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裂肛(切れ痔)を漢方でサポート|排便時の激しい痛み・繰り返す出血に

2026 6/16
胃腸病
2026年3月1日2026年6月16日
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  3. 裂肛(切れ痔)を漢方でサポート|排便時の激しい痛み・繰り返す出血に

「排便のたびに、お尻にガラスの破片が通るような鋭い激痛が走る…」

「痛みが怖くてトイレを我慢してしまい、さらに便が硬くなる悪循環に陥っている…」

「病院でボラギノールなどの軟膏をもらって塗っているが、治ってはまた切れる…」

「痛みがひどくてロキソニンを飲んでいるが、根本的には変わっていない気がする…」

「慢性化して『見張りいぼ』ができ、このままでは手術になると言われ不安…」

硬い便を無理に出そうとしたり、勢いよく下痢をしたりすることで、肛門の出口付近の皮膚(肛門上皮)が切れてしまう「裂肛(れっこう・切れ痔)」。

便秘がちな女性に特に多く、排便時の激しい痛みと出血が特徴です。一度切れると痛みのあまり無意識に肛門の筋肉(括約筋)がギュッと締まってしまい、傷が治りにくく何度も再発を繰り返す方が非常に多いお悩みです。

新宿の漢方薬局「太陽堂」では、痛み止めや軟膏で一時的に表面を保護するだけでなく、「なぜ何度も切れてしまうのか」という根本的な『便の硬さ(腸の潤い不足)』や『局所の血行不良・過緊張』に着目し、お薬に頼らなくてもスッキリと痛みのないお通じを取り戻すための体づくりを漢方で優しくサポートいたします。

目次

裂肛(切れ痔)とは?西洋医学的な原因と「他の痔」との違い

肛門の出口付近は、痛みを感じる神経が非常に密集しているため、少し切れただけでも激しい痛みを伴います。切れ痔を何度も繰り返すと、傷口が深くえぐれて潰瘍(かいよう)になったり、傷の端にポリープ(見張りいぼ)ができたりします。さらに悪化すると肛門が狭くなる「肛門狭窄(こうもんきょうさく)」を起こし、鉛筆の芯のような細い便しか出なくなってしまいます。

「いぼ痔」「あな痔」との違い・見分け方

痔には大きく分けて3つの種類があり、それぞれ原因と対処法が全く異なります。

疾患名痛みの特徴と症状裂肛との違い・原因
裂肛(切れ痔)排便時〜排便後の激しい痛み。紙に少量の鮮血がつく。**便秘(硬い便)**が最大の原因です。女性に多く見られます。(※このページで解説しています)
痔核(いぼ痔)内痔核は痛まない事が多い。外痔核は腫れて痛む。便器が赤くなるほどの出血。肛門の静脈の「うっ血(血の巡りの悪さ)」でイボができます。男女ともに最も多い痔です。
▶︎ [痔核(いぼ痔)の漢方サポート詳細へ](※内部リンク)
痔ろう(あな痔)ズキズキとした持続的な痛み。膿(うみ)や発熱を伴う。肛門の奥に細菌が入り込んでトンネルを作る病気です。男性に多く、原則手術が必要です。
▶︎ [痔ろう(あな痔)の漢方サポート詳細へ](※内部リンク)

【西洋医学(病院)での一般的な治療】

病院(肛門科)では、便を柔らかくして傷への負担を減らす「緩下剤(酸化マグネシウムやマクロゴール等)」と、傷の炎症を鎮める「ステロイド軟膏や注入軟膏(ボラギノール等)」が処方されます。痛みが強い場合は、ロキソニンなどの消炎鎮痛剤が出されることもあります。

慢性化して肛門が極端に狭くなってしまった場合(肛門狭窄)は、肛門の筋肉の一部を切開して広げる手術(LSIS等)が検討されます。

【薬剤師コラム①】軟膏と「ロキソニン」だけでは繰り返す理由

担当薬剤師:石川 満理奈(調剤薬局での勤務経験あり)

「痛い時にロキソニンを飲み、軟膏をしっかり塗っているのに、数ヶ月に1回は必ずバチッと切れてしまいます」というご相談をよくお受けします。

ステロイド軟膏は今ある傷の炎症を抑えるためには非常に有効ですが、「傷口にフタをしている」だけであり、切れる原因である「コロコロの硬い便」が変わらなければ、またすぐに切れてしまいます。

また、痛み止めのロキソニンは痛みの感覚を麻痺させているだけです。むしろ、痛み止めを飲むことで胃腸が荒れたり、便秘がひどくなったりして、切れ痔を悪化させる引き金になることすらあります。漢方では、外からのケア(軟膏)だけでなく、内側から「腸の潤い」を補い、便の質そのものを柔らかく滑らかにするアプローチをご提案しています。

太陽堂の漢方アプローチ|「腸の潤い」と「血流・緊張」を整える

東洋医学(漢方)では、切れ痔の根本原因を、便を硬くする「腸の潤い不足(腸燥・陰虚)」や、傷の修復を妨げる「血行不良(瘀血)」、そして痛みの恐怖による「筋肉の過緊張(気滞)」と捉え、体質に合わせてアプローチします。

お悩みのタイプ漢方的な見立て太陽堂の漢方アプローチ(働き)
コロコロ便で何度も切れる
ウサギのフンのようになる
腸の乾燥と潤い不足(腸燥・陰虚)
体内の水分や油分が不足し、腸の粘膜が乾燥しているため、便から水分が奪われてカチカチになっている状態。
【腸を潤し、便の滑りを良くする漢方】
体内に質の良い水分や油分(潤い)をたっぷりと補給し、腸壁をみずみずしく保つことで、硬い便をマイルドに柔らかくします。
慢性化して傷が治りにくい
ポリープ(見張りいぼ)がある
血流の滞り(瘀血:おけつ)
何度も切れることで肛門周辺の血流が悪くなり、傷を修復するための新鮮な血液(栄養)が届いていない状態。
【血流を促し、巡りを整える漢方】
骨盤内から肛門にかけての滞った「血」をスムーズに流すことで、組織が本来持つ修復力を発揮しやすい環境を作ります。
排便後もジンジンと痛む
トイレに行くのが怖い、緊張する
気の滞りと過緊張(気滞・肝鬱)
痛みの恐怖から自律神経が緊張し、無意識に肛門の括約筋(筋肉)がギュッと締まってしまっている状態。
【気を巡らせ、緊張を緩める漢方】
張り詰めた神経を優しくリラックスさせ、筋肉の過度な緊張をほぐすことで、排便時のスムーズな通りをサポートします。

【薬剤師コラム②】「トイレが怖い」が招く悪循環

担当薬剤師:前原 信太郎(調剤薬局での勤務経験あり)

切れ痔をこじらせてしまう方に最も多いのが、「排便時の激痛が怖くて、無意識にトイレを我慢してしまう」というケースです。

便は腸内に長く留まれば留まるほど、水分が吸収されて石のように硬くなります。その硬い便を出すために強くイキみ、また大きく切れて出血し、さらに痛みが強くなる……という恐ろしい悪循環(負のスパイラル)に陥ってしまうのです。

この悪循環を断ち切るには、「痛くない排便の成功体験」を積み重ねるしかありません。太陽堂の漢方相談では、下剤で無理やりお腹を下させるのではなく、腸に「自然な潤い」を与えてスルッと出る環境を育て、心と体のこわばりを優しく解きほぐすお手伝いをいたします。

裂肛(切れ痔)の不快感を和らげる漢方サポートの症例

軟膏や下剤を手放せず、毎日のトイレが苦痛だった方が、漢方を取り入れることで「痛みのないスッキリとした日常」を取り戻された事例をご紹介します。

事例① 30代女性|産後から続く「コロコロ便と排便痛」

出産を機にひどい便秘になり、酸化マグネシウムを飲んでいましたが、便の硬さが安定せず切れ痔を繰り返していました。排便のたびにガラスが通るような痛みがあり、トイレに行くのが憂鬱だとご相談に来られました。

  • お悩み: 産後の便秘、コロコロ便、排便時の激痛と出血。
  • サポート内容: 出産・授乳による体液の不足(血虚・陰虚)と見立て、腸にたっぷりの潤い(水分と油分)を補い、便の滑りを良くする漢方薬をご提案しました。
  • 経過:
    • 1ヶ月後: コロコロの便が少しずつまとまり、排便時の「バチッ」と切れる痛みがマシになってきました。
    • 3ヶ月後: 酸化マグネシウムを減らしても、バナナ状の便がスッと出るようになり、出血が全くなくなりました。
    • 半年後: 切れ痔を一度も再発することなく、トイレに対する恐怖心がすっかり消え、無事に服用終了(卒業)となりました。

事例② 40代男性|慢性化して「見張りいぼ」ができた切れ痔

仕事のストレスで下痢と便秘を繰り返し、長年切れ痔を放置していたところ、肛門が狭くなり「見張りいぼ」ができてしまいました。病院で「これ以上悪化したら手術」と言われ、なんとか食い止めたいとご来局されました。

  • お悩み: 慢性的な切れ痔、肛門の狭窄感、排便後のジンジンした痛み。
  • サポート内容: 局所の血行不良(瘀血)と筋肉の過緊張(気滞)と見立て、血流を良くして傷の修復環境を整え、肛門の緊張を緩める漢方薬をご提案しました。
  • 経過:
    • 1ヶ月後: 排便後に何時間も続いていたジンジンする痛みが和らぎ、早く引くようになりました。
    • 3ヶ月後: 便の質が安定し、力まなくても自然に出るようになったことで、新たな傷ができなくなりました。
    • 6ヶ月後: 病院の診察で「傷が落ち着いており、今の状態を維持できれば手術は必要ない」と言われ、大変喜ばれました。現在は再発予防として服用を継続されています。

裂肛(切れ痔)・漢方サポートについてのよくある質問(Q&A)

特にお問い合わせの多い内容を、担当薬剤師の前原がお答えいたします。

Q. 漢方薬を飲めば、すでにできてしまった「見張りいぼ」は消えますか?

A. 漢方薬で、皮膚が盛り上がってできたポリープ(見張りいぼ)そのものを物理的に溶かして消すことは難しいです。構造的なイボを完全になくすには手術が必要になります。しかし、漢方が得意とするのは「肛門の血流や筋肉の柔軟性を保ち、これ以上イボが大きくなったり、肛門が狭くなったりするのを防ぐこと」です。現状を維持し、痛みのない生活を送るためのサポートとして非常に有効です。

Q. 病院の便秘薬(酸化マグネシウムなど)や軟膏と一緒に漢方薬を使っても大丈夫ですか?

A. はい、もちろん併用可能です。最初は病院の軟膏で傷を保護し、下剤でお通じをコントロールしつつ、漢方薬で「お薬に頼らなくても腸が自ら潤う体づくり」を並行して行うのが、再発を防ぐために最も理想的です。お薬手帳をお持ちいただければ、詳しく飲み合わせを確認いたします。

Q. 漢方薬を飲み始めて、どのくらいで排便痛に変化を感じられますか?

A. 腸の乾燥具合によりますが、早い方であれば数週間〜1ヶ月程度で「便が柔らかくなり、スルッと出るようになった」「排便時の痛みが和らいだ」といった変化を感じられる方が多いです。傷がしっかりと落ち着き、再発しない腸内環境へと変わっていくには、数ヶ月単位でじっくりと取り組むことをお勧めしています。

その他にも疑問に思ったことがあればお気軽にお問い合わせください。

関連するお悩み(腸・肛門の不調)

切れ痔は、慢性的な便秘やストレスによる腸の不調と密接に関わっています。ご自身の症状に近いページもぜひご参照ください。

慢性便秘・慢性下痢
痔核
痔ろう(肛門周囲潰瘍)
過敏性腸症候群

太陽堂の特徴

”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”

特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)

特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。

特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。

薬剤師紹介

「担当薬剤師」 前原 信太郎

「学術発表 実績」 
2017年 2021年 2025年 学術発表

調剤薬局の薬剤師として6年間勤めました。

漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。

調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。

薬剤師紹介

「担当薬剤師」 石川 満理奈

薬学部を卒業後、調剤薬局に勤務。

より患者さんの体質に沿った治療の選択をできるようになりたいという思いから「漢方の道」へ入りました。

少しでもお力添えできるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。

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許可番号:薬局開設許可番号 7新保衛薬第158号

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