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【薬剤師監修】冬のコンコンと続く違和感に。喉に潤いを与える漢方「麦門冬湯」

2026 6/11
ブログ
2026年5月29日2026年6月11日
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  3. 【薬剤師監修】冬のコンコンと続く違和感に。喉に潤いを与える漢方「麦門冬湯」
漢方薬「麦門冬湯」の解説サムネイル。上部にキャッチコピー「冬のコンコンと続く違和感に。喉に潤いを与える漢方」、中央に「麦門冬湯」のタイトルと湯気の立つ茶碗、周囲に6種類の生薬イラスト(麦門冬、半夏、生姜、人参、甘草、大棗)が配置されている。下部に「乾燥した咳や、喉の乾燥感がある方に。」という説明文。和紙風の背景で
目次

止まらない「コンコン」、喉がカラカラに乾いていませんか?

「空気が乾燥する季節になると、喉の奥がカサカサしてコンコンと止まらなくなる」
「夜お布団に入った時や、明け方に違和感が強くてスッキリ休めない」

このような、長引く喉周りのデリケートなサインにお悩みではありませんか?

東洋医学では、こうしたサインを水っぽい「湿(しつ)」と、乾燥による「乾(かん)」の2種類に分けて考えます。透明でサラサラした水のようなものが出るのが「湿」、喉がカラカラに乾いて、顔が赤くなるほどこみ上げてくるのが「乾」です。

今回ご紹介する漢方薬「麦門冬湯(ばくもんどうとう)」は、この「乾」のサインに特化した漢方薬。カサカサに乾いた喉や気管にたっぷりの潤いを届け、こみ上げるような不快感を優しく鎮めるサポートをしてくれます。

【コラム】薬剤師 石川の視点「西洋薬(咳止めやロキソニン)と漢方のアプローチ」

喉の違和感やコンコンが続く時、病院や市販薬では『咳止め(鎮咳薬)』や、痰を出しやすくするお薬がよく使われます。また、風邪のひき始めで喉の痛みがある場合は『ロキソニン』などの鎮痛消炎剤を使う方も多いでしょう。

これら西洋のお薬は、今ある辛さをスピーディに抑え込む『対症療法』として非常に優秀です。

しかし、喉が極度に乾燥している時に強いお薬ばかりに頼ると、かえって粘膜に負担をかけてしまうことも。西洋薬で急場をしのぎつつ、漢方の麦門冬湯で『カサカサの粘膜を潤し、トラブルを繰り返さない土台』を作っていく併用スタイルは、体への負担も少なく大変おすすめです。

麦門冬湯の中身:潤いを届け、気をおろす「6つの生薬」

麦門冬湯は、6種類の生薬がチームとなり、「潤す」「下ろす」「調和する」という3つのステップで喉の不快感にアプローチします。

麦門冬湯を構成する生薬の役割

期待される働き配合されている生薬特徴とアプローチ
たっぷりの潤いを与える麦門冬(バクモンドウ)、粳米(コウベイ)、人参(ニンジン)麦門冬湯の主役です。カサカサに乾いた粘膜に水分と栄養を届け、乾燥による不快感を和らげます。(※粳米は身近な「お米」のことです)
こみ上げる気を下ろす半夏(ハンゲ)上へ上へと突き上げてくるような気(大逆上気)を、下へと優しく引き下ろし、コンコンと続くサインを落ち着かせます。
全体を優しく調和する甘草(カンゾウ)、大棗(タイソウ)胃腸の働きを助けながら、他の生薬がスムーズに働くようマイルドにまとめ上げます。

★林先生の漢方メモ:人参の使い分け★

太陽堂では、患者様の状態に合わせて生薬の「人参」を細かく使い分けています。コンコンというサインが強く熱を持っている時は、炎症を優しく和らげる「竹節人参(ちくせつにんじん)」を。ある程度落ち着いて、体質からじっくり潤いを育てたい時は「白人参(はくにんじん)」を使用するなど、お一人おひとりに合わせた調整を行っています。

麦門冬湯がぴったり合う「3つのサイン」

麦門冬湯は、次のような特徴がある時に素晴らしいサポート力を発揮します。

  • 夜寝る時〜朝方にひどくなる空気が冷え、乾燥しやすい時間帯にコンコンというサインが強くなる方に適しています。(痰が出る場合は、黄色く粘り気があるのが特徴です)
  • 顔を赤くして連続する(大逆上気)一度コンコンと始まると、顔が真っ赤になるほど連続して止まらなくなるような強いサインに。
  • プレママ(妊娠中)の乾燥サインに妊娠中は、お腹の赤ちゃんに水分や栄養を集めるため、母体の粘膜が乾燥しやすくなります。この「妊娠中のデリケートな乾燥サイン」に潤いを補う目的でもよく用いられます。

麦門冬湯に関するよくあるご質問(FAQ)

病院の薬や、市販の鎮痛剤(ロキソニン等)と一緒に飲めますか?

基本的には併用可能です。

ロキソニン等で喉の痛みを和らげつつ、漢方で根本的な潤いを育てていくアプローチはよく見られます。

ただし、市販の風邪薬には同じ生薬(甘草など)が含まれ、成分が重複することがあるため、事前にお薬手帳をご用意の上ご相談ください。

透明でサラサラした鼻水がたくさん出る時にも使えますか?

いいえ、サラサラした水っぽいもの(湿)がたくさん出る時は、麦門冬湯の「潤す働き」が逆効果になることがあります。

その場合は、水をさばく別の漢方薬をご提案いたします。

妊娠中や授乳中に飲んでも大丈夫ですか?

麦門冬湯は、プレママのデリケートな時期にも比較的よく用いられる優しいお薬です。

ただし、体質や時期によって適切な量が異なるため、自己判断せず必ず専門家へご相談ください。

まとめ:カサカサの喉を潤し、穏やかなリズムへ

「麦門冬湯」について解説しました。

ポイントは以下の3つです。

  • 喉がカラカラに乾く「コンコン」というサインを優しくケア
  • 顔が赤くなるほど連続する違和感や、夜〜朝方の乾燥に
  • 西洋薬(ロキソニン等)と併用し、根本的な体質サポートにも

「毎年冬になると、乾燥からくる喉の不快感に悩まされる」
「コンコンと続く違和感で、夜もゆっくり休めない」

そんなデリケートなお悩みは、一人で抱え込まずにぜひ太陽堂へご相談ください。お一人おひとりの「乾燥の度合い」や「体質」に合わせた細やかな漢方の調整で、喉も心も潤う穏やかな毎日を取り戻すお手伝いをさせていただきます。

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太陽堂の特徴

”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”

特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)

特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。

特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。

記事作成者 薬剤師 林 泰太郎

実績:伝統漢方研究会 2015~2017年・2019年・2020年・2022年・2025年 学術発表

調剤薬局で3年間勤め、西洋の薬だけでは治療が難しい病気の壁に直面。

・「治療の難しい病気をなんとか治したい。」
・「ひとりでも多くの患者さんを笑顔にしたい。」

という想いから漢方の道へ。
漢方薬局で3年間修業をして、2015年 『漢方薬局 太陽堂』を立ち上げ。
開局10年を迎えた今も1ヶ月の平均来局数は900名を超え、お客様にご愛顧いただいている太陽堂の漢方薬剤師です。

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林先生 自己紹介

記事作成者 薬剤師 椙田 彩純 

担当疾患;循環器、身体の痛み

臨床検査技師の両親の影響で、幼い頃から医療に関心を持つ。

大学卒業後、病院薬剤師として勤務。

対症療法が中心の現場で、繰り返す入退院や長期投薬を目の当たりにし、「もっと力になれる方法はないか」と模索する中で漢方と出会う。

現在は漢方の持つ幅広さと可能性に魅了され、一人ひとりの体質に寄り添った根本改善を追求している。

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