太陽堂が考える婦人科疾患

太陽堂が婦人科疾患で最も重視するのは「血流」

ここ半世紀の間に食や生活の環境が大きく変わり、それに合わせるように多くの女性が婦人科疾患を抱えている印象を覚えます。
 
子宮内膜症
子宮筋腫
卵巣嚢腫
子宮腺筋症
PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)
 
これらは痛みや生理の不調を引き起こし、日常の生活に影を指す他にも不妊症の原因になり、進行すれば重大な病気に繋がります。
 
様々な病名がありますが、太陽堂では疾患名だけに捉われず「血流」からお身体を読み解いていきます。

もう少し詳しく分けると、その方は「オ血」なのか「血虚」なのかで考えていきます。

婦人科疾患のほとんどは血流に偏りがある

ここで言う「オ血」とは、血流が滞っていて流れが悪かったり、その影響で身体が熱を持ってしまう状態を指します。

そして「血虚(けっきょ)」とは、身体に血が不足しており、熱が産生できずに冷えを伴うこともある状態を指します。
 
例えば「子宮筋腫」は、「長く積み重なった血の固まり」と考え、血流の滞りによる「オ血」として捉えていきます。

「子宮内膜症」は「血液がスムーズに流れずに代謝の乱れから来る冷え」と考え、「血虚」として捉えていきます。
※オ血が原因となる場合もあります。
 
このように婦人科疾患は血流の偏りが関係してることが多く、血液検査の数値以外にもヒアリングや舌の状態を見て判断していきます。
 
血流以外にも、身体の水の流れや自律神経の乱れ、活力の低下が原因になることもあるので見極めが大切です。

婦人科疾患は自律神経や食生活と連動しやすい

婦人科疾患にはハッキリした原因の分からないものが多くありますが、太陽堂では自律神経(ストレス)や食生活の乱れが疾患の増悪にも繋がると考えています。
 
たとえば「子宮内膜症」「PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)」などはホルモンバランスの乱れが原因とも言われていますが、ストレスや欧米食の環境下でさらに発症頻度が上がると考えられます。
 
自律神経のバランスが崩れると、脳から卵巣へと分泌されるホルモン経路に乱れが生じるためです。
 
また、欧米食は油や糖質を多く含み、油や糖質の取り過ぎは血をドロドロにして血流の悪化に繋がるためです。

それらを踏まえると婦人科疾患の改善のためには、ストレスの発散や食生活の見直しが必要不可欠です。

太陽堂で使う婦人科疾患に対しての漢方薬

冒頭でも伝えている通り、太陽堂では血流に対する漢方薬を中心に考えていきます。

オ血が原因の場合は「血流を整える漢方薬」を。
 
血虚が原因の場合は「血を補い、巡らせていく漢方薬」を。

オ血と血虚、どちらも見られる時には「血を補いながら血流を整える漢方薬」を使っていきます。
 
血流以外に考える漢方薬として
 
自律神経(ストレス)の乱れがある場合には「自律神経を整える漢方薬」
 
食生活の乱れがある場合は「余分な脂などの排出を促す漢方薬」
 
など症状や原因を考えながら検討していきます。

※疾患別のご説明はこちらから。
 
子宮内膜症
 
子宮筋腫
 
卵巣嚢腫
 
子宮腺筋症
 
PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)

まずは血流を整える意識から

婦人科疾患のほとんどは血流に由来する、というお話をしてきました。
 
血流を整える、または悪くしないようにする対策として
 
・ウォーキングなどの下半身を動かす運動
・甘いものや脂物の取り過ぎを控える
・入浴(湯船につかる)
・禁煙
 
などを心がけてみてください。
 
血流を整えるための運動や入浴が、自然と冷えの改善に繋がってカラダ作りをサポートしてくれますよ。

太陽堂の特徴
 
”当薬局のHPをご覧いただき、ありがとうございます。
私たち太陽堂は「一人でも多くの方の笑顔を見る為に」という思いのもと開局しました。
漢方薬とお客様の出会いがお悩み、体質改善の一助になれれば幸いです。”
 
特徴その1.
当薬局では、お客様「ひとりひとりに合わせた漢方薬」をその場で調合いたします。
そのため初めてのご相談では、「約1時間~1時間半」ほど相談時間をいただいております。
(遠方のお客様や、お忙しいお客様へは配送の受付もしております。詳しくはお問合せください)
 
特徴その2.
お作りする漢方薬は、国内外から厳選した生薬の力を、余すことなくお客様に届けるため
「煎じ薬」をお勧めしております。
 
特徴その3.
当薬局は漢方専門の薬剤師が「得意とする専門分野」にわかれて日々研鑽しています。
お客様の健康を第一に考え、漢方の勉強会なども積極的に開催しております。
 
「担当薬剤師」 前原 信太郎
 
「学術発表 実績」 2017年 2021年 学術発表
 
調剤薬局の薬剤師として6年間勤めました。
漢方の勉強をして、より患者さんの治療の選択肢の幅を広げたいという思いから「漢方の道」に。
調剤薬局も経験している為、西洋学の知識も勉強を積み今に至ります。
 

 

 
執筆:薬剤師 前原信太郎
参考文献
病気が見える 婦人科・乳腺外科 (株)メディックメディア

※症状や効果効能は個人差があります。同等の効果を保証するものではないので、ご了承ください。