
「足や顔がパンパンにむくんで、いつもの靴が履けず、体重が急激に増えた…」
「尿がひどく泡立ち、検査で『大量のたんぱく質が漏れている』と言われた…」
「成人に多い膜性腎症などと診断され、長期のステロイド治療が必要と言われて怖い…」
「利尿剤(ラシックスなど)を飲んでも、むくみがスッキリと引ききらない…」
「たんぱく質が漏れ出ているせいで、体がだるくて少し動くのもしんどい…」
腎臓のフィルター(糸球体)に異常が起き、血液中の必要なたんぱく質が大量に尿へ漏れ出してしまう「ネフローゼ症候群」。
血液中のたんぱく質(アルブミン)が極端に減ることで、血管内に水分を留めておけなくなり、全身の組織に水が溢れ出して「激しいむくみ(浮腫)」や「体重の急増」を引き起こすのが最大の特徴です。
成人の場合「膜性腎症(まくせいじんしょう)」などの疾患が原因となることが多く、治療には大量のステロイドや免疫抑制剤が長期間にわたって必要になります。
「顔が丸くなる(ムーンフェイス)」「感染症が怖い」といった強いお薬の副作用への不安と、歩くのも辛いほどの重だるいむくみに挟まれ、孤独に悩まれている方が非常に多い領域です。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、ただお薬の副作用に耐えるのではなく、「なぜフィルターが緩み、体に水が溢れ返ってしまったのか」という根本的な『水はけの悪さ(水毒)』や『腎のバリア機能低下(脾腎気虚)』に着目し、体の内側から不要な水分を自然に流し出し、お薬をスムーズに減らしていくための土台づくりを漢方でサポートいたします。
ネフローゼ症候群とは?西洋医学の限界と他疾患との違い
【太陽堂におけるネフローゼ症候群の漢方サポートまとめ】
- 原因: 西洋医学では「免疫異常による糸球体のダメージとアルブミン低下」とされるが、漢方では根本原因を、行き場を失った水分が滞る「水毒(すいどく)」や、栄養を体内に留めておく力が低下した「脾腎気虚(ひじんききょ)」と捉える。
- アプローチ: 胃腸と腎の働きを助けて体内の水分代謝を力強く底上げし、溢れ出た余分な水分を自然に流し出す生薬を用いた煎じ薬で、根本的な体質改善を目指す。
- 目安期間: むくみの強さやステロイドの量によるが、早い方で1~3ヶ月程度で「尿がしっかり出て、体が軽くなった」と感じ、数ヶ月〜年単位でじっくりと、お薬を減らしても再燃しにくい穏やかな状態を育てていくケースが多い。
ネフローゼ症候群は一つの「病名」ではなく、大量のたんぱく尿と低たんぱく血症(むくみ)を起こす「状態の総称」です。成人に多い「膜性腎症」や「巣状分節性糸球体硬化症(FSGS)」など、原因となる疾患は様々です。
「IgA腎症」や「慢性腎臓病(CKD)」との違い
同じ腎臓の病気でも、ターゲットとなる症状やアプローチが異なります。
| 疾患名 | 主な症状と特徴 | ネフローゼ症候群との違い・関係性 |
| ネフローゼ症候群 | 大量のたんぱく尿と全身の激しいむくみ。血液中のアルブミンが低下する。 | 「たんぱくの漏れ」と「むくみ」が突出して激しい状態です。 |
| ステロイド依存性・ 頻回再発型ネフローゼ | ステロイドを減らすとすぐに再発を繰り返すタイプ。若年層の微小変化型に多い。 | 「再発を繰り返す」お悩みに特化したアプローチが必要です。 |
| IgA腎症 | 血尿とたんぱく尿が続く。初期はむくみなどの自覚症状がないことが多い。 | フィルターにIgAという抗体が沈着する病気です。 |
| 慢性腎臓病(CKD) | クレアチニン値が上昇し、ろ過機能(eGFR)そのものが落ちている状態。 | ネフローゼは「漏れる」病気であり、初期はろ過機能(クレアチニン)は正常なことが多いです。 |
【西洋医学(病院)での一般的な治療】
病院では、根本的な炎症を抑え込むために「ステロイド(プレドニンなど)」や「免疫抑制剤(ネオーラルなど)」が使われます。同時に、辛いむくみを取るための対症療法として「利尿剤(ラシックスなど)」や、血圧を下げるお薬(ARB)が処方されます。
しかし、ステロイドの長期服用による「不眠・ほてり・感染症リスク」や、「利尿剤を飲んでもむくみがスッキリ引かない(血管内に水分がないため)」というジレンマに直面し、ご自身の自然治癒力を高める漢方に希望を求めてご来局される方が後を絶ちません。
【薬剤師コラム①】利尿剤だけでは「むくみ」が引ききらない理由
担当薬剤師:石川(調剤薬局での勤務経験あり)
「病院の利尿剤を飲んで尿は出るのに、足のむくみがなかなか取れず、体が重くて歩くのも辛いです」というご相談を非常によくお受けします。
ネフローゼ症候群のむくみは、単なる水分の摂りすぎではありません。尿からたんぱく質(アルブミン)が失われると、血管が水分をスポンジのように「保水する力」を失い、水が血管の外(皮下組織)へとダダ漏れになってしまいます。
利尿剤は「血管の中にある水分」を尿として出すお薬ですが、そもそも血管内に水分がなく、皮下に水が溜まっている状態では、お薬の効き目が悪くなってしまうのです。
東洋医学では、このように行き場を失って皮下に滞った水分を「水毒(すいどく)」と呼びます。漢方薬は、胃腸や腎の働きを活発にすることで、皮下に溜まった水をスムーズに血管内に戻し、自然な形で排泄させるサポートを得意としています。これが、西洋薬と漢方薬を併用していただきたい大きな理由です。
太陽堂の漢方アプローチ|「漏れ」を防ぎ、「水」を巡らせる
東洋医学(漢方)では、ネフローゼ症候群の根本原因を、
体内に溢れ返った過剰な水分「水毒・湿濁(すいどく・しつだく)」
栄養(たんぱく質)を体内に留めておくバリア機能が低下した「脾腎気虚(ひじんききょ)」
ステロイドの長期服用によって体に不自然な熱がこもった「陰虚火旺(いんきょかおう)」
と捉え、お一人おひとりの症状に合わせてアプローチします。
| お悩みのタイプ | 漢方的な見立て | 太陽堂の漢方アプローチ(働き) |
| 足や顔がパンパンにむくむ 体が重だるく、尿の出が悪い | 水はけの悪さと水分の停滞(水毒・湿濁) フィルターの異常によって水分代謝のバランスが崩れ、行き場を失った水分が組織に溢れ出して重だるさを引き起こしている状態。 | 【水はけを良くし、巡りを整える漢方】 体内の水分代謝を司る「脾(胃腸)」と「腎」の働きを助け、皮下に滞った余分な水分を無理なく尿として排泄させます。 |
| 大量のたんぱく尿が出ている 食欲がない、極度に疲れやすい | 保持力の低下とエネルギー不足(脾腎気虚) 大切な栄養分(たんぱく質)が漏れ出ていることで全身のエネルギーが枯渇し、さらに「漏れを防ぐ力」そのものが落ちている状態。 | 【胃腸と腎を温め、漏れを防ぐ漢方】 体を芯から温めてたっぷりと活力を補給(健脾補腎)し、体の引き締め力(バリア機能)を高めて栄養の漏れ出を防ぐ土台を作ります。 |
| ステロイド治療中(減薬中) 不眠、イライラ、手足のほてり | お薬による潤いの枯渇と熱(陰虚火旺) 強力なステロイドの影響で、体を潤し熱を冷ます冷却水(陰)が干上がり、不自然な熱が体内で暴走している状態。 | 【潤いを補い、不快な熱を冷ます漢方】 体にたっぷりと「陰(潤い)」を補給してステロイドの副作用(ほてりや不眠など)を和らげ、減薬をスムーズに進めるための環境を整えます。 |
【薬剤師コラム②】「たんぱく質が漏れる」=「生命力が漏れる」
担当薬剤師:林(調剤薬局・漢方専門薬局での勤務経験あり)
東洋医学では、私たちが食べたものを消化吸収して作られる栄養の精華(エッセンス)は、「脾(胃腸)」で作られ、「腎」に蓄えられると考えます。
つまり、尿から大量のたんぱく質が漏れ出ているネフローゼの状態は、単なる数値の異常ではなく、「体の生命力(気)そのものが毎日ダダ漏れになっている状態」なのです。
患者様が訴えられる「鉛のように体が重い」「動く気力すら湧かない」という極度の疲労感は、まさにこの生命力の漏出(気虚)が原因です。
太陽堂の漢方サポートでは、むくみを取ることと同じくらい「胃腸を元気にして、気を補うこと(補気)」を大切にします。漢方を飲んで「ご飯が美味しく食べられるようになった」「朝スッキリ起きられるようになった」と活力が戻ってきた時、体は自然と「漏れを防ぐ力」を取り戻していくのです。
ネフローゼ症候群のお悩みを和らげる漢方サポートの症例
「むくみが引かない」「ステロイドの副作用が辛い」と苦しんでいた方が、漢方を取り入れることで「むくみのない、活気ある日常」を取り戻された事例をご紹介します。
事例① 50代男性|膜性腎症による「激しいむくみと疲労感」
健康診断で大量のたんぱく尿を指摘され、精密検査で「膜性腎症」と診断されました。プレドニンによる治療が始まりましたが、足の甲からふくらはぎにかけてパンパンにむくみ、体重が数キロ増加。利尿剤を飲んでも夕方には靴が履けなくなり、極度の疲労感で仕事に支障が出ているとご相談に来られました。
- お悩み: 激しいむくみ、利尿剤が効きにくい、極度の疲労感、体重増加。
- サポート内容: 行き場を失った水分の停滞(水毒)と、たんぱく質漏出によるエネルギー枯渇(脾気虚)と見立て、まずは胃腸を助けて全身の「気」を補いながら、皮下の余分な水分を強力にさばく漢方薬をご提案しました。
- 経過:
- 1ヶ月後: 漢方を飲み始めてから、日中の尿量が自然と増え、夕方の足の「張り裂けそうなむくみ」が少しマシになってきました。
- 3ヶ月後: 血管内に水分が戻りやすくなったことで利尿剤も効きやすくなり、体重が元の状態近くまで落ちました。疲労感も劇的に改善しました。
- 半年後: むくみが完全に消失し、ステロイドの減量もスムーズに進んでいます。「体が軽くなり、以前のように仕事に集中できるようになりました」と大変喜ばれ、現在も改善のサポートとして服用を継続されています。
事例② 40代女性|ステロイド減量中の「ほてりと不眠」
ネフローゼ症候群で入院し、プレドニンの大量投与でたんぱく尿は落ち着きました。しかし、退院後に薬を減らしていく過程で、夜中に手足がカッと熱くなって眠れなくなり、動悸やイライラなどの副作用に悩まされていました。「薬を減らしたいけれど、再燃も怖い」という不安を抱えてご来局されました。
- お悩み: ステロイドの副作用(ほてり、不眠、イライラ)、再燃への不安。
- サポート内容: 大量のステロイド服用による潤いの枯渇(陰虚火旺)と、免疫バランスの乱れと見立て、体にたっぷりの潤いを補給して不快な熱を冷まし、自律神経をリラックスさせる漢方薬をご提案しました。
- 経過:
- 1ヶ月後: 漢方を飲むと体がじんわりと落ち着く感覚があり、夜中の手足のほてりが和らいで、眠りにつきやすくなりました。
- 3ヶ月後: 睡眠がしっかりとれるようになったことで日中のイライラが消え、心身ともに非常にリラックスした状態を保てるようになりました。
- 半年後: 尿たんぱくが再燃することなく、プレドニンを順調に減らすことができています。「副作用の辛さが取れ、前向きに病気と向き合えるようになりました」と笑顔を取り戻され、無事に治療の第一段階を卒業されました。
ネフローゼ症候群・漢方サポートについてのよくある質問(Q&A)
病院で処方されているステロイドや利尿剤と一緒に漢方薬を飲んでも大丈夫ですか?
はい、もちろん併用可能です。
西洋薬で過剰な免疫の暴走を抑え、緊急のむくみをコントロールしながら、並行して漢方薬で「胃腸や腎臓の働きを底上げし、自然に水分をさばける体づくり」を行うのは、非常に理にかなった理想的なアプローチです。
漢方で体質が整ってくれば、医師と相談しながらお薬をスムーズに減薬していくことが期待できます。お薬手帳をお持ちいただければ、詳しく飲み合わせを確認いたします。
食事の「塩分・水分制限」はした方が良いですか?
ネフローゼ症候群でむくみが強い時期は、塩分を摂りすぎると体にさらに水を溜め込んでしまうため、医師の指示に従った「減塩」が非常に重要です。
水分に関しても、喉が渇いていないのに「血液をサラサラにするため」と無理に大量に飲むことは、水毒(むくみ)を悪化させる原因になります。適切な水分量や食事のコツについても、ご相談時にアドバイスさせていただきます。
漢方薬を飲み始めて、どのくらいでむくみが和らぎますか?
むくみの強さやアルブミン値によりますが、早い方であれば1~3ヶ月程度で「尿の出が良くなった」「夕方の足の張りが少しマシ」「体が少し軽く感じる」といった全身の変化を先に感じられる方が多いです。
ステロイドを減らしても再燃しない強固な土台が定着するには、数ヶ月〜年単位でじっくりと腰を据えて取り組むことをお勧めしています。
その他にも疑問に思ったことがあればお気軽にお問い合わせください。

関連するお悩み(腎臓・むくみ・疲労の不調)
ネフローゼ症候群は、腎臓局所の問題だけでなく、全身の水分代謝や免疫バランス、お薬の副作用と深く関わっています。ご自身の症状に近いページもぜひご参照ください。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。




