痔ろう(肛門周囲膿瘍)

痔ろう(肛門周囲膿瘍)は漢方薬が非常に有効です。

 
お尻から膿が出ている…
 
しこりや腫れ・痛みが出て夜も眠れない…
 
手術以外の方法も探している…
 
痔ろう(肛門周囲膿瘍)には漢方薬が非常に有効です。
 

痔ろう(肛門周囲膿瘍)の漢方薬

太陽堂では痔ろうの原因を
 
・食生活の悪化
・免疫の低下
・菌感染
 
と考えています。
 
現代人は食事が欧米化し、甘い物やお肉などを食べる機会が増え、腸の状態が悪化、下痢や便秘が多くなりました。
 
その結果、菌感染をおこし膿が出てしまう方が多くなっています。
 
太陽堂でお出しする漢方薬は「菌を除去する漢方薬」「免疫を上げる漢方薬」を基本として使っていきます。
 
また「腸の状態」が悪化している方は「脂物の代謝を助ける漢方薬」を使い、腸の状態を調整します。
 
痔ろう(肛門周囲膿瘍)では「ろう管(膿が通る管)」がある限り膿が出てしまう為、「ろう管(膿が通る管)」の改善がとても重要です。
 
痔ろうに再発が多いのは、ろう管の改善が不十分なためと考えられております。
 
漢方薬は体質に働きかけるため、諸症状の改善、ろう管を良い状態にすることに非常に有用とされています。

痔ろう(肛門周囲膿瘍)とは

痔ろう(肛門周囲膿瘍)とは、肛門線に細菌が感染して、化膿を起こしている状態です。
 
悪化することで肛門線に沿って外側に膿がたまり「肛門周囲炎」の状態に。
  
さらに進行すると、膿が出た穴がふさがらず、細長く深いトンネル状になってしまいます。
 
他の痔の病気(痔核やいぼ痔)よりも人数は少ないものの、お薬で治らず自然治癒することがない為、難治性の病気です。
  
原因は「食生活」「生活環境」「便(下痢・便秘)」と言われており、罹患者は、一般的に女性よりも男性に多くなっています。

食生活

繰り返しになりますが、甘い物やお肉などを食べることで腸の状態が悪化、下痢や便秘に。
 
下痢になると下痢便が歯状線にある肛門陰窩というくぼみに入り、細菌感染を起こします。
 
また便秘の方は、「切れ痔」「いきみ」によりお尻に傷が出来て、そこから菌感染をおこします。

生活環境

意外にも「シャワートイレ」が一番の原因と言われ、肛門陰窩(こうもんいんか)に水が溜まり炎症を起こすことで菌感染を。
  
綺麗にしているつもりが、実は痔ろう(肛門周囲膿瘍)の原因になっています。

痔ろう(肛門周囲膿瘍)の症状

主に痛み灼熱感になり、酷い時は寝られないほど激しい痛みも…
 
その他の症状としては、
 
・肛門の周囲にしこりや腫れがある
・肛門周辺にかゆみや異物感がある
 
などになります。
 
排便時に痛みが出ることが多い痔核などの他の痔の疾患と違い、寝られないほど激しい痛みもあることから断続的に痛みが続くことも多いです。
 
膿が排出されることにより痛みはなくなりますが、ほとんどの場合は繰り返し膿が溜まり痛みに襲われます。
 
膿瘍が出来てしまうと自然治癒することはありません。
 
一度でも症状が出た際はお早めにご相談ください。

痔ろう(肛門周囲膿瘍)の症例

症例①(昭和58年生 女性)

7.8年前より排膿と患部の腫れがあり、病院に行った所、痔ろう(肛門周囲膿瘍)と診断。
 
暫くは無症状でしたが、半年ほど前に肛門に違和感を感じ病院に行った所、すぐに切開手術となりました。
 
裂肛部の傷口へ下痢便が入り込んだのが原因で起こってしまったのではないかと言われたそうです。
 
その後も下痢が続いてしまう為、「膿が止まらない」「患部の腫れも続いている」とのことでご相談に来られました。
 
元々、便の調子は安定しないことが多く「下痢」「便秘」になってしまうとのこと。
 
漢方の種類としては、
 
①菌を除去する漢方薬
②膿を抑える漢方薬(免疫を上げる漢方薬)
 
の2種類を出させて頂きました。
 
漢方服用開始から2ヶ月、膿も止まり、腫れも治まっているとのこと。
砂糖も止めているとおっしゃって頂けました。
 
漢方服用開始から6ヶ月、不摂生をしてしまった時は少し膿が出るが、今は出ていないとのこと。
病院でも裂肛部の改善が見られているとおっしゃって頂けました。
 
漢方服用開始から1年、症状がほとんど出なくなっている為、ご本人の希望により治療終了。
 
本当であれば体質改善に向けもう少し続けて頂きたかったですが、大分改善が見られていた患者さんになります。
再発予防に養生を守るようにとお伝えいたしました。

症例②(昭和44年 男性)

10年ほど前に飲酒をしていた所、次の日に膿胞が出来たが自然に治ったので放置していたそうです。
 
その後の飲酒時に再発、膿胞が破れこちらに相談に来られました。
 
膿の量はそんなに多くないが、熱感と違和感が気になるとのこと。
 
便の調子は「下痢」になることが多いとおっしゃっていました。
 
漢方の種類としては、
 
①菌を除去する漢方薬
②膿を抑える漢方薬(免疫を上げる漢方薬)
 
の2種類を出させて頂きました。
 
漢方服用開始から3ヶ月、熱感と腫れが治まっているとのこと。
調子は悪くないとおっしゃっていました。
 
漢方服用開始から10ヶ月、不摂生をしてしまった時に一度膿が破れたが不摂生をしなければ調子は良いとのこと。
 
漢方服用開始から1年、ここ何ヶ月かは膿も出ていない為、漢方薬の分量を半分にさせて頂きました。
 
漢方服用開始から2年半、最近は膿も出る事がなくなり調子が良いとのこと。
漢方薬の分量もさらに半分になり2日に1回で飲んで頂いています。
 
調子が良い為、現在は調子が悪い時に合わせて漢方薬を服用するようにして頂いています。
この調子のまま再発することなく養生を守って頂くようにお伝えしました。

 
患者さんの声に他の患者様の症例ものっています。 どうぞ参考にされて下さい。
患者さんの声 痔核・痔ろう・脱肛
 
 
Q&A(良くある質問)
 
特にお問い合わせの多い内容を「担当薬剤師の前原」がお答えいたします
 
Q.病院でも治らないのに漢方薬で治りますか?
 
A.漢方薬にて症状の改善が見られている方が多いです。
同時に体質改善を行えば再発予防も可能ですよ。
 
Q.一度手術をして再発しています。それでも大丈夫ですか?
 
A.手術後の再発している方も多く来られています。
漢方薬で改善が見られていますよ。
 
Q.発症してから長いですが、治るでしょうか?
 
A.発症期間が長いと、その分時間がかかる可能性はあります。
ただ長いから治らないということはないのでご安心ください。
 
Q.漢方薬のお値段はどのくらいですか?
 
A.ご希望される生薬や状態によって異なりますが、1週間あたり5000円前後が目安になっております。
調子が良くなれば半年から1年で漢方薬の量を減らすことが可能です。
東京新宿の漢方薬局太陽堂のお問合せ
 
 
太陽堂の特徴
 
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
 
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
 
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
  
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
 
「担当薬剤師」 前原 信太郎
 
「学術発表 実績」 2017年 学術発表
 
調剤薬局の薬剤師として6年間勤めました。
漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。
調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。
 

 

 

※症状や効果効能は個人差があります。同等の効果を保証するものではないので、ご了承ください。