
「一人目は自然にすぐ授かったから、二人目もすぐできると思っていたのに…」
「もう断乳したのに、なぜか胸が張ったり、白い汁がにじんだりする」
「病院で『プロラクチンが高い』と言われ、カバサールを飲んだら吐き気が辛くて育児どころじゃない…」
「私の体が老化してしまったの?なぜ排卵しないの?」
家事に、上の子のお世話に、そして終わりの見えない妊活。毎日ギリギリの状態で頑張っているお母さん、本当にお疲れ様です。
「一人目はできたのに、なぜ?」という焦りは、誰にも相談しづらく、一人で抱え込んでしまいがちですよね。
実は今、二人目不妊で悩むお母さんの間で非常に多いのが、この「高プロラクチン血症(乳汁分泌ホルモンが高い状態)」です。
今回は、なぜ断乳後もホルモンが下がらないのか、そして「吐き気などの副作用が辛いお薬(西洋医学)」に頼りきらず、漢方(東洋医学)で優しくお母さんの体を充電し、自然な排卵を取り戻す方法について詳しくお話しします。
【西洋医学の視点】なぜ高プロラクチン血症だと妊娠できないの?
プロラクチンとは、脳の下垂体から分泌される「母乳を出させるためのホルモン」です。
本来、赤ちゃんに母乳をあげている間は、このプロラクチンが高く保たれます。すると体は「今はまだ赤ちゃんを育てている最中だから、次の妊娠はストップ!」と判断し、排卵を止めて生理をこないようにします。これが自然な体の仕組みです。
しかし、すでに卒乳・断乳しているのに、プロラクチンの数値が正常値(15ng/ml以下)を超えて高く分泌され続けてしまうのが「高プロラクチン血症」です。
体が「まだ授乳中だ」と勘違いし続けているため、卵が育たず、排卵障害(無排卵や生理不順)を引き起こし、二人目不妊の大きな壁となってしまうのです。
病院(西洋医学)では、この数値を強制的に下げるために「カバサール」や「テルロン」といったお薬が処方されます。
これらは非常に効果的ですが、脳の神経伝達物質(ドーパミン)に直接作用するため、「強烈な吐き気」「胃のムカムカ」「めまい」といった副作用が出やすく、上の子を抱っこしながらの服用が辛くて治療を挫折してしまうお母さんが少なくありません。
【東洋医学の視点】プロラクチンが下がらない本当の理由は「お母さんのバッテリー切れ」
では、なぜお薬を飲まないと数値が下がらない体になってしまったのでしょうか?
東洋医学(漢方)では、断乳後もプロラクチンが高い状態を、「一人目の出産と過酷な育児によって、お母さんのエネルギー(気)と栄養(血)が完全に枯渇し、体がエラーを起こしている状態」だと考えます。
| 西洋医学のアプローチ | 太陽堂(漢方)のアプローチ | |
| 原因の見立て | ホルモンの数値異常 | 産後の極度な疲労(気血両虚)とストレス(肝気鬱結) |
| 治療の目的 | 薬の力で強制的に数値を下げる | 枯渇した体を充電し、自力で数値を正常化させる |
| 体への作用 | 脳に直接働きかける(副作用として吐き気や胃腸障害が出やすい) | 胃腸を整え、血流を良くし、自律神経の緊張を優しく解きほぐす |
| 妊活への影響 | 数値は下がるが、「卵の質」自体を良くする働きはない | 数値を下げながら、ふかふかの子宮内膜と「質の良い卵」を育てる土台ができる |
漢方では、二人目不妊・高プロラクチン血症の背景に、以下の2つの大きな原因(SOS)が隠れていると見極めます。
① 気血両虚(きけつりょうきょ):スマホのバッテリーが1%の状態
妊娠・出産で大量の「血(けつ:栄養)」を失い、その後の夜泣き対応や授乳で「気(き:エネルギー)」も使い果たした状態です。
母体が「自分の命を維持するだけで精一杯(バッテリー1%)」なので、新しい命を育むためのエネルギーが卵巣に回らず、排卵をストップさせて体を守ろうとしています。
② 肝気鬱結(かんきうっけつ):プレッシャーによるシステムエラー
「早く二人目を作らなきゃ」「上の子にイライラしてしまう」という日々の強いストレスは、自律神経を司る「肝(かん)」の働きを狂わせます。この極度の緊張状態(ストレス)が脳への指令を混乱させ、プロラクチンの過剰分泌というシステムエラーを引き起こし続けているのです。
【薬剤師 前原先生の視点】
「まだ休んでいて!」という体からのサインを見逃さないで
「一人目は何もしなくてもできたのに…」とご自身を責めないでください。一人目の時と今とでは、お母さんの体の「消耗度」が全く違います。
東洋医学では、プロラクチンが高い状態は、体が「まだ次の妊娠に耐えられるほど体力が回復していないから、少し休んで!」と必死にブレーキをかけているサインだと捉えます。
焦って薬で排卵だけを起こすのではなく、まずは漢方で「気(エネルギー)」と「血(栄養)」をたっぷり補充してあげること。それが、元気な二人目の赤ちゃんを迎えるための最短ルートになります。
【薬剤師 石川先生の視点】
カバサールの副作用で泣いているお母さんへ。漢方という選択肢があります
病院で処方される「カバサール」などの副作用で、毎日吐き気と闘いながら上の子のお世話をしているお母さんのお話を伺うと、本当に胸が締め付けられます。
西洋薬が体に合わず辛い場合は、無理をしないでください。漢方薬は胃腸にとても優しく、副作用の吐き気を和らげるサポートをしたり、あるいは漢方を主軸にして、ストレス(気の滞り)を流しながら自然にプロラクチンを下げていくアプローチも可能です。どうか一人で耐えずに、私たちに頼ってくださいね。
高プロラクチン血症と二人目不妊に関するよくあるご質問(FAQ)
今、病院のカバサールを飲んでいますが、漢方と併用できますか?
はい、もちろん併用可能です。
病院のお薬で確実に数値を抑えつつ、その裏側で漢方を使って「吐き気(副作用)の緩和」「ストレスのケア」「卵巣への血流アップ(質の良い卵を育てる)」を行うのは、太陽堂でも非常に多く、かつ妊娠率の高いゴールデン・アプローチです。お薬の飲み合わせは担当薬剤師が責任を持って確認いたします。
漢方を飲めば、カバサールをやめることができますか?
体質が整えば、お薬を減らしたり卒業できるケースは多数あります。
漢方で「気・血」が満ちて自律神経の乱れ(エラー)が解消されると、自力でプロラクチンの分泌をコントロールできるようになります。数値が安定してきたら、かかりつけの医師と相談しながら、少しずつお薬を減らしていくステップを一緒に目指しましょう。
まだ上の子が寝る前に少しだけおっぱいを欲しがるのですが、漢方は飲めますか?
はい、授乳中でも安全に飲める漢方薬をご用意できます。
完全に断乳しきれていない「ちょこっと授乳」の時期でも、母乳や赤ちゃんに影響のない漢方薬で、お母さんの疲労回復や血流改善をスタートさせることができます。今後の卒乳のタイミングなども含め、お母さんのペースに合わせて最適な処方をご提案します。
まとめ:体を優しく満たし、二人目を迎える温かい土壌を
「プロラクチンの数値が高い」
「排卵していない」
病院でそう告げられると、ひどく落ち込んでしまうかもしれません。でも、どうか安心してください。
あなたの体は壊れたのではありません。一人目の命を全力で育み、今も毎日休むことなく子育てを頑張り続けているからこそ、一時的に「エネルギーの底が尽きて、自分を守るために休止モードに入っている」だけなのです。
無理やり薬で数値を叩く前に、あるいは副作用でボロボロになる前に、漢方の力で枯渇した体を優しく満たしてあげませんか?
ストレスで強張った心と血管を解きほぐし、子宮と卵巣にたっぷりの温かい血(栄養)が巡り始めれば、あなたの体は必ず「もう一度、赤ちゃんを迎えられる!」という自信を取り戻します。
「カバサールの副作用が辛い」「二人目不妊の焦りから抜け出したい」と願う方は、ぜひ一度、新宿の漢方薬局「太陽堂」にご相談ください。
私たちは、毎日頑張るお母さんの心に寄り添い、元気な二人目の赤ちゃんを抱くための完全オーダーメイドの漢方をご提案いたします。
▼ 高プロラクチン血症の詳しい原因や、その他の漢方アプローチ・改善症例はこちら
▼ 将来の妊娠(妊活)に向けた、より深い体質改善をご希望の方はこちら
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
記事作成者 薬剤師 石川 満理奈

得意な疾患:胃腸疾患・耳鼻咽喉疾患・不妊症・婦人科・肝臓・腎臓
開業医だった父の影響で小さい頃から医療は身近に。
薬学部を卒業後、調剤薬局に勤務。
自分自身の胃腸の不調も漢方薬により改善。
よりご来局頂いた方の体質に沿った治療の選択をできるようになりたいという思いから「漢方の道」へ。
記事作成者 薬剤師 前原 信太郎

実績:伝統漢方研究会 2017年・2021年・2025年 学術発表
沖縄で開業医をしていた祖父と薬の話しをしていた事から薬剤師の道を目指すように。
調剤薬局の薬剤師として6年間勤務。
漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。
調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。















