
冷え性を温まる体に整える漢方・養生健康法
冬になるともちろん、夏でも冷房の中で手足が冷えてつらい。
布団に入っても体がなかなか温まらず、眠れない夜を過ごす…。
そんな「冷え性」に悩む方はとても多いのではないでしょうか。
冷えは単に「寒がり」というだけでなく、頭痛・肩こり・むくみ・生理痛・不眠など、さまざまな不調と結びついています。
市販のカイロや厚着で一時的に和らげても、根本的な改善にはつながりません。
では、冷えを体質から整えることで「温まる力」を取り戻すサポートをしています。
冷え性にもいろいろなタイプがあります
ひとくちに「冷え性」と言っても、人によって原因や現れ方はさまざまです。大きく分けると、次のようなタイプがあります。
血流不足タイプ
血のめぐりが悪く、体のすみずみまで温かさが届かない状態。顔色が青白かったり、髪や肌が乾燥しやすい方に多い傾向です。
エネルギー不足タイプ
体を温める力そのものが弱っている状態。疲れやすく、食後に眠くなる、風邪をひきやすいといった人によく見られます。
潤い不足タイプ
体の内側が乾いてしまっていて、熱を保てない状態。手足は冷えているのに、顔はほてりやすい、寝汗をかきやすいなどの特徴があります。
血流が滞るタイプ
血がドロッとしていたり、流れがスムーズでないために冷えるタイプ。手足がしびれやすい、肩こりや生理痛が強い方に多い傾向です。
近年では「血流が滞るタイプ」の方が多い傾向にはあります。
また近年ではストレスが原因で冷えが出ている方も多くいらっしゃいます。
同じ「冷え性」でも原因は人によって異なります。だからこそ「自分はどのタイプなのか」を知ることが、改善の第一歩になるのです。
実際のご相談例
服用開始時 58才 男性
20年ほど前から足の冷えが気になり、最近症状が酷くなっているのでご相談に来られました。
前から足の冷えが気になっていたが「ストレスがかかった時」にもっと酷くなる。
手は大丈夫だけど足や下半身がどうしても気になるとの事でした。
漢方の種類としては、
①自律神経を調節する煎じ薬
②水の流れを良くする煎じ薬
の2種類を組み合わせて出させて頂きました。
漢方服用開始から3ヶ月、足の冷えも感じなくなったとの事。
疲れも感じにくく調子良いのでご本人の希望により服用終了とさせて頂きました。
自宅でできる冷え対策の養生法
漢方薬とあわせて、日常の習慣に「温める工夫」を取り入れることで改善が早まります。
- 生姜
体を内側から温め、血行を良くします。紅茶や味噌汁に少し加えると手軽です。 - 黒ごま
栄養が豊富で体を支える力を養います。ヨーグルトやご飯に振りかけて。 - 入浴法
シャワーだけで済ませず、ぬるめのお湯に10〜15分浸かる習慣を。血流が改善され、眠りも深くなります。
また、足首・お腹・腰を冷やさないよう意識し、体を締めつけない服装を心がけましょう。
まとめ:冷えは体質ごとに対策が違う
冷え性は「仕方ない」と我慢するものではありません。
重要なのは、自分の冷えがどのタイプなのかを知り、それに合った対策を取ること。
丁寧なカウンセリングを通じて、あなたの体質に合わせたオーダーメイド漢方をご提案しています。
「長年冷え性で悩んでいる」
「眠れないほど足先が冷える」
「生理痛や肩こりも一緒に改善したい」
そんな方は、ぜひお気軽に LINEやDMで『冷え性相談希望』とご連絡ください。
体質から冷えを改善し、温かく快適な毎日を取り戻しましょう。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
記事作成者 薬剤師 前原 信太郎

実績:伝統漢方研究会 2017年・2021年・2025年 学術発表
沖縄で開業医をしていた祖父と薬の話しをしていた事から薬剤師の道を目指すように。
調剤薬局の薬剤師として6年間勤務。
漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。
調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。





