
「手や足が、自分の意思とは関係なく突然ピクッと動いてしまう…」
「物を持っている時に急に力が抜けたり、ビクッとして落としてしまう…」
「寝入りばなや緊張した時に、体がビクンと大きく動く…」
「検査では大きな異常がなく、お薬を飲んでもすっきりしない…」
筋肉が突然、稲妻のようにすばやくピクッと動く。これを「ミオクローヌス」と呼びます。
健康な人にも起こる心配のいらないものから、脳や神経、内臓の病気が関わるものまで幅が広いため、まず脳神経内科で原因を調べてもらうことが大切です。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、病院での検査や治療と併用しながら、神経の高ぶりや筋肉を養う血の不足を体質から整えるお手伝いをいたします。
【この記事の結論:「ミオクローヌス」に対する漢方の考え方】
- 不調の正体(原因):西洋医学では「脳や脊髄などの神経の興奮により、筋肉が瞬間的に収縮すること」とされます。漢方では、体の中に起こる風のようなゆらぎ(内風)や、筋肉を養う血と潤いの不足が背景にあるととらえます。
- 漢方の考え方:原因となる病気の治療は病院が担います。漢方は、神経の高ぶりをしずめ、筋肉を養うことで、ぴくつきが起こりにくい土台を養います。
- 対象となる主なお悩み:手足や体のぴくつき、緊張や疲れで強まる不随意な動き、検査で大きな異常がないと言われたぴくつき。
ミオクローヌスとは?西洋医学の原因と病院での治療
ミオクローヌスは病名ではなく、筋肉がすばやく勝手に動く「症状」の名前です。
主なタイプ
- 生理的なもの: 寝入りばなのビクッとする動き(入眠時ミオクローヌス)、しゃっくりなど。健康な人にも起こります。
- 原因がはっきりしないもの(本態性): ほかに異常がなく、ぴくつきだけが続くタイプです。
- てんかんに伴うもの: てんかん発作の一部として現れます。
- ほかの病気やお薬に伴うもの(症候性): 脳や神経の病気、腎臓や肝臓の働きの低下、お薬の影響などで起こります。
なお、まぶたがピクピクする症状の多くは、目の疲れや寝不足によるもの(眼瞼ミオキミア)で、ここでいうミオクローヌスとは別のものです。
※意識を失う、全身の激しいけいれんを伴う、急に手足に力が入らない・ろれつが回らないといった場合は、脳の病気などの可能性があります。すぐに救急医療機関を受診してください。
病院での検査とお薬の分類
脳神経内科では、血液検査で体の状態を確認し、脳波、頭部MRI、筋電図などを組み合わせて原因を調べます。
原因となる病気やお薬が見つかれば、その治療や見直しが優先されます。
症状を和らげるために、神経の興奮をしずめるお薬(抗てんかん薬など)が使われます。
お薬は、自己判断でやめたり減らしたりせず、必ず主治医の先生とご相談ください。
漢方での考え方|「内なる風」をしずめ、筋肉を養う
漢方では、ふるえやぴくつき、けいれんのような突然の動きを、体の中に、木々をゆらすような風が吹いている状態にたとえ、「内風(ないふう)」と呼びます。
風が起こる背景には、強いストレスや高ぶり、筋肉を養う血や潤いの不足、長引く疲れなどがあると考えます。
| 漢方のとらえ方 | あなたの主な症状・体質 | 太陽堂の漢方アプローチ(働き) |
| 神経の高ぶりによるゆらぎ 「肝風内動(かんぷうないどう)」 | 緊張やイライラ、驚いた時に強まる。頭痛、目の疲れ、首肩のこり。 | 【高ぶりをしずめ、風をおさめる漢方薬】 張りつめた神経をしずめ、突然の動きが起こりにくい状態を目指します。 |
| 筋肉を養う血の不足 「血虚(けっきょ)」 | 疲れた時や夕方に出やすい。足がつりやすい(こむら返り)、立ちくらみ、眠りが浅い。 | 【血を補い、筋肉をやわらげる漢方薬】 筋肉と神経を養う血を補い、しなやかに動かしやすい土台を作ります。 |
| 潤いの不足と熱 「陰虚(いんきょ)」 | ほてり、寝汗、口の渇き。長い療養や加齢のあとに気になりだした。 | 【潤いを補い、こもった熱を冷ます漢方薬】 体の潤いを補い、内側の熱がゆらぎを起こしにくい状態を目指します。 |
| ストレスと眠りの乱れ | 不安が強い、寝つきが悪い、寝入りばなのビクッとする動きが多い。 | 【気の巡りを整え、心を落ち着ける漢方薬】 緊張をゆるめ、深い眠りをとりやすい状態を支えます。 |
※漢方薬はお一人おひとりの体質に合わせてお作りします。病院でのお薬の内容をうかがったうえで、ご提案いたします。
【薬剤師コラム①】まずは原因の検査を。そのうえで体質の側を整えます
担当薬剤師:前原(調剤薬局での勤務経験あり)
ぴくつきの原因は、心配のいらないものから、治療が必要な病気まで幅があります。
そのため、最初の一歩は、脳神経内科で原因を調べていただくことです。ここは漢方が代わりになれるところではありません。
検査で治療が必要な病気が見つかれば、その治療が最優先です。漢方は、治療を続けながら、あるいは大きな原因が見つからない場合に、神経の高ぶりや血の不足といった体質の側を受け持ちます。
ご相談では、いつから、どんな時に、体のどこが動くのかを丁寧にうかがい、生活の中で一番困っている場面から組み立てていきます。
【薬剤師コラム②】「気にするほど強くなる」悪循環を、一緒にほどきます
担当薬剤師:林(調剤薬局・漢方専門薬局での勤務経験あり)
自分の意思と関係なく体が動くと、「また出るのでは」「人前で出たらどうしよう」と身構えてしまうものです。
ですが、その緊張そのものが神経を高ぶらせ、症状をさらに出やすくしてしまう悪循環につながることがあります。
漢方では、高ぶった神経をしずめ、眠りを深くし、筋肉を養うことで、この悪循環をゆるめるお手伝いをします。
病院での検査と治療はしっかり続けながら、体質の側を漢方が受け持つ。この役割分担で、一緒に取り組んでいきましょう。
患者さんの声に他の患者様の症例ものっています。(患者さんの声 発達障害・脳神経疾患) どうぞ参考にされて下さい。
自宅でできるセルフケア・食養生
漢方薬と並行して、筋肉と神経を休ませる生活習慣を取り入れましょう。
- 睡眠をしっかりとる: 寝不足と疲れは、ぴくつきを強めます。
- カフェインやお酒は控えめに: 神経を高ぶらせやすいため、夕方以降はとくに控えめにします。
- 体を温めて筋肉をゆるめる: 首や肩、ふくらはぎをゆるめ、シャワーで済ませず湯船で体を温めます。
- 症状をメモしておく: 「いつ、どんな場面で、どこが動いたか」をかんたんに記録しておくと、病院の診察でも漢方のご相談でも役立ちます。
- 安全への工夫: 熱い飲み物や刃物を持つ時は、両手で持つなど、落としても安全なように工夫します。
よくあるご質問(FAQ)
病院のお薬(抗てんかん薬など)を飲んでいますが、漢方薬は併用できますか?
はい、病院の治療を続けながら併用していただけます。
お薬手帳など、今の治療内容が分かるものをお持ちください。飲み合わせを確認したうえでご提案します。病院のお薬を自己判断でやめたり減らしたりすることは、絶対に避けてください。
どのくらいの期間で変化を感じられますか?
眠りや緊張、疲れやすさの変化は、早い方で1〜3ヶ月程度で感じられることがあります。
ぴくつきは体調や疲れで波があるため、「出る回数や強さが変わってきたか」を、3ヶ月をひとつの単位として見ていきます。
どのような時に病院を受診すべきですか?
意識がなくなる、全身がけいれんする、急に手足に力が入らない、ろれつが回らない時は、すぐに救急を受診してください。
ぴくつきが急に始まって増えている、新しいお薬を飲み始めてから出るようになった、物を落とすなど生活に支障が出ている場合も、早めに脳神経内科でご相談ください。
費用はどのくらいかかりますか?
目安として、1週間あたり5,000円前後〜(1ヶ月で2万円前後から)とお考えください。相談料は無料です。
体質や組み合わせる漢方の内容によって変わるため、お作りする前に必ず金額をはっきりお伝えし、ご納得いただいてからスタートします。ご予算のご希望も遠慮なくお聞かせください。
まとめ|原因の確認と、ゆらぎにくい体づくりを
ミオクローヌスは、原因も現れ方もさまざまな症状です。
まず病院で原因を確認したうえで、神経の高ぶりと筋肉を養う力を体質から整えていく。それが漢方の役割だと考えています。
一人で不安を抱え込まず、どうぞお気軽にご相談ください。
その他にも疑問に思ったことがあればお気軽にお問い合わせください。

関連するお悩み
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。





