痔核について

jikaku
痔核とは、肛門の周囲の動静脈瘤の一種になり、血管と結合組織が肛門内に盛り上がり垂れ下がってできたものです。
形がいぼに似ていることから、いぼ痔とも呼ばれています。

痔核には、内痔核外痔核があります。

内痔核は、言葉の通り肛門の内側に出来る痔核になります。
痛みはほとんどなく、排便時に出血したり、肛門から脱出して気がつくケースが多いようです。
肛門から脱出したときには、肛門から飛び出してくる感じや異物感があります。
内痔核の症状が悪化すると脱肛に繋がってきます。詳しくは、脱肛の部分をご覧下さい。

外痔核は、肛門の外側にできたものをいいます。
肛門の外側に血まめができた状態になり血栓性外痔核といいます。
腫れて激しく痛むことが多いですが、出血は少ないと言われています。

痔核の原因は、肝臓と血滞(血流の悪さ)

まず1つ目の原因である肝臓ですが、「なぜ肝臓?」と思う方は多いと思います。

肝臓が原因になるのは、肝臓が悪くなる事で「肝臓に行くはずだった血液量が低下してしまう」からです。

疲労やアルコールなどが原因で肝臓の働きが悪くなる。
→肝臓が受け取れる血液量の低下。
→肝臓にいくはずだった血液が下に巡り肛門に行く事で血流が滞る。

この流れにより痔核はおこってしまいます。

2つ目の原因の血滞(血流の悪さ)に関してはそのままですね。
血流が悪くなる事で、肛門に血液が溜まり痔核になってしまいます。

痔核の漢方薬

上記でもお書きしましたように肝臓からきているのか、血流が原因になっているのかによって使う漢方薬は変わってきます。
原因を特定して使う漢方を選定していきます。
また、痛みが強い方に関しては痔核からくる痛みを止める漢方薬を併用させて頂く事もあります。

・乙字湯
・甲字湯
・桂枝茯苓丸
・麻杏甘石湯

紹介している漢方薬は、一部になりその方々に合わせて漢方薬をお作り致します。

痔核・脱肛の症例

症例(昭和55年生、男性。)

痔やお腹の不調、脱肛を訴えている男性より相談を受けました。
15年以上前より痔が気になり、痔による不調が出ているとの事。
便通は快調で問題ないが、お腹が慢性的に不調の事があるとおっしゃっていました。

痔核・脱肛共に原因は肝臓だった為、肝臓に使う漢方薬痔核からくる痛みを止める漢方薬を併用して治療を開始しました。

漢方治療開始から3ヵ月後、痔核の部分は大分改善してきたとの事。下痢や便秘、軟便に対してもお薬を出した事で便の状態も良くなっているとの事でした。

漢方治療開始から4ヵ月後、引き続き改善が見られ脱肛の部分も改善してきているとの事でした。

漢方治療開始から9ヵ月後、身体の状態はどんどん良くなってきているとの事。脱肛も出てくる度合いが少なくなってきているとの事でした。

大分改善が見られている為、量も減量する事が出来ました。
引き続き体質改善に向けて漢方服用中です。