
「生理痛」「PMS」に悩む方必見の漢方・養生健康法
毎月やってくる生理のたびに、下腹部の痛みや腰の重だるさ、気分の浮き沈みがつらい…。
そんなお悩みを抱えている方は少なくないのではないでしょうか。
特に20〜30代の女性からは、
「痛み止めを飲まないと動けない」
「生理前になると理由もなくイライラしてしまう」
「生理が近づくと落ち込んで涙が出る」
といったお声をよく耳にします。
こうした 生理痛やPMS(月経前症候群) は、単なる一時的な不調ではなく、体質や自律神経・ホルモンバランスの乱れが背景にあることが多いのです。
漢方的に見る「生理痛・PMS」の原因とは?
漢方薬局 太陽堂 では、痛みや気分の揺れを「気血水(きけつすい)」から考えます。
代表的なタイプは次の3つです。
瘀血(おけつ)タイプ
血の巡りが悪く、子宮内に血が滞っている状態。
経血が黒っぽい・塊がある・刺すような痛みが出やすい。
気滞(きたい)タイプ
気(エネルギー)の巡りが滞って、精神的な不安定さが出やすいタイプ。
胸やお腹の張り、イライラ、怒りっぽさなどの症状を伴います。
血虚(けっきょ)タイプ
血が不足しているため、子宮に十分な栄養が届かず、痛みや倦怠感が起こりやすい。
顔色が青白い、めまい、立ちくらみなどもよく見られます。
どのタイプも、根本には「巡りの悪さ」や「不足」があります。
そのため、一時的に痛みを抑えるのではなく、体質から整えることが大切です。
実際のご相談例
服用開始時 38才 女性
3ヶ月ほど前から生理前になると調子が悪くなるので病院を受診した所、「PMS(生理前症候群)」と診断。
日が経つごとに様々な症状が出てきた為、体質が改善出来ればとの事でこちらにご相談に来られました。
症状としては「生理前のイライラ」・「フワフワした目眩」・「生理痛」・「腰痛」・「下唇の痙攣」などが気になり、生理が近づくと「情緒不安定」が更に強く、感情のコントロールが難しい時があるとの事でした。
漢方薬の種類として
①自律神経を整える漢方薬
②痛みを緩和する漢方薬
③血流を改善する漢方薬
の3種類の漢方薬を組み合わせて出させて頂きました。
漢方服用開始から9ヶ月、情緒不安定になることなく、生理痛も落ち着いているとの事。
調子も良いので漢方薬の服用量を減らしました。
漢方服用開始から1年6ヶ月、体調はだいぶ良く、症状は出ていない。
調子も良いので漢方薬を一旦服用終了させて頂きました。
自宅でできる!月経トラブルにやさしい食材と養生
漢方薬とあわせて、日常の食養生を取り入れることで回復力がぐっと高まります。
- 黒豆
血を補い、子宮や腎を温めてくれます。煮物やスープの具材に少量加えるのがおすすめ。 - ナツメ(棗)
女性の「元気と血」を養う定番食材。おやつ代わりや薬膳スープにぴったり。 - ショウガ
体を温め、血流を促します。紅茶やスープに加えて気軽に摂取。
また、体を冷やす飲食を控え、睡眠をしっかり取る ことも大切です。
忙しい毎日だからこそ、体を温める習慣とリラックスする時間を意識してみましょう。
まとめ:体質から整えて、軽やかな毎日へ
生理痛やPMSは、「仕方ない」と我慢するものではありません。
漢方では、ひとりひとりの体質を丁寧に見極め、根本から整えていくことで、毎月のつらさを和らげるお手伝いができます。
「鎮痛剤に頼りたくない」
「感情の浮き沈みをなんとかしたい」
そんな方は、どうぞお気軽に LINEや問い合わせから「生理痛相談希望」・「PMS相談希望」とご連絡ください。
毎月を少しでも穏やかに、前向きに過ごせるように、一緒に体質改善を考えていきましょう。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
記事作成者 薬剤師 前原 信太郎

実績:伝統漢方研究会 2017年・2021年・2025年 学術発表
沖縄で開業医をしていた祖父と薬の話しをしていた事から薬剤師の道を目指すように。
調剤薬局の薬剤師として6年間勤務。
漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。
調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。






