
「朝、目を開けた瞬間に、目に激しい痛みが走ることをくり返している…」
「目がゴロゴロして異物感があり、光がまぶしくてつらい…」
「角膜の傷が治ったと言われたのに、しばらくするとまた同じところが傷つく…」
「目薬を続けているけれど、すっきり治りきらない…」
黒目の表面をおおう透明な膜が「角膜」です。角膜には神経が集まっているため、ここに傷や炎症が起こると、強い痛みやまぶしさ、見えにくさが現れます。
※角膜の病気には、細菌の感染など、急いで眼科の治療が必要なものがあります。強い痛みや見えにくさがある時は、まず眼科を受診してください。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、眼科での治療と併用しながら、傷が治りにくい・くり返しやすい体の背景を整えるお手伝いをいたします。
【この記事の結論:「角膜炎・くり返す角膜びらん」に対する漢方の考え方】
- 不調の正体(原因):西洋医学では「感染、乾き、傷、コンタクトレンズの影響などで、角膜の表面が傷つく・炎症を起こすこと」とされます。漢方では、目にのぼった熱や、目を潤し養う血と潤いの不足が背景にあるととらえます。
- 漢方の考え方:感染や傷の治療は眼科が担います。漢方は、熱をしずめ、目を養う潤いと血を補うことで、治りやすく、くり返しにくい土台を養います。
- 対象となる主なお悩み:くり返す角膜の傷、長引く目のゴロゴロ・まぶしさ、目の乾きを伴う痛み。
角膜の病気とは?西洋医学の原因と病院での治療
主な病気
- 角膜炎: 細菌、ウイルス(ヘルペスなど)、カビ(真菌)などの感染や、乾き、アレルギーなどで角膜に炎症が起こります。
- 角膜びらん: 角膜のいちばん表面の皮(上皮)がはがれた状態で、強い痛みが出ます。
- くり返す角膜びらん(再発性角膜びらん): 一度治った場所の皮がつきにくく、朝の目覚めの時などに、またはがれてしまいます。
- 角膜潰瘍(かくまくかいよう): 傷が深くなった状態で、治ったあとに白いにごりが残り、視力に影響することがあります。
原因になりやすいこと
- コンタクトレンズの長時間の使用、つけたままの睡眠、不十分なお手入れ
- 目の乾き(ドライアイ)
- 目をこする、爪や紙、植物の葉などで傷つける
- 糖尿病など、傷が治りにくくなる病気
目の乾きが気になる方は、こちらのページもご覧ください。
病院での検査とお薬の分類
眼科では、特殊な染色液(フルオレセイン)と顕微鏡(細隙灯顕微鏡)で角膜の傷の範囲や深さを確認し、必要に応じて原因となる菌を調べます。
治療には、抗菌や抗ウイルスの目薬、角膜を保護する目薬(ヒアルロン酸など)や眼軟膏が使われ、治療用のコンタクトレンズで傷を守ることもあります。
感染による角膜炎は、治療が遅れると視力に影響が残ることがあるため、自己判断で様子を見ないことが大切です。
漢方での考え方|「目を養う潤いと血」を補い、熱をしずめる
漢方では、目は「肝(かん)」と深くつながり、血と潤いによって養われると考えます。
パソコンやスマートフォンで目を使いすぎたり、寝不足やストレスが続いたりすると、血と潤いが消耗し、目に熱がのぼりやすくなります。
すると、目の表面は乾いて傷つきやすくなり、傷の治りも遅くなるととらえます。
| 漢方のとらえ方 | あなたの主な症状・体質 | 太陽堂の漢方アプローチ(働き) |
| 目にのぼった熱 | 充血、痛み、まぶしさが強い。イライラ、寝不足、お酒や辛い物で悪化する。 | 【目の熱をしずめる漢方薬】 上にのぼった熱を冷まし、炎症が長引きにくい状態を目指します。 |
| 潤いの不足 「陰虚(いんきょ)」 | 目が乾く、ゴロゴロする、夕方や夜に悪化する。口の渇き、ほてり。 | 【潤いを補う漢方薬】 目を内側から潤し、表面が傷つきにくい土台を作ります。 |
| 目を養う血の不足 「肝血虚(かんけっきょ)」 | 目が疲れやすい、かすむ、傷の治りが遅い。爪が割れやすい、眠りが浅い。 | 【血を補い、目を養う漢方薬】 目に栄養を届ける血を補い、傷が治りやすい体を目指します。 |
| 体の守りの弱り 「気虚(ききょ)」 | 疲れると目の調子をくずす。風邪をひきやすい、ヘルペスなどをくり返す。 | 【胃腸を整え、体の守りを養う漢方薬】 体の土台を整え、くり返しにくい体を目指します。 |
※漢方薬はお一人おひとりの体質に合わせてお作りします。眼科での治療の内容をうかがったうえで、ご提案いたします。
【薬剤師コラム①】眼科の治療が最優先。漢方は「治りやすい体」を受け持ちます
担当薬剤師:前原(調剤薬局での勤務経験あり)
角膜の感染や傷の治療は、眼科が担います。ここは漢方が代わりになれるところではありません。
とくに、コンタクトレンズを使っている方の強い痛みや充血は、急いで眼科を受診していただきたい症状です。
漢方が受け持つのは、「なぜ傷がつきやすいのか」「なぜ治りにくいのか」という体の側です。
目の乾き、目の使いすぎ、寝不足、疲れ。こうした背景を体質から整えることで、眼科の治療を後押しできればと考えています。
【薬剤師コラム②】くり返すつらさに、体の内側からも手を打ちます
担当薬剤師:林(調剤薬局・漢方専門薬局での勤務経験あり)
朝、目を開けた瞬間にまた痛みが走る。くり返す角膜の傷は、「またなるのでは」という不安との闘いでもあります。
目の表面の皮(上皮)がしっかりつくためには、目の潤いと、傷を治す体の力が欠かせません。
漢方では、目を養う血と潤いを補い、のぼった熱をしずめることで、目の表面が落ち着きやすい環境づくりをお手伝いします。
眼科での検査と通院はしっかり続けながら、体質の側を漢方が受け持つ。この役割分担で、一緒に取り組んでいきましょう。
患者さんの声に他の患者様の症例ものっています。(患者さんの声 眼科疾患) どうぞ参考にされて下さい。
自宅でできるセルフケア・食養生
眼科の治療と漢方薬に加えて、次の習慣を守ることが、角膜の回復の助けになります。
- コンタクトレンズはお休みする: 眼科の指示が出るまでお休みします。再開後も、使用時間とお手入れを守ります。
- 目をこすらない: かゆみや違和感があっても、目をこすらないようにします。
- 乾燥から目を守る: 寝室の乾燥を防ぎ、エアコンの風が目に直接当たらないようにします。
- まばたきを意識する: パソコンやスマートフォンの使用中は、まばたきが減ります。時間を区切り、意識してまばたきをします。
- 睡眠をしっかりとる: 目を閉じて眠っている間は、角膜が潤い、傷が治っていく大切な時間です。
よくあるご質問(FAQ)
眼科の目薬(抗菌薬やヒアルロン酸など)を使っていますが、漢方薬は併用できますか?
はい、併用していただけます。
眼科の治療はそのまま続けてください。お薬手帳など、今の治療内容が分かるものをお持ちいただけると、確認したうえでご提案できます。
どのくらいの期間で変化を感じられますか?
目の乾きや疲れやすさなどの変化は、早い方で1〜3ヶ月程度で感じられることがあります。
くり返すタイプの方は、「くり返す回数や間隔が変わってきたか」を、3〜6ヶ月の単位で見ていきます。傷の状態は、眼科で定期的に確認してもらいましょう。
どのような時に病院を受診すべきですか?
強い目の痛み、急な見えにくさ、強い充血、黒目に白いにごりが見える時、目やにが大量に出る時は、すぐに眼科を受診してください。
コンタクトレンズを使っている方は、とくに急いでください。レンズは外し、レンズとケースを持って受診すると、原因を調べる助けになります。
費用はどのくらいかかりますか?
目安として、1週間あたり5,000円前後〜(1ヶ月で2万円前後から)とお考えください。相談料は無料です。
体質や組み合わせる漢方の内容によって変わるため、お作りする前に必ず金額をはっきりお伝えし、ご納得いただいてからスタートします。ご予算のご希望も遠慮なくお聞かせください。
まとめ|眼科の治療を柱に、傷つきにくい目の土台を
角膜の病気は、痛みが強く、くり返すと不安も大きくなります。
眼科の治療を最優先にしながら、目を養う潤いと血を補い、熱をしずめていく。それが漢方の役割だと考えています。
どうぞお気軽にご相談ください。
その他にも疑問に思ったことがあればお気軽にお問い合わせください。

関連するお悩み
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。





