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肛門掻痒症(お尻の痒み)を漢方でサポート|夜眠れない・繰り返す不快感に

2026 6/16
胃腸病
2026年3月1日2026年6月16日
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「夜、布団に入って体が温まると、お尻が猛烈に痒くなって眠れない…」

「恥ずかしくて病院に行けず、市販のボラギノールなどを塗ってごまかしている…」

「ウォシュレットで念入りに洗っているのに、痒みが一向に引かない…」

「病院でステロイド軟膏をもらったが、塗るのをやめるとすぐにぶり返す…」

「掻きむしりすぎて皮膚が分厚くゴワゴワになり、ヒリヒリと痛む…」

人に相談しづらく、一人で抱え込んでしまうことが多い「肛門掻痒症(こうもんそうようしょう)」。

単なる「お尻の痒み」と侮ることはできず、夜間の激しい痒みによる睡眠不足や、日中の集中力低下など、日常生活に大きなストレスをもたらします。一時的に塗り薬で抑えても、体質や生活習慣が変わっていないために「治ってはまた痒くなる」を何年も繰り返してしまう方が非常に多いお悩みです。

新宿の漢方薬局「太陽堂」では、強いお薬で無理やり痒みを抑え込むだけでなく、「なぜその部分に炎症が起き、皮膚のバリアが壊れているのか」という根本的な『局所の熱と湿気』や『皮膚の潤い不足』に着目し、塗り薬に頼らなくてもスッキリと穏やかな日常を取り戻すための体づくりを漢方で優しくサポートいたします。

目次

肛門掻痒症とは?西洋医学的な原因と「痔」との違い

肛門周辺の皮膚は非常にデリケートで、少しの刺激でも炎症を起こしやすい特徴があります。この部分に激しい痒みが生じる状態が「肛門掻痒症」です。

主な原因は、「便や汗によるムレ(湿気)」「トイレットペーパーや温水洗浄便座(ウォシュレット)による洗いすぎ・擦りすぎ」「カンジダなどの真菌(カビ)の感染」などが挙げられます。

「他の肛門疾患(痔)」との違いと関係性

お尻に違和感をもたらす疾患は他にもありますが、原因と対処法が異なります。

疾患名主な症状の特徴肛門掻痒症との違い・関係性
肛門掻痒症とにかく**「激しい痒み」**。夜間に悪化しやすい。肛門周辺の「皮膚の炎症・トラブル」です。(※このページで解説しています)
痔核(いぼ痔)排便時の出血、イボが脱出する違和感、腫れと痛み。痒みよりも「腫れや出血」がメインですが、イボがあることで肛門がしっかり閉じず、粘液が漏れて掻痒症の引き金になることがあります。
▶︎ [痔核(いぼ痔)の漢方サポート詳細へ](※内部リンク)
裂肛(切れ痔)排便時のガラスが通るような「鋭い激痛」。痒みではなく、皮膚が切れた「痛み」です。痛みを庇って汚れが残り、痒みを併発することがあります。
▶︎ [裂肛(切れ痔)の漢方サポート詳細へ](※内部リンク)

【西洋医学(病院)での一般的な治療】

病院(肛門科や皮膚科)では、炎症を強力に鎮める「ステロイド軟膏」や、痒みを感じにくくする「抗ヒスタミン薬(飲み薬)」が処方されます。もし検査でカンジダ菌などの真菌が見つかった場合は、抗真菌薬の塗り薬が使用されます。

【薬剤師コラム①】「洗いすぎ」とステロイド依存の悪循環

担当薬剤師:石川 満理奈(調剤薬局での勤務経験あり)

「痒いから不潔なのだと思い、トイレのたびにウォシュレットで念入りに洗い、石鹸でゴシゴシ擦っています」というお話をよく伺います。しかし、実はこれが痒みを悪化させる最大の原因(洗いすぎ症候群)です。

肛門の皮膚には、便などの刺激から肌を守るための「皮脂(バリア)」があります。お湯や石鹸で洗いすぎると、この大切な皮脂まで根こそぎ落としてしまい、皮膚がカサカサになって無防備な状態になります。

そこに強いステロイド軟膏を長期間塗り続けると、皮膚がさらに薄くデリケートになり、少しの刺激で猛烈な痒みを感じるようになってしまいます。漢方では、外からの刺激を減らすアドバイス(養生)とともに、内側から「皮膚のバリア機能」を育て直すアプローチをご提案しています。

太陽堂の漢方アプローチ|「局所の湿熱」と「皮膚の潤い」を整える

東洋医学(漢方)では、肛門掻痒症を、下半身に余分な熱と水分がこもった「湿熱(しつねつ)」や、長引く炎症で皮膚の栄養が枯渇した「血虚(けっきょ)」、胃腸の弱さによる「脾虚(ひきょ)」と捉え、体質に合わせてアプローチします。

お悩みのタイプ漢方的な見立て太陽堂の漢方アプローチ(働き)
ジュクジュクして痒い
お酒や脂っこいものが好き
熱と水分の停滞(湿熱・下注)
食生活の乱れやストレスで発生した過剰な熱と、ドロドロの老廃物が下半身(肛門)に降りてきて炎症を起こしている状態。
【熱を冷まし、湿気を追い出す漢方】
局所にこもった過剰な熱を穏やかに冷まし、ジュクジュクした余分な水分(湿)を尿としてスッキリと排出させます。
夜になると痒みが強くなる
皮膚が乾燥してゴワゴワする
皮膚の栄養と潤い不足(血虚生風)
慢性化して掻きむしったことで皮膚が厚くなり(苔癬化)、肌を健やかに保つための栄養と潤い(血)が不足している状態。
【皮膚を潤し、痒みをなだめる漢方】
体内に質の良い栄養(血)をたっぷりと補給して皮膚の末端まで届け、乾燥を防いで内側からバリア機能を育てます。
常に軟便や下痢気味である
痛み止めをよく飲んでいる
胃腸の弱さと軟便(脾虚)
胃腸が弱く、軟便が続くことで肛門に汚れが残りやすい状態。ロキソニン等の影響で胃腸が荒れているケースも含みます。
【胃腸を整え、便の質を良くする漢方】
胃腸を芯から温めて消化吸収力を助け、軟便をバナナ状の健康的な便に整えることで、肛門への刺激(原因)を元から減らします。

【薬剤師コラム②】「ロキソニン」等の痛み止めと軟便の関係

担当薬剤師:前原 信太郎(調剤薬局での勤務経験あり)

肛門の痒みでお悩みの方に詳しくお話を伺うと、「実は頭痛や生理痛でロキソニンをよく飲んでいて、そのせいか常にお腹が緩い(軟便気味)です」とおっしゃる方が少なくありません。

ロキソニンなどの非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)は、胃腸の粘膜を荒らしやすく、副作用として下痢や軟便を引き起こすことがあります。

実は「慢性的な軟便・下痢」は、肛門掻痒症の大きな引き金になります。軟らかい便は肛門のシワの奥に入り込みやすく、どんなに拭いても微細な汚れ(刺激物)が残りやすくなるからです。

太陽堂では、単に痒み止めをお出しするのではなく、「なぜそこが痒くなるのか?」という根本原因を探り、もし胃腸の弱さや他のお薬の影響があれば、そこからしっかりと整えていくサポートを行います。

肛門掻痒症の不快感を和らげる漢方サポートの症例

ステロイド軟膏が手放せず、夜も眠れなかった方が、漢方を取り入れることで「痒みのない穏やかな日常」を取り戻された事例をご紹介します。

事例① 40代男性|夜間の激しい痒みと「ステロイド依存」

数年前からお尻の痒みに悩み、病院で強いステロイド軟膏をもらって塗っていました。塗れば数日は治まりますが、やめると夜中に無意識に掻きむしってしまうほど痒くなり、皮膚がゴワゴワに黒ずんでしまいご相談に来られました。お酒や脂っこい食事がお好きでした。

  • お悩み: 夜間の激しい痒み、ステロイド依存、皮膚のゴワつき。
  • サポート内容: 下半身にこもった熱(湿熱)と皮膚の乾燥(血虚)と見立て、①局所の熱を冷まし炎症を和らげる漢方薬、②皮膚に栄養を届けてバリアを育てる漢方薬をご提案しました。
  • 経過:
    • 1ヶ月後: 夜中に痒みで目が覚める回数が減り、睡眠の質が上がってきました。
    • 3ヶ月後: 病院の先生と相談しながらステロイド軟膏を弱いものに変え、塗る回数も減らすことができました。
    • 半年後: 軟膏を全く塗らなくても痒みが出なくなり、ゴワゴワしていた皮膚も少しずつ柔らかさを取り戻しました。長年の不快感から解放され、無事に服用終了(卒業)となりました。

事例② 30代女性|慢性的な軟便による「ムレと痒み」

元々お腹が弱く、常に軟便気味でした。排便後に綺麗に拭き取れていない気がして、ウォシュレットで念入りに洗いすぎた結果、肛門の周りがヒリヒリ・ムズムズと痒くなってしまいました。

  • お悩み: 慢性的な軟便、洗いすぎによるバリア低下、日中の痒み。
  • サポート内容: 胃腸の弱さ(脾虚)が根本原因と見立て、胃腸を温めて便の質を良くする漢方薬をご提案しました。また、ウォシュレットの使用を控えるなどの生活アドバイス(養生)も併せて行いました。
  • 経過:
    • 1ヶ月後: 泥状だった軟便が形のある便に変わり、排便後に何度も拭く必要がなくなりました。
    • 3ヶ月後: 便の刺激が減り、洗いすぎをやめたことで、皮膚本来の皮脂(バリア)が戻ってきました。日中のムズムズする痒みもすっかり消え、治療終了となりました。

肛門掻痒症・漢方サポートについてのよくある質問(Q&A)

特にお問い合わせの多い内容を、担当薬剤師の前原がお答えいたします。

Q. 病院のステロイド軟膏や飲み薬と一緒に漢方薬を飲んでも大丈夫ですか?

A. はい、もちろん併用可能です。まずは病院のお薬や軟膏で今ある激しい痒みをしっかりと鎮めつつ、漢方薬で「お薬に頼らなくても皮膚が自らバリアを保てる体づくり」を並行して行うのが、再発を防ぐために最も安心で確実なステップです。

Q. カンジダなどの「菌」が原因と言われましたが、漢方で治りますか?

A. 漢方薬自体に、カンジダ菌などの真菌(カビ)を直接殺菌する作用はありません。菌の退治は病院の抗真菌薬で行うのが確実です。漢方が得意とするのは、「菌が繁殖しやすい『高温多湿な環境(湿熱)』を改善し、菌が棲みつきにくいスッキリとした局所環境を作ること」です。再発を繰り返す方に非常にお勧めのアプローチです。

Q. 漢方薬を飲み始めて、どのくらいで痒みに変化を感じられますか?

A. 皮膚のダメージ具合や長引いている期間によりますが、早い方であれば数週間〜1ヶ月程度で「夜中に掻きむしらなくなった」「日中のムズムズがマシになった」といった変化を感じられる方が多いです。ゴワゴワになった皮膚がしっかりと入れ替わり、健康的な状態に戻るには、数ヶ月単位でじっくりと取り組むことをお勧めしています。

その他にも疑問に思ったことがあればお気軽にお問い合わせください。

関連するお悩み(肛門・皮膚・腸の不調)

肛門掻痒症は、他の肛門疾患や腸内環境の乱れ、アレルギー体質と深く関わっています。ご自身の症状に近いページもぜひご参照ください。

裂肛(切れ痔)
痔核
慢性便秘・慢性下痢
アトピー性皮膚炎

太陽堂の特徴

”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”

特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)

特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。

特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。

薬剤師紹介

「担当薬剤師」 前原 信太郎

「学術発表 実績」 
2017年 2021年 2025年 学術発表

調剤薬局の薬剤師として6年間勤めました。

漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。

調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。

薬剤師紹介

「担当薬剤師」 石川 満理奈

薬学部を卒業後、調剤薬局に勤務。

より患者さんの体質に沿った治療の選択をできるようになりたいという思いから「漢方の道」へ入りました。

少しでもお力添えできるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。

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許可番号:薬局開設許可番号 7新保衛薬第158号

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