MENU
  • 全国実力薬局100選 漢方薬局総合部門
  • 太陽堂の特徴
  • はじめての方へ
  • スタッフ紹介
  • 太陽堂の症例・漢方治療歴
  • ご相談の多い症状
  • ブログ
  • アクセス

お問い合わせはこちら

03-3356-7997


新宿の漢方薬局【太陽堂】
  • ホーム
  • 太陽堂について
    • 太陽堂の特徴
    • はじめての方へ
    • スタッフ紹介
  • 症例・漢方治療歴
  • ご相談の多い症状
  • アクセス
  • ブログ
  • お問い合わせ
新宿の漢方薬局【太陽堂】
  • ホーム
  • 太陽堂について
    • 太陽堂の特徴
    • はじめての方へ
    • スタッフ紹介
  • 症例・漢方治療歴
  • ご相談の多い症状
  • アクセス
  • ブログ
  • お問い合わせ

【薬剤師解説】痔の漢方「乙字湯(おつじとう)」の秘密。なぜ“肝臓”のケアがお尻の悩みをサポートするのか?

2026 8/07
ブログ
2026年4月9日2026年8月7日
  1. ホーム
  2. ブログ
  3. 【薬剤師解説】痔の漢方「乙字湯(おつじとう)」の秘密。なぜ“肝臓”のケアがお尻の悩みをサポートするのか?
目次

痔の定番漢方「乙字湯(おつじとう)」とは?

痔の痛みや腫れに悩んで漢方薬を調べたことのある方なら、一度は「乙字湯(おつじとう)」という名前を目にしたことがあるかもしれません。

病院(肛門科)でも処方されることが多く、いぼ痔(痔核)の代表的な漢方薬として知られています。 しかし、単に「お尻の炎症を抑える薬」と思われがちですが、実はそのメカニズムには東洋医学の奥深い知恵が隠されています。

今回は、乙字湯がどのような生薬から構成されているのか、そして、なぜ「肝臓」の働きが痔の改善に関係してくるのかについて、太陽堂の薬剤師が専門的な視点から分かりやすく解説します。


乙字湯を構成する6つの生薬とその役割

乙字湯は、ただ痛みを止めるだけではなく、炎症、便通、そして「下がったものを上げる」という複数のアプローチを同時に行うため、6種類の生薬が絶妙なバランスで配合されています。

  1. 柴胡(サイコ): 肝の熱を冷まし、ストレスなどで滞った気を巡らせます。
  2. 黄芩(オウゴン): 柴胡と一緒に働き、体の上部にこもった熱や炎症を鎮めます。
  3. 当帰(トウキ): 滞った血流を優しく流し、患部に栄養を運びます。
  4. 升麻(ショウマ): 下に下がってしまった気(エネルギー)を「上に引き上げる(昇提作用)」という、非常に特徴的な働きを持ちます。脱肛などのサポートに重要です。
  5. 大黄(ダイオウ): 余分な熱を冷まし、便通を促すことで、排便時のいきみによる肛門への負担を減らします。
  6. 甘草(カンゾウ): 急な痛みや筋肉の緊張を和らげ、全体の生薬のバランスを調和させます。

これらの生薬がチームとして働くことで、患部の炎症を和らげながら便通をスムーズにし、いぼ痔(痔核)による痛みをサポートするのです。


【核心】なぜ痔の薬に「肝臓」のケアが必要なのか?

乙字湯のメカニズムを語る上で欠かせないのが、「門脈(もんみゃく)」のうっ血と「肝臓」の関係です。ここが、乙字湯が単なる痛み止めとは異なる最大の理由です。

【コラム】薬剤師 前原の視点「小柴胡湯から進化した『お尻のための処方』」

西洋医学の解剖学的な視点で見ると、お尻(直腸や肛門周辺)の静脈は『門脈』という太い血管を通じて、最終的に肝臓へと繋がっています。

疲労、ストレス、アルコールなどで肝臓の働きが低下すると、この門脈で血流の渋滞(うっ血)が起こります。行き場を失った血液は、一番下にある肛門周辺の静脈に溜まり、風船のように膨らんでしまいます。これがいぼ痔(痔核)の正体です。

実は、乙字湯は肝臓の働きを整える代表的な漢方薬『小柴胡湯(ショウサイコトウ)』をベースに作られています(小柴胡湯の変法と呼ばれます)。

小柴胡湯が持つ『門脈の血流を良くする働き(柴胡・黄芩など)』を残しつつ、胃腸薬の成分を抜き、代わりに『当帰(血流改善)』『升麻(引き上げ)』『大黄(便通改善)』などを加えることで、肝臓のうっ血を解消しながらお尻のトラブルに特化したのが乙字湯なのです。

このように、乙字湯は「肝臓の疲れによる門脈のうっ血」を根本から流すことで、痔をサポートするという、非常に論理的なアプローチを行っています。


あなたの痔はどのタイプ?「甲字湯」やその他の漢方との違い

乙字湯は優れた漢方薬ですが、万能ではありません。痔の原因が「門脈のうっ血」以外にある場合は、別の漢方薬が適している、あるいは併用が必要なケースがあります。

血行不良(冷え)が強い場合は「甲字湯(こうじとう)」

「甲字湯」は、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)をベースにした処方です。 乙字湯が「便秘・炎症・肝のうっ血」に向いているのに対し、甲字湯は「冷え・慢性的な血流の滞り(瘀血)」が原因で痔を繰り返す方に用いられます。

痛みが激しい時のレスキュー「麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)」

本来は気管支喘息などに使われる漢方ですが、局所の強い熱と腫れを鎮める働きがあるため、激しい痔の痛みに対して一時的に併用されることがあります。

※「いぼ痔全般の原因」や「西洋薬と漢方薬のアプローチの違い(火消しと防火)」については、こちらの記事で詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。

【薬剤師監修】いぼ痔(痔核)の痛みに。繰り返す痔のお悩みに寄り添う漢方薬と養生法 | 新宿の漢方薬局【…
「排便のたびに痛みや出血があり、トイレが憂鬱」「塗り薬でしのいでも何度も繰り返す」——誰にも言えない痔のお悩みに。新宿の漢方薬局「太陽堂」の薬…
新宿の漢方薬局【太陽堂】

乙字湯に関するFAQ(よくある質問)

乙字湯を飲むとお腹がゆるくなりますか?

はい、その可能性があります。

乙字湯には便通を促す「大黄(ダイオウ)」が含まれています。

元々下痢をしやすい方や胃腸が極端に虚弱な方には、負担になる場合があります。その場合は、大黄の量を減らす(オーダーメイド調合の場合)か、別の漢方薬をご提案する必要があります。

乙字湯だけで痔は治りますか?

乙字湯は体質をサポートする有効な手段ですが、痔は生活習慣病の一面もあります。

「冷え」「長時間の座りっぱなし」「アルコールの摂りすぎ(肝臓への負担)」などを見直すことも、再発を防ぐために非常に重要です。


まとめ:乙字湯の強みは「肝臓からのアプローチ」

痔の代表的な漢方薬「乙字湯」について、その生薬の構成と、肝臓(門脈)との深い関係について解説しました。

  • 乙字湯は「小柴胡湯」をベースに、お尻のトラブルに特化させた処方である
  • 肝臓の疲れによる「門脈のうっ血」を流すことで、根本から痔をサポートする
  • 便秘、炎症、そして「下がったものを引き上げる」働きを持つ

「自分の痔の原因が肝臓からきているのか分からない」
「乙字湯を飲んでもお腹が痛くなるだけで合っていない気がする」

そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度太陽堂の専門薬剤師にご相談ください。
あなたのお悩みの根本原因を見極め、体質にぴったり合った最適なアプローチをご提案いたします。

痔核
脱肛

太陽堂の特徴

”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”

特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)

特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。

特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。

記事作成者 薬剤師 前原 信太郎

実績:伝統漢方研究会 2017年・2021年・2025年 学術発表

沖縄で開業医をしていた祖父と薬の話しをしていた事から薬剤師の道を目指すように。

調剤薬局の薬剤師として6年間勤務。

漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。

調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。

太陽堂について詳しく見る

記事作成者 薬剤師 石川 満理奈

得意な疾患:胃腸疾患・耳鼻咽喉疾患・不妊症・婦人科・肝臓・腎臓

開業医だった父の影響で小さい頃から医療は身近に。

薬学部を卒業後、調剤薬局に勤務。

自分自身の胃腸の不調も漢方薬により改善。

よりご来局頂いた方の体質に沿った治療の選択をできるようになりたいという思いから「漢方の道」へ。

太陽堂ブログ 人気記事

  • ブログ

    【開局10年の記録】「もう治らない」と諦めかけているあなたへ。月900名の相談を受ける薬剤師が語る、漢方が「届く」理由

    2026年2月6日
  • 漢方の正しい飲み方を解説する図解
    ブログ

    漢方の正しい飲み方ガイド|食前・食間の理由、苦い時の対策を専門家が解説

    2025年12月20日
  • 病院の漢方(粉薬)と漢方薬局の漢方(高品質な生薬・煎じ薬)の違いを左右で比較したイラスト。漢方薬局の値段が高い3つの理由を解説する、新宿・太陽堂のブログ用サムネイル画像。
    ブログ

    なぜ漢方薬局の漢方は値段が高いのか?病院との3つの違いと納得の理由

    2025年12月19日
ブログ
漢方薬について
  • 2026 04/08 気管支拡張症[11ヶ月]
  • 2026 04/09 萎縮性胃炎・逆流性食道炎[2年2ヶ月]

関連記事

  • 和風水彩画スタイルで描かれた、漢方薬「五淋散」の解説用サムネイル。古い紙のテクスチャの背景。上部に大きな文字で「痛みの強い膀胱炎に。」、その下に「五淋散はどんな漢方?」のテキスト。立ち上る湯気と複雑な渦巻き模様のある伝統的な陶器の薬碗が中央にあり、右下に痛みを示す小さな稲妻マークの付いた赤い膀胱のアイコンが配置されている。碗を囲んで、茯苓、沢瀉、当帰、黄芩、山梔子、木通の6つの生薬のイラストと名前が配置されている。下部には「痛みの強い膀胱炎のサポートに。猪苓湯・竜胆瀉肝湯との使い分け」と記されている。
    【薬剤師監修】五淋散はどんな漢方?痛みを伴う排尿トラブルのサポートと猪苓湯・竜胆瀉肝湯との使い分け
    2026年8月15日
  • 和風水彩画スタイルで描かれた、漢方薬「清心蓮子飲」の解説用サムネイル。古い紙のテクスチャの背景。前回のサムネイルと共通の薬碗を使用。上部に「清心蓮子飲はどんな漢方?」、その下に「清心蓮子飲(せいしんれんしいん)」のテキスト。立ち上る湯気と複雑な渦巻き模様のある伝統的な陶器の薬碗が中央にある。碗を囲んで、蓮子、茯苓、人参、麦門冬、黄芩、車前子の6つの生薬のイラストと名前が配置されている。下部には「検査で異常がない頻尿・残尿感と『自律神経』の関係に。」と記されている。
    【薬剤師監修】清心蓮子飲はどんな漢方?検査で異常がない頻尿・残尿感と自律神経の関係
    2026年8月15日
  • 水彩画風のタッチで描かれた「麻子仁丸」の解説用サムネイル画像。古い紙のような背景の中央に、湯気が立つ漢方薬が入った器が描かれている。上部には「【薬剤師監修】麻子仁丸はどんな漢方?」、下部には「ご高齢の方のコロコロ便秘と『潤して滑らせる』考え方」というテキストが配置され、周囲には構成生薬や便秘に関連するイラストが添えられている。
    【薬剤師監修】麻子仁丸はどんな漢方?ご高齢の方のコロコロ便秘と「潤して滑らせる」考え方
    2026年8月15日
  • 水彩画風のタッチで描かれた「竜胆瀉肝湯」の解説用サムネイル画像。古い紙のような背景の中央に、湯気が立つ漢方薬が入った器が描かれている。上部には「【薬剤師監修】竜胆瀉肝湯はどんな漢方?」、下部には「繰り返す膀胱炎・排尿トラブルへの使い方と使い分け」というテキストが配置され、周囲には構成生薬や排尿トラブルをイメージさせるイラストが添えられている。
    【薬剤師監修】竜胆瀉肝湯はどんな漢方?繰り返す排尿の不快感へのサポートと使い分け
    2026年8月15日
  • 水彩画風のタッチで描かれた「桔梗湯」の解説用サムネイル画像。古い紙のような背景の中央に、湯気が立つ漢方薬が入った器が描かれている。上部には「【薬剤師監修】桔梗湯はどんな漢方?」、下部には「喉の痛みへの使い方と『うがいしながら飲む』のコツ」というテキストが配置され、周囲には桔梗や甘草などの生薬のイラストが添えられている。
    【薬剤師監修】桔梗湯はどんな漢方?喉の違和感への使い方と「うがいしながら飲む」コツ
    2026年8月15日
  • 水彩画風のタッチで描かれた「清上防風湯」の解説用サムネイル画像。古い紙のような背景の中央に、湯気が立つ漢方薬が入った器が描かれている。上部には「【薬剤師監修】清上防風湯はどんな漢方?」、下部には「若い方の赤ニキビ・顔のほてりへの使い方と使い分け」というテキストが配置され、周囲には構成生薬や顔の赤み・ニキビをイメージさせるイラストが添えられている。
    【薬剤師監修】清上防風湯はどんな漢方?顔のほてりと赤いポツポツ肌へのサポートと使い分け
    2026年8月15日
  • 水彩画風のタッチで描かれた「十全大補湯」の解説用サムネイル画像。古い紙のような背景の中央に、湯気が立つ漢方薬が入った器が描かれている。上部には「【薬剤師監修】十全大補湯はどんな漢方?」、下部には「『十の生薬』の意味と補中益気湯・人参養栄湯との使い分け」というテキストが配置され、周囲には複数の生薬のイラストが添えられている。
    【薬剤師監修】十全大補湯はどんな漢方?「十の生薬」の意味と補中益気湯・人参養栄湯との使い分け
    2026年8月15日
  • 水彩画風のタッチで描かれた「甘麦大棗湯」の解説用サムネイル画像。古い紙のような背景の中央に、湯気が立つ漢方薬が入った器が描かれている。上部には「【薬剤師監修】甘麦大棗湯はどんな漢方?」、下部には「子どもの夜泣き・かんしゃくと『発作的な感情の波』に」というテキストが配置され、周囲には小麦、甘草、大棗の生薬のイラストが添えられている。
    【薬剤師監修】甘麦大棗湯はどんな漢方?子どもの夜泣き・感情の波のサポートと抑肝散との使い分け
    2026年8月15日
お問い合わせはこちら

所在地:〒160-0005  東京都新宿区愛住町19-16富士ビル4F

許可番号:薬局開設許可番号 7新保衛薬第158号

薬局の管理および運営に関する事項・要指導医薬品及び一般用医薬品(OTC)の販売制度に関する事項

取り扱っている漢方薬はこちら

  • TOP
  • お店情報紹介
  • 太陽堂の症例・漢方治療歴
  • 漢方の太陽堂から初めての方へ
  • 返金・返品に関する内容について
  • お問い合わせ

© 新宿の漢方薬局【太陽堂】.

目次