
「耳の下やあごの下が、何度も腫れては引くのをくり返している…」
「食事を始めると、あごの下がキューッと腫れて痛む…」
「口の中に、ねばねばした白い糸のようなものが出てくる…」
「抗生物質を飲めば治まるけれど、しばらくするとまた腫れる…」
唾液を作る場所(耳の下の耳下腺、あごの下の顎下腺など)が、くり返し腫れるお悩みがあります。
原因は、唾液の通り道にできる石、細菌の感染、アレルギーが関わる「線維素性唾液管炎」、全身の病気など、さまざまです。
まずは耳鼻咽喉科や口腔外科で、原因を調べてもらうことが大切です。
新宿の漢方薬局「太陽堂」では、病院での検査や治療と併用しながら、腫れをくり返しやすい体質の側を整えるお手伝いをいたします。
【この記事の結論:「くり返す唾液腺の腫れ」に対する漢方の考え方】
- 不調の正体(原因):西洋医学では「唾液の通り道がつまる・炎症を起こすこと」とされ、石、細菌、アレルギー、全身の病気などが関わります。漢方では、余分な水と熱のこもり、ねばりのある老廃物、潤いの不足が背景にあるととらえます。
- 漢方の考え方:原因に対する治療は病院が担います。漢方は、水と熱のかたよりを整え、唾液がスムーズに流れやすい土台を養います。
- 対象となる主なお悩み:くり返す耳の下・あごの下の腫れ、食事の時の腫れと痛み、ねばつく唾液、口の渇き。
唾液腺がくり返し腫れる病気とは?西洋医学の原因と病院での治療
主な原因
- 唾石症: 唾液の通り道に石ができ、食事の時に腫れて痛みます。
- 細菌による炎症: 赤く腫れて痛み、熱が出ることがあります。
- 反復性耳下腺炎: 耳下腺の腫れを何度もくり返します。
- 線維素性唾液管炎: アレルギーの関わりが考えられており、白い糸のようなかたまりが唾液の出口から出てくることがあります。
- 全身の病気に伴うもの: シェーグレン症候群などで、腫れや口の渇きが現れます。
- 腫瘍: 痛みのないしこりが続く場合は、検査が必要です。
病院での検査とお薬の分類
耳鼻咽喉科や口腔外科では、触診、超音波(エコー)、CT、血液検査などで原因を調べます。
治療は原因によって異なり、抗菌薬、石を取り除く処置、抗アレルギー薬、炎症をしずめるお薬などが使われます。
唾液の流れを良くするために、水分をとること、唾液腺のマッサージがすすめられることもあります。
原因によって治療がまったく変わるため、自己判断で様子を見続けないことが大切です。
漢方での考え方|唾液の「流れ」と「質」を整える
漢方では、唾液は体の潤いの一部で、胃腸の働きと深く関わると考えます。
余分な水と熱がこもると唾液はねばりやすくなり、流れが滞って腫れにつながります。
反対に、潤いが不足しても、唾液は少なく濃くなり、つまりやすくなります。
| 漢方のとらえ方 | あなたの主な症状・体質 | 太陽堂の漢方アプローチ(働き) |
| 余分な水と熱のこもり 「湿熱(しつねつ)」 | 腫れに赤みや熱感がある。口がねばる、口臭、脂っこい食事やお酒で悪化する。 | 【余分な水と熱をさばく漢方】 こもった水と熱を整え、炎症が長引きにくい状態を目指します。 |
| ねばりのある老廃物 「痰湿(たんしつ)」 | 唾液がねばつく、白いかたまりが出る。体が重だるい、鼻炎やアレルギーがある。 | 【ねばりをさばき、流れを良くする漢方】 ねばりのもとを整え、唾液がスムーズに流れやすい状態を目指します。 |
| 潤いの不足 「陰虚(いんきょ)」 | 口や目が渇く、唾液が少ない。ほてり、更年期以降に気になりだした。 | 【潤いを補う漢方】 体の潤いを補い、唾液がつまりにくい土台を作ります。 |
| ストレスと巡りの滞り | 疲れや緊張が続くと腫れる。喉のつかえ、ため息が多い。 | 【気の巡りを整える漢方】 緊張による巡りの滞りをほどき、体調の波を穏やかにします。 |
※漢方薬はお一人おひとりの体質に合わせてお作りします。ご相談のうえで最適な組み合わせをご提案いたします。
【薬剤師コラム①】腫れが引いている時期こそ、体づくりの時間です
担当薬剤師:石川 満理奈(調剤薬局での勤務経験あり)
腫れて痛む時は、まず病院での治療が最優先です。
一方で、腫れが引いて落ち着いている時期は、「くり返しにくい体」を作るための大切な時間だと考えています。
唾液がねばつきやすい、口が渇きやすい、疲れると腫れる。そうした体のくせを、食事や水分のとり方とあわせて見直していきます。
いつ、どんな時に腫れたのかをメモしておいていただけると、体質を考える大切な手がかりになります。
自宅でできるセルフケア・食養生
- 水分をこまめにとり、唾液がねばつかないようにします。
- よく噛んで食べ、唾液の流れを促します。
- 耳の下やあごの下を、やさしくマッサージします(痛みや熱がある時は控えます)。
- 歯みがきやうがいで、口の中を清潔に保ちます。
- お酒、脂っこい食事、甘い物のとりすぎを控えます。
【薬剤師コラム②】まずは原因の検査を。そのうえで体質の側を整えます
担当薬剤師:前原 信太郎(調剤薬局での勤務経験あり)
唾液腺の腫れには、石や細菌、アレルギー、全身の病気、まれに腫瘍と、さまざまな原因があります。
そのため、最初の一歩は、耳鼻咽喉科や口腔外科で原因を調べていただくことです。ここは漢方が代わりになれるところではありません。
そのうえで、治療を受けてもくり返す、原因がはっきりしないと言われた、という場合に、体質の側から整えていくのが漢方の役割です。
患者さんの声(症例)にも、耳・鼻・のどのお悩みの記録を多数のせています。どうぞ参考にされてください。
▶︎ [症例-耳鼻咽喉疾患の一覧を見る | 新宿の漢方薬局【太陽堂】](※内部リンクを設定)
よくあるご質問(FAQ)
Q. 病院の抗菌薬や抗アレルギー薬を使っていますが、漢方薬は併用できますか?
A. はい、併用していただけます。
病院の治療はそのまま続けてください。お薬手帳など、今の治療内容が分かるものをお持ちいただけると、飲み合わせを確認したうえでご提案できます。
Q. どのくらいの期間で変化を感じられますか?
A. 口のねばつきや渇き、疲れやすさなどの変化は、早い方で1〜3ヶ月程度で感じられることがあります。
腫れは不定期に起こるため、「腫れる回数や強さが変わってきたか」を、3〜6ヶ月の単位で見ていきます。
Q. どのような時に病院を受診すべきですか?
A. 強い痛みと赤い腫れ、発熱がある時、口が開けにくい・飲み込みにくい時は、早めに耳鼻咽喉科や口腔外科を受診してください。
痛みのないしこりが続く、少しずつ大きくなる、顔の動きが悪くなった場合も、必ず検査を受けてください。
まとめ|原因の治療と、くり返さない体づくりを
唾液腺の腫れは、くり返すたびに「またか」と気持ちが沈むお悩みです。
病院で原因を確認し、治療を受けたうえで、唾液の流れと質を体質から整えていく。それが漢方の役割だと考えています。
どうぞお気軽にご相談ください。
その他にも疑問に思ったことがあればお気軽にお問い合わせください。

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太陽堂の特徴
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