
「ステロイド(プレドニン)を飲めば尿たんぱくは消えるのに、薬を減らすとすぐに再発してしまう…」
「子供が微小変化型ネフローゼと言われ、ムーンフェイスや成長への影響が心配でたまらない…」
「毎朝、尿検査紙(ウリエースなど)の色が変わっていないか確認するのが怖くてストレスだ…」
「再発を繰り返すため、免疫抑制剤(ネオーラルなど)を追加されたが感染症が不安…」
「一生この薬の増減(イタチごっこ)を繰り返すしかないのかと絶望している…」
腎臓のフィルターから大量のたんぱく質が尿へ漏れ出し、血液中のたんぱく質が減って全身に強いむくみ(浮腫)が出る「ネフローゼ症候群」。その中でも小児や若年層に多いのが「微小変化型」です。
このタイプは、ステロイド薬が劇的に効くという特徴がある一方で、「薬を減らしていく過程、あるいはゼロにした途端に再発してしまう(ステロイド依存性・頻回再発型)」という非常に厄介な性質を持っています。
「薬を飲めば治る」のではなく「薬で無理やり抑え込んでいるだけ」という現実に直面し、副作用の恐怖と再発の不安の板挟みになって、深く悩まれている患者様や親御さんが非常に多い領域です。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、ステロイドをただ忌み嫌うのではなく、「なぜステロイドを減らすと免疫が再び暴走し、フィルターが緩んでしまうのか」という根本的な『胃腸と腎のエネルギー不足(脾腎陽虚)』や『ステロイドによる潤いの枯渇(陰虚火旺)』に着目し、体の内側から免疫バランスを整え、ステロイドをスムーズに減らしていくための強固な土台づくりを漢方でサポートいたします。
頻回再発型ネフローゼ症候群とは?西洋医学の限界と他疾患との違い
【太陽堂におけるステロイド依存性・頻回再発型ネフローゼの漢方サポートまとめ】
- 原因: 西洋医学では「T細胞などの免疫異常による糸球体のバリア機能低下」とされるが、漢方では根本原因を、生命力と水分代謝の源である「脾腎陽虚(ひじんようきょ)」や、お薬の長期服用に伴う熱と潤い不足「陰虚火旺(いんきょかおう)」と捉える。
- アプローチ: 弱った胃腸と腎を温めて体全体のバリア機能(免疫の安定)を立て直し、お薬による余分な熱を冷ます生薬を用いた煎じ薬で、再発しにくい根本的な体質改善を目指す。
- 目安期間: ステロイドの服用量や再発歴によるが、早い方で1~3ヶ月程度で「むくみが引きやすい」「薬の副作用(だるさ・ほてり)がマシ」と感じ、数ヶ月〜年単位でじっくりと、減薬時の再発不安が少ない穏やかな状態を育てていくケースが多い。
ネフローゼ症候群(特に微小変化型)は、腎臓の組織そのものが大きく壊れているわけではなく、免疫細胞の誤作動によって「一時的にフィルターの目が粗くなり、たんぱく質がダダ漏れになっている状態」です。
「IgA腎症」や「慢性腎臓病(CKD)」との違い
同じように尿に異常が出る疾患でも、原因や進行の仕方が明確に異なります。
| 疾患名 | 主な症状と特徴 | 頻回再発型ネフローゼとの違い・関係性 |
| ステロイド依存性・ 頻回再発型ネフローゼ | 大量のたんぱく尿、全身の強いむくみ。小児〜若年に多い微小変化型が代表的。 | ステロイドが劇的に効くが、減量すると再発を繰り返すのが最大の特徴です。 |
| IgA腎症 | 血尿とたんぱく尿が持続する。風邪の後に悪化しやすい。 | ステロイドパルス療法などが行われますが、微小変化型ほどの「劇的な反応と即座の再発」というパターンとは異なります。 |
| 無症候性血尿・蛋白尿 | 自覚症状がなく、健康診断で尿異常だけを指摘される。 | 大量のたんぱく漏出(ネフローゼレベル)には至っていない、未病の段階です。 |
| 慢性腎臓病(CKD) | クレアチニン値が上昇し、ろ過機能(eGFR)が落ちている状態。 | ネフローゼは「たんぱくが漏れる病気」であり、初期はろ過機能自体は正常なことが多いです。 |
【西洋医学(病院)での一般的な治療】
再発時の治療の主役は、免疫の暴走を強力に抑え込む「ステロイド(プレドニンなど)」です。
尿たんぱくが消えたら(寛解)、数ヶ月かけて少しずつ薬を減らしていきます。
しかし、途中で再発してしまう「依存性」や、年に何度も再発する「頻回再発型」の場合、ステロイドだけではコントロールできず、免疫抑制剤(ネオーラル/シクロスポリン、ミゾリビンなど)や、生物学的製剤(リツキサン)が追加されます。
これらのお薬はたんぱくの漏れを止めるために必須ですが、長期間の使用は、小児の場合は「成長障害」、大人の場合は「骨粗鬆症」「糖尿病」「重篤な感染症」のリスクを伴います。「薬で抑え込む治療には限界がある、自分自身の免疫を整えなければ」と気づかれた方が、漢方薬局へとご相談に来られます。
【薬剤師コラム①】ステロイドは「強力なフタ」。でもバケツの底は直らない
担当薬剤師:石川(調剤薬局での勤務経験あり)
「先生の指示通りにプレドニンを減らしているのに、5mgを切ると必ず尿検査紙がプラスになり、また振り出しに戻ってしまいます」というご相談を非常によくお受けします。
ネフローゼ症候群の治療において、ステロイドは「穴の空いたバケツ(腎臓のフィルター)に、上から強力なフタをして無理やり漏れを止める」ような素晴らしい力を持っています。
しかし、フタをしている間に「バケツの穴そのものを修復する力(自然治癒力)」が体になければ、薬(フタ)を外した途端にまたたんぱく質が漏れ出してしまいます。
東洋医学(漢方)の役割は、ステロイドがフタをしてくれている間に、「バケツの底をしっかりと修理し、フタがなくても漏れない丈夫な状態(体質)」を作ることです。
西洋薬で火事を鎮め、漢方で火事の起きにくい森を作る。この両輪のアプローチこそが、再発の連鎖を断ち切る最も有効な手段なのです。
太陽堂の漢方アプローチ|免疫の「土台」を立て直し、薬の「負担」を和らげる
東洋医学(漢方)では、ステロイド依存性・頻回再発型ネフローゼの根本原因を
生命力と水分を保持する力が低下した「脾腎陽虚(ひじんようきょ)」
溢れ出た余分な水分が滞る「水毒(すいどく)」
ステロイドの長期服用によって体に不自然な熱がこもり、潤いが枯渇した「陰虚火旺(いんきょかおう)」
と捉え、再発期か減薬期(寛解期)かに合わせてアプローチを変化させます。
| お悩みのタイプ・時期 | 漢方的な見立て | 太陽堂の漢方アプローチ(働き) |
| 【減薬期・寛解期】 薬を減らすと再発しやすい 疲れやすい、風邪を引きやすい | 免疫の土台と保持力の低下(脾腎陽虚) 胃腸(脾)と生命力の源(腎)が弱り、必要な栄養(たんぱく質)を体内に留めておくバリア機能が低下している状態。 | 【胃腸と腎を温め、漏れを防ぐ漢方】 体を芯から温めて「脾」と「腎」のエネルギーを強力に補給(健脾補腎)し、免疫を安定させて再発しにくい強固な土台を作ります。 |
| 【ステロイド服用中】 ムーンフェイス、異常な食欲 不眠、イライラ、手足のほてり | 薬による潤い枯渇と過剰な熱(陰虚火旺) 強力なステロイドの影響で、体を潤し冷ます冷却水(陰)が干上がり、不自然な熱(火)が体内で暴走している状態。 | 【潤いを補い、不快な熱を冷ます漢方】 体にたっぷりと「陰(潤い)」を補給し、こもった熱をマイルドに鎮めることで、お薬による不快な副作用や自律神経の乱れを和らげます。 |
| 【再発時・むくみが強い時】 まぶたや足がパンパンに腫れる 尿の出が悪い、体が重い | 水分代謝の破綻(水毒・湿濁) 血液中のたんぱく質が減ったことで血管内に水分を保てず、組織に水が溢れ出して滞っている状態。 | 【水はけを良くし、巡りを整える漢方】 腎臓や胃腸の水分代謝を助け、体に滞った余分な水分(水毒)を尿として自然な形でスムーズに排泄させます。 |
【薬剤師コラム②】毎朝の「尿検査紙」に怯えない日々を取り戻すために
担当薬剤師:林(調剤薬局・漢方専門薬局での勤務経験あり)
頻回再発型ネフローゼの患者様、そして親御様にとって、毎朝の「尿検査(ウリエース等の試験紙)」は、1日の気分を決めてしまうほどの強烈なストレスです。
「黄色(マイナス)であってくれ…」と祈るように確認し、少しでも緑色(プラス)に変わっていると、「また入院かもしれない」「またステロイドが増える」と絶望的な気持ちになります。
東洋医学では、この「強い恐怖や思い悩み」は、胃腸(脾)の働きをダイレクトに弱め、さらに気を滞らせてしまうと考えます。不安になればなるほど、免疫バランスが崩れ、再発しやすい環境を作ってしまうという悪循環です。
太陽堂の漢方サポートでは、単に数値を追うだけでなく、「漢方を飲んでいるから、自分の体はしっかりと守られている」という安心感を持っていただくことを大切にしています。
「気がつけば、尿検査紙の色を極度に気にしなくなっていました」という精神的なゆとりが生まれた時、体は最も良い方向へと向かい始めます。
この内容以外にも「太陽堂が考える腎臓疾患」についてお話しを書いています。どうぞ参考にされて下さい。
頻回再発・ステロイド依存のお悩みを和らげる漢方サポートの症例
「薬を減らすと再発する」というジレンマに苦しんでいた方が、漢方を取り入れることで「再発せずに減薬でき、穏やかな日常」を取り戻された事例をご紹介します。
事例① 10代男性(母からの相談)|微小変化型の「プレドニン5mgの壁」
小学生の頃に微小変化型ネフローゼ症候群を発症。プレドニンを飲めば尿たんぱくは陰性になりますが、減量して「隔日5mg」になると必ず再発(たんぱく尿3+)してしまい、これまでに4回再発を繰り返していました。ムーンフェイスや身長が伸びないことを親御様が深く悩み、免疫抑制剤(ネオーラル)を追加される前に体質改善をしたいとご相談に来られました。
- お悩み: ステロイド依存(減薬時の再発)、成長への不安、ムーンフェイス。
- サポート内容: 再発を防ぐためのバリア機能の弱り(脾腎気虚)と見立て、まずは胃腸をしっかりと丈夫にして栄養を吸収し、腎の保持力を高める(たんぱくの漏れを防ぐ)漢方薬をご提案しました。
- 経過:
- 1ヶ月後: 漢方を飲み始めてから、ステロイド特有の異常な食欲やイライラが少し落ち着き、顔のむくみ(ムーンフェイス)がスッキリしてきました。
- 3ヶ月後: 病院の指示でプレドニンの減量が始まりましたが、いつも再発していた「5mgの壁」を、尿たんぱくマイナスのまま無事に通過することができました。
- 1年後: ついにプレドニンを完全にゼロ(休薬)にすることができました。その後も風邪を引いた際に一時的に(±)になることはありましたが、再発には至らず自己回復。「ようやく子供らしい生活を送らせてあげられます」と親御様も涙ぐんでお喜びいただき、現在も成長を支えるために漢方を継続されています。
事例② 30代女性|大人の頻回再発と「ステロイドの副作用疲労」
20代後半でネフローゼ症候群を発症し、ステロイドと免疫抑制剤を併用しています。数値は落ち着いていますが、薬の副作用による不眠、動悸、そして「鉛のように体が重い」という極度の疲労感に悩まされていました。仕事にも支障が出ており、少しでも薬を減らせる体になりたいとご来局されました。
- お悩み: 頻回再発への不安、ステロイドによる不眠・ほてり、極度のだるさ。
- サポート内容: 長期のお薬による潤いの枯渇と熱(陰虚火旺)と、生命力の低下(腎虚)と見立て、まずは体に潤いを補給して不快な熱を冷まし、その後、疲労を回復させる漢方薬をご提案しました。
- 経過:
- 1ヶ月後: 漢方を飲むと、夜中の手足のほてりや動悸が和らぎ、ぐっすりと眠れる日が増えてきました。
- 3ヶ月後: 睡眠がしっかりとれるようになったことで日中の疲労感が劇的に抜け、仕事から帰っても家事ができるまでに体力が回復しました。
- 半年後: 体調が良い状態が続いたため、主治医の判断で免疫抑制剤の減量がスムーズに進みました。「薬の増減に怯えるのではなく、自分の体を信じられるようになりました」と笑顔を取り戻され、無事に第一段階を卒業されました。
患者さんの声に他の患者様の症例ものっています。(患者さんの声 腎臓疾患)
どうぞ参考にされて下さい。
頻回再発型ネフローゼ・漢方サポートについてのよくある質問(Q&A)
病院で処方されているステロイド(プレドニン)や免疫抑制剤と一緒に漢方薬を飲んでも大丈夫ですか?
はい、もちろん併用可能です。
西洋薬で過剰な免疫の暴走(たんぱくの漏れ)を強力にフタをして抑え込みながら、並行して漢方薬で「フタがなくても漏れない丈夫なバケツ(体質)づくり」を行うのは、非常に理にかなった理想的なアプローチです。
お薬手帳をお持ちいただければ、詳しく飲み合わせを確認いたします。
漢方薬を飲めば、ステロイドをすぐにやめる(ゼロにする)ことができますか?
ご自身の判断で急にステロイドを減らしたり、ゼロにしたりすることは非常に危険ですので絶対におやめください。
漢方の目的は「ステロイドを急にやめること」ではなく、「医師の指導のもとで減薬していった際に、再発(リバウンド)を起こしにくい強固な土台を作っておくこと」です。
結果として、スムーズにゼロ(休薬)まで辿り着けるケースが多く見られます。
子供(小児)でも漢方薬(煎じ薬)を飲むことはできますか?
はい、お子様でもお飲みいただけます。
小児の微小変化型ネフローゼのご相談は当薬局でも非常に多くお受けしております。お子様の年齢や体重、味の好みに合わせて、飲みやすいように生薬の配合や量を細かく調整いたします。
お茶や少しのお水で割るなど、無理なく続けられる飲み方のアドバイスもさせていただきます。
その他にも疑問に思ったことがあればお気軽にお問い合わせください。

関連するお悩み(腎臓・免疫・疲労の不調)
ネフローゼ症候群の再発は、腎臓局所の問題だけでなく、全身の免疫バランスや胃腸の働き、お薬の副作用と深く関わっています。ご自身の症状に近いページもぜひご参照ください。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。




