
「手術以外の方法で、身体の状態を整えるアプローチはないだろうか…」
「できれば自然妊娠に向けた身体づくりをしたい…」
男性不妊の原因として最も多いと言われているのが「精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)」です。
病院では手術を提案されることが多い疾患ですが、手術に踏み切れない方や身体への負担を減らしたい方にとって、「漢方薬」による体質改善という選択肢もあります。
手術をご決断される前に、漢方を用いたご自身の本来の身体の巡りを取り戻すサポートを検討してみませんか?
精索静脈瘤とは?
血液は通常、陰嚢内の「動脈」から「精巣」を通り、「静脈」を経て心臓へと戻っていきます。
しかし、心臓に戻るはずの血液が静脈内で逆流を起こし、陰嚢内の静脈に留まって瘤(コブ)のように腫れてしまう状態を「精索静脈瘤」と呼びます。
一般男性の「約6人に1人」、男性不妊でお悩みの方の「約40%」に見られると言われており、決して珍しい疾患ではありません。
また、男性不妊の要因となる「乏精子症(精子減少症)」や「精子無力症」の約3〜4割、二人目不妊の約8割にはこの精索静脈瘤が関与していると考えられています。
なぜ起こる?精索静脈瘤の原因
原因は大きく分けて以下の2つが考えられます。
| 主な原因 | 詳細 |
| ① 逆流防止弁の機能低下 | 長い距離を重力に逆らって流れる左側の静脈には「逆流防止弁」がついています。これが何らかの理由で上手く働かなくなると、血液が逆流し、うっ滞(滞り)が生じます。 |
| ② 精索静脈の圧迫 | 左精索静脈は、大動脈や上腸管膜動脈といった太い血管の間を通ります。これらの血管に圧迫されることで血液がスムーズに戻れず、逆流の原因となります。 |
構造上の理由から、精索静脈瘤の約98%は「左側」に起こるとされています。
精索静脈瘤により血液が滞ると、陰嚢内の精巣温度が上昇しやすくなります。
精巣は熱に弱いため、これが精巣の働きを低下させる要因となります。
さらに、血流の悪化は酸化ストレスを上昇させ、精子を形成する働きに影響を及ぼすと言われています。
また、「精子無力症」や「乏精子症(精子減少症)」などの併発や可能性のある方は、下記もご参照ください。
他にも女性不妊に関わることの多い疾患を載せていますので、合わせてご覧になってみてください。
西洋医学における検査とアプローチ
病院(泌尿器科やメンズクリニック)では、超音波(エコー)検査や触診などを用いて診断が行われます。
陰嚢や精巣に痛みや腫れがある場合、精索静脈瘤だけでなく前立腺炎や精巣上体炎といった細菌感染が原因の疾患が隠れていることもあります。
その場合は、原因菌に合わせた抗生物質の投与などによる治療が優先されます。
また、不妊治療を目的とする場合、病院では精索静脈瘤の結紮術(けっさつじゅつ:静脈を縛る手術)が提案されることが一般的です。
精液中に精子が極めて少ない、あるいは見当たらない重度の場合は、精巣内精子採取術(TESE:Micro-TESE)といった手術によって、直接精子を回収する高度な医療が選択されることもあります。
漢方(東洋医学)でのアプローチ
西洋医学では手術が主な選択肢となりますが、東洋医学(漢方)では「体質そのものを整え、本来の働きをサポートする」ことを目指します。
精索静脈瘤は「血液が逆流し、うっ滞すること」が大きな要因です。
そのため、漢方では以下のようなアプローチを中心に考えます。
| 漢方薬 | 詳細 |
| ① 血流の巡りをサポートする漢方薬 | 滞った血液(瘀血:おけつ)の流れを整え、全身の巡りを良くしていくことを目指します。 |
| ② 抗酸化を意識した漢方薬 | 精索静脈瘤による「酸化ストレス(活性酸素の影響)」に配慮し、身体のバランスを整える生薬を組み合わせることが多いです。 |
お一人おひとりの体質や症状の度合いに合わせて、最適な組み合わせをご提案いたします。
【薬剤師コラム】前原先生×石川先生が解説!精索静脈瘤と身体づくり
石川先生(調剤薬局経験有) 「前原先生、精索静脈瘤のご相談では『病院で手術を勧められたけれど、できれば自然な形で身体を整えたい』というお声がとても多いですよね。」
前原先生(調剤薬局経験有) 「そうですね。西洋医学の視点では、不妊治療を急ぐ場合や痛みが強い場合には手術(結紮術)や、必要に応じてTESE(精巣内精子採取術)といった選択肢が確実なアプローチとして提案されます。ただ、手術には身体的・心理的な負担も伴うため、迷われる方が多いのも事実です。」
石川先生 「漢方では、静脈の『うっ滞』を『血(けつ)の滞り』と捉えます。手術のように物理的に血管を縛るのではなく、身体全体の血流を整え、酸化ストレスに負けない身体づくりを内側からサポートしていくのが特徴です。」
前原先生 「おっしゃる通りです。また、痛みがあるからといって必ずしも精索静脈瘤とは限りません。前立腺炎などの炎症が起きている場合は抗生物質が必要なケースもありますから、西洋医学の検査で状態を正しく把握しつつ、漢方で体質を底上げしていく『両面からのアプローチ』が非常に有効だと考えています。」
精索静脈瘤の漢方サポートの事例
漢方で体質を見直すことで穏やかな日常を取り戻された事例をご紹介します。
症例①違和感からお悩みになられた男性【30代】
- お悩み:以前より睾丸に違和感があり、病院で「精索静脈瘤の疑い」との診断。
左側に静脈隆起のようなものも感じており、少しでも状態を整えたいと太陽堂へご来局。
- 漢方のアプローチ: 「血の巡りをサポートする漢方薬」と「酸化ストレスに配慮し、身体のバランスを整える漢方薬」の2種類をご提案しました。
- 経過: 服用1ヶ月で、気になっていた違和感が和らいできたとのお声をいただきました。、
5ヶ月後には落ち着いた状態が保てているとのことで、一度漢方を卒業して様子を見ていただくことになりました。
▶︎ [精索静脈瘤のその他の改善事例(患者さんの声)はこちら]
精索静脈瘤に関するよくあるご質問(FAQ)
特にお問い合わせの多い内容を「担当薬剤師の前原」がお答えいたします。
病院で手術しかないと言われましたが、漢方で体質を整えることは可能ですか?
手術をせずに症状が改善された方もいらっしゃいます。
漢方では症状そのものだけでなく、原因となっている「血流の滞り」や「身体のバランス」を見直し、根本的な体質づくりをサポートします。
良い変化を実感されている方も多くいらっしゃいます。
違和感や痛みがあるのですが、漢方で和らぐのでしょうか?
血の巡りが整うことで、重苦しい違和感や不快感が和らぐケースは多く見られます。
痛みの原因が炎症(前立腺炎など)の場合は病院での治療(抗生物質など)が優先されることもありますので、状態に合わせてアドバイスさせていただきます。
漢方薬の費用の目安はどのくらいですか?
お選びする生薬の種類や状態によって異なりますが、目安として1週間5,000円前後(1ヶ月で2万円〜2万5千円程度)からお組みするケースが多いです。
ご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。

関係性の深い病気;ご相談も多数いただいております。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。




