
「自分のよだれが気持ち悪くて飲み込めない…」
「常に空のペットボトルやタオルを持ち歩かないと生活できない」
「寝ている間もよだれが溢れて、溺れそうになって目が覚める」
一般的な「吐き気」のつわりとは違い、周囲に分かってもらいにくい「よだれづわり(唾液過多)」。
口の中にネバネバとした唾液が絶え間なく湧き出し、吐き出しても吐き出してもキリがない。外出もできず、夜も眠れず、「一体いつまで続くの…」と精神的に追い詰められていませんか?
産婦人科で相談しても「病気じゃないから」「産むまで我慢するしかない」と言われ、絶望しているお母さんも多いと思います。
しかし、東洋医学(漢方)の視点で見ると、よだれづわりには明確な原因があり、「溢れる水を捌(さば)く」アプローチで楽になることが多い症状でもあります。
今回は、よだれづわりの原因と、ご自宅で今すぐできるケア、そして漢方の力で不快感をスッと鎮める方法についてお話しします。
なぜよだれが止まらない?原因は「胃の冷え」と「水たまり」
よだれづわりは、東洋医学では「水毒(すいどく)」と「胃の冷え」が組み合わさって起きていると考えます。
妊娠による急激なホルモン変化やストレスによって、胃腸の働きがストップし、極度に冷え切ってしまった状態です。
胃腸が冷えて動かなくなると、飲んだ水分を正しく消化・吸収できず、胃の中にチャポチャポと「余分な水たまり」ができてしまいます。
行き場を失った水分は、下に降りることができず、上(口)へ上へと逆流してきます。
これが、止まらない「よだれ」の正体です。つまり、よだれづわりは口の中の問題ではなく、「胃に水が溢れているサイン」なのです。
太陽堂が教える!よだれづわりを和らげる「自宅ケア」
「今すぐこの口の中の気持ち悪さをどうにかしたい!」という方へ。
漢方薬局である私たちが、実際にお客様にアドバイスしている、胃の冷えと吐き気を和らげる自宅ケアをご紹介します。
① 「生の生姜(しょうが)のしぼり汁」を水に溶かす
生姜は、漢方の世界では「生姜(しょうきょう)」と呼ばれる立派な生薬です。胃腸をじんわりと温め、吐き気を強力に鎮め、余分な水分を捌く働きがあります。
すりおろした生の生姜のしぼり汁をほんの数滴、お水に溶かして、チビチビと舐めるように飲んでみてください。口の中のネバネバ感がスッキリし、胃のムカツキが和らぎます。
注意!「温かいもの」は吐き気を誘発します
「胃が冷えているなら、温かいお湯やスープを飲んだ方がいいの?」と思われがちですが、ここが最大の注意点です。
つわりの時期は、「温かいものの湯気や匂い」が自律神経を刺激し、強烈な吐き気を誘発してしまいます。
生姜水を飲む時や水分補給をする時は、決して熱くせず、「常温」または「少しだけ冷やした状態」のものを、スプーンなどで一口ずつゆっくりと飲むようにしてください。

【漢方のアプローチ】「溢れる水」を根本から排出する
自宅ケア(生姜など)だけでは追いつかないほどよだれが溢れる場合は、漢方薬の出番です。
漢方薬局「太陽堂」では、以下のステップでよだれづわりの根本原因にアプローチします。
| 治療ステップ | よだれづわりの原因 | 太陽堂の漢方アプローチ |
| ステップ① 胃の「水たまり」を抜く | 【水毒(水はけの悪さ)】 胃腸が処理しきれなかった水分がチャポチャポと溜まり、行き場を失って口まで逆流している状態。 | 余分な水を尿として排出する(利水滲湿) 体内の水分代謝を一気に活発にする漢方薬を使います。胃に溜まった水を尿としてスッキリと捌くことで、口へ逆流するよだれを物理的に減らします。 |
| ステップ② 胃を温めて働きを戻す | 【胃寒(胃の極度な冷え)】 冷えによって胃腸の動きが完全にストップし、水分を下に降ろす力がなくなっている状態。 | 胃を優しく温め、吐き気を鎮める(温胃降逆) 冷え切った胃腸を芯から温め、上へ上へと逆流する気(吐き気)をスッと下に降ろす生薬(半夏や生姜など)を使い、不快感を根本から鎮めます。 |
【薬剤師 前原先生の視点】
「よだれづわり」は、漢方が最も得意とする分野の一つです
西洋医学(病院)では、よだれづわりに対する特効薬は今のところなく、「脱水を防ぐための点滴」が中心になります。しかし、点滴で水分を入れても、「よだれが止まらない気持ち悪さ」自体はなかなか消えません。
東洋医学には「水毒を捌く」という独自の概念があるため、実はよだれづわりは漢方薬が非常に良く効く症状です。体質にピタッと合った漢方を飲むと、「数日でよだれがピタッと止まり、夜眠れるようになった」と驚かれる方がたくさんいらっしゃいます。
【薬剤師 石川先生の視点】
「そのつらさ」を、一人で抱え込まないで
「家の中でもずっとタオルを噛んでいる」「出先でよだれを吐き出す自分が惨めで泣けてくる」と、ボロボロになってご相談に来られるお母さんのお話を伺うたび、胸が締め付けられます。
誰にも理解されないこの辛さを、これ以上一人で耐える必要はありません。「お腹の赤ちゃんのために我慢しなきゃ」と自分を追い詰めず、お母さん自身が少しでも快適に、笑顔で過ごせる方法を私たちと一緒に見つけていきましょうね。
漢方で「よだれづわり」から解放された実例はこちら
「妊娠中に漢方薬を飲んでも本当に赤ちゃんに影響はないの?」
「何も飲み込めない状態でも、漢方薬なら飲める?」
というご不安がある方は、以下の「つわり(妊娠悪阻)」専門ページをご覧ください。
太陽堂が厳選する安全な漢方薬で、実際に「飲み込めないほどのよだれづわり」がストップし、ご飯が食べられるようになった患者様(30代女性)の実例や、つわり時の漢方の飲み方のコツを詳しくご紹介しています。
▼ 溢れるよだれの地獄から抜け出し、穏やかなマタニティライフを取り戻したい方はこちら
よだれづわりと自宅ケア・漢方に関するよくあるご質問(FAQ)
「生の生姜水」は1日にどれくらい飲んでも良いですか?
1回1口ずつ、頻繁に舐めるように飲んでいただいて大丈夫です。
生姜は漢方の生薬ですが、食材でもあります。つわりが辛い時は、水分補給も兼ねて、常温の生姜水を1回1口ずつ、1日に何度でも舐めるように飲んでください。
一度にたくさん飲むと胃を刺激してしまうので、少量ずつ(1日数回に分けて)舐めるように飲むのがポイントです。少量でも効果は発揮されますのでご安心ください。
仕事中で生姜水を頻繁に飲めない時、何か別の対策はありますか?
小さな「氷」を口に含むのも、唾液を抑えるのに有効です。
生姜水ほど強力ではありませんが、小さな氷を口に含み、胃を少しだけ冷やすことで(冷えすぎない程度に)、一時的に唾液の分泌を抑えることができます。
ただし、胃を冷やしすぎると根本的な改善(水毒の解消)が遅れる原因にもなるので、あくまで緊急時の対策として活用してください。
よだれは漢方で良くなりましたが、匂いづわりがまだ辛いです。同じ漢方で効きますか?
症状が変われば、お薬も変える可能性があります。
「つわり」と一口に言っても症状は人それぞれです。よだれづわり(水毒・胃の冷え)と匂いづわり(自律神経の乱れ)は、漢方的な原因が異なります。
まとめ:もう我慢しなくていい。「水」を捌いてスッキリしよう
「いつになったら終わるの?」
「よだれさえ止まれば、もっとマタニティライフを楽しめるのに…」
毎日溢れるよだれと闘い、吐き気と睡眠不足でフラフラになりながら、お腹の命を必死に守り続けているあなたは、本当に頑張っています。
よだれづわりは、「病気じゃないから」と諦めなければならないものではありません。胃腸のSOSである「冷え」と「水たまり」を漢方で優しく整えてあげることで、その不快感は必ず和らいでいきます。
生姜水などの自宅ケアを試しても辛い時、あるいは「もう限界…」と心が折れそうになった時は、ぜひ一度、新宿の漢方薬局「太陽堂」にご相談ください。
母体にも赤ちゃんにも優しい漢方薬で、口の中のネバネバと気持ち悪さをスッキリさせ、あなたが心からリラックスして過ごせる毎日を取り戻すサポートをいたします。
太陽堂の特徴
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
記事作成者 薬剤師 石川 満理奈

得意な疾患:胃腸疾患・耳鼻咽喉疾患・不妊症・婦人科・肝臓・腎臓
開業医だった父の影響で小さい頃から医療は身近に。
薬学部を卒業後、調剤薬局に勤務。
自分自身の胃腸の不調も漢方薬により改善。
よりご来局頂いた方の体質に沿った治療の選択をできるようになりたいという思いから「漢方の道」へ。
記事作成者 薬剤師 前原 信太郎

実績:伝統漢方研究会 2017年・2021年・2025年 学術発表
沖縄で開業医をしていた祖父と薬の話しをしていた事から薬剤師の道を目指すように。
調剤薬局の薬剤師として6年間勤務。
漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。
調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。














