
「生理前になると、理由もなく涙が止まらなくなる」
「自分なんて消えてしまえばいい、という強い自己否定感に襲われる」
「イライラが爆発して、家族やパートナーにひどい言葉をぶつけてしまう」
生理前になると、まるで別人のように人格が変わってしまう…。
それは、PMSの重症型である「PMDD(月経前不快気分障害)」かもしれません。
病院(精神科や心療内科)に行くと、「抗うつ薬」や「精神安定剤」を勧められることが一般的ですが、「副作用が怖い」「薬に依存したくない」と躊躇される方も多いのではないでしょうか。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、PMDDの根本原因である「ホルモンと脳内物質(セロトニン)の乱れ」を漢方で整え、薬に頼らずに穏やかな心を取り戻すサポートをしています。
PMDD(月経前不快気分障害)とは? PMSとの決定的な違い
PMDDは、PMS(月経前症候群)の中でも特に「精神的な症状」が非常に重く現れ、日常生活や人間関係に深刻な支障をきたす状態を指します。
PMSと同様に、生理の3〜10日前から症状が現れ、生理が始まると急速に回復するのが特徴です。その激しい気分の波から、別名「生理の時だけなるうつ病」とも呼ばれています。20〜30代の女性だけでなく、最近では10代の学生さんからのご相談も増えています。
なぜPMDDになるの?(セロトニン不足の深刻さ)
原因はPMSと同じく「女性ホルモンの急激な変動」や「ストレス」ですが、PMDDの方はそれに加えて、脳内の神経伝達物質「セロトニン(幸せホルモン)」の分泌量が著しく低下することが分かっています。
セロトニンは、感情を安定させ、平常心を保つために不可欠な物質です。これが生理前に急激に不足することで、脳がパニックを起こし、コントロール不能な不安や怒りが湧き上がってしまうのです。
あなたは大丈夫? PMDDのチェックリスト
PMDDの診断基準にも使われる代表的な症状です。特に精神的な症状が強く出ていないかチェックしてみてください。
- 【特徴的な精神症状】(※特に強く出る)
- 著しい情緒不安定(突然泣き出す、感情のコントロールができない)
- 激しいイライラ、怒り、攻撃的な言動
- 強い抑うつ気分、絶望感、「自分はダメだ」という自己否定
- 著しい不安感、緊張感、パニック
- 【その他の症状】
- 何事にも興味が持てない(無気力)
- 集中力が続かない
- 疲れやすい、だるい
- 食欲の変化(過食、または拒食)
- 睡眠障害(不眠、または過眠)
- 自分をコントロールできず、衝動的な行動(買い物依存、自傷行為など)に走る
※身体的な症状(腹痛、腰痛、頭痛、むくみなど)もPMSと同様に現れます。
【薬剤師コラム】PMDD、病院の薬(抗うつ薬)と漢方の違い
担当薬剤師:石川 満理奈(調剤薬局での勤務経験あり)
調剤薬局に勤務していた頃、PMDDの患者様には婦人科で「低用量ピル」が、それでも改善しない場合や精神症状が強い場合は、心療内科などで「SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)」という種類の抗うつ薬が処方されるケースを多く見てきました。
SSRIは、脳内のセロトニン濃度を高めるお薬で、PMDDの激しい精神症状を抑えるのに非常に有効です。しかし、患者様からは「まだ若いのに抗うつ薬を飲むことに抵抗がある」「副作用(吐き気や眠気)が心配」「一度飲み始めたらやめられなくなるのでは…」という深い不安の声をよく耳にしました。
病院の薬が「不足したセロトニンを外から薬の力で補う(対症療法)」のに対し、漢方薬は「自力でセロトニンを安定して分泌できる体質を作る(根本治療)」ことを目指します。
漢方では、セロトニン不足や感情の爆発を「気(エネルギー)の不足・停滞」と捉えます。自然の生薬の力で心身のバランスを整える漢方は、副作用や依存性の心配が少なく、安心して続けていただける選択肢です。
太陽堂の漢方アプローチ|セロトニンを補い、心を安定させる
太陽堂では、PMDDの根本原因である「ホルモンバランスの乱れ」と「セロトニン不足(気の乱れ)」の両方にアプローチします。お一人おひとりの精神状態や体質に合わせて、以下のように細かく漢方を使い分けます。
| あなたの主な精神症状 | 体質(原因)の見立て | 太陽堂の漢方アプローチ |
| 激しいイライラ・怒り・攻撃性 | 気滞(気の巡りの悪さ) | 気の巡りを良くし、高ぶった神経の緊張を解きほぐす漢方薬 |
| 強い不安感・絶望感・無気力 | 気虚(エネルギー不足) | 気(エネルギー)を補い、セロトニンの生成を助けて心を元気にする漢方薬 |
| 不眠・情緒不安定・パニック | 血虚(血の不足) | 脳への栄養(血)を補い、精神を深く安定させる漢方薬 |
これらをベースに、体のむくみ(水毒)や生理痛(瘀血)を取る漢方を組み合わせ、最適な処方を行います。
この内容以外にも「太陽堂が考える婦人科疾患」についてお話しを書いています。どうぞ参考にされて下さい。
PMDDの漢方改善症例
深刻なPMDDの症状を漢方で乗り越え、穏やかな日常を取り戻した方の実例をご紹介します。
症例① 5年続いた過食・不眠・イライラからの回復、そして自然妊娠へ
(平成6年生 女性)
【ご相談内容】
5年ほど前から生理前の不調が年々悪化。生理の2週間前から調子が悪くなり、1週間前からは症状がピークに達していました。
主な症状は「激しいイライラ」「自己嫌悪」「過食と拒食の繰り返し」「不眠」「ひどい肩こり・頭痛」。
生理不順もあり、心身ともに限界を感じてご相談に来られました。
【漢方服用の経過】
- 漢方薬: セロトニン不足を補う「気持ちを和らげる漢方薬」と、生理不順を整える「ホルモンを調節する漢方薬」の2種類を組み合わせて処方。
- 1ヶ月後: 生理前のイライラや頭痛が軽減し始めました。不眠も改善傾向にあり、体が楽になってきたと実感。
- 3ヶ月後: 調子に波はあるものの、激しいイライラや爆発することはほぼなくなりました。
- 7ヶ月後: 生理前のイライラはほとんど気にならず、夜もぐっすり眠れるように。頭痛や肩こりも消失し、全体的に穏やかに過ごせるようになりました。
- 9ヶ月後: 生理が遅れたため病院を受診したところ、自然妊娠が判明。赤ちゃんも順調に育っているとのことで、漢方治療を無事卒業されました。(※PMDDと併発していた多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)も改善しての妊娠でした)
患者さんの声に他の患者様の症例ものっています。(患者さんの声 PMDD(月経前不快気分障害))
どうぞ参考にされて下さい。
PMDD・漢方治療についてのQ&A
精神科や心療内科に行くべきか迷っています。
精神的な症状が強いと、病院に行くべきか悩みますよね。
もちろん専門医の受診も一つの選択肢ですが、「できれば病院の薬(抗うつ薬など)は避けたい」「まずは体に負担のない方法で様子を見たい」という方は、先に漢方治療からスタートされることも多いです。
まずは一度、太陽堂にご相談いただき、お話を伺いながら一緒に方針を考えていくことも可能です。
今、心療内科で抗うつ薬(SSRI)や安定剤を処方されていますが、漢方と併用できますか?
はい、ほとんどの場合で併用可能です。
漢方を併用することで、抗うつ薬の量を減らしていけたり、スムーズな減薬(断薬)のサポートができるケースも多くあります。お薬手帳をお持ちいただければ、飲み合わせを確認いたします。
漢方で効果が出るまでどのくらいかかりますか?
PMDDは根が深いため、変化が出るまでにはある程度の期間(3ヶ月〜半年程度)がかかることが多いです。
しかし、早い方ですと服用開始から1〜2ヶ月目の生理で「今回の生理前はいつもより穏やかだった」と変化を感じられる方もいらっしゃいます。
まとめ|もう一人で苦しまないで
「私の性格がおかしいの?」と自分を責めないでください。
PMDDの激しい感情の波は、あなたのせいではなく、ホルモンと脳内物質のいたずらです。
抗うつ薬に頼ることに抵抗がある方、副作用が心配な方。
漢方という、体に優しい選択肢があります。
乱れたバランスを整えれば、本来の穏やかなあなたに戻ることができます。
どうか一人で抱え込まず、新宿の漢方薬局「太陽堂」にご相談ください。
※関係性の深い病気;ご相談も多数いただいております。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。





