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肺アスペルギルス症(肺真菌症)を漢方でサポート|止まらない痰と咳・血痰・息苦しさに

2026 10/17
喘息・肺疾患(呼吸器疾患)
2015年10月23日2026年10月17日
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「痰や咳が止まらない…」

「血痰や喀血をするようになってしまった…」

「疲れがひどくなり、息苦しさも出るようになってきた…」

「病院で『肺にカビがいる』と言われた…」

肺アスペルギルス症(肺真菌症)は、空気中にいるカビの一種「アスペルギルス」が肺の中で増えて、咳・痰・血痰・息苦しさなどを起こす病気です。気管支拡張症や肺MAC症など、肺にもともと病気がある方に起こりやすく、抗真菌薬の治療が長くなることも少なくありません。

新宿の漢方薬局「太陽堂」では、呼吸器内科での治療(抗真菌薬・止血剤など)と併用しながら、菌が増えにくい体と、痰・血痰・体力の落ち込みを体の側から整えるご相談を受けています。

【この記事の結論:「肺アスペルギルス症」に対する漢方の考え方】

  • 不調の正体(原因):西洋医学では「気管支拡張症や結核のあと、肺MAC症などで傷んだ肺に、常在菌のアスペルギルスが増えて炎症や菌のかたまりを作ること」とされます。漢方では、肺にこもった炎症と膿のような痰、血の滞り、そして体を守る力(免疫)の低下が重なった状態と考えます。
  • 漢方の考え方:菌を一度に消すことはできません。菌に働きかける漢方薬と体を守る力を支える漢方薬を基本に、肺の炎症・痰・血痰・体力といった症状に合わせた漢方薬を組み合わせて、菌が増えにくい体を目指します。
  • 対象となる主なお悩み:膿のような痰と痰を出すための咳、血痰・喀血、だるさ・微熱・食欲不振、抗真菌薬を続けるのがつらい、気管支拡張症や肺MAC症との併発。
目次

肺アスペルギルス症(肺真菌症)とは?西洋医学の原因と病院での治療

アスペルギルスは、土や家のほこり、浴室やエアコンなど身の回りに広くいるカビで、多くの人が吸い込んでいる「常在菌」です。健康な肺では病気を起こしませんが、肺に空洞や広がった気管支があったり、体を守る力が落ちていたりすると、肺の中で増えて病気になります。

3つのタイプ

  • 慢性肺アスペルギルス症:気管支拡張症・結核のあと・肺MAC症・COPDなど、肺にもともと病気がある方に起こります。空洞の中に菌のかたまり(菌球)ができたり、炎症が長く続いたりします。このページで主に扱うタイプです。
  • 侵襲性肺アスペルギルス症(IA):白血病の治療中や抗がん剤で免疫が強く落ちている方に起こる、進行の速いタイプです。
  • アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA):喘息の方などで、アスペルギルスにアレルギー反応を起こすタイプです。

▼ IA・ABPAは、それぞれのページでご紹介しています。

侵襲性肺アスペルギルス症(IA)
アレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)

主な症状

  • 痰と咳:いちばん多いのは膿のような痰で、「痰を出すための咳」が増えます。
  • 息苦しさ:肺の炎症や空洞が広がると、息切れが出てきます。
  • 体重減少・食欲不振・発熱:体力を消耗し、微熱やだるさが続く方が多くいます。
  • 血痰・喀血:菌球や炎症で傷んだ血管から出血し、痰に血が混じったりまとまった血が出たりします。

主な原因

太陽堂では、気管支拡張症などほかの肺の病気との併発、体を守る力(免疫)の低下、肺の炎症の3つが重なって起こると考えています。特に肺MAC症や気管支拡張症と併発している方がとても多く、痰の検査で菌が見つかることがきっかけになります。

病院での検査とお薬の分類

胸部CTで空洞や菌球を確認し、血液の抗体検査(アスペルギルス沈降抗体など)や痰の培養検査で診断します。

治療は、アゾール系の抗真菌薬の内服が中心で、半年以上と長く続けることが多くなります。肝臓の数値や視界の変化などの副作用で続けにくい方もいます。菌球が大きい場合は手術、血痰・喀血には止血剤や血管をふさぐ処置(気管支動脈塞栓術)が行われます。IAでは点滴の抗真菌薬、ABPAではステロイドと抗真菌薬が使われます。

一方で、「抗真菌薬を飲んでいても痰と咳が変わらない」「副作用で薬が続けられない」「血痰が怖くて外出できない」といった声も多く聞きます。病院の治療は続けたうえで、体の側から支える方法を探してご相談に来られる方が増えています。

※まとまった量の喀血、息苦しさの急な悪化、高い熱が続く、という場合はすぐに医療機関を受診してください。

漢方での考え方|「菌に働きかける」「体を守る力」「炎症と痰・血の巡り」を整える

漢方では、肺アスペルギルス症を「肺にこもった炎症と膿のような痰」「血の滞り」「体を守る力の低下」が重なった状態と考えます。太陽堂では体を守る力(免疫)をいちばん大切に考え、菌に働きかける漢方薬と免疫を支える漢方薬の2つを基本にしています。

そのうえで、病気が進むと症状によって使う漢方薬が変わります。咳や痰がひどい方には肺の炎症を鎮める漢方薬や肺を潤す漢方薬を、血痰や喀血のある方には血の巡りを整える漢方薬を、だるさや微熱が続く方には体力をつける漢方薬を合わせます。痰の色や咳のひどい時間帯によっても組み立てが変わります。

漢方の見立て主な自覚症状と体質太陽堂の漢方アプローチ(働き)
菌と膿のような痰
「痰熱(たんねつ)」
濃い黄色や茶色の痰、痰を出すための咳、朝や横になると咳がひどい。【菌に働きかける漢方薬】と【肺の炎症を鎮め、痰を出しやすくする漢方薬】を中心に、肺を潤す漢方薬を合わせます。
血の滞りと傷んだ血管
「瘀血(おけつ)」
血痰・喀血をくり返す、突然血痰が出る、舌の色が暗い。【血の巡りを整え、もろい血管を守る漢方薬】を加え、出血をくり返しにくくします。
体を守る力の低下
「気虚(ききょ)」
だるさ・微熱・食欲不振・体重減少、風邪をひくと長引く、炎症の数値(CRP)が下がらない。【体を守る力(免疫)を支え、体力をつける漢方薬】で、菌が増えにくい体の土台を作ります。

※漢方薬はお一人おひとりの体質に合わせてお作りします。病院でのお薬の内容をうかがったうえで、最適な組み合わせをご提案いたします。

この内容以外にも「太陽堂が考える肺疾患」についてお話しを書いています。どうぞ参考にされて下さい。

太陽堂が考える肺疾患 | 新宿の漢方薬局【太陽堂】
新宿の漢方薬局「太陽堂」が肺疾患をどう考えるかをまとめたページです。肺MAC症、気管支拡張症、COPD、咳喘息、間質性肺炎など、病名ではなく「今出…
新宿の漢方薬局【太陽堂】

【薬剤師コラム①】「肺にカビ」と言われたら、まず痰の色と検査結果を見せてください

担当薬剤師:林(調剤薬局・漢方専門薬局での勤務経験あり)

「カビと言われてショックで…」——肺アスペルギルス症のご相談は、気管支拡張症や肺MAC症の経過の中で見つかった方がほとんどです。菌の種類が増えても、見るところは同じです。痰の色と量、咳の出る時間帯、血痰の出方、そして検査の数値(CRP・白血球)。

病院の抗真菌薬は続けていただきます。そのうえで漢方は、菌が増えにくい体を守る力の側と、痰・血痰・だるさといった症状の側を受け持ちます。抗真菌薬の副作用で食欲が落ちている方は、まず食べられる体に戻すことから始めます。

肺MAC症と併発している方は、その分も含めて組み立てを考えます。検査結果とお薬手帳をお持ちのうえ、お気軽にご相談ください。

【改善実例】太陽堂での体質改善エピソード

ここでは、肺アスペルギルス症で痰や咳、炎症の数値に悩まれていた方が、漢方で体質から見直された実例をご紹介します。

50代・女性|気管支拡張症と肺MAC症の経過で、肺アスペルギルス症と診断

  • ご相談時の状態:20年ほど前に気管支拡張症と非結核性抗酸菌症と診断。調子が悪くなかったためしばらく経過観察をしていましたが、半年前に調子が悪くなり病院へ行ったところ「肺アスペルギルス症(肺真菌症)」と診断され、ご相談に来られました。朝方や横になるとひどくなる咳や痰があり、病院で抗真菌薬(ボリコナゾール)を飲んでいたが症状に変わりがないとのことでした。
  • 漢方薬によるアプローチ:菌に働きかける漢方薬(カビへの働きのある漢方薬と、非結核性抗酸菌症に使う漢方薬の2種類)、体を守る力を支える漢方薬、肺を潤す煎じ薬の4種類を組み合わせてご提案しました。

経過:

  • 服用開始から1ヶ月:痰の量が減り、咳の数も半分くらいまでになっているとのこと。効いている感じはあるとおっしゃっていただけました。
  • 服用開始から6ヶ月:咳・痰ともに最初の5分の1くらいまで減っているとのこと。全く出ないということはないが、だいぶ楽になっているとのことでした。
  • 服用開始から9ヶ月:この1年間でいちばん調子が良いとのこと。咳も痰もほとんど出ていないとのことでした。
  • 服用開始から1年3ヶ月:一度だけ無理をしたときに調子を崩したが、その後は調子が良いとのこと。今は咳や痰もほとんど出ることなく元気に過ごしているとのことでした。
  • 服用開始から1年6ヶ月:今回も無理をしたときに一度高熱を出したがすぐに治まったとのこと。咳も痰も増えることなく元気に過ごしているとのことでした。
  • 服用開始から1年9ヶ月:朝に痰・咳は出るが比較的体調良く過ごせているとのこと。風邪も一度ひいたがひどくならずにすんだとのことでした。

60代・女性|肺MAC症の治療中に痰・咳・食欲低下、炎症の数値(CRP)が高い

  • ご相談時の状態:3年ほど前に病院で非結核性抗酸菌症(肺MAC症)と診断。病院のお薬(リファンピシン・エブトール・クラリス・ブイフェンド)を服用しているが症状が気になるようになり、ご相談に来られました。痰と咳、食欲低下、炎症反応が高いこと(CRP 3.5〜9.0)が気になるとのこと。痰の色は薄茶色で、横になったときに咳が出るとのことでした。
  • 漢方薬によるアプローチ:体を守る力を支える漢方薬、菌に働きかける漢方薬(カビへの働きのある漢方薬と、非結核性抗酸菌症に使う漢方薬の2種類)、肺の炎症を鎮める煎じ薬の3種類を組み合わせてご提案しました。

経過:

  • 服用開始から2ヶ月:ご来局時は風邪をひいて咳が出ていましたが、食欲も増え咳も治まっていたとのこと。CRPも1.65まで下がりました。
  • 服用開始から4ヶ月:痰も咳も出ることなく調子良く過ごしているとのこと。CRPも0.13まで下がり、基準値内に入っていました。
  • 服用開始から7ヶ月:一度無理をしたときに肺炎になってしまったが、今は調子が戻って元気に過ごされているとのこと。少し咳が出るときがあるがひどくはなっていないとのことでした。一度上がっていたCRPも0.17まで下がっていました。

※効果には個人差があります。体調の変化を感じるまでの期間は、早い方で1〜3ヶ月程度が目安です。

▼ 最近の実例(症例ページ:3年1ヶ月・2年8ヶ月・2ヶ月)

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【薬剤師コラム②】抗真菌薬の副作用で迷ったときは、やめる前に相談を

担当薬剤師:椙田(病院での勤務経験あり)

肺アスペルギルス症の抗真菌薬は、半年以上続けることが多いお薬です。肝臓の数値が上がる、吐き気や食欲低下、視界がちらつくといった副作用で「もう続けられない」と感じる方は少なくありません。抗真菌薬を減らすかやめるかは主治医と決めることで、自己判断で中止しないでください。

そのうえで漢方が受け持つのは、食欲と体力、痰の切れやすさ、風邪をひきにくい体といった「体の側」です。食べられて体力が保てると、長い治療も続けやすくなります。

まとまった量の血が出た、息苦しさが急に強まった、高い熱が続く、というときは漢方の出番ではなく受診のタイミングです。落ち着いている時期に、菌が増えにくい体づくりをご相談ください。

患者さんの声に他の患者様の症例ものっています。(患者さんの声 アスペルギルス症)どうぞ参考にされて下さい。

アスペルギルス症 | 新宿の漢方薬局【太陽堂】
新宿の漢方薬局【太陽堂】

自宅でできるセルフケア・食養生

漢方薬の服用と併せて、カビを吸い込まない・体力を落とさない生活を心がけましょう。

  • カビの多い場所を避ける:浴室・エアコン・加湿器の掃除、観葉植物の土や堆肥、古い畳やカーペットに注意。掃除や庭仕事ではマスクをつけましょう。
  • 痰を出す習慣:朝と寝る前に、病院で教わった呼吸法や体の向きで痰を出す時間を作りましょう。
  • 体力を落とさない食事:たんぱく質を意識し、冷たいもの・脂っこいものは控えめに。食欲がないときは少量を回数多く。
  • 風邪と乾燥を防ぐ:手洗い・うがい・加湿・マスク。風邪をきっかけに悪化しやすい病気です。
  • 血痰が出たときは記録を:出た日・量・色をメモしておくと、病院でも店頭でも状態を正確に伝えられます。

よくあるご質問(FAQ)

菌に働きかける漢方薬というものがあるのでしょうか?

はい。太陽堂では、菌に働きかける生薬を今のところ7種類、病気によって使い分けています。ピロリ菌や肺MAC症、ニキビなどのご相談にも使うことの多い生薬です。

ただし、漢方薬だけで菌を消すことはできません。病院の抗真菌薬と併用しながら、菌が増えにくい体を作っていく考え方です。

病院の抗真菌薬と併用しても大丈夫ですか?

はい、病院のお薬と併用して問題ありません。

病院のお薬で菌を抑えながら、漢方で体を守る力・痰・血の巡り・体力の側を整えていく役割分担です。お薬の内容によって組み立てを変えますので、お薬手帳をお持ちください。

肺アスペルギルス症は治りますか?

肺の空洞や広がった気管支は元に戻らず、「治ります」とはお約束できません。

ただ、店頭では、痰と咳が減って炎症の数値が落ち着いた方、血痰が出なくなった方、風邪をひいても悪化しにくくなった方は少なくありません。病院の治療を続けながら、菌が増えにくい体を目標にご提案します。

血痰や喀血も相談できますか?

はい。血痰・喀血は、炎症で傷んだ血管からの出血と、血の滞りによるものに分けて考え、血の巡りを整える漢方薬を組み合わせます。ただし、まとまった量の喀血が出たときはすぐに医療機関を受診してください。

どのくらいの期間で変化を感じられますか?

痰の量や咳の回数、食欲やだるさの変化は、早い方で1〜3ヶ月程度で感じられることがあります。炎症の数値や画像の変化は、病院の検査に合わせて半年から1年ほどかけて見ていきます。

費用はどのくらいかかりますか?

目安として、1週間あたり5,000円前後〜(1ヶ月で2万円前後から)とお考えください。相談料は無料です。

体質や組み合わせる漢方の内容によって変わるため、お作りする前に必ず金額をはっきりお伝えし、ご納得いただいてからスタートします。ご予算のご希望も遠慮なくお伝えください。

まとめ|菌が増えにくい体を、病院の治療と一緒に作る

肺アスペルギルス症は、傷んだ肺にカビが増える病気です。だからこそ、菌を抑える病院の治療と、菌が増えにくい体を作ることの両方が大切になります。

病院の抗真菌薬で菌を抑えながら、漢方で体を守る力・肺の炎症と痰・血の巡り・体力を整える。

この両面からのアプローチで、痰と咳・血痰の不安を減らし、悪化をくり返しにくい体を作っていきましょう。

一人で悩まず、新宿の漢方薬局「太陽堂」へどうぞお気軽にご相談ください。

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肺の病気の一覧

太陽堂の特徴

”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”

特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)

特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。

特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。

薬剤師紹介

「担当薬剤師」 林 泰太郎

「学術発表 実績」 
2015年 2016年 2017年 2019年 2020年 2022年 2025年 学術発表

調剤薬局で三年、漢方薬局で三年働き
「漢方薬局 太陽堂」を開局しました。

太陽堂も10周年を迎え多くの方に活用してもらえるようになりました。

日々「一人一人の笑顔を見る為に」頑張ります。

調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も
勉強を積み今に至ります。

病気のお話し、漢方のお話しなど、どんな事でもご相談下さい。

薬剤師紹介

「担当薬剤師」 椙田 彩純

医療職の両親のもとで育ち、病院薬剤師としてキャリアをスタートしました。

西洋医学の限界にもどかしさを感じ、「薬を出し続けるのではなく、治す力を引き出したい」という想いから漢方の道へ進みます。

漢方の治癒力には驚くべき力があります。

ぜひ体験してみて下さい。

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