
「トイレが近くて、何度も夜中に目が覚める…」
「つねに残尿感があって…」
「尿意はあるけど、尿が中々出てこない…」
膀胱頸部硬化症(ぼうこうけいぶこうかしょう)は、膀胱の出口が硬くなって開きにくくなり、頻尿・残尿感・尿の出にくさなど、さまざまな膀胱のトラブルを引き起こす病気です。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、泌尿器科での治療と併用しながら、「炎症・血流・自律神経」の3つの側から、膀胱の出口が硬くなりやすい状態を整えるご相談を受けています。
【この記事の結論:「膀胱頸部硬化症」に対する漢方の考え方】
- 不調の正体(原因):西洋医学では「膀胱と尿道をつなぐ『膀胱頸部』が硬くなり、排尿をうまくコントロールできなくなること」とされます。漢方では、前立腺や膀胱の炎症、血流の乱れ、ストレスによる自律神経の乱れが重なって、膀胱頸部の硬さにつながった状態と考えます。
- 漢方の考え方:炎症を取る漢方薬と血流を整える漢方薬を基本に、ストレスが関わる場合は自律神経を整える漢方薬を合わせて、排尿トラブルの起こりにくい体を目指します。
- 対象となる主なお悩み:頻尿・夜間頻尿、残尿感、尿が出にくい・勢いが弱い、膀胱の痛みや下腹部の不快感、尿失禁。
膀胱頸部硬化症とは?西洋医学の原因と病院での治療
尿をためる膀胱と尿道をつなぐ「膀胱頸部」が、何らかの原因で硬くなってしまい、さまざまな排尿のトラブルを引き起こす状態を指します。膀胱は主に筋肉でできているため、硬化が進むと筋肉を動かしにくくなり、排尿をコントロールできなくなります。
主な症状
- 尿が出にくい、尿の勢いが弱い
- 頻尿(トイレに行ってから1時間もたない)、夜間頻尿(夜にトイレに行きたくて起きる)
- 残尿感、尿失禁(突然の尿意によって漏れてしまう)
- 膀胱痛、排尿痛
慢性化すると「血尿」や「尿路感染」が見られ、さらにひどくなると膀胱頸部が閉じて尿が出せなくなり、手術が必要になる場合もあるので注意が必要です。喫煙や肥満が関わることもあります。
病院での検査とお薬の分類
尿の勢いを測る検査(尿流量測定)や、超音波での残尿測定、膀胱鏡などで膀胱頸部の状態を調べます。治療は、尿の通りを良くするお薬(尿道の緊張をゆるめるお薬の仲間)が中心で、改善が難しい場合には内視鏡で硬くなった部分を切開する手術が検討されます。
※尿がまったく出なくなった、発熱を伴う、血尿が続く、という場合はすぐに医療機関を受診してください。
よく「前立腺肥大症」と似たような症状が出ると言われています。「前立腺肥大症」については別のページでご紹介しておりますので、ご覧になってみて下さい。
漢方での考え方|「炎症・血流・自律神経」の3つの側から整える
太陽堂では、「前立腺や膀胱の炎症」「血流の乱れ」「ストレスやうつによる自律神経の乱れ」の3つを膀胱頸部硬化症の原因として考えています。これらが続くと膀胱頸部の炎症が見られるようになり、さらに慢性的になると「膀胱頸部の硬化」を引き起こします。
- 膀胱頸部の炎症には「炎症を取る漢方薬」を使います。
- 硬くなりやすい状態の背景にある血流の乱れには「血流を整える漢方薬」を使っていくことが多いです。
- 精神的なストレスやうつが関わる場合は「自律神経を整える漢方薬」を使っていきます。
| 漢方の見立て | 主な自覚症状と体質 | 太陽堂の漢方アプローチ(働き) |
| 前立腺や膀胱の炎症 「湿熱(しつねつ)」 | 残尿感、排尿痛、膀胱の痛み、血尿や尿路感染をくり返す。 | 【炎症を取る漢方薬】を中心に組み立てます。 |
| 血流の乱れ 「瘀血(おけつ)」 | 病気の期間が長い、下腹部の不快感、冷えで悪化する。 | 【血流を整える漢方薬】で、硬くなりやすい状態に働きかけます。 |
| ストレス・自律神経の乱れ | 緊張すると尿意が強まる、気分の落ち込みや不安を伴う。 | 【自律神経を整える漢方薬】を合わせます。 |
※漢方薬はお一人おひとりの体質に合わせてお作りします。病院でのお薬の内容をうかがったうえで、その方に合う組み合わせをご提案いたします。
【改善実例】太陽堂での体質改善エピソード
ここでは、膀胱頸部硬化症による下腹部の不快感・頻尿に長く悩まれていた方の実例をご紹介します。
70代・女性|下腹部不快感・膀胱の痛み・頻尿
- ご相談時の状態:10年以上前から症状が出始めたため病院に行ったところ、「膀胱頸部硬化症」と診断。最近になって症状が強くなってきたため、ご相談に来られました。症状は「下腹部不快感」「膀胱の痛み」「頻尿」が気になるとのこと。夜間頻尿もあり、特にお昼時がひどいとのことでした。
- 漢方薬によるアプローチ:膀胱の炎症を取る漢方薬と、血流を良くする漢方薬を組み合わせてお出ししました。
経過:
- 服用開始から3ヶ月:膀胱の症状は良くなり、痛みや不快感が減っているとのこと。少しずつ良い日が増えているとのことでした。
- 服用開始から5ヶ月:引き続き下腹部の不快感なく、調子が良いとのこと。
- 服用開始から8ヶ月:不快感なく過ごせていて、調子が良いとのことでした。
- 服用開始から1年1ヶ月:トイレの回数も少なく、体調良く過ごせているとのことで、今回で漢方終了。調子の良い状態が維持できているとのことでした。
順調に改善が見られているようで安心いたしました。この調子で過ごせて行けると良いですね。
※効果には個人差があります。体調の変化を感じるまでの期間は、早い方で1〜3ヶ月程度が目安です。
自宅でできるセルフケア・食養生
漢方薬の服用と併せて、膀胱に負担をかけにくい生活を心がけましょう。
- 下半身を冷やさない:冷えは血流を悪くし、膀胱の症状を強めやすくなります。湯船で温まる習慣をつけましょう。
- 水分は「日中こまめに・夜は控えめに」:夜間頻尿が気になる方は、夕方以降の水分とカフェイン・アルコールを控えめにしましょう。日中は我慢せずこまめに。
- たばこと体重の管理:喫煙や肥満が関わることもあります。できる範囲で生活を整えましょう。
- ストレスをためこまない:緊張やストレスは尿意を強めることがあります。休める時間を意識して作りましょう。
- 排尿日誌をつける:トイレの回数・時間・残尿感の有無をメモしておくと、病院でも店頭でも状態を正確に伝えられます。
よくあるご質問(FAQ)
特にお問い合わせの多い内容を「担当薬剤師の前原」がお答えいたします。
病院のお薬で良くならなかったのですが、漢方で良くなりますか?
「良くなります」とはお約束できません。ただ、店頭では症状の原因を見立てて体質から整えることで、楽になっていった方を多く見てきました。
病院の治療と併用しながら、体の側からできることを一緒に考えていきましょう。
病院でトイレの回数はコントロールできないと言われました。漢方で変わりますか?
お約束はできませんが、店頭では昼間・夜間のトイレの回数が減って楽になったという声をいただいています。
夜のトイレの回数が減って、眠れる時間が延びた方もいらっしゃいます(効果には個人差があります)。
病気が分かってから長いので、漢方でも変わらないのではと不安です。
かかっている期間が長いと、その分変化までに時間がかかる可能性はあります。
ただ、期間が長いからご相談できないということはありません。10年以上お悩みだった方のご相談もお受けしています。
病院のお薬と併用しても大丈夫ですか?
はい、病院のお薬と併用していただけます。基本的には時間をずらして服用していただきます。
飲み合わせを確認しますので、お薬手帳をお持ちください。
費用はどのくらいかかりますか?
目安として、1週間あたり5,000円前後〜(1ヶ月で2万円前後から)とお考えください。相談料は無料です。
体質や組み合わせる漢方の内容によって変わるため、お作りする前に必ず金額をはっきりお伝えし、ご納得いただいてからスタートします。ご予算のご希望も遠慮なくお伝えください。
すぐに病院へ行った方がよいのは、どんなときですか?
尿がまったく出なくなったとき、発熱を伴うとき、血尿が続くときは、すぐに医療機関を受診してください。
漢方のご相談は、症状が落ち着いている時期の体づくりとしてご利用ください。
まとめ|膀胱の出口が硬くなりやすい体質を、3つの側から整える
膀胱頸部硬化症は、トイレの悩みという人に話しにくいつらさを抱えやすい病気です。病院の治療と併せて、体の側からできることがあります。
病院の治療で排尿を助けながら、漢方で炎症・血流・自律神経を整えて、硬くなりやすい状態に働きかける。
この両面からのアプローチで、トイレに振り回されない毎日を目指していきましょう。一人で悩まず、新宿の漢方薬局「太陽堂」へどうぞお気軽にご相談ください。

関係性の深い病気;ご相談も多数いただいております。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。



