
「悲しくもないのに、涙があふれて頬をつたって困る…」
「朝起きると、目やにがべっとりついて目が開けにくい…」
「目頭のあたりが、いつも腫れぼったく詰まった感じがする…」
「涙嚢炎(るいのうえん)を何度も繰り返して、そのたびに抗生剤を飲んでいる…」
「病院で『治すには手術しかない』と言われ、踏み切れずに迷っている…」
涙の通り道(涙道)が狭くなったり詰まったりして、行き場を失った涙が目からあふれてしまう病気が「涙道閉塞症(鼻涙管閉塞)」です。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、詰まった管そのものを無理やり開けるのではなく、「なぜ詰まりやすいのか」という体質の側——水はけの停滞(水毒)や血流の滞り(瘀血)に着目し、あふれる涙や目やに、腫れぼったさといった不快な症状と上手に付き合い、繰り返さないための身体づくりを漢方でサポートいたします。
涙道閉塞症(鼻涙管閉塞)とは?原因と西洋医学の対応
【太陽堂における涙道閉塞症の漢方サポートまとめ】
- 原因: 西洋医学では「涙の排水路(涙点〜鼻涙管)の狭窄・閉塞」とされ、加齢・炎症・鼻の病などが背景になるとされるが、漢方では、目の周りに余分な水と老廃物が溜まりやすい「水滞(すいたい)」と「瘀血(おけつ)」の乱れが重なっていると捉える。
- アプローチ: 詰まった管を漢方で「開通させます」とは言えないが、水はけを整える漢方薬や血流を促す生薬を用いた煎じ薬で、症状の緩和と「詰まりにくい身体」を目指す。
- 目安期間: 涙のあふれ方は日によって波があるため、早い方で1〜2ヶ月で「目やにが減った」「腫れが引いた」と感じることもあるが、基本は3ヶ月をひとつの単位としてじっくりと体質改善(水はけの向上)を見ていくケースが多い。
涙の通り道と、詰まる場所
涙は目の表面を潤したあと、目頭にある小さな穴(涙点)から吸い込まれ、涙小管 → 涙嚢(るいのう)→ 鼻涙管という通り道を通って、鼻の奥へと流れていきます。だから泣くと鼻水が出るのです。
この排水路のどこかが狭くなる・詰まると、行き場を失った涙が目からあふれます(流涙症)。詰まる場所で呼び名が変わり、鼻涙管が詰まったものを「鼻涙管閉塞」と呼びます。
主な症状——「涙があふれる」だけではありません
- 泣いていないのに涙があふれる・頬をつたう(流涙)
- 目やにが多い・朝、目が開けにくい
- 目頭〜目の周りの腫れぼったさ・詰まり感
- 視界がにじむ・化粧が落ちる・外出がおっくうになる
さらに、涙嚢に溜まった涙に細菌が感染すると「涙嚢炎(るいのうえん)」を起こし、目頭の赤く強い腫れ・痛み・膿が出ることがあります。涙嚢炎を繰り返す背景に、この涙道の詰まりが隠れているケースは少なくありません。
※赤ちゃんの「先天性鼻涙管閉塞」は別の病気です。
生まれつき鼻涙管の出口が開いていない「先天性鼻涙管閉塞」は赤ちゃんによく見られ、成長とともに自然に開くことが多いと言われています。こちらはまず小児眼科・眼科で診てもらってください。このページでご案内しているのは、主に大人になってから涙があふれるようになった方への漢方サポートです。
【西洋医学(病院)での一般的な治療】
眼科では、涙道に細い管を通して詰まりを確認する検査(通水検査)が行われます。そのうえで、シリコン製の細いチューブをしばらく留置して通り道を確保する「涙管チューブ挿入術」や、涙嚢と鼻の間に新しい通り道を作る「涙嚢鼻腔吻合術(DCR)」といった外科的な治療が行われます。細菌感染があれば抗生剤の点眼や内服が処方されます。
物理的にふさがった管を直接どうにかできるのは、これらの処置・手術です。だからこそ病院では「治すには手術しかありません」と説明されます。手術を受けるかどうかは、主治医の先生とじっくりご相談ください。
【薬剤師コラム①】「開通させます」とは言いません
担当薬剤師:前原
最初にお客様に正直にお伝えしていることがあります。それは、「物理的にふさがってしまった管を、漢方薬で『開通させます』とは言えません」ということです。それが言えるなら手術は要らなくなってしまいますが、そうではありません。
私たちが見ているのは「管そのもの」ではなく、その周りの「環境」です。排水口に例えるなら、詰まった配管を工事で直すのが手術です。それに対して、「流れてくる水の質と量をサラサラにし、配管の周りのむくみ(水滞)を整える」のが漢方——役割がまったく違うのです。
実際にご相談を受けると、涙の症状だけでなく、舌のふちに歯型がついている(水滞のサイン)や、舌の裏の静脈がふくらんでいる(瘀血のサイン)、強い冷えなど、全身の手がかりがしっかり見えてくる方が多いです。珍しい病名でも、東洋医学での身体の見方は変わりません。
太陽堂の漢方アプローチ|「詰まりにくい身体」を整える
東洋医学では、涙道閉塞症(鼻涙管閉塞)でお悩みの方の身体には、次のような偏りが重なっていると考えます。
- 余分な水分をうまく捌けず、目の周りがむくみやすい(水滞・水毒)
- 血流が滞り、老廃物や炎症が残りやすい(瘀血)
- 炎症・化膿を繰り返しやすい(涙嚢炎を繰り返すタイプ・湿熱)
お一人おひとりの体質に合わせて、主に以下の3つのタイプからアプローチします。
| お悩みのタイプ | 漢方的な見立て | 太陽堂の漢方アプローチ(働き) |
| まぶた・目頭が腫れぼったい 舌のふちに歯型がつく | 水はけの停滞(水滞・水毒) 余分な水分を捌く力が落ち、目の周りに水と老廃物が溜まりやすくなっている状態。涙のあふれ・むくみ・詰まり感の背景に多いタイプです。 | 【水はけを整える漢方】 「利水(りすい)」の生薬を中心に、身体の水の流れを整え、目の周りに水が溜まりにくいスッキリとした状態を目指します。 |
| 舌の裏の静脈が太く浮き出る 冷え性・目の周りのくすみ | 血流の滞り(瘀血) 血の巡りが滞ると、老廃物の回収が遅れ、炎症のあとも残りやすくなります。冷えの強い方、手術後の回復を考えたい方にも関わるタイプ。 | 【血流を整える漢方】 「駆瘀血(くおけつ)」の生薬で巡りを助け、目の周りの環境づくりと冷えの改善を同時に進めます。 |
| 涙嚢炎を繰り返す 目やにが多い・化膿しやすい | 熱と炎症がこもりやすい体質(湿熱) 細菌感染そのものの治療(抗生剤)は病院の役割ですが、「繰り返す」背景には、炎症・化膿を招きやすい体質の偏りが隠れていると考えます。 | 【炎症を鎮め、こもった熱を捌く漢方】 「清熱・排膿」の働きをもつ生薬を組み合わせ、目やにを減らし、「繰り返しにくい身体」を目指します。 |
※漢方薬はお一人おひとりの体質に合わせてお作りします。ご相談のうえで最適な組み合わせをご提案いたします。
【薬剤師コラム②】迷っている時間を、味方につける
担当薬剤師:林
「手術をする・しない」の二択の前で立ち止まってしまう方は、涙道に限らず多くいらっしゃいます。そんなとき私たちがおすすめしているのは、「迷っている期間を、身体の土台を整える時間に変えること」です。
水はけと血流が整えば、目の周りの環境は確実に変わっていきます。手術を選ぶにしても、水はけが良く血流が整った身体で臨むに越したことはありませんし、選ばないにしても、目やにや腫れぼったさといった症状と付き合いやすくなる身体づくりは決して無駄になりません。
大切なのは、眼科の検査・通院はしっかり続けながら、体質の側を漢方が受け持つという役割分担です。決断を急ぐ必要はありません。できることから一緒に始めてみましょう。
患者さんの声(症例)にも、目の症状の記録を多数のせています。どうぞ参考にされてください。
▼症例-眼科疾患の一覧を見る
涙道閉塞症・漢方サポートについてのよくある質問(Q&A)
漢方薬で涙道の詰まりは開通しますか?
「開通させます」とは言えません——ここは正直にお伝えします。
物理的にふさがった管への治療は、手術(涙管チューブ挿入術・涙嚢鼻腔吻合術など)の役割です。漢方が受け持つのは、詰まりやすさの背景にある体質(水はけ・血流)と、あふれる涙・腫れぼったさなどの症状との付き合いの側です。この役割分担をご理解いただいたうえで、ご相談いただければと思います。
涙嚢炎を繰り返しています。漢方でできることはありますか?
はい、「繰り返しにくい身体づくり」の側をお手伝いできます。
急性の細菌感染そのものには、病院の抗生剤治療が最優先です。そのうえで、繰り返す背景にある「炎症・化膿を招きやすい体質(湿熱)」に対して、清熱・排膿の働きをもつ漢方で内側からサポートします。今の治療内容が分かるもの(お薬手帳など)をお持ちください。
赤ちゃんの鼻涙管閉塞も相談できますか?
まずは小児眼科・眼科の受診をおすすめします。
赤ちゃんの先天性鼻涙管閉塞は、成長とともに自然に開くことが多いと言われており、経過の見守り方も含めて専門の先生の判断が第一です。当薬局の漢方サポートは、主に大人になってから症状が出た方を対象にしています。
費用はどのくらいかかりますか?
目安として、1週間あたり5,000円前後〜(1ヶ月で2万円前後から)とお考えください。相談料は無料です。
体質や組み合わせる漢方の内容によって変わるため、お作りする前に必ず金額をはっきりお伝えし、ご納得いただいてからスタートします。ご予算のご希望も遠慮なくお聞かせください。
その他にも疑問に思ったことがあればお気軽にお問い合わせください。

関連するお悩み(涙・目の症状)
涙のトラブルは「あふれる」だけでなく「乾く」方向にも現れます。ご自身の症状に近いページもぜひご参照ください。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。





