太陽堂が考える胃腸疾患

胃腸と漢方薬

胃腸は身体の中心に位置し、毎日の消化や身体のさまざまな機能と密接に関わっている臓器。
このページでは、胃腸と漢方についてお伝えしていきます。
 
近年では、術後の腸閉塞予防、機能性ディスペプシア(FD)、胃食道逆流症などに多くのエビデンスの報告や、ガイドラインでの推奨がされています。
さらに、ウイルス性の胃腸疾患には五苓散というような「風邪のひきはじめ=葛根湯」に近い、当たり前に提供される確立されたものになりつつあります。
 
今後、胃腸の不調には漢方というように、更なる進化をとげることが期待されています。

なぜ胃腸に漢方薬なの?

「腹が立つ」「はらわた(腸)が煮えくりかえる」というように、昔から感情との繋がりも密接な関係のある胃腸は、とても重要でデリケートな臓器です。
 
近年では、腸内フローラと呼ばれる腸内の細菌群が、脳機能や自律神経など身体のさまざまな機能に関わっていることが注目され始めました。
さらに「腸活」という言葉も一般的になり、健康に感度の高い方は胃腸に注目をよせています。
 
そんな胃腸についてですが、実は漢方の起源となる東洋医学では2,000年以上も前から、胃腸がさまざまな身体の機能と密接に関係していることに注目していました。
漢方では、胃腸の弱った状態を「脾虚」といいます。
脾虚の方は自律神経が乱れやすい傾向が強く、胃腸の調子が整うと自律神経を初め、身体の様々な不調が改善されることがわかっていました。
 
「今日は仕事に行きたくないなぁ」、「最近人間関係が上手くいかないな」と、精神的な不安やちょっとしたストレスで、胃腸がゴロゴロした経験は誰にでもあるのではないでしょうか?
このことからも、心と胃腸のつながりが容易に想像できます。

太陽堂の考える胃腸が不調になる原因

太陽堂の考える、胃腸に不調があらわれる原因は次のように考えております。
 
食生活の乱れ
東洋学的な観点での、体内の血や水の流れの乱れ
疲労やストレスの蓄積
 
当薬局では、漢方の視点から原因を捉え、その方の体質を考慮し漢方薬をご提案させていただきます。
軽い不調や期間が短い場合、生活環境や食生活の見直しから始めるのも良いでしょう。

漢方のメリット・デメリット

胃腸と漢方の相性については、前項までにお伝えしてきましたがメリットもデメリットも両方存在します。
特に大きなメリットは、機能性ディスペプシアのように検査結果に異常がない場合でお困りの方
 
他の投薬を続けていたが、なかなか改善の見られなかった方に漢方薬は特にオススメです。
当薬局では、機能改善が見られた症例も数多くありました。
 
デメリットについては、漢方の選定が難しいことです。
同じ胃腸の不調でも、熱をもった不調なのか、吐き気は強いのかというように、同じ疾患でも今の状態や体格・体質でも調合される漢方薬が変わってきます
なかなかご自身に合う漢方薬が見つけづらいことがデメリットです。
また、罹患している期間が長いと、体調の回復までに少しお時間がかかることも特徴です。

色んな方の改善の状態も載せています。 どうぞご参考にされて下さい。
胃腸疾患
太陽堂の特徴
 
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
 
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
 
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
 
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
 
「担当薬剤師」 前原 信太郎
 
「学術発表 実績」 2017年 2021年 学術発表
 
調剤薬局の薬剤師として6年間勤めました。
漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。
調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。
 

 

 
執筆:薬剤師 前原信太郎
参考文献
Gノート おなかに漢方 羊土社
漢方治療のレッスン 金原出版

※症状や効果効能は個人差があります。同等の効果を保証するものではないので、ご了承ください。