
「つねに首を振ったり、顔をしかめたりと、カラダを動かしてしまうのが止められない…」
「鼻やのどを『ウッ、ウッ』と鳴らす癖が目立ち、電車や学校で周囲の目が気になって辛い…」
「病院の薬(エビリファイなど)を飲んでも一向に治まらず、副作用の眠気が心配だ…」
「子供のチック症状が1年以上続き、『トゥレット症』と診断されて将来が不安だ…」
「リラックスしているはずの家でも症状が出てしまい、どうコントロールしていいか分からない…」
「首振り」や「まばたき」など、一見単なる癖のように見える動きや声が、無意識に繰り返して現れてしまう「チック症」。
本人の意思では止めることができず、特に「運動チック(動き)」と「音声チック(声や音)」の両方が1年以上持続する状態は「トゥレット症」と呼ばれ、生活に大きな支障をきたします。
一般には5~9歳の小児(男児の割合は女児の約3倍)に多く見られますが、最近では大人になってから再発する方や、大人で初めてチック症・トゥレット症に悩む方も急増しています。
病院でお薬を飲んでも「眠気ばかりで症状がスッキリしない」「薬を一生飲み続けるしかないのか」と限界を感じ、根本的な体質改善を求めて孤独に悩まれているご本人や親御様が非常に多い領域です。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、単に脳の興奮を薬で抑え込むのではなく、「なぜ無意識に筋肉が緊張し、動いてしまうのか」という根本的な『ストレスによる気の滞り(肝気鬱結)』や『熱と風の暴走(肝風内動)』に着目します。
体の内側から緊張を解きほぐし、お薬に依存しすぎずとも心身が穏やかに落ち着くための体づくりを、漢方でサポートいたします。
チック症・トゥレット症とは?西洋医学の限界と他疾患との違い
【太陽堂におけるチック症・トゥレット症の漢方治療まとめ】
- 原因: 西洋医学では「脳内の神経伝達物質(ドーパミンなど)のバランス異常やストレス」とされるが、漢方では根本原因を、ストレスで気が滞り筋肉が強張る「肝気鬱結(かんきうっけつ)」や、内にこもった熱が震えを生む「肝風内動(かんぷうないどう)」と捉える。
- アプローチ: 張り詰めた精神的なストレスを和らげて筋肉を緩め、喉の違和感や熱を穏やかに鎮める生薬を用いた煎じ薬で、根本的な体質改善を目指す。
- 目安期間: 症状の期間やストレスの深さによるが、平均して1ヶ月〜2ヶ月で「動きの頻度が減った」「喉の鳴りが少なくなった」と感じ、数ヶ月〜半年でご自身でコントロールしやすい(気にならない)穏やかな状態を育てていくケースが多い。
チック症状は、大きく分けると「運動チック」(首振り、まばたき、顔をしかめる等)と、「音声チック」(鼻鳴らし、咳払い、のど鳴らし等)の2つに分けられます。
太陽堂では特に、「首振り」や「のど鳴らし」でお悩みの方から多くのご相談をいただいております。
「本態性振戦」や「単なる癖」との違い
体が無意識に動いてしまう疾患は他にもありますが、その原因とアプローチが異なります。
| 疾患名 | 主な症状と特徴 | チック症・トゥレット症との違い・関係性 |
| チック症・ トゥレット症 | 突発的な首振り、まばたき、咳払いなど。「動かさずにはいられない衝動」がある。 | 精神的な緊張やストレスが大きく引き金になります。(※このページで解説しています) |
| 本態性振戦 | 手、頭、声が「小刻みに震える」。字を書く時や人前で緊張した時に悪化する。 | 突発的な大きな動き(チック)ではなく、「持続的な細かい震え」です。 |
| パーキンソン病 | 安静にしている時に手が震える、動作が遅くなる、筋肉が硬くなる。 | 高齢者に多い脳の神経変性疾患です。 |
| 咽喉頭異常感症 (ヒステリー球) | 喉に何か詰まっているような違和感が続き、常に咳払いをしたくなる。 | 音声チックと似ていますが、「突発的な声」ではなく「喉の異物感」が主体です。 |
【西洋医学(病院)での一般的な治療】
病院では、環境調整などの心理的サポートに加え、症状が強い場合には「ドーパミン受容体拮抗薬(エビリファイ、リスパダールなど)」といったお薬が処方されます。
これらのお薬は脳内の興奮を抑えるのに有効ですが、「強い眠気が出て学校や仕事に支障が出る」「体重が増えてしまった」「薬を飲んでも完全に症状がゼロになるわけではない」といった悩みがつきまといます。
「薬漬けにしたくない」「副作用のない方法で落ち着かせたい」という思いから、漢方薬局へとご相談に来られる方が後を絶ちません。
【薬剤師コラム①】チックは「抑え込む」のではなく「緩める」もの
担当薬剤師:前原(調剤薬局での勤務経験あり)
「病院の薬を飲ませても、本人が無意識に動いてしまうので一向に改善しません。親として『やめなさい!』と注意してしまうのですが、逆効果でしょうか?」という親御様からのご相談をよくお受けします。
チック症は、本人の意思で「やめよう」と思ってやめられるものではありません。むしろ、「やってはいけない」と我慢したり、周囲から注意されたりする「精神的なストレス(プレッシャー)」が筋肉をさらに緊張させ、反動でより症状を悪化させてしまう——そういう悪循環に陥りやすいのです。
東洋医学(漢方)の役割は、薬で脳を強制的に眠らせて動きを抑え込むことではなく、「ストレスでガチガチに張り詰めた心と筋肉の緊張を、内側からフワッと緩めてあげること」です。漢方で筋肉と神経が緩むと、自然と「動かさずにはいられない衝動」が減っていきます。
太陽堂の漢方アプローチ|「緊張」を解き、「風」を鎮める
東洋医学(漢方)では、チック症・トゥレット症の根本原因を、ストレスによって「気」が滞り筋肉が強張る「肝気鬱結(かんきうっけつ)」、その滞りが熱を生み、無意識の動き(風)を発生させる「肝風内動(かんぷうないどう)」、そして喉の違和感や咳払いを引き起こす「梅核気(ばいかくき)」と捉えます。
お一人おひとりの症状に合わせて、次のようにアプローチします。
| お悩みのタイプ | 漢方的な見立て | 太陽堂の漢方アプローチ(働き) |
| 首振り、まばたき、顔しかめ イライラしやすい、緊張しやすい | ストレスと筋肉の過緊張(肝気鬱結) 対人関係の不安や疲労などのストレス(肝の負担)が蓄積し、気の巡りが滞って筋肉が常に張り詰めている状態。 | 【緊張を解きほぐし、筋肉を緩める漢方】 張り詰めた自律神経を優しくリラックスさせ(疏肝理気)、ガチガチになった筋肉の緊張を内側からフワッと緩めて動きを和らげます。 |
| 動きが激しい、体がビクッとする 興奮しやすい、リラックス時にも出る | 内にこもった熱と風の暴走(肝風内動) 気の滞りから生じた「熱」が限界を超え、体の中で「風(無意識の突発的な動き)」となって暴走している状態。 | 【熱を冷まし、風を鎮める漢方】 体にこもった過剰な熱をマイルドに冷まし、暴走する神経の興奮(風)を穏やかに鎮め(平肝熄風)、動きを落ち着かせます。 |
| 鼻鳴らし、咳払い、のど鳴らし 喉に何か詰まっているような気がする | 喉の違和感と気の滞り(梅核気・気滞) ストレスにより、喉の周辺に目に見えない「気」や「痰(老廃物)」が滞り、無意識にそれを払拭しようと音を出してしまう状態。 | 【喉の違和感を取り、神経を緩める漢方】 喉のつかえ感やイガイガを優しく流し去り、音声チックの引き金となる不快感を取り除くサポートをします。 |
【薬剤師コラム②】大人になっても治らない、再発するチック
担当薬剤師:石川(調剤薬局での勤務経験あり)
チック症は「子供の病気であり、大人になれば自然に治る」と思われがちですが、実は大人になっても症状が長引く(トゥレット症)方や、就職や結婚などの大きな環境の変化(ストレス)をきっかけに「大人のチック症」として再発・発症する方が急増しています。
大人の方の場合、「仕事中に首を振ってしまって取引先に変な目で見られる」「会議中に咳払いが止まらず集中できない」といった深刻な社会的悩みを抱えています。
大人であっても、根本にあるのは「脳の疲労」と「過度なストレスによる自律神経の乱れ」です。10年以上症状に苦しまれている方でも、漢方で体の内側からストレスの受け皿を広げ、筋肉の緊張を解いてあげることで、「症状を自分でコントロールできるようになってきた」「気にならない日が増えた」と改善していくケースは非常に多く見られます。諦めずにご相談ください。
チック・トゥレット症のお悩みを和らげる漢方サポートの症例
「病院の薬が効かない」「長年の症状で諦めかけていた」という方が、漢方を取り入れることで「動きが減り、穏やかな日常」を取り戻された事例をご紹介します。
事例① 9歳 男児|首振りと「ウッ」という音声チック
1年ほど前に症状が気になり病院で「チック症」と診断されました。
最近になって症状が強く出るようになり、特に「首振り」が激しく、同時に「ウッ・ウッ」という小さな音声チックも出始めたため、親御様が心配してご相談に来られました。
- お悩み: 首振りの運動チック、音声チックの併発、症状の悪化。
- サポート内容: 精神的な緊張による気の滞り(肝気鬱結)と喉の違和感と見立て、筋肉の緊張をほぐす漢方薬、喉の違和感を取る漢方薬、そして緊張をほぐす丸剤の3種類を併用してご提案しました。
- 経過:
- 1ヶ月後: 漢方を飲み始めてから、音声チックがほとんど出なくなり、首振りも明らかに少なくなってきました。症状なく過ごせる日が増えました。
- 2ヶ月後: 音声チック・首振りともにほとんどなく過ごせており、「順調に改善している」と親御様も安心されました。早期改善が見られた例であり、現在も良い状態を維持するために服用を継続されています。
事例② 37歳 男性|10年以上続く「大人のトゥレット症」
10年以上前に病院で「チック症・トゥレット症」と診断され、病院の薬で様子を見ていましたが改善が見られずご来局されました。
症状は「首振り」などの不随意運動で、ストレスが一番かかっていた時期に発症したとのこと。不思議なことに、リラックスしている時に起きやすいというお悩みでした。
- お悩み: 10年以上の長期にわたる症状、首振り、リラックス時の症状出現。
- サポート内容: 長期のストレス蓄積による熱と風の暴走(肝風内動)と見立て、筋肉の緊張をほぐす漢方薬と、深い部分の緊張を解す錠剤・丸剤を組み合わせてご提案しました。
- 経過:
- 1ヶ月後: 漢方を飲むと、以前よりも首振りの回数が少なくなってきました。リラックス時にも症状が出にくくなっています。
- 2ヶ月後: 首振りがさらに減少し、調子良く過ごせる時が多くなりました。
- 4ヶ月後: 症状の頻度が激減し、「自分で症状をコントロールできるようになってきた」と実感されました。
- 7ヶ月後: 首振りもほとんどしなくなり、無事に漢方薬の服用を終了(卒業)となりました。10年以上の症状でも、しっかりと体質改善できた素晴らしい症例です。
※効果の感じ方や必要な期間には個人差があります。
チック症・漢方サポートについてのよくある質問(Q&A)
特にお問い合わせの多い内容を、担当薬剤師の前原がお答えいたします。
病院のお薬(エビリファイなど)や鍼灸を試しても改善しませんでした。漢方薬で本当に治るのでしょうか?
チック症状は、根本を辿れば「筋肉の過緊張」と「精神的なストレス」からきています。病院のお薬が合わなかった方でも、漢方薬でご自身の体質に合った「精神的なストレスを和らげ、筋肉を緩める」アプローチを行うことで、チック症状が気にならないレベルまで落ち着くことは非常に多いです。諦めずにご相談ください。
「チック症状」が出てから10年以上経ちますが、期間が長くても大丈夫でしょうか?
確かに、発症からの期間が長いほど、改善までにお時間はかかってしまう傾向があります。しかし、上記の30代男性の症例のように、10年以上苦しまれていた方でも、漢方でしっかりと体質改善を行うことで症状が劇的に良くなっている方は大勢いらっしゃいます。大人の方のご相談も多数お受けしておりますのでご安心ください。
子供でも漢方薬(煎じ薬)を飲むことはできますか?
はい、お子様でもお飲みいただけます。漢方薬特有の苦味や匂いがあるため、最初は「飲めない」「嫌がる」というお子様もいらっしゃいます。しかし、お茶や少しのお水で割ったり、冷まして飲んだりするなど、無理なく続けられる飲み方のアドバイスもさせていただきます。慣れが大事ですので、最初は嫌でも徐々に飲めるようになることがほとんどです。
その他にも疑問に思ったことがあればお気軽にお問い合わせください。

関連するお悩み(神経・震え・ストレスの不調)
チック症・トゥレット症は、局所の筋肉の問題だけでなく、全身の自律神経のバランスやストレス、脳の疲労と深く関わっています。
より具体的なご自身の症状に近いページもぜひご参照ください。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。




