞った「気滞(きたい)」
と捉え、お一人おひとりの体質に合わせてアプローチします。
| お悩みのタイプ | 漢方的な見立て | 太陽堂の漢方アプローチ(働き) |
| 背が高く痩せ型、胃腸が弱い 食べても太れない、疲れやすい | 組織を作るエネルギー不足(脾気虚) 消化吸収を担う「脾(胃腸)」が弱く、肺や筋肉といった組織を分厚く丈夫に育てるための材料(気・血)が不足している状態。 | 【胃腸を助け、組織を育てる漢方】 胃腸の働きを優しく立て直し(健脾益気)、食事からの栄養をしっかりと吸収して、脆い肺の組織を内側から補強する土台を作ります。 |
| 空咳が出やすい、喉が乾燥する 肌がカサカサする、微熱が出やすい | 肺の潤い不足と乾燥(肺陰虚) 肺を保護する潤い(陰)が不足し、肺の膜が乾燥して弾力を失い、少しの圧力でパリッと破れやすくなっている状態。 | 【たっぷりと潤いを補給する漢方】 肺に直接働きかけて「陰(潤い)」を補給し(滋陰潤肺)、肺の組織に瑞々しい弾力を取り戻して、風船(ブラ)の破裂を防ぎます。 |
| ストレスが多い、呼吸が浅い 胸が締め付けられるように苦しい | 気の滞りと呼吸の緊張(気滞・胸痺) 再発への恐怖や日常のストレスにより、胸の周辺の「気」が滞り、スムーズな呼吸ができずに肺に不自然な圧力がかかっている状態。 | 【緊張を解きほぐし、巡りを整える漢方】 張り詰めた神経を優しくリラックスさせ、胸に滞った気の巡りを促す(理気寛胸)ことで、肺への過剰な負担を和らげます。 |
【薬剤師コラム②】なぜ「背が高く痩せ型の若い男性」に多いのか?
担当薬剤師:椙田(漢方専門薬局での勤務経験あり)
自然気胸が「背が高く痩せ型の若い男性」に多い理由をご存知でしょうか。
西洋医学では「急激に身長が伸びる過程で、肺の成長が胸郭(あばら骨)の成長に追いつかず、肺の上部が引っ張られて負担がかかるため」と考えられています。
これを東洋医学(五行説)の視点で紐解くと、非常に興味深いことが分かります。東洋医学には「土生金(どしょうきん:胃腸が肺を育てる)」という法則があります。急激な成長期に、胃腸(土)の消化吸収力が追いつかないと、肺(金)に十分な栄養と潤いを送り届けることができず、肺の膜が薄く引き伸ばされて脆くなってしまうのです。
そのため、太陽堂では肺だけを診るのではなく、必ず「胃腸(脾)」の強さを確認します。「漢方を飲んで少し胃腸が元気になり、健康的な体格になってきたら、ピタリと気胸の再発が止まった」というケースが多いのは、この「土生金」の法則に沿って根本から体が丈夫になった証拠なのです。
気胸(再発不安)のお悩みを和らげる漢方サポートの症例
「手術してもまた再発するのでは」と恐怖を抱えていた方が、漢方を取り入れることで「肺が丈夫になり、安心できる日常」を取り戻された事例をご紹介します。
事例① 20代男性|手術後も繰り返す「自然気胸の再発」
高校生の時に初めて右肺の気胸を起こし、ドレーン治療。その後20代になり左肺も気胸を起こして胸腔鏡手術を受けました。しかし、退院後半年でまた右肺に違和感(軽度の気胸)が生じ、「このままずっと肺が破れ続けるのか」と精神的にも参ってしまい、お母様と一緒にご相談に来られました。(175cm、55kgの細身体型)
- お悩み: 手術後も繰り返す気胸、再発への恐怖、胃腸が弱く太れない。
- サポート内容: 胃腸の弱さによる組織の栄養不足(脾気虚)と、肺の潤い不足(肺陰虚)と見立て、まずは胃腸を立て直して食事の栄養を吸収しやすくし、肺にたっぷりと潤いを届ける漢方薬をご提案しました。
- 経過:
- 1ヶ月後: 漢方を飲み始めてから、食後の胃もたれがなくなり、ご飯をしっかり食べられるようになってきました。
- 3ヶ月後: 呼吸が深くなり、胸のチクチクした違和感が消えました。体重が自然と2kgほど増え、少しがっちりとした体つきになってきました。
- 1年後: 漢方服用中は一度も気胸を再発することなく過ごせました。「体が丈夫になった実感が持てて、再発の恐怖からようやく解放されました」と大変喜ばれ、無事に服用終了(卒業)となりました。
事例② 60代男性|COPD(肺気腫)に伴う「続発性気胸と息苦しさ」
長年の喫煙歴があり、COPDと診断されていました。ある日突然呼吸が苦しくなり、救急搬送され軽度の気胸(続発性気胸)と診断されました。管を入れる治療で退院したものの、ベースにCOPDがあるため常に息苦しく、少し歩くだけで息が上がってしまいご来局されました。
- お悩み: COPDによる息苦しさ、気胸の再発不安、長引く空咳。
- サポート内容: 長年の喫煙と加齢による肺の乾燥(肺陰虚)と、全身の生命力低下(腎気虚)と見立て、肺の細胞を強力に潤して弾力を保ちながら、呼吸を助ける「腎」の力を補う漢方薬をご提案しました。
- 経過:
- 1ヶ月後: 漢方を飲むと、長年悩んでいた「コンコン」という乾いた咳が減り、夜ぐっすり眠れる日が増えてきました。
- 3ヶ月後: 肺に潤いが戻ってきたことで呼吸が楽になり、近所の買い物程度であれば息切れせずに歩けるようになりました。
- 半年後: 定期検診で新たなブラの形成は見られず、気胸の再発もありません。「呼吸が楽になり、日常生活の質が劇的に上がりました」と笑顔を取り戻され、現在も肺の保護のために服用を継続されています。
患者さんの声に他の患者様の症例ものっています。(患者さんの声 喘息・肺疾患(呼吸器疾患))
どうぞ参考にされて下さい。
気胸・漢方サポートについてのよくある質問(Q&A)
退院直後(あるいは経過観察中)ですが、すぐに漢方薬を飲み始めても大丈夫ですか?
はい、もちろん大丈夫です。
むしろ、退院直後や「軽度で経過観察」と言われている時期こそ、漢方による体質改善をスタートする絶好のタイミングです。
西洋医学の処置で危険な状態を脱した後は、漢方の得意分野である「細胞に潤いと栄養を届けて、再発しにくい丈夫な肺を作る」アプローチを並行して行うことを強くお勧めいたします。
漢方薬を飲めば、今開いている肺の穴はすぐに塞がりますか?
漢方薬は、今まさに開いてしまっている穴を即座に塞ぐ(物理的な外科手術の代わりになる)ものではありません。
呼吸困難が強い急性期は、必ず病院でのドレーン治療や手術を優先してください。漢方の目的は、「穴が塞がった後、また別の場所に脆い風船(ブラ)ができないように予防すること」です。
再発を防ぐためには、無理にでも体重を増やして太った方が良いのでしょうか?
単にジャンクフードなどで脂肪をつけて太れば良いというわけではありません。
東洋医学で大切なのは、「胃腸(脾)の働きを正常にし、食べたものをしっかりと筋肉や組織(気血)に変えられる体」を作ることです。
漢方で胃腸が元気になると、結果的に健康的な体格に近づく方が多いですが、無理な食事(ドカ食い)は逆に胃腸を痛めるため控えてください。
その他にも疑問に思ったことがあればお気軽にお問い合わせください。

関連するお悩み(呼吸器・免疫・疲労の不調)
気胸や肺の弱さは、呼吸器局所の問題だけでなく、全身の胃腸の働きや免疫力、慢性的な疲労と深く関わっています。ご自身の症状に近いページもぜひご参照ください。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。




