
「血圧が高めだと指摘され、お腹の赤ちゃんに影響が出ないか不安…」
「手足のむくみがひどく、頭痛やだるさで毎日が辛い…」
「出産が終われば治ると思っていたのに、産後も血圧が下がらない…」
妊娠中、あるいは出産後に発症する「妊娠高血圧症候群」や「妊娠高血圧腎症」。
「このままでは赤ちゃんが危ないのではないか」「自分の腎臓が悪くなってしまうのでは」と、毎日の血圧測定のたびに心をすり減らしていませんか?
妊娠中の高血圧は、母子ともに危険を伴うため病院での厳格な管理が不可欠です。
しかし、西洋医学のお薬に加えて、「なぜ体に余分な熱や水が溜まってしまうのか」という根本原因にアプローチする漢方薬を併用することで、血圧を穏やかに安定させ、むくみや頭痛といった辛い症状を和らげることが可能です。
妊娠中も、そして産後の授乳中も安心して飲める漢方で、心穏やかな日々を取り戻しましょう。
妊娠高血圧症候群・妊娠高血圧腎症とは?
妊娠20週以降から、産後12週までの間に高血圧を発症した場合を「妊娠高血圧症候群」と呼びます。(※妊娠前から高血圧だった場合は「高血圧合併妊娠」となります。)
さらに、症状によって以下のように細かく分類されます。
| 分類 | 症状の特徴と診断基準 |
| 妊娠高血圧症 | 高血圧のみを発症している状態。 【基準値】収縮期血圧(上)140mmHg以上、または拡張期血圧(下)90mmHg以上 |
| 妊娠高血圧腎症 | 高血圧に加えて、蛋白尿(たんぱくにょう)が出ている、または肝機能・腎機能の低下を伴う状態。 【基準値】1日当たりの蛋白尿が0.3g以上など |
一番の主な症状は「高血圧」と「蛋白尿」ですが、これに伴い、ひどい浮腫(むくみ)、激しい頭痛、倦怠感、動悸、目がチカチカするといった自覚症状が現れることが多くあります。
【薬剤師コラム①】なぜ妊娠中に血圧が上がるの?怖い合併症について
担当薬剤師:前原 信太郎(調剤薬局での勤務経験あり)
妊娠高血圧症候群のはっきりとした原因は未だ解明されていませんが、お腹の赤ちゃんに酸素や栄養を送る「胎盤」が作られる過程で、何らかの異常(血管の形成不全など)が起こることが関係していると考えられています。
もともと高血圧や腎臓疾患がある方、肥満気味の方、40歳以上の高齢妊娠、初めての妊娠(初産婦)の方、多胎妊娠(双子など)の方が発症しやすいと言われています。
この病気で一番怖いのは、重症化すると全身のけいれんを起こす「子癇(しかん)」や、肝機能障害・血小板減少を起こす「HELLP(ヘルプ)症候群」、そして赤ちゃんが生まれる前に胎盤が剥がれてしまう「胎盤早期剥離」といった命に関わる合併症を引き起こすことです。
そのため、自己判断は絶対に禁物です。必ず病院での定期健診と治療(安静・食事療法・降圧剤など)をベースにしながら、漢方薬は「母体のバランスを整え、巡りを良くする強力なサポーター」として取り入れていきましょう。
太陽堂の漢方アプローチ|「熱」を冷まし、「水」を巡らせる
東洋医学(漢方)の視点では、妊娠高血圧症候群や妊娠高血圧腎症は、体の中に「内熱(ないねつ:余分な熱)」がこもり、「水滞(すいたい:水分の停滞)」が起こっている状態と考えます。
内熱が溜まると血圧が上がりやすくなり、臓器への負担が増加します。また、水はけが悪くなることで激しいむくみや蛋白尿に繋がります。
太陽堂では、患者様の状態に合わせて以下の漢方を組み合わせ、血圧の安定を図ります。
| 体の中で起きていること | 漢方的な見立て | 太陽堂の漢方アプローチ |
| 余分な熱が上に昇っている (高血圧、激しい頭痛、動悸) | 内熱・肝陽上亢 ※熱の停滞と上昇 | 体にこもった余分な熱(内熱)を穏やかに冷まし、血圧を安定させる漢方薬 |
| 水はけが悪く滞っている (ひどいむくみ、蛋白尿) | 水滞(すいたい) ※水分代謝の悪化 | 胃腸や腎の働きを助け、体に溜まった余分な水を尿としてスムーズに排出させる漢方薬 |
| 腎機能に負担がかかっている (妊娠高血圧腎症・産後の高血圧) | 腎虚(じんきょ) ※生命力・排泄機能の低下 | 泌尿器系の要である「腎」の機能を回復させ、根本的なデトックス力を高める漢方薬 |
【薬剤師コラム②】「妊娠中・授乳中に漢方を飲んでも大丈夫?」
担当薬剤師:石川 満理奈(調剤薬局での勤務経験あり)
「お腹の赤ちゃんや、授乳中の母乳への影響が心配で、薬を飲むのが怖い…」というお母様からのご相談を頂く事があります。
確かに、妊娠中には血の巡りを強くしすぎるものや、下剤成分など、避けるべき生薬が存在します。
しかし、私たち漢方専門の薬剤師が「週数」や「産後の状態」をしっかりと確認し、母子ともに安全性が高く、優しく熱や水を取り除く生薬だけを厳選して調合いたしますので、どうかご安心ください。
また、妊娠高血圧の改善には「食生活の見直し(減塩と水はけの良い食材選び)」が非常に重要です。太陽堂では、漢方のお渡しだけでなく、日々の食事のアドバイスも無料で行っております。二人三脚で、安全な出産と健やかな産後を目指しましょう!
この内容以外にも「太陽堂が考える婦人科疾患」についてお話しを書いています。どうぞ参考にされて下さい。
妊娠高血圧・産後高血圧の漢方改善症例
出産が終われば自然に血圧が下がるケースが多いものの、中には産後も高血圧やむくみが続いてしまう方がいらっしゃいます。太陽堂で改善された実例をご紹介します。
症例① 35歳女性|出産後も下がらない「血圧」と「ひどいむくみ」が改善
妊娠中に血圧が上昇し「妊娠高血圧症候群」と診断されました。出産後も血圧の改善が見られず、少しずつ数値が高くなっているとのことでご相談に来られました。
- 状態: 収縮期血圧(上)は135mmHg前後と正常範囲なものの、拡張期血圧(下)が100mmHg前後と高め。ひどい「頭痛」と「むくみ」に悩まされていました。
- 漢方薬: ①体に溜まった水滞を改善する煎じ薬、②内熱を穏やかに取る煎じ薬の2種類を併用して処方しました。
- 経過: 漢方服用開始から3ヶ月で、下の血圧が90mmHg前後まで下がり、むくみも少しずつ改善。6ヶ月後には下の血圧が90mmHg以下で安定する日が多くなり、頭痛とむくみもほぼ消失しました。
- 結果: 服用1年で上下の血圧ともに順調に安定したため、漢方の量を半分に。1年6ヶ月経過時には血圧が完全に安定し、体調も非常に良いため、無事に服用終了(卒業)となりました。
▶︎ その他の妊娠・産後トラブルの改善事例はこちら
妊娠高血圧についてのQ&A(よくある質問)
現在、産婦人科で降圧剤を処方されていますが、漢方薬と一緒に飲めますか?
はい、併用可能です。
病院の降圧剤で危険な血圧上昇を抑えつつ、漢方薬で「熱や水が溜まりやすい体質」そのものを改善していくのが最も安全で効果的な方法です。
お薬の飲み合わせについては、担当薬剤師がしっかりと確認いたします。
出産が終わっても血圧が高いままで、蛋白尿も出ます。治るのでしょうか?
産後12週を過ぎても高血圧や蛋白尿が続く場合は、腎臓などに負担がかかり続けている状態です。
漢方薬で「腎機能」を回復させ、水分代謝を整えることで、上記の症例のようにしっかりと改善していくケースは多数あります。諦めずにご相談ください。
まだ妊娠初期ですが、前回が妊娠高血圧だったので予防のために漢方を飲めますか?
はい、非常に有効なアプローチです。
過去に妊娠高血圧症候群になったことがある方は、次の妊娠でも発症する確率が高くなります。
妊娠初期から、あるいは妊活中から水はけの良い体づくりをしておくことで、リスクを減らすサポートが可能です。
漢方薬のお値段はどのくらいですか?
ご希望される生薬や症状によって異なりますが、目安として1週間あたり5,000円前後(1ヶ月で約20,000円程度)となっております。血圧が安定してくれば、漢方薬の量を減らしていくことも可能です。
その他にも疑問に思ったことがあればお気軽にお問い合わせください。
妊娠前・産後の関係性の深い病気;ご相談も多数いただいております。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。





