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膵性消化不良(膵外分泌機能不全)を漢方でサポート|脂肪便や体重減少のお悩みに

2026 7/11
膵臓(すい臓)・膀胱疾患
2026年4月1日2026年7月11日
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  3. 膵性消化不良(膵外分泌機能不全)を漢方でサポート|脂肪便や体重減少のお悩みに

「しっかり食べているはずなのに、体重がどんどん減ってしまい体力がもたない…」
「トイレに行くと、水に浮くような白っぽく油っぽい便(脂肪便)が出て不安だ…」
「脂っこいものを少し食べただけで、すぐにお腹を下してしまう…」
「病院で消化酵素薬(リパクレオン等)を飲んでいるが、スッキリ消化できている気がしない…」
「過敏性腸症候群(IBS)と言われていたが、実は膵臓の働きが落ちていると分かった…」

膵臓から分泌される「消化酵素(膵液)」が極端に減ってしまい、食べたものを正常に消化・吸収できなくなる状態を、西洋医学では「膵外分泌機能不全(PEI / EPI)」または「膵性消化不良」と呼びます。

特に脂肪の消化がうまくできなくなるため、油っぽい便(脂肪便)が出たり、栄養が体に吸収されずに「食べているのに痩せていく」という深刻な状態に陥ります。毎日の食事を楽しめなくなり、体力的な不安も重なって深く悩まれている方が多い疾患です。

新宿の漢方薬局「太陽堂」では、外からお薬で消化酵素を補うだけではなく、「なぜ食べたものを『栄養』に変える力が衰えてしまったのか」という根本的な『脾(胃腸)の機能低下(脾虚)』や『冷え』に着目し、体の内側からしっかりと栄養を吸収できる、どっしりとした体質を取り戻すための体づくりを漢方で優しくサポートいたします。

目次

膵性消化不良とは?西洋医学の限界と他疾患との違い

【太陽堂における膵性消化不良(膵外分泌機能不全)の漢方サポートまとめ】

  • 漢方での原因の捉え方:西洋医学では「膵臓からの消化酵素(リパーゼ等)の分泌低下」とされるが、東洋医学では根本原因を、消化吸収を根本から担う胃腸の弱り「脾虚(ひきょ)」や、体に不要な水分が滞った「水毒(すいどく)」と捉える。
  • 太陽堂のアプローチ:消化酵素薬に頼るだけでなく、胃腸(脾)を温めて働きを助ける生薬を用いたオーダーメイドの煎じ薬で、食べたものをしっかり栄養に変えられる根本的な体質づくりをサポート。
  • 取り組む期間の目安:機能低下の期間や体質によるが、早い方で1~3ヶ月程度で「胃もたれが減った」「便の形が良くなってきた」と感じ、数ヶ月〜年単位でじっくりと体重や体力を維持できる土台を育てていくケースが多い。

膵性消化不良は、慢性膵炎の進行や、膵臓の手術後、加齢などによって、消化酵素(アミラーゼ、リパーゼなど)が十分に分泌されなくなることで起こります。

特に脂肪を分解する「リパーゼ」が不足するため、未消化の脂肪がそのまま腸へ流れ込み、悪臭を伴う「脂肪便(水に浮く、クリーム色や泥状の便)」や慢性的な下痢を引き起こします。

「慢性膵炎」や「過敏性腸症候群(IBS)」との違い

下痢や消化不良を伴う疾患はいくつかありますが、原因やアプローチが異なります。

疾患名主な症状と特徴膵性消化不良との違い・関係性
膵性消化不良
(膵外分泌機能不全)
脂肪便(油っぽい便)、食べているのに体重が減る。慢性膵炎の結果として起こることが多いですが、最大の課題は「痛み」よりも「深刻な消化・吸収の失敗」です。
過敏性腸症候群
(IBS)
通勤中や緊張した時に下痢や便秘を繰り返す。ストレスによる自律神経の乱れが原因で、極端な体重減少や脂肪便は見られません。
慢性膵炎みぞおちや背中の持続的な鈍痛がメイン。膵臓が炎症で硬くなる病気です。この進行の果てに消化不良(膵性消化不良)が起こります。
過敏性腸症候群
(IBS)
慢性膵炎

【西洋医学(病院)での一般的な治療】

病院(消化器内科)では、不足した消化酵素を外から補う「膵消化酵素補充療法(PERT)」が行われます。

具体的には、豚の膵臓から抽出した高濃度の消化酵素薬(リパクレオン、パンクレアチンなど)を毎食中に大量に服用します。また、脂質を制限しすぎるとエネルギー不足になるため、MCTオイル(中鎖脂肪酸)などを活用した食事指導が行われます。

しかし、「お薬を飲んでいても下痢が続く」「体重の減少が止まらない」と限界を感じてご相談に来られる方が後を絶ちません。

【薬剤師コラム①】消化酵素薬(リパクレオン)の限界と漢方の役割

担当薬剤師:石川 満理奈(調剤薬局での勤務経験あり)

「毎食中にリパクレオンを何カプセルも飲んでいるのに、便の調子が安定せず、体重も増えません」という切実なご相談を非常によくお受けします。

リパクレオン等の消化酵素薬は、食事と一緒に摂ることで「胃腸の中で消化を代行してくれる」非常に優れたお薬です。しかし、それはあくまで「外からの応援部隊」に過ぎません。食べ物を最終的に消化し、栄養として体内に「吸収」するのは、ご自身の『胃腸(小腸など)』の役割です。

東洋医学では、膵臓のトラブルによって長年消化不良が続くと、胃腸そのものの働く力(脾気)が完全に冷えて弱り切ってしまうと考えます。漢方では、外から酵素を補う西洋薬と併用しながら、「ご自身の胃腸を温めて動かし、入ってきた栄養をしっかりとキャッチする力(吸収力)」を内側から底上げするアプローチをご提案しています。

太陽堂の漢方アプローチ|「脾」を立て直し、栄養を吸収できる体へ

東洋医学(漢方)では、膵性消化不良の根本原因を、

食べたものをエネルギー(気)や血(けつ)に変える力の衰え「脾虚(ひきょ)」
お腹が冷えて機能が止まっている「脾腎陽虚(ひじんようきょ)」
未消化物が腸内に溜まって腐敗している「食滞・痰湿(しょくたい・たんしつ)」

と捉え、お一人おひとりの体質に合わせてアプローチします。

お悩みのタイプ漢方的な見立て太陽堂の漢方アプローチ(働き)
食べているのに体重が減る
食欲がなく、体が常にだるい
消化吸収の力の衰え(脾虚)
膵臓の機能低下により胃腸(脾)の働きが根本から落ちており、食べ物から心身を動かすエネルギー(気)を作り出せない状態。
【胃腸を優しく助け、生命力を補う漢方】
弱った胃腸を保護しながら消化吸収の力を高め、体重や体力を維持・回復させるためのどっしりとした土台を育てます。
脂肪便や泥状の便が続く
お腹が冷えやすく、夕方にむくむ
お腹の冷えと水分の停滞(脾腎陽虚・水毒)
体を温めるエンジンの力が落ちてお腹が冷え切り、余分な水分を処理できずに下痢(水毒)として漏れ出ている状態。
【お腹を芯から温め、水はけを良くする漢方】
お腹の深部(脾と腎)をポカポカと温め、水はけを良くすることで、水っぽく油っこい便を健康的な形に整えます。
少し食べると胃がパンパンに張る
おならや便の臭いがきつい
未消化物の停滞(食滞・湿熱)
消化できなかった食べ物が腸内で長時間滞り、ドロドロとした老廃物やガス(湿熱)を発生させている状態。
【停滞を流し、スッキリと消化を促す漢方】
腸内に溜まった未消化物をスムーズに下へ流し(消食導滞)、お腹の張りや不快なガスを穏やかに取り除きます。

【薬剤師コラム②】「脾は筋肉を司る」〜体重減少を防ぐために〜

担当薬剤師:林(調剤薬局・漢方専門薬局での勤務経験あり)

膵外分泌機能不全でお悩みの方が最も恐怖を感じるのが、「普通に食べているつもりなのに、鏡を見るたびに体が細くなり、筋肉が落ちていく」という急激な体重減少です。

東洋医学には「脾(ひ=胃腸系)は筋肉を司る」という非常に重要な言葉があります。

胃腸の働きがしっかりしていれば、食べた栄養が全身の筋肉に行き渡り、しっかりとした肉体を維持できます。逆に脾が弱り切ってしまうと、筋肉から栄養が抜け落ちてゲッソリと痩せてしまうのです。

私たちは、単に「下痢を止める」ことだけを目標にはしません。漢方薬で「脾を温め、しっかりと動かす」ことで、食べたものを確実にご自身の筋肉とエネルギー(血肉)に変えられる体質を作ること。これが、体重減少の不安を食い止め、活動的な日常を取り戻すための最大の鍵となります。

膵性消化不良のお悩みを和らげる漢方サポートの症例

消化酵素薬だけでは改善しなかった体重減少や下痢のお悩みが、漢方を取り入れることで「安心してお食事ができる日常」へと好転した事例をご紹介します。

事例① 50代男性|慢性膵炎からの「脂肪便と急激な体重減少」

長年の慢性膵炎の末、膵外分泌機能不全と診断されました。毎食リパクレオンを飲んでいますが、油っぽい食事を少しでも摂ると白っぽい脂肪便が出てしまい、この1年で体重が8キロも落ちてしまいました。体力的な限界を感じてご相談に来られました。

  • お悩み: 脂肪便、止まらない体重減少、極度の疲労感、消化酵素薬での限界。
  • サポート内容: 消化機能の根本的な衰え(脾虚)と、お腹の冷え(陽虚)と見立て、①胃腸を温めて「消化吸収力」を底上げする漢方薬、②全身にエネルギー(気)を補給する漢方薬をご提案しました。
  • 経過:
    • 1ヶ月後: 漢方を飲み始めてからお腹の冷えがマシになり、食後のひどい胃もたれや張りが少し和らいできました。
    • 3ヶ月後: トイレの水に油が浮くような便(脂肪便)の回数が減り、少しずつ便に形が出てきました。
    • 半年後: 体重の減少がピタリと止まりました。「疲れやすさが全然違い、体が軽いです」とお喜びいただき、食事の不安が大きく減りました。
    • 1年後: 体重が数キロ戻り、顔色もすっかり良くなられました。消化の土台がしっかりと安定したため、無事に治療終了(卒業)となりました。

事例② 40代女性|IBSと誤診されていた「原因不明の泥状便」

数年前から食後の下痢と泥状便が続き、心療内科で「過敏性腸症候群(IBS)」と言われ整腸剤や安定剤を飲んでいました。しかし全く良くならず、別の病院で検査をしたところ膵臓の機能低下(膵性消化不良)が見つかりました。食事制限のストレスで精神的にも疲れ果ててご来局されました。

  • お悩み: 泥状便、食事制限のストレス、IBSの薬が効かない、不安感。
  • サポート内容: 不安とストレスによる気の滞り(気滞)と、未消化物と水分の停滞(食滞・水毒)と見立て、張り詰めた神経をリラックスさせながら、腸内の水はけを良くして消化を助ける漢方薬をご提案しました。
  • 経過:
    • 1ヶ月後: 漢方を飲むと胃腸が動くようなスッキリ感があり、お腹の張りとガスが減ってきました。
    • 3ヶ月後: 泥状だった便が、少しずつバナナ状にまとまる日が増えてきました。
    • 半年後: 消化吸収の力が戻ってきたことで、過度な食事制限をしなくても下痢をしなくなりました。「精神的にもすごく穏やかになりました」と笑顔でご報告いただき、現在も良い状態を維持するために服用を継続されています。

患者さんの声に他の患者様の症例ものっています。 (患者さんの声 膵臓疾患)

膵臓疾患 | 新宿の漢方薬局【太陽堂】
新宿の漢方薬局【太陽堂】

膵性消化不良・漢方サポートについてのよくある質問(Q&A)

病院の消化酵素薬(リパクレオンやパンクレアチン)と一緒に漢方薬を飲んでも大丈夫ですか?

はい、もちろん併用可能です。

むしろ、病院のお薬で外から酵素を補いながら、漢方薬で「ご自身の胃腸が栄養を吸収する力(脾の力)」を底上げするのは、非常に理にかなった理想的なアプローチです。

お薬手帳をお持ちいただければ、詳しく飲み合わせを確認いたします。

脂肪便や体重減少は、漢方でどのくらい変わるものですか?

膵臓の機能低下を完全に元に戻すことは難しいですが、漢方で胃腸(脾)の働きを助け、残された消化吸収の力を最大限に引き出すことは十分に可能です。

これにより、脂肪便がマシになったり、体重減少がストップして体力が回復される方は多くいらっしゃいます。

漢方薬を飲み始めて、どのくらいで変化を感じられますか?

胃腸の弱り具合によりますが、早い方であれば1~3ヶ月程度で「胃もたれやお腹の張りが減った」「便の形が少し良くなった」「疲れにくくなった」といった変化を先に感じられる方が多いです。

体重が安定し、体力的な不安が少ない状態が定着するには、数ヶ月〜年単位でじっくりと腰を据えて取り組むことをお勧めしています。

その他にも疑問に思ったことがあればお気軽にお問い合わせください。

関連するお悩み(内臓・消化器の不調)

膵性消化不良は、膵臓だけの問題ではなく、胃腸(脾)の働きや全身のエネルギー不足と深く関わっています。ご自身の症状に近いページもぜひご参照ください。

慢性膵炎
膵嚢胞・IPMN
急性膵炎の「再発予防」

太陽堂の特徴

”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”

特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)

特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。

特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。

薬剤師紹介

「担当薬剤師」 石川 満理奈

薬学部を卒業後、調剤薬局に勤務。

より患者さんの体質に沿った治療の選択をできるようになりたいという思いから「漢方の道」へ入りました。

少しでもお力添えできるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いします。

薬剤師紹介

「担当薬剤師」 林 泰太郎

「学術発表 実績」 
2015年 2016年 2017年 2019年 2020年 2022年 2025年 学術発表

調剤薬局で三年、漢方薬局で三年働き
「漢方薬局 太陽堂」を開局しました。

太陽堂も10周年を迎え多くの方に活用してもらえるようになりました。

日々「一人一人の笑顔を見る為に」頑張ります。

調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も
勉強を積み今に至ります。

病気のお話し、漢方のお話しなど、どんな事でもご相談下さい。

膵臓(すい臓)・膀胱疾患
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