心臓神経症(動悸・息切れ・過呼吸・胸痛)
 
最近、動悸がする事が増えた…
 
ドキドキして心臓に異常があるような気がするけど病院の検査では何もない…
 
最近呼吸が上手く出来ないような気がする…
 
ストレスがかかっている時が特にドキドキ、息切れが酷い気がする…
 
このような症状は「心臓神経症」と言われストレス性自律神経の乱れから起こっているものです。
 
心臓は特に自律神経に影響の受けやすい臓器です。
 
異常がないけど諸症状が気になるという方はぜひ「自律神経」の調節おこなって下さい。
 

 

心臓神経症とは

緊張した時のドキドキを思い出して頂きたいのですが、大勢の前で話す時や大事な試合の前など緊張する事があったと思います。
 
この時は自然にストレスがかかりドキドキしてしまうものです。
 
ストレス自律神経の乱れにより心臓病によくみられる症状(動悸、息切れ、胸痛、呼吸困難、めまいなど)が出ているものを「心臓神経症」と言います。
 
「心臓神経症」は病院で検査をしても異常が見つかる事が少なくなっています。
 

心臓神経症の症状

上記でもお書きしましたように、心臓病によくみられる症状が中心になり
 
・動悸
・息切れ
・胸痛
・呼吸困難
・めまい
・過呼吸
 
などになります。
 
不安な時やストレスがかかる時におこりやすく、その時の方が症状も激しく出やすいです。
 
また一度起こってしまった事で、症状が出ないか不安になる「予期不安」
 
・前に緊張した時にめまいがして倒れたけど大丈夫かな…
 
・ここに来ると息がしずらいけど今日は大丈夫かな…
 
など「予期不安」からくる諸症状も「心臓神経症」の一部になっています。
 

心臓神経症の原因

基本的な原因としては「ストレス」による「自律神経の乱れ」から症状が出る事が多いです。
 
「ストレス」がかかる原因としては人それぞれになりますが、「疲れ」「不安」などになってきます。
 
「心臓弁膜症」や「不整脈」などの心臓病をお持ちの方も、「動悸=心臓」という点から不安になり症状が更に悪化している方も多いと思います。
 
動悸がしているから必ずしも心臓疾患からきているわけではありません。
 

心臓神経症で気を付けたい事

ストレスを除く事が一番です。
 
不安になりやすい方が多いので気晴らしの時間を作る事も重要ですよ。
 
一番のお勧めは「お散歩」「入浴」です。
 
適度な運動(激しくない程度)で血流を良くする事で心臓への負担が軽減して、ストレスも緩和されます。
 
血流を良くする為に、ぜひお水を摂りながら養生されて見て下さい。
 

心臓神経症の漢方薬

実際に心臓に異常があるかどうかによって漢方薬の種類は変わってきます。
 
「心臓に異常がある場合」「心臓に異常がない場合」に分けて説明していきますね。

心臓神経症のみ(心臓に異常がない場合)

「自律神経の調節をする漢方薬」の中にもドキドキ・動悸に効果の高い漢方薬があります。
 
パニック障害にも使う事の多い漢方薬になり、「気の上昇」を沈めドキドキを減らしていく漢方薬です。
 
必ずしもその漢方薬を使っていくわけではないですが、「気の上昇を抑える漢方薬」を中心に出させて頂く事が多いです。
 
他にもドキドキ以外の諸症状に合わせて漢方薬を出していきます。(喉の詰まりがある、手の冷えがある、頻尿など)

心臓に異常がある場合

「ストレスを除く漢方薬」を中心に「心臓の負担を下げる漢方薬」を併用していきます。
 
やはり心臓自体に異常がある為、心臓の負担を減らす事も大事になってきます。
 
その方の症状によってになりますが、ストレスを除く事を第一に考え治療をしていく事が重要です。
 

心臓神経症(動悸・息切れ・過呼吸・胸痛)の症例

症例①(昭和52年生 女性)

1年ほど前より一日中続く動悸が気になりご相談に来られました。
 
特に寝る時が酷く気にすると眠れなくなり、不眠状態にもなってしまうとの事。
 
病院で調べてもらったが何も異常はなかったとおっしゃっていました。
  
漢方の種類としては、
 
①自律神経を整える煎じ薬
②自律神経を整える錠剤
③気の発散を手助けしてくれる粉薬
 
の3種類を出させて頂きました。
 
漢方服用開始から3ヶ月、まだ動悸はあるが大分良くなっているとの事。
気にならなくなり、眠りも良くなっているおっしゃって頂けました。
 
漢方服用開始から9ヶ月、動悸は最初に比べると1/3以下まで減っているとおっしゃって頂けました。
まだあるがそこまで気にならないとの事。
 
漢方服用開始から1年1ヶ月、調子良く過ごされていた為、漢方薬の分量を減らす事が出来ました。
ほとんどの症状が出ていないとの事。
 
漢方服用開始から2年半、症状が改善している為ここで一度治療を終了させて頂きました。
 
自律神経の乱れからきているので、ストレスがかからないようにとお伝えさせて頂きました。
 

症例②(昭和42年生 女性)

ここ最近動悸がする事が増え、特に暗い部屋暗闇などにいると酷くなるとの事でご相談に来られました。
 
いつから動悸がおきているのかは覚えていないとの事。いつの間にか動悸がするようになったとおっしゃっていました。
 
漢方の種類としては、
 
①自律神経を整える粉薬
②動悸を和らげる粉薬
 
の2種類の漢方薬を出させて頂きました。
 
漢方服用開始から3ヶ月、大分改善が見られているそうです。
大丈夫かなと心配になる事はあるが、動悸は出ないとおっしゃっていました。
 
漢方服用開始から9ヶ月、ほとんど症状が出ない為、漢方薬の分量を半分まで落とす事が出来ました。
引き続き調子が良いとの事。
 
漢方服用開始から1年半、動悸がする事がなくなったので漢方治療を終了とさせて頂きました。
 
漢方薬を飲み始めてからほとんどの症状が出なくなった方になります。
不安症状が強かったので不安神経症からくる「動悸」の方でした。

 
患者さんの声に他の患者様の症例ものっています。 どうぞ参考にされて下さい。
患者さんの声 動悸・息切れ
 

 

 
太陽堂の特徴
 
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
 
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
 
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
 
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
 
「担当薬剤師」 林 泰太郎
 
「学術発表 実績」 2015年 2016年 2017年 2019年 2020年 2022年学術発表
 
調剤薬局で三年、漢方薬局で三年働き「漢方薬局 太陽堂」を開局しました。
調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。
病気のお話し、漢方のお話しどんな事でもご相談下さい。
 

 

※症状や効果効能は個人差があります。同等の効果を保証するものではないので、ご了承ください。